<前回の記事>
「 なんか知らんけど どこで覚えたのか ポーズ というと思い浮かぶのが クラーク博士 なんで 真似てみよう☆
実物 見たことないけど☆」
「 この人形 けっこう フニャフニャ してて 真っすぐ立たすのも むずかしいのよ」
「 ファッション雑誌とか読んでる モテモテマンには 常識かも知れないが、
クラーク博士、左右の脚の長さが違うな……、と思ったら 腰のひねりに秘密があったんだぜ☆」
「 正面から見ると、肩をナナメにして 突っ立ってるだけのようにも見える☆」
「 わたしは 美術が嫌いなんで 知らなかったが、
カメラが ちょっと動くだけで 脚が曲がって見えたり、左右の足の長さが違って見えたりする☆」
「 眼球の表面に 目で見えたことを釘付けにすると、ポーズは狂う☆」
「 例えば カメラの位置をナナメ下から撮った感じの写真を見ると、 このおっさん、前のめりに倒れそうになるぜ☆」
「 で、思ったんだぜ☆
ここは重要なので、少し細かく説明しよう☆」
「 3Dデッサン人形
で位置を指定したいのは、人形の方なんだぜ☆」
「 それなのに 眼球に映っている方
の位置を正しくしようとすると……☆」
「 奥行き を計れていないし、ナナメって見ていることも考慮されていない☆」
「 人形を回したり、カメラを回り込んだりしても ちゃんとポーズが取れてるのかは 疑問だぜ☆」
「 眼球で見るしかなくない? 画面の中の人形とか、直接触れないのだから」
「 ポーズを取るのに理想的なのは 平行光線だぜ☆ 眼球も球ではなく長方形がいい☆」
「 デッサン人形は パースペクティブのかかった画面越し でしか 操作できないが……☆?」
「 だいたい クラーク博士を 平行光線で観ることは できないのよ! 観察は パースペクティブを挟んで行われるのよ!」
「 理系は 紙の上で 行列演算をやった振りをするが、
美術マンは 線形変換を 脳内で 暗算してんの☆?」
「 ずばり言ってしまえば、 絵描きは脳内で人形を回している可能性がある ☆」
「 魚は聴覚で 3次元空間を把握しているそうだが、
平面的な視力に頼る人類が どこまでいっても 3次元空間を把握しているとは 考えがたいぜ☆」
「 だから 視覚 以外を使って 脳内で人形を回しているはずだぜ☆ 例えば 運動 の前転ができるとか☆
つまり 人形は回らなくても 脳内で自分が回ればいい☆」
「 人形をのぞき込む趣味があるやつは 脳内で人形を回すこと ができるのかもしれないが、
そんな経験値を上げていない わたしたちは、 別の方法 で ポージング を行いたいと思う☆」
「 グリッド (格子状の線) を積極的に使っていく☆ 脳のちから なんかに頼らないぜ☆(^~^)
Clip studio paint EX の 3Dデッサン人形 の基本操作は 前回の記事を読めだぜ☆」
「 そして カメラを正面に持っていく☆
股間と真正面に目を合わす のが 正しい位置 だぜ☆」
「 この人形は、箱で考えると 右図 のように分かれる☆ 手と足は かなり細かな箱になっているので省略した☆」
「 そして へそを中心 として、箱を 右クリック すると、箱の先端を 空中にロック することができる☆」
「 わたしたちが 最初に目指すのは、 この青い箱の適切な位置への空中ロック だぜ☆
ただし 重要なのは 1つ1つの箱を ちまちまと空中ロックしていてはいけない ということだぜ☆」
「 ためしに 9か所だけ ロックしてみるかだぜ☆
少年よ大志を抱け のポーズの扇の要(かなめ)となるところだぜ☆」
「 この人形 上向いてるけど まっすぐ人形を見ることはできないの?」
「 股間に平行なんで……☆ パースペクティブが付いてるんで……☆」
「 手首と肩のロックを外して 腕を ピンと伸ばすように 持ち上げろだぜ☆
そのあと 手首と肩を またロックしろだぜ☆」
「 次は ちゃんと グリッドを見て 90°真横に回り込めだぜ☆
ピッタリ90° 真横に 勘で付くのは むずかしい☆ 簡単にできる方法があるものは 簡単にできる方法を使ってしろだぜ☆」
「 股間に平行だから、 グリッドの表面がちょっと見えるぐらい が ちょうどいいのね」
「 そうだったのか……☆ グリッドに水平にしたら いけないんだな☆」
「 クラーク像は かかと を上げているようには見えないが、 上げた方が後ろに足を伸ばせるので そうする☆」
「 この感、 カメラ・アイコン1 だけで視点を調整するぜ☆
やってることは 正面と 真横から見ることの 2つだけだからな☆」
「 クラーク像っぽくなっているかどうか カメラ・アイコン1 で 像を回り込んで確認するわけだが、
真正面や真横でない角度のときは 像を へたにいじらない ことが重要だぜ☆
真上や真横の感覚が むずかしい からだが☆」
「 カメラ・アイコン3 は 距離感 を調整できる☆
カメラマンは 像のナナメ下の離れたところから撮影しているはずなんで、写真は こんな感じだと思うんだぜ☆」
「 人形が フニャフニャ で、ナヨ~っとしているのよね。
もっと ピシーッ とできないの?」
「 キン肉マン消しゴム みたいに ブニョンブニョン してるよな☆」
「 もっと脇を締めるといいのかもしらん☆
スポーツとか 演劇とか やっておいた方がいいんじゃないか☆? 身体表現 の感覚がないからな☆」
「 クラーク像 服があって見えなかったが、後ろに回した手は 横からちょっぴり出てるのかもしれないな☆(^~^)?」
「 あの像 錯視トリック でも入ってんじゃないかだぜ☆?
視線より高い位置にある腕が 水平を指す なんて どうなってんだぜ☆!?」
「 錯視を計算して 像 を造られていたら、 3Dデッサン人形 では お手上げ だな☆」
「 影絵 でもあれば トリックが入ってれば出てくるんだろうけど そんな資料 ネットに上げてるやついないしな☆」
<おわり>
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