月500円の不労所得を得るためにWEBサービスを開発した話 〜 もうやめて!とっくに個人開発者のライフはゼロよ! 〜

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こんにちわ!ミツダマです。
毎月WEBサービスを開発して技術とノウハウうっはうは祭りを主催しています。

1・2月に続いて3月にもWEBサービスを開発しました。

そのときの記事はコチラ
月500円の不労所得を得るためにWEBサービスを開発した話(1)

3月は究極の選択メーカー(仮)をつくってます。
おかげで少しずつですが不労所得に近づいてきました。へへ。

以下報告記事です!

あらすじ 〜成功のノウハウ探し〜

花粉症に悩まされひたすらティッシュを浪費する仕事に勤しんでいたある日のことです。
空いてる時間を使って「個人開発で成功するためのノウハウ」について調べていました。

多くの記事を読み漁った結果、どの記事でも共通して書かれている大原則を見つけたのです。それは

  • どれだけキレイなコードを書いて
  • どれだけ最先端の技術を使っても
  • 見た目(UI)が悪いと
  • 触ってすらもらえない

という「人は見た目が9割」ならぬ、「サービスは見た目が9割」説です。

サービス開発で最も重要なのは見た目と操作感(UI/UX)か・・・
この世は金と知恵と見た目」ってバクマンでも言ってたもんな・・・

と今までの愚行を悔い改め、今度はUIについての記事を漁ります。

次に辿り着いたのがこのサイトです。

Can't Unsee

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UIデザインが2つ表示され、より正しい方を選択する問題がいくつか出てきます(UIについて興味のある方は遊んで見てください)

このサイトで少し遊んでみた結果、

なんや、おもしれーじゃねえかあんちゃん!

とUIそっちのけでゲーム性に惹かれ、

面白いサイトを見つける → 自分でもつくりたくなる → パクる

という自然な流れからつくることになったのでした。

ステップ1.アイデア出し 〜最小限の機能を考える〜

1度インスピレーションを得たらワクワクするアイデアがポンポン出てきます。
が、そのままのテンションで突っ走るとろくなことにならないので最小限にまとめていきます。

こんな感じです。

  【二者択一メーカー(仮)】

  ・質問と解答(二択)を作成できる
  ・あなたはどっち?的な
      ```例1)
      質問: あなたはどっちがいい?
      解A:「性格のいいブサイク」
      解B:「性格の悪いイケメン」```
      ```例2)
      質問: どっちを選びますか?
      解A: 月20万円もらえる(一生)
      解B: その場で1億円もらえる```

  ・「質問されたら回答したくなる」の心理をくすぐり倒す
  ・作成したらツイートで拡散
  ・ネプリーグのトロッコアドベンチャー的な

  ・問題はバズってもすぐ飽きそうってとこ(アカン)
  ・滞在時間を伸ばすための仕組み必要←コラボ命 他力本願is正義

ここで思い出しましたが、コラボ命です。
コラボがなければ、他者の力を借りなければこのサービスは成りたたないか弱い存在なのです。

ステップ2. 爆速でつくる

ここまでのアイデアを出し切ったのが3月19日でした。
残り10日ちょいしかありません。もう時間がない。爆速で作ります。

祝日や休日、ズル休みを利用してひたすら開発と睡眠と漫画を繰り返す日々です。

集中して開発 → 詰まったら昼寝 → 起きて開発 → たまに漫画

この流れです。おかげでストレスは全くありません。ワークライフバランスの極み

ちなみにこの時期は遊戯王を読み返してました。

今でも「味方モンスターが浮遊する城の局部を破壊し落下させて相手全モンスターを潰した結果デュエルに勝つ」
というカードゲームのしなさっぷりには拍手しかありません。

それまでの数値のやり取りはどこにいったんやと言いたいです。

他にも
・突然闇に包まれて攻撃が当たらない
・月を破壊して海水面を低くし海にひそむモンスターを炙り出して焼く
・濡らして雷

などなど。

ねぇ!?それどうやってカードゲームにするの!?ねぇ!?

