2020-12-01に投稿
なんでも 1日目

今年の総括。スマホアプリに力を入れたこととか。

年末ということで今年やったことの総括的なものです。今年はサービスとアプリを13個ほど作りました。うち6つはイベントで作ったものやネタで作った小さなものです。それ以外のちゃんと作ろうと思って作ったもののうち、Webサービスは2つ、スマホアプリは5つでした。ということで今年はスマホアプリ開発を再開し、そちらに力を入れた年でした。

アプリ作りを再開した理由

アプリ作りを再開した理由はいくつかあります。

良い開発ツールが整ってきた

アプリを作るのに実用的な開発ツールが整ってきたことが一つの理由です。ゲームにはライセンス料なしのGodot、それ以外にはFlutterを使うことでクロスプラットフォームのスマホアプリを作ることができます。どちらも非常に開発しやすく、実際に今年6つのアプリをAndroid, iOS用の両方にリリースできました。

初めてゲームを作ったのはもういつかわからないのですが、日本でauの実用的なAndroidのスマホが発売されたあたりでした。ゲームエンジンもなく、OpenGLで作っていました。当時はマーケティングもASOも何のノウハウも分からず、開発が大変だったのにもかかわらず全く利用されませんでした。

最後に作ったのは多分5年前くらいで、cocos2dxを使ってJavaScriptでクロスプラットフォームで作ることができるようになっていました。とはいえまだまだネイティブでガリガリ書く必要があったり、よくわからないエラーでアプリが落ちる様になってしまったりと、気楽という感じではありませんでした。

ここに来てようやく十分なものが整ってきたな、という感じがします。

Webより稼げそうな気がした

Webをずっとやってきましたが、未だに不労所得でウハウハなんて状況にはなっていません。Twitterの個人開発者で稼いでいる人を見ると、大体がスマホアプリ開発者です。もちろんその方たちのアプリのクオリティやノウハウが素晴らしいことであることは色々聞く限り間違いはないのですが、そもそもの稼げるようになるまでの敷居がWebサービスは高すぎるのでは、という気にもなってきました。

アプリは広告以外にも課金機能も用意されていますし、広告もゲームであればリワード広告という手段もあります。

スマホアプリは重要だと思った

単純にスマホアプリは重要だなと思うようになったためです。僕のようにプログラミングを生業としている人からしたらPCでWebを色々利用して色んなことを行い、それをあって当然の基盤として生活することが当たり前です。

しかし時代が変わっていくに連れ、ブログも全部スマホで書くよ、とか、Twitterなんてやってないよ、とか、既に話を聞く限りでも僕にとっては信じられない常識の中にいる人達が多く増えてきています。スマホはtiktokとLINEしかやってないなんて人も多いでしょう。すでにブラウザなんてよくわからないしだいたい全部スマホアプリでやってるよ、という人たちも増え続けていることでしょう。Webアプリとして作っておけば誰でも使えるし大丈夫、という時代は終わりつつあるような気がしています。スマホに必要な機能をアプリで追加してそれを使えば済む、という世代が増えていくのではないかと感じます。というか既にかなり多そうにも思います。

実際にはそうではない可能性があっても、Webだから便利なことと、アプリだから便利なことがやはりあると感じます。Webだけでなくアプリを提供してアプリのことを知っていくのは重要なことだというのは間違いないと感じるようになりました。思いついた何かしらの作りたいものがWeb向けかアプリ向けかをちゃんと判断していったほうが良いと思いました。

そもそもなぜアプリづくりをやめていたのか

前述の通り、開発環境がつらかったというのがまず一つです。

あとはスマホアプリはSDKやストアがガンガンアップデートされていくため、これはきっと作ってもいつか使えなくなるな……という気持ちが強まったためです。100個作ったとしても多分追従して全部をアップデートしていくことは時間がなくて無理だと思いました。売れているならともかく、ほとんどは売れないアプリになるでしょうし。

しかも時間がたつにつれ、ソースコードを失う恐怖もありました。Webアプリケーションであれば最悪サーバーからダウンロードしてきて復旧すればよいのですが、アプリはビルドされていますのでソースを失うともう復旧は不可能です。作り直すしかありません。GitHubも昔は使っていなかったりプライベートリポジトリが有料だったりで使っていなかったため、今より全てを失う可能性は高かったです。cocos2d-jsなどはどこをignoreしてどこをコミットすればいいのか非常に分かりづらかったので、リポジトリに保存していたとしても復旧は困難そうに思います。アプリづくりをしながらこういう喪失感を容易に想像できていたので、それもやめてしまった原因でした。

今年やってみてどうだったか

今のところは全然です。ほとんどインストールされないアプリがほとんどです。一つだけぼちぼち成長してるアプリがありますが、収益的には全然です。ゲームもストア上の数が多すぎるのか、リリース時に一瞬たくさん使われただけであとは全然です。

ただ元々すぐ収益につながるようなことになるとは思っていないので、とにかく今年は種まきと、あとは実際にやってみて情報収集と勉強のためにやっている部分が大きいです。そのためまだまだ来年は何をどうやっていこうか、というところを考えることも楽しみです。

ただやはり前述の通り開発しやすくなった、というのは僕だけではなくあらゆる人にとってそうであり、多分新しいアプリが出てくる量はかなり以前より増えているのではないかと思います。Twitterなどでもちらちら、昔はアプリを見つけてもらいやすかったけど今は辛い、という実体験の情報なども見かけたりしました。今流れている情報を鵜呑みにせず、今後の状況をしっかり見ていく必要はあると思いました。これはWebもなのかもしれませんが。何にしろこっちが良さそうだからこっち、やっぱあっちがよさそうだからあっち、みたいに、何も考えずにひょいひょい適当クオリティでやっていくのは厳しいだろうなというのは間違いなさそうに思います。

来年からはどうしていくか

作りたいものがWebサービスにもスマホアプリにもあります。そのあたりは何も考えず、作りたいもので、役に立ちそうなものをどんどんまた作っていったり改良していったりしたいと思います。あとはSide QuestでVRゲームをリリースしたいなとも思います。

まとめ

とにかくやる!

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だら@Crieit開発者

Crieitの開発者です。 Webエンジニアです(在宅)。大体10年ちょい。 記事でわかりにくいところがあればDMで質問していただくか、案件発注してください。 業務依頼、同業種の方からのコンタクトなどお気軽にご連絡ください。 業務経験有:PHP, MySQL, Laravel, React, Flutter, Vue.js, Node, RoR 趣味:Elixir, Phoenix, Nuxt, Express, GCP, AWS等色々 PHPフレームワークちいたんの作者

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