「 学力あるやつには そんな記事要らないのに……。学校へ行けだぜ」
「 でも まとめることが自己目的化してるから まとめるんでしょ?」
「 数学の言葉で 何から覚えるのがいいかなんだが、
最初に 集合 から覚えるのは 鉄板といっていいぐらい 鉄板だぜ」
「 ほんとは サイコロとかから入るんだが、絵を6個描くのがめんどくさいんで
👆四角、丸、三角のカードがあることにしよう」
「 じゃあ 世界のすべての出来事は 👆8つ しか無いんで、
この世界の 物の名前 のようなものは 8つ あれば足りるな」
「 絵で描くと 👆こう だが、
数学で いちいち 絵を描いていたらめんどくさいんで、式というもので書けるように 発達している」
「 とりあえず、提示された世界のすべては 👆U という記号で示すものとしようぜ。
アルファベットの大文字のユーだぜ」
「 ”すべて” の中に ”なし” が含まれてるの、日本語として おかしくない?」
「 日本語で ”すべて” って言ったら、 👆 ”在る” もの すべてか、あるいは……」
「 じゃあ ”すべて” って言わずに U って言おうぜ。決まりな」
「 いつまでも ”カード無し” って呼ぶのだるいんで、 マルをスラッシュで打ち消して エンプティ・セット と呼ぶことにしようぜ?」
「 👆”エンプティ・セット” は、どこにでもあると思ってくれだぜ。
”エンプティ・セット” としか言いようがないところを ”エンプティ・セット” と呼んでると思ってくれだぜ」
「 で、世界は 👆8つの島に分割できるだろ。この島の1つ1つを 元(げん) とか、 element(エレメント) と呼ぶぜ」
「 全部同じものだぜ。
数 という言葉が何のことを言ってるのか 感じろだぜ」
「 👆 エレメントのことを x(エックス) と呼ぶことにしよう。
ダラの crieit.net では数式打ち込めないんで x1 の 1 は右下に小さな字で書いていると思ってくれだぜ。
特に順番はないんで、xの右下に 1から番号を振ってみてくれだぜ」
「 0から始めるのは パソコン使ってるやつの流儀であって、数学の流儀ではないぜ」
「 👆 で、好きなエレメントを選んで アルファベットの大文字 を付けてやれだぜ。
これを 集合(しゅうごう) とか、 set(セット) と呼ぶぜ」
「 島をつないでると思えだぜ。
∪ は、”または” とか、 論理和(ろんりわ) と呼ぶぜ」
「 👆 論理和の使い方を覚えろだぜ。
集合も 好きなように 定義 してみろだぜ」
「 👆 集合と 集合を 論理和で つなげることもできるぜ。これ、合併集合」
「 なんでもかんでも ∪(論理和)でつなげたら 最後は U(全体集合) になるわね」
「 👆 ∪(論理和)は本来、エレメントには使わないんで、エレメントを { } (ブレース)で挟んで カンマで区切ろうぜ。
これが セット の書き方」
「 👆 わたしたちは 自然数を 1,2,3,4,5,6,7 と数えることを知っているんで、 ”…” を使って途中を省略していいぜ」
「 実際には カードの枚数が無制限のケースはよくある。
集合の中に 無限 が含まれるときは、 👆上図 のように うしろをバサッと省いてしまえだぜ」
「 これで わたしたちは今、 👆自然数 を書く道具立てを手に入れたわけだぜ。
ただし、集合に 0 は含まれるので、自然数に 0 は含まれるぜ。
自然数は1から始まるとするか、0も含めるかは 流儀によるんで、会話に合わせろだぜ」
「 その式に誤りがあることが、2021年5月にわかったのよ」
「 竜が成ったら 竜になる というルールを追加すればOKでは?」
「 竜が成った時点で 反則を取られる。わたしと世間とでは考え方が違う」
「 ここまでで 200ページぐらいある本に例えれば 1ページ目 ぐらいの内容だぜ」
「 👆集合はエレメントになるの? 大きな集合の中の 一部分の集合とか」
「 集合は エレメントのことを 知らないと思えだぜ。
エレメントは カードかも知れないし、 さいころ かもしれない。
エレメントが何であっても それとは関係なく 集合は成り立つ」
「 歯医者は 警察官の歯も ドロボウの歯も 直せるだろ。
エレメントに関知しないとは そういうことだぜ」
「 👆違いを 感じろだぜ。
エレメントが 警察官や ドロボウだぜ。 わたしが 歯医者なら 集合は 歯」
「 👆セットは 中身を隠した袋 みたいなもんで、
中身が何であっても関係なく セットは セットの計算ができるのが メリットだぜ」
「 👆そして 今言ったことを すべてひっくり返すが
集合の中に 集合が入るかどうかだが、 やれるものなら やってみろ という世界だぜ。
うまく やれれば 数学のまな板の上に上がるし、うまく やれなければ そうではないぜ」
「 👆そろそろ 定番の さいころ に登場していただくか……」
「 あとは お父んが読んでる本の内容をパクっていって 著作者に訴えられて 逮捕されるだけだな」
「 👆2回振ると わたしが疲れて倒れてしまうので 1回までだぜ」
「 さいころ を1回振って 空集合(くうしゅうごう、Empty set) が出てくることは あるの?」
「 空集合としか言いようがないケースでなければ、空集合は含まれているが出てこないので、空集合ではないと思えだぜ」
「 👆アルファベットを1つ1つ分けて使っていたら サイコロの27個目で困ってしまう。
こんなことはしないぜ」
