2021-01-06に投稿

技術的な有料記事を書いていくためにどうすればいいかの考察

技術的な内容で有料記事を書いていこうと思った場合に、一体どのプラットフォームに、どの様に書いていけばいいかを考察してみました。

ちなみに僕は別に単体の有料記事で稼いだことはありませんので基本的に以下の内容は個人的な想像です。また、技術書展やZenn等での「本」の販売については今回は含みません。単体の有料記事についての話になります。

前提

集客について

「書けば売れる」そんな場所はありません。「noteの有料記事で稼いでるって人がいるから自分もやってみよう!」……売れません。というか誰も見てくれる人すらいません。

基本的に集客は自分で頑張る必要がありますし、そうでない場合は何かうまい方法を考える必要があります。

有料であることに躊躇しない

無料のアウトプットが世の中にあふれています。「なんだ、有料かよ、読んで損した」なんて罵声をあびることもあるでしょう。ただそれは気にする必要はありません。重要な情報が有料であるのは当たり前のことです。無料のものが多すぎて多くの人が当たり前のことを忘れているだけなのです。

「有料で買ってよかった!」と思ってもらえるような情報を提供するよう努力すればよいだけです。なんとなく見たい、と思う人は買わないかもしれませんが、絶対欲しい、なにがなんでも必要! という人は買うでしょう。無理にみんなに買ってもらおうとせず、そういう方々に買ってもらえればよいだけです。

noteの有料マガジン

noteには有料マガジンという機能があります。記事の投稿者は有料マガジンを作成することができます。記事の閲覧者は有料マガジンを購読することでそのマガジンの全ての内容を閲覧することができます。購読していない場合は一部だけが閲覧できます。

記事にしろアプリにしろ、毎月継続して費用を払ってもらえるのは重要なことです。一回きりの金額と、毎月発生する金額というのは当然積み重ねると大きすぎる違いがあるからです。

そのため単に有料記事を書くよりも、有料マガジンを利用してユーザーを手放さない執筆運用をしていくことが本来は望ましいでしょう。

しかし、その場合は当然ユーザーが飽きないように続けていく必要があります。しっかりと止まることなく継続することが必要となります。

また、書く内容についても考える必要があります。というのも、例えば僕の場合はサービス開発についてのポエムを書いたり、フロントエンドのことを書いたり、バックエンドのことを書いたり、インフラのことを書いたり、アプリのことを書いたり、かなり雑多なことを書いています。この場合、たとえばフロントエンドについて興味のある人が購読してくれたとします。しかし書かれる内容はアプリのことだったりよくわからないポエムだったり。そうなると解約してしまうでしょう。

購読してくれた人がずっと見続けていられるように、内容については絞って書いていくべきだと思います。もしくは別ジャンルについてもたくさん継続して書けるのであれば別の有料マガジンとしてどんどん書いていくと良いでしょう。

なんにしろ「大変」であることに間違いはないです。書くことが好きでなければ続かない可能性はあります。

投げ銭

noteやZennでは記事に対して投げ銭をすることができます。Twitter等で「サポートしてもらった!」というようなツイートを見かけることもよくあります。

このようなサポート機能は、特に有料記事ではなく一般公開記事として書いても投げ銭してもらえることが特徴です。

ただし、「有料記事で稼ぐ」という観点で考える場合は投げ銭はあてにしない方が良いでしょう。どれだけ有益な記事を書いたとしても基本はサポートされないと考えましょう。してくれる場合は割と知り合い同士だったり、投げ銭慣れしている人ばかりだったりします。検索でたどり着いた人などはそもそもユーザー登録などもしていませんので、投げ銭自体知りませんし、登録してまで投げ銭しようと思い立つことはほぼ無いでしょう。

されたとしても振り込みが発生するレベルの額に到達するにはかなりの年月がかかると思われますので、ちょっとしたお小遣い程度になると思います。

普通の有料記事

あとは普通の有料記事です。noteや当サービスCrieitで有料記事を書くことが可能です。また、Zennでも本機能を使って有料記事として売っている人もいるようです。

ただしそれで稼いでいくことはなかなかに厳しいと思います。前述のマガジンと異なり、1回きりの購入となります。一度買ってくれたユーザーが他にも買ってくれるという保証もありません。その場合は投げ銭と同様雀の涙程度の稼ぎになるでしょう。たくさん売るためにはひたすら頑張って集客し、継続的に売れる仕組みを作っていかねばなりません。

