作った個人開発アプリと創作活動について20人でオンラインブレストした話

はじめに

私(@tRiaeZ1)は個人開発アプリとして、WorldTypeという「物語を作るひとのためのWebサービス」を作っています。
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今回はブレストLiveというオンラインブレーンストーミングサービスを使って「小説家のためのアプリってどんなの?」みたいなことを20人ぐらいで話しあった話をします!

この記事では
- どういう準備をしたのか
- どんなことが話し合われたか
- やってどうだったか

みたいなところを書きたいと思います。

どういう準備をしたか

ブレストLiveの運営者の名人さん(@Meijin_garden)に協力していただき、準備を進めました。
事前準備としては
- どういうテーマで話し合うか
- どうやって人を集めるか

を決めて粛々と実行していく、みたいな感じです。

どういうテーマで話し合うか

まず、どういうテーマを設定すれば有益なブレストになるか。ということを考えます。
このブレストを通して私が欲しい答えを直裁にいってしまうと
「自分のアプリの改善点が知りたい」
「作家の人がどういう課題を持っているか知りたい」
だったのですが、これをこのままテーマとしてしまうと以下のような課題が出てくることが予想されました。
- 話し合う範囲が狭まる
- そもそも人が集まらない

特に二番目の問題は致命的です。
「物語を書くために必要なアプリの機能を考えたい」と思う人がどれくらいいるかということを考えてみると、自分の知り合いの中ではほとんどいないだろうと予想されました。
(恐らく日本全国を探せばそれなりにいるとは思いますが)

一応自分のアプリの中でこのイベントのことを広報しようとは思っていましたが、どれくらい集まるかは不透明です。

やってみたら人が全然集まらないという事態は哀しいですし、避けたいですよね。

それでどうしたか

なので、もっとテーマの幅を広げて一般の人でも入りやすいブレストにしようと考え、結果的に以下のように設定することにしました。

  1. 良い物語を作るには何が必要?
  2. 小説家の人に必要なアプリの機能って?
  3. 効果的な小説の宣伝方法
  4. その他

それぞれ、
「小説を書かない人でもアイデアを出しやすいもの」
「WorldTypeなどのユーザーさんからの要望」
「小説を書く人がよく悩んでいそうな課題」
「それ以外に言いたいこと」
を受け付ける役割を持っています。

結果的にたくさんのアイデアが集まったのを見ると、このテーマ設定はそこそこ成功だったのかな、と思います。

どうやって人を集めるか

どのイベントでもそうだと思いますが、これが一番の難題でした。

下手くそなりにやったことをつらつらと羅列しますが、ちょっとここは正直よくわかってません。
1. 運営者の人に人を集めてもらう(知り合いなどに声を掛けてもらって集めてもらいました)
2. 自分が運営するアプリなどで告知する(多分最終的に200人ぐらいにはアプローチできてるけど参加率は不明)
3. Twitterなどで一日一回程度告知する(これはあまり効果なかったか? 2,3人きてくれたのかな?)
4. 自分の友だちや知り合いに声をかける(仕事が忙しくてこれない人もいたけど、何人かきてくれた)

結局、友だち・知り合いといったリアルな繋がりで来てくれる人が多かったな、という印象です。あまり新しい広がりは持ててないですね。

ただ、自分の周りの人にがんばってアプローチしていくというのは今回が初めての経験だったので、その意味では何か殻を破れたような気がします。
(今まで、「くどい」と思われてるかな、という恐怖心があってなかなかできてなかったんですよね)

最終的に20人ぐらいの集まりになったのはとても良かったです。

どんなことが話し合われたか

細かい内容はこれをそのまま見ていただくのが一番いいと思います。

こういう風にふせんをたくさん貼って話し合いました。
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総括としては
- 良い物語を作るには何が必要?
- 作者の能力(知識だったり経験だったり技術力だったり)
- 作者の周りで読んでくれる人(評価してくれる人)
- 読者の期待通り+期待をいい意味で裏切るような展開(伏線)
- 魅力的なキャラクター/世界観
- 自分が作品を愛せること
- 小説家の人に必要なアプリの機能って?
- 校正機能
- キャラクターの属性管理機能
- 作品に関連する情報のリコメンド
- 共作機能
- 効果的な小説の宣伝方法
- Twitter
- 綺麗な表紙/挿絵
- 似ている小説のリコメンド

こんな感じ。
一個一個は「すごいアイデア」ってないんだけど、全部わーって見ていくとなんか自分の中の「創作」に対する解像度がすごい上がっていくような感じがします。

なんだろう、言語化しないまま頭の中にぼんやり置いておいたものが目の前に現れてくれた、みたいな感じ。

この辺は頭の片隅を過ぎったこともないアイデアだったので、これもうブレストやってメッチャよかったわって思いました。
- 作者を褒めてくれる
- プロットのテンプレを共有する
- ユーザーからのアンチコメントを非表示にする
- CLAMPみたいな創作集団を作れる

やってどうだったか

上にも書いたのですがユーザーに対する「解像度が上がる」というところが効果としては一番大きいです。

ブレストをやる前は「独創的なアイデア」とか「私が知らなかったこと」が出てくることを求めていたのですが、やってみるとどんどん自分の頭の中が整理されていってぼんやりとした不安がどんどん消えていくような感覚があって、「ああこれやっておいてよかったな」って感じました。

「今後悩んだときに立ち帰る場」にできるんじゃないかなという期待を持っています。

謝辞

参加者の皆さんありがとうございました!
また、名人さんには色々ご助言いただきとても助かりました。ありがとうございます!

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iotas𓆡創作支援アプリ運営中𓅬

創作支援ツールとかを作ってます。(Python) https://www.world-type.com 歴史成分多め。

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