「 👆そんなときは 数字の 1と 2がエレメントとして属する I集合 を作るのが手筋」
「 👆ところで 説明し忘れていたが、 Element の頭文字の E を丸っこくした記号を矢印のように使って、
I 集合の要素の総称は i です、と説明するには i ∈ I
と書くぜ」
「 集合の中にはエレメントがあるし、エレメントは集合に入ってるし、
何でもかんでも x ∈ X
じゃない」
「 👆 今まで 小文字の右下に数字が書いてある記号は 見たことがあると思うが……」
「 👆 右下に小文字のアルファベットが付いたら どうすんだぜ?」
「 👆 でも i は総称なんで 1 か 2 か分かんないわよ」
「 じゃあ 丸かっこの中を先に計算するとして、 👆こう なってたらどうするんだぜ?」
「 👆 大文字アルファベットの右下に 数字があったら どうすんだぜ?」
「 👆 大文字アルファベットの右下に 小文字アルファベットがあったら どうすんだぜ?」
「 👆 セミコロン(;)の右側にはルールが書いてあって、左側はそれを満たしているぜ。
右側のルールは 性質 と呼ばれるぜ」
「 大筋は そう考えてもいいぜ。
数学畑から 情報畑の 配列 を見ると不便だし、
情報畑から 数学畑の 一般化された集合 を見ると遅いぜ。見ていこう」
「 👆 さいころ が2つあるとしようぜ。
しかし U (全体集合)が2つあっても面白くないしな」
「 👆 片方は 奇数の目、 もう片方は 偶数の目 だけが あることにしようぜ?」
「 👆 雑に書くと こうかだぜ。 mod
は割った余りを求めるぜ」
「 👆 特に、B集合を全部、論理和したものを UB
と書くぜ」
「 👆 ただし、性質がきつすぎて 欠損がある場合は 全部 論理和しても U にはならないので、
このときは UB
ではないぜ」
「 今は 200ページの本に例えると 何ページ目ぐらいだぜ?」
「 👆 全部触れてないのが気になるぜ。 数の右下に 数が付くケースは無いぜ。
もちろん おれが新しい数学を創った とかいうなら それでもいいけど」
「 物理学の方では あるのよ。電子軌道の安定する外殻を説明する流儀の中の1つには」
「 そんな 打ち歩詰め みたいなやつ、でてきたときに考えればいいんで」
「 👆 ”わたしの知ってる範囲” では 数字の右下に 小文字のアルファベットが置かれるケースは無いぜ」
「 ほらみろ。 お父んが 学校で勉強してないから 知らないだけだぜ」
「 将棋の棋士は 学校で将棋を勉強してるわけじゃないのに なんで将棋を知ってるのかしら?」
「 将棋のルールが有限であり、覚える漢字も少ないからだろ。
数学が扱うのは 思考として成立しうるあらゆる計算手段全ての内の なるべく単純な形式 だぜ」
「 👇 その中に 将棋はまだ無いんだけどな。東大か、またはそれ以外で一般化された将棋にチャレンジしてる人がいるだけで」
「 👆 ”わたしの知ってる範囲” では 数字の右下に 大文字のアルファベットが置かれるケースは無いぜ」
「 👆 角が丸い論理記号は だいたい Venn図(べんず)を連想するんだぜ。
Venn図 の説明は またあとで 出てくるだろう……」
「 👆 わたしたちが欲しかったのは 丸っこいのじゃなくて、棒 なんじゃないの?」
「 👆 スラッシュの方向と同じ対角線を引いて、線対称に反転するのが近道だぜ」
「 じゃあ お父ん、 あるやつ ないやつ 印を付けてくれだぜ」
「 👆 とくに D1 と D2 のペアの全パターンが含まれているこの集合は 積集合 とか、 直積 と呼ぶぜ」
「 👆 この 掛ける という記号には 丸みを感じないんだけど」
「 👆 また、D と D の R~ の関係なんだから、右下の 1 とか 2 とか省いて ばっさり D^2
(Dの右上に2) と書くことにしようぜ。
これ 対角集合」
「 👆 まだ、論理和(ろんりわ)と 直積(ちょくせき)しか やってなくね?」
「 200ページぐらいの本だとすると、何ページぐらい進んだんだぜ?」
「 👆 論理和(ろんりわ)と 直積(ちょくせき)を感じろだぜ」
「 👆 論理和(ろんりわ)の方は 棒と棒を 論理和 しても 棒 だが、
直積(ちょくせき)の方は 棒と棒を 直積 したら 壁面みたいになってるぜ。
この違いを感じろだぜ」
「 👆 0枚、1枚、2枚、3枚 場に出した集合にしたけりゃ しろだぜ。 p( )
で挟んでやれば そうしたことにするぜ。
Power の P。べき集合 だぜ」
「 サイコロは6面だから、0~6個のサイコロの目を重複なしに組み合わせたのが べき集合 だぜ」
「 👆 例えば これが Venn図(ベンず)だぜ。
左の円と 右の円の 重なっているところに 共通の目が 描いてあるな」
「 ベン図の 円の外側は エンプティ・セット なのかだぜ? さっきのドラゴンの図みたいやなつに 山ほど 組み合わせが あるのでは?」
「 さっきの図は 関係ないな。ここに描いてあるのがすべてだぜ」
「 直積と 論理積は 全然似てないけど、どっちも 積 なの?」
Crieitは個人で開発中です。
興味がある方は是非記事の投稿をお願いします! どんな軽い内容でも嬉しいです。
なぜCrieitを作ろうと思ったか
また、「こんな記事が読みたいけど見つからない!」という方は是非記事投稿リクエストボードへ!
こじんまりと作業ログやメモ、進捗を書き残しておきたい方はボード機能をご利用ください!