2019-04-25に更新

ここ2年間で僕が個人開発でクローズしたサービス7選

はじめに

個人開発(スタートアップ含め)を始めたのは、ちょうど3年前です。プログラミングを始めたのが2年ちょっと前なので、最初はコードを書かずに開発をしていたという状態なのですが。

ワークしているプロダクトは殆どなく、大量の墓標をインターネットに立ててきたわけですが、これを機に備忘録的にまとめておこうかなと思います。実際に、作ったサービスは20以上あるのですが、今回は備忘しがいのあるサービスたちだけに厳選して紹介していきたいと思います。

(なんか、覚えている、見かけているサービスがあったら嬉しいな。笑)

クローズしたサービス7選

ciao(2017)

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イベントキュレーションサイト。友人と共同創業した会社で、正式に公開したWebサービスでした。イベントと言っても、ネットワーキングを目的としたものではなく、アフターヌーンティーやイルミネーションの情報など催しごとをキュレーションして紹介していました。スクレイピングと、手動の両方でひたすらコンテンツをかき集めていました。

なかなか結果が出ない状態で、友人(エンジニア)が会社を去ると共にサービスもクローズしました。同名の会社は最近まで経営していました。

記事:2年前にはじめた会社を解散してきました

SharedMatch(2017)

ルームシェア、シェアハウスに特化した部屋を一ヶ月ごとに契約できるサービス。当時お金がなかった自分にとって、「住む」ってのが辛かったです。ルームシェア先を転々としていたのですが、それが楽しくて他人の部屋やシェアハウスを一ヶ月ごとに転々とできるサービスをコンセプトに始めました。WordPressで作っていたので、ほぼノンプログラミングです。

シェアハウス会社と幾つか営業で契約を交わして、実際に売上も月10万円くらい経ってテンション上がっていました。だけど、これってWeb屋じゃなくて、不動産屋じゃね...と気づき、結局どんどんモチベーションが下がっていきクローズしました。

ただ今思い返すと、スーツ着て、シェアハウスの業者に営業に毎日行っていたのはマジでガッツあったなと思います。笑

spacehacker(2017)

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ここで初めてのRailsデビュー!電源やWiFiが使えるカフェやコワーキングスペースをまとめて、口コミサイトを作りました。プログラミングをして作るのは初めてだったので、文字通り寝食を忘れて取り組んでいたのが懐かしいです。

今も、カフェやコワーキングスペースの検索に挑戦する個人開発者さんも多いことから、強いニーズはあるんじゃないかなと未だ思っています。しかし、店舗さん側にとっても利があるとは限らず、何度か掲載停止の連絡を受けることもありました。

ユーザーがまったく増えず、自然クローズとなりました。

cupid(2017)

cupid.png

「人の課題を解決しよう!」という気持ちで初めて作りました。といっても、HTMLで書いただけで裏側はGoogleフォームでした。知り合いの一人が、婚活サービスを使いまくっていて、うまくいかなくなって悩んでいた時に、恋愛のインサイトって「誰でもいいから付き合うじゃなくて、好きな人と付き合うじゃない?」と思って、好きな人と付き合えるようにアドバイザーからアドバイスをもらえるサービスをやってみました。サイト上で恋愛アドバイザーを選んで、LINEでチャットアドバイスをもらえる感じです。

結局、自分がまったく当事者意識が持てない領域となって断念しました。面白かったのが、恋愛相談をしたある女性がアドバイザーから指南を受けてから2日で告白し、結局ダメだったのですが、アドバイザーの人といい感じになるという体験を作れたことです。笑

Bringer(2017)

bringer.png

「忘れ物めっちゃする」、「重い荷物を毎日持たなくても良いよね」という発想から、だったら現場にいる人たちでモノの貸し借りできたら最高じゃね?と思って、「自分が毎日持ち歩いているものを登録して貸し借りができるシェアサービス」を作り始めました。当時、永田町にあるYahooさんが提供しているコワーキングスペースを利用していたので、そこにいる人たちに声をかけて、モノの貸し借りコミュニティを作ろうとしました。