と。

しかし面白ければいいんです。圧倒的に面白ければ漫画はいいんです。辻褄とか合わなくてもいいんです。

この学びはサービス開発でも活かしていこうと心に誓いました。

面白ければなんでもあり、要は面白ければ多少意味の分からないところがあっても支持してもらえるんだ、と。

その学びを形に変えつつ「究極の選択メーカー」を全力でつくっていきます。

ここからはずっとおれのターーーーーン!!

ステップ3. 公開

3月31日夜10時、どうにか完成、長かったこの思い出と共に涙を浮かべます。


おれはな。
成功しなくてもいいんや。
大人になっても全力で努力したこのひと時を過ごせたこと。
その時間が何より大切で宝もんなんや。


1人感傷に浸りつつもリリース。

と思いきや公開後にログイン処理が上手く動いていないという一番めんどくさそうなバグを発見しました。
しかもローカル環境だと発生しないパターンです。ふざけるなと思いました。流した涙は力ではなく冷や汗に変わります。

「1ヶ月1サービスリリース」

この己との約束を果たすためにも残り2時間でリリースするしかありません。
どうする、どうする・・・と頭をフル回転させた結果

ログイン機能をなくす

という臭いものにはフタ作戦を思いつきました。
長年染み付いた隠蔽体質によってことなきを得たのです。(今は直ってます)

そして23時半、残り30分を残しリリースツイートをかまします。

当時広めてくださった方々ほんとありがとうございました。
このサービスが成功したらあなた方も東京で消耗しない生活に変えていく所存ですので今しばらくお付き合いください。

サービス開発のこだわりについて

前回の記事にて、開発をするうえでMVPという考え方を重視していますと書きましたがもう一つ重視しているものがあります。

それはTTPです。

TTP つまり Tettei(徹底) Tekini(的に) Pakuru(パクる)

です。皆さんご存知の。

ひたすらパクリ元を分析し伝家の宝刀Chromeのデベロッパーツールでパクリ倒します。
もちろん内容はパクってはいけません。

見栄えのいいポジションや色使い、コンテンツの見やすい幅・高さ、さらには枠線の薄さなんて細かいものまで研究して自サイトに吸収していきます。

「パクってこれか」

と思われるのが忍びないので参考元は載せませんが、5・6サイトくらいは常時見比べて真似させてもらいました。

おかげでUIの優れたサービスがどのような思想で設計されているか少しだけ分かるようになりました!
これは大きな収穫です。

今後もUIの優れたサービスを研究してTTPしていきます。

自分の欲しいモノを作るべきかどうかという考察

あるスターウォーズのキャラもとい有名な個人開発者のジャバ・ザ・ハットリさんが言っていたこと

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↑こちらジャバ・ザ・ハットリさん

「自分が欲しいものをそのまま作る」のでは甘い。
 必ずしも「自分が欲しいモノ」=「世の人々が欲しいモノ」ではない。
 スティーブ・ジョブズのような天才的な勘の持ち主でも無い限り、 
 自分の思いだけで突き進んでも「世の人々が欲しいモノ」に到達することは無い

うーーーん金言ですね。マジで熱いです最高。Awesome!!

ちなみにこの記事です(個人開発者はぜひ読むべき!)
開設後3週間で収益10万円を得た個人開発サイトでやったことの全部を公開する

なるほど-----!やっぱりそうかーーー!

と影響を受けつつも、待てよ、と。この言葉は

ジャバ・ザ・ハットリさんの濃密な経験から出た経験則だから何もしないでそのまま信じるのはダメじゃね?と
偉い人やすごい人が言ってることをさも自分が経験したことのように発言したり真似するのはダメだよなぁ
1回試してダメなら考えを改め現実を素直に受け入れよう

ほんの些細な自我が芽生えたので今回は「自分がつくりたいもの」を好きにつくる道を選んでいます。

成功するクリエイターには二つのタイプがいる?

