2021-05-11に更新

ネットワーク基礎4章(ルーティング/スイッチング入門)まとめ その4

VLAN(Virtual Local Area Network)

  • スイッチにより仮想的にネットワークを分割する仕組み
  • 本来ネットワークを分割するのはルータの役割
  • ブロードキャストドメインを区切る
  • VLAN番号を使って識別(1~4094番)
    ※VLANは別のネットワークを作ることができる技術
    ※ネットワークを分けることはできるが、ネットワークをつなげる、中継するためにはL3スイッチなどが必要になる。

pingコマンド「-t」で繰り返し、疎通確認ができるようにする

例:
ping -t 192.168.1.2

VLANID・VLAN名・参加アクセスポートの確認

sw#show vlan
※デフォルトでVLANが1つ存在している。最初からL2スイッチを通してPCを接続してもpingが通るのは、同じネットワーク内にいるから

VLAN作成

SW(config)#vlan <vlan番号>
SW(config-vlan)#name <vlan名> vlanの名前を変える
SW(config-vlan)#exit 1個前のモードに戻る

アクセスポートの設定

SW(config)#interface <interface名>
SW(config-if)#switchport mode access
アクセスポートは1つのVLANに所属できるポート

VLANの所属変更(VLANメンバーシップ設定)

SW(config)#interface <interface名>
SW(config-if)#switchport access vlan <vlan番号>

VLANの設定画面を見る

SW#show vlan

VLANの所属変更手順
VLANを作成
 ↓
アクセスポートを設定
 ↓
VLANの所属を変更

複数のVLANにまたがったときはどうすればいい?

トランクポートを使った接続(タグVLAN)

  • トランクポートは複数のVLANに所属できるポート(デフォルトですべてのVLANに所属)
  • データを識別するためにタグを利用する(使用プロトコル:IEEE802.1Q)
  • トランクポートに設定されたポートは、VLANテーブルから消える
  • トランクポートは複数のポートにつながるため(トランクポートの間には複数のデータが通ることになる)

トランクポートの設定

SW(config)#interface <interface名>
SW(config-if)#switchport mode trunk
※トランクプロトコルの指定が必要な場合は以下のコマンドを入力(IEEE802.1Qを使用する場合)
SW(config-if)#switchport trunk encapsulation dot1q

トランクポートの確認

SW#show interface trunk

  • トランクポートを設定してもリンクアップしないと、トランクポートを確認することができないので注意
  • ネイティブVLAN番号が正しく合っていないとエラーが出てしまう
    ネイティブ番号・・・管理者用のVLAN

VLAN設定時の注意

  • VLAN設定時に、データの通り道をイメージする(VLANを設定していないとタグが理解できない)
  • VLANをアクティブにすることが重要
  • 例えばSW2を通ってSW3につながれたVLAN20にpingを送りたいときはVLAN20の端末が存在しない、SW2にもVLAN20を作成し、アクティブにしたところでトランクポートを割り当てることが大切。
  • VLANの設定は通り道を意識することが重要!
  • ノートに構成図を書いてみると、どこにどう通したいのかということがよくわかる
ツイッターでシェア
みんなに共有、忘れないようにメモ

ko00w1

Crieitは誰でも投稿できるサービスです。 是非記事の投稿をお願いします。どんな軽い内容でも投稿できます。

また、「こんな記事が読みたいけど見つからない!」という方は是非記事投稿リクエストボードへ!

有料記事を販売できるようになりました!

こじんまりと作業ログやメモ、進捗を書き残しておきたい方はボード機能をご利用ください。
ボードとは?

コメント