タイトルは文字数も少ないですが、人はそれを見てまず記事を読むか読まないかを決めてしまうため奥が深く、考えるのには意外と時間がかかります。色々とタイトルを決める考え方はあるためいくつかあげてみます。
エンジニアが記事を書くとなると、やはりプログラミングや何らかのソフトウェアやライブラリなどの、人によっては良くわからないワードなどが出てきます。
例えば僕が過去に書いた記事で、Puppeteerについて書いた事がありました。具体的にはPuppeteerでスクリーンショットをとる記事なのですが、例えばそのものズバリのタイトルにすると「Puppeteerでスクリーンショットを撮る」となります。
しかし一つ考えておきたいのが、Puppeteerを知っている人がどれだけいるのか、ということです。
知ってる人からすると「お、面白そう」と感じて見てくれるかもしれませんが、知らない人は「ふーん、なんかのデスクトップ用のよくあるようなフリーソフトかな」と思ってしまう可能性もあると思います。
このように、専門用語や固有名詞をタイトルに入れてしまうとそもそも何の記事なのか、ぱっと見で伝えられない可能性が出てきます。そのため上記の例でいうと僕は「Node.jsでChromeを動かしてスクリーンショットを撮る」のようなタイトルを付けました。PuppeteerよりもNode.jsとChromeを知っている人の方が多いと思ったからです。
ちなみにこの記事はあまり興味を持たれなかったようでさほど閲覧されませんでしたが、とはいえ、適当にタイトルを考えるよりは一度「本当に伝わるのか?」という疑いを持ってタイトルを見直すようにした方が良いのではないかと思います。
上記の例で、Puppeteerを知っている人だけにこの情報を伝えたい、ということであればそのものズバリPuppeteerをタイトルに入れる形でも問題ないと思います。Puppeteerを知っている人には有益な記事でも、知らない人には全く価値のない記事の可能性もあるためです。
かならずしも全ての記事が幅広い層に見てもらう必要のある記事ではないと思いますので、ターゲットがあるのであればそちらを優先してタイトルを決めてしまっても良いと思います。
色々な場所に表示されるタイトルの文字数というのは決まっています。大体30文字までにしておくとどこでも尻切れにならずに表示されますのでそれを意識してみましょう。
また、どうしても長くなってしまう場合は重要な内容を最初の30文字くらいに入れておいて、あとはまあ切れてしまって読まなくても伝わるし、読んでから伝わればいい、みたいな形にしておけばさほど支障はないと思います。
Crieitでは記事入力画面でタイトルの文字数を表示しているので是非参考にしてみてください。
その他、タイトルの付け方は色々なバリエーションがあります。めちゃくちゃ草をはやして気になる感じにしたり、「~~の7つの方法!」のようなものなど、世の中にあふれている多くの記事を参考にしてみると目を引きやすいタイトルの作り方がわかってくると思います。ただ、エンジニア向けのものであればさほどそのようなタイトルの決め方をする必要もないのでは、と個人的には思います。僕は結構余分な装飾をせず、短いタイトルの中になるべく必要な情報を詰め込みたいタイプですので、そういったことはしません。
そのあたりは個人の色や読者のターゲットによるものになりますので、適宜自分にあった形を決めていくと良いのではないかと思います。
記事は最後に投稿する時に決めればよいので、記事の書き始めなどで無理に決める必要はありません。なかなか決まらなければ空欄にしておいて、最後に記事を読み返してみて、そこで考えてみるのも良いと思います。どちらにしろ、決めていたとしても最後に見直して見たほうが良いと思います。
第5回 | すごく短い記事でも大丈夫 |
第6回 | 記事を書くネタの探し方(日常のプログラミングから) |
第7回 | 困っている人がたどり着ける記事にしよう |
第8回 | 概要を意識しよう |
第9回 | ターゲットを考えてタイトルを考えよう |
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