また、漫画バクマンでは作中に登場する優秀な編集者が「成功するマンガ家」について以下のように分析するシーンがあります。

成功するマンガ家さんは大きく分けると2タイプがいて

自分の描きたい事好きな事を思いきり描いてヒットする天才タイプ
計算しつくしてヒットをだすタイプ

大ヒット飛ばせるのは圧倒的に計算じゃない人なんだ

(ちなみにこの編集は服部さんというキャラでして、どの世界でもハットリという名を持つ方は優秀すぎますね。ガッデム!)

この分析はものづくりをする上で漫画もWEBサービスも同じはず。

もしかしたらワイは天才型の人間かもしれんしな!すまんな!
すまんな君たち!
ワイは自分が好きなものを好きなように作ってそれがバカスコ売れる天才なんや!
和製スティーブや!プログラミング界の新妻エイジや!
お先やで!

これが吉と出るか凶と出るかは神と両ハットリ氏のみぞ知ります。

リリース後の気になる結果は・・・

現実は甘くありませんでした。

なんとリリースから2週間で1000PVにも行っていません。

別に成功しなくても良いとは言ったものの何らかの手応えは欲しいところです。
誰か僕に改善案をください。

流した涙、かいた冷や汗、溢れでる鼻水は報われませんでした。さよなら水分。

どうやら僕は特別な人間ではなかったようです。
ただの和製田中太郎でした。

このリリースで得たもの

今回のリリースでたったひとつだけ得たものがあるとすればそれは

サービスはユーザーが欲しがるものをつくるべき

という失敗から得た経験則でしょう。
これでようやくハットリさんと同じことが言えそうです。心から。

もちろんこれからも自分の好きでつくりたいものをつくります。
ただ、その方針と「ユーザーがほしいもの」をできるだけ絡めてつくります。

今回はそこら辺がちょっとうまく絡み合わなかっただけです。
あと「究極の選択メーカー」という長ったらしい名前がよくなかっただけです。

とにかく、僕は、いえ僕たち個人開発者はこのままでは終われません。(勝手に個人開発者を仲間に加えました)
この失敗を糧に次なるスターロード「毎月500円の不労所得」を目指すべく邁進します。

これから

とはいえ今回のサービス失敗によりとっくに僕のライフは0になってます。もうやめて!

なので4月はサービス開発をお休みしようかなと。

その代わり!
ドット絵を勉強してポートフォリオをつくります!いえい!
待ってろよクロノ・トリガー
グランドリオンよろしく伝説の武器(ポートフォリオ)を作ってやるぜ!

サービス名募集!

現在サービス名を募集してます。

いまのところ他の開発者から「うんこカレーメーカー」を推薦されてるので最悪それになるかもしれません。助けて

おわりに 〜個人開発を始める方へ〜

最後に、これから個人開発をしようと思っている方へ。

僕は個人開発にもステージがあると思ってます。

最初から1発大儲けを目指してつくりきれる人なんかほとんどいないです。
個人開発を始めたばかりの人は、まずは「自分が楽しめるプロダクト」をワクワク開発すればいいのではないでしょうか。

そしてつくったら僕に共有してください。絶対に触りに行きます。ゼッタイ個人開発触るマンです。

そしてあなたが天才型じゃないなら傷を舐め合いましょう。
きっと毎月500円の不労所得くらいなら到達できるはずですよ(ナメナメ)

もしあなたが天才型ならおこぼれをもらいに行きますね。月500円でいいです。

とにかく一緒に個人開発しましょう!楽しいよ!

では、最後まで読んで頂きありがとうございました〜!

月500円のサービスを得るまで〜

やっていき💪

あざっした!!!

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Qiitaに今回のサービスで使った技術をまとめてますのでこちらもよかったら!
FirebaseでTwitterログインを利用し最速で「いいね」機能をつくる 〜究極の選択をつくるサービスをリリースした話〜

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ミツダマ@個人開発プログラマー

新卒で入社した企業でメンタルをやられ退職。「やりたいこと」を求め転職を繰り返し未経験でプログラマーに。個人開発のサービスで一発逆転を目指し中!主に開発で一発当てるまでの道のりと働きたくない系ツイートしてます🤤作ったサービス→時間割メーカー⏳https://t.co/LYASTi5v3h

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