2020-09-14に更新

集客や宣伝の前に考えるプロダクトのクオリティ

せせりさんが

誰かそれっぽく肉付けしてnote当たりにまとめといてください(丸投げ

とツイートされていたのでnoteではないですがまとめて肉付けしてみました。ちなみにせせりさんはツイートをどんどん削除していくので引用で書いていきます。

発端

一連の話をされる前に、あるツイートを見ての話のようです。個人開発している人たちは僕を含めみんな普段から、サービスを作っても集客が難しくて困っている問題を抱えています。個人開発をはじめてからみな気づくのですが、自分の作ったサービスはびっくりするほど誰にも使われなくて困ったりしています。

これに対してまずせせりさんが下記のツイートをしました。

すごい野暮なこと言いますが
「集客や宣伝よりも先に、そのプロダクトのクオリティは人に使ってもらえる水準なの?」
という根本的な所をもう一度考えてみて欲しい
個人開発だからと言って1990年代みたいなデザインだったり、ドキュメント一切なかったりそりゃ無理です、、、

一連の話

下記がせせりさんの一連のツイートです。

webサービスの”クオリティ”がわからないというリプを貰ったので簡単に説明しますがwebサービスは漫画に近いと考えるとわかりやすいです
「絵(デザイン)も下手」
「ストーリー(アイデア)もいまいち」
これでは誰も読んでくれません→

皆さんが漫画を読む時に「絵が下手すぎて読む気にならない」とか「この絵柄は好み」とか「絵柄が古すぎて読む気にならない」とか無意識のうちに色々判断すると思います
似たようにwebデザインも「このデザインは古すぎて使う気にならない」とか「ダサすぎて使う気にならない」と判断されています

従って最低でも「読むのすら辛い」というレベルの下手さ(デザインのクオリティの低さ)を脱却しないとまずブラウザを開いた瞬間にバックされますので何人来ようとまともに使ってもらえません
この最低限のラインやどこまで許容できるかなどは当然人によっても違うし性別や年齢によっても違います

連投するの面倒になったので今後の流れだけ書いときます
ストーリー(アイデア)がどれだけ良くても外部要因で取り上げられないと絵(デザイン)が下手だとそもそも読んでもらえないって話→進撃の巨人パターン→それを個人で狙うのは運だから素直にデザインをレベルアップしようね

UI/UXの部分、つまり「サイトをストレスなく楽しく使えるか」の部分はコマ割りとか吹き出しとか絵の見せ方とかそういう部分だと思って下さい
どんなに絵が上手くてストーリーが良くてもコマ割りぐっちゃぐちゃでどこから読めばいいか分からなかったりしたらストレスがすごいです、似たような感じです

ちなみに漫画の絵柄が今と昔で違うようにデザインもどれだけ良いものであってもどんどん「古臭く」なります
アップデートの大切さが分かりますね

肉付け

そもそもなぜ集客の話からはじまったのにクオリティの話になったのかと疑問の方もいるかもしれません。これは要するに集客とはなにか、そして誰を集客したいのか、という話になります。

集客とは

集客とは何かを改めて説明する必要もありませんが、自分のプロダクトに顧客を誘導することです。具体的な方法は色々あるでしょう。SNSで発信してアピールしたり、SEOを行って検索から集めたり、広告を利用したりなどです。

これがなぜクオリティの話につながるのか?

誰を集客したいのか

結局、誰を集客したいのか、という話に繋がります。つまり、自分のプロダクトを利用してくれて、プロダクトの価値を高めてくれるまでの貢献をしてくれるユーザーとなる人々を集客しなければならないのです。そうではない、素通りして何の影響もプロダクトに与えない人を集客しても何も意味がありません。

つまり単に集客するということではなく、プロダクトの価値を高めてくれるユーザーを集客するためにはどうするのか? を考える必要があります。そのために開発者がすべき必要なことが、せせりさんの話していたこととなるのです。

極端に例えると、ペライチの読んでも誰にも何かよく分からない文章がひたすら大量に書いてある謎のプロダクトに莫大な費用を書けて1億人を集客したところで何の意味もありません。

それよりは、たった一人でもそのプロダクトに巡り合って「最高!」と言ってくれるユーザーを集客することの方が意味があります。

どうやってクオリティをあげればよいのか

もちろんこれは極端な例ですので、実際にはその「最高!」と言って利用してくれるユーザーをどんどん集客していく必要があります。そのためには、「最高!」と言ってもらえるだけのクオリティが必要となってきます。また、「最高!」と気づいてもらえる場所までは利用してもらう必要があります。

「あとこの1クリックだけしてもらえれば最高ということがわかるはずなのに!」という考えではクオリティ不足ということなのです。その1クリックをしなくても良いように流れを適切に削ったり、もしくはその1クリックをしたくなってしまうほどワクワクさせるように、集客前にUI/UXを整えておく必要があるのです。そうすることで「最高!」と思ってもらえる確率を上げられるような準備を行って、プロダクトにお客様を招く必要があります。それがせせりさんがツイートで話していたことの意味だと思います。

実際にそのために何を行う必要があるのか? それはプロダクトのジャンルやユーザー層、時代によって変わりますのでその場で適切に考えていく必要があります。マニュアルはありません。また、実現するためには時間やお金をかける必要がある場合もあります。とにかく自分に今できる最善のことはなにか? それをひたすら考えながら優先順位をつけて対応していくことが必要です。

まとめ

ということで、直接集客の話ではないのですが、クオリティをあげることも集客に関連のある非常に重要なことになります。僕も全然できていないのですが。

ちなみに僕が普段いろんな人に推しまくっている下記のせせりさんのブログの記事も今回の話に関連して参考になります。

【後編】「怖くないキラキラしてないInstagram」を目指して写真投稿SNS「Culon」を作ってみるまでの流れとユーザー獲得戦略について - 考えすぎてしまう人のブログ

ちなみに、水準に達してないプロダクトを作らないといけないわけではなく、集客した後にもっとああやっておけばよかった、という後悔をしにくくするためにはどうするか、という観点です。自分自身もそれで後悔したりするため。

どういう段階でリリースするかやどのようにしていきたいか等も、考え方や状況によって全然違いますし。僕もとりあえずの段階でリリースして様子を見るということもよくあるので、あくまで「こうしなくてはならない」という話ではないと思います。

ツイッターでシェア
みんなに共有、忘れないようにメモ

だら@Crieit開発者

Crieitの開発者です。 Webエンジニアです(在宅)。大体10年ちょい。 記事でわかりにくいところがあればDMで質問していただくか、案件発注してください。 業務依頼、同業種の方からのコンタクトなどお気軽にご連絡ください。 業務経験有:PHP, MySQL, Laravel, React, Flutter, Vue.js, Node, RoR 趣味:Elixir, Phoenix, Nuxt, Express, GCP, AWS等色々 PHPフレームワークちいたんの作者

Crieitは誰でも投稿できるサービスです。 是非記事の投稿をお願いします。どんな軽い内容でも投稿できます。

また、「こんな記事が読みたいけど見つからない!」という方は是非記事投稿リクエストボードへ!

有料記事を販売できるようになりました!

こじんまりと作業ログやメモ、進捗を書き残しておきたい方はボード機能をご利用ください。
ボードとは?

コメント