でも、結局人が毎日持ち歩いているものって、プライベートなもので、毎日必要だから持ち歩いているのであって、ほとんが貸し借りできるに値しないものばかりでした。笑

Seatify(2018)

seatify.png

一年くらいやっていたのが、このSeatifyです。一言でいうと、「カフェやコワーキングスペースの空いている席を利用客から予約できるサービス」。本当にアイデアが思いつかなくて悩んでいた時でした。スタバへ打ち合わせ前に入って、作業でもしようと思ったのですが、席が空いていない...。ですが、正確にいうと、席は空いているのですが、二人席に一人で座っている人いるから、座りにくい。そこで、相席できればなと思って、もっといえば入る前から席を予約できれば最高だなと思って、これだと思ってやっていました。

初めてのReact Nativeでアプリも出して、世界でも挑戦できると意気込んで3ヶ月の旅行ビザで渡米したのも思い出深いです。
結局、使う頻度(一ヶ月に数回)と、その予約料金(500円程度)からユニットエコノミクスが働かないことから断念しました。

港区にすごい良いコワーキングスペース見つけて、カフェで仕事しなくなったというのもクローズの理由になりました。記事にも少し詳しく書いています。

記事:2年前にはじめた会社を解散してきました

pomeru(2018)

pomeru.png

紹介文作成サービス。こちらのサービスは、クローズしていません!が、自分の手から離れたので、自分が関わっていた時点までのことを振り返りたいと思います。当時、使っていたコワーキングスペースで知り合った人と、勢いで作ることになったサービスです。内容は、mixiの紹介文をTwitterで焼き直したもので、質問箱やbosyuのようなTwitterカードを存分に使ったものでした。

結果、3日で4,000紹介文が投稿されるというバズりを見せてくれました。サービスリリース初日は、徹夜でデバッグやサーバーの安定化を図ったりして、Google Analyticsを見てるのが本当楽しかった。一緒にやっている人がTwitterでの言い回しがうまく、功を成したって感じでした。

ただ、あんまり自分自身が共感するサービスではなかったので、しばらくして手を引きました。

サービスをクローズする辛み

付き合わせた人に申し訳ない

サービスを作り始めるときは、まさかサービスをクローズするなんて思っていません。なので、自信満々にこのサービスは世界を変えるサービスだから、みんな使ってくれと言わんばかりに宣伝する。だからこそ、クローズする時はすごく申し訳ない気持ちになる。

シェアハウスの事業をやっていた時は、全員に謝罪メール、よくしてくれたところにはちゃんと訪問して謝罪しました。こうして誠意を持って、接することで今でもホームページの仕事を外注してくれる関係性になった事業者もいます。誠意を持って接するって非常に大事だなと思います。

期待が外れて自信をなくす

付き合わせた人に申し訳ないに通ずるところもありますが、サービスを閉じまくってると、周りから「また、どうせサービス閉じるんでしょ?」と思われてるんではないか、「またサービス閉じちゃうかも」と自分に自信が持てなくなってきます。結局、新しいサービスを出すのに億劫になってしまう時期もありました。

ただ、周りは自分が思っているほど気にしていないというのと、個人開発って誰にも迷惑かけてないし、新しいことに挑戦するって誇れることって振り切って続けていくことにしました。

おわりに

Crieitさん書きやすくて、サーッと書けちゃいました。(笑)
いろいろやってきたし、一貫性もないなと思います。でも、サービスを作って出す、それが使われるってのは最高に楽しいことだし、成功法は科学できると信じています。

宣伝になりますが、個人開発でつまったら、最近つくったサービス「開発会議」を覗いていってください!もし、作っているならプロダクトを参加してくれるともっと嬉しいです。

まだまだ、自分も歴としたサービス作れていないので、精進してまいります!

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FREERIDER

フリーランスの個人開発者です!主に、Rails、React、Firebaseあたりが好きで使っています。

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