ただしこれはシンプルであるがゆえにやり方によってはそれなりに売っていける可能性も秘めているような気がします。どのように有料記事を書いていけばいいかを考えてみました。

マイナーな内容を書く

マイナーな内容は有料記事に向いている気がします。というのも、メジャーな内容というのは自分以外にも多くの人が興味、関心をもちアウトプットしています。そもそも有料部分として書こうと思っていた部分は、自分が思いつくより前にすでにわかりやすくて詳しい記事として一般公開されている可能性も高いですし、量も多いです。そういったありふれた情報をわざわざ有料記事として買ってくれるような人はいないでしょう。

有料で売りたい内容は程よくマイナーであると良いでしょう。どのくらいかと言うと、その技術自体は世の中にありふれているけども、その機能自体は全然情報がなく、検索しても全く見つからない、もしくは見つかったとして英語の情報ばかりや、わかりにくい記事の中にちょろっとその話が混じっている程度、というレベルです。例えばPHPの情報はありふれているけど、その中で~~をやろうとすると誰もやったことがない、という情報です。

こういった情報はあまり需要がないかもしれませんが、でも逆にいうと探しても全然見つからないため、それを直接必要としている人にはかなり需要が高いです。

最初の前提で「集客は自分で頑張る必要がある」と書きましたが、この方法であれば検索でも見つけてもらいやすい気がします。もうそこにしか情報がないのでは、と思ってもらえれば解決のために買ってもらえる可能性も上がるでしょう。

とは言ってもマイナーすぎる情報はやはり売れないでしょう。売れても生涯で数件程度かもしれません。このあたりのバランスを模索しながらたくさん書いてみる必要はありそうです。

そこに答えがある、と感じさせる

適当に有料記事を書いても売れないと思います。公開部分と非公開部分の絶妙なバランスは必要です。無料公開部分で記事に納得感を与えることで、「あ、この人は絶対答えわかってるな」ということを感じさせます。そして、ギリギリのギリギリまで無料部分で詳しく解説を行います。そして最後の最後に、絶対必要な情報、もしくは絶対読者が欲しがる情報を有料部分として販売します。

というのも、有料記事を買わない理由の一つに、買っても欲しい情報がなかった、という可能性がありそうだからです。有料部分は見えないため、買うまでわかりません。本当に欲しい情報があるかどうかわからないとどうしても躊躇しています。そのため、あ、絶対にあるわ、と思わせるような流れを作ることはかなり重要だと思います。

逆に、かならず有料部分には買って納得できるものを書いたほうが良いでしょう。頑張って書いても最初はそれが達成できなかった場合、どんどんブラッシュアップしていけばよいでしょう。

有料にする必要のないもの

とはいえ、全てを有料記事にする必要はありませんし、有料記事だけを書く人になる必要はありません。下記のようなものは無料のほうが良いでしょう。

自分をアピールしたい場合

自分の持っている技術をアピールする場合や、それによってその技術者を探している人を集めたい場合などは無料公開にしてどんどん自分、もしくは自社のことを知ってもらえるようにした方が良いでしょう。

布教したい情報の場合

たとえば新たに出たフレームワークや、お気に入りのライブラリなどがある場合です。これはみんなにどんどん知ってもらいたい、という情報があれば無料で情報を公開して世間の認知を広めて自分にとってもその技術が使いやすい世の中にしていくことができます。

古すぎる情報の場合

古すぎる情報は探す人も少なく売れることも少ないと思います。こういう場合は元々有料記事であっても無料公開に変更し、メモリアルとして残していくほうが良いように思います。

まとめ

ということで色々と考察したことを書き残してみました。ぜひ試してみてください。

技術的な有料記事であれば当サービスCrieitでも販売が可能です。手数料はnoteより安いです。詳しくは下記解説にて。

有料記事を販売できるようになりました

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だら@Crieit開発者

Crieitの開発者です。 Webエンジニアです(在宅)。大体10年ちょい。 記事でわかりにくいところがあればDMで質問していただくか、案件発注してください。 業務依頼、同業種の方からのコンタクトなどお気軽にご連絡ください。 業務経験有:PHP, MySQL, Laravel, React, Flutter, Vue.js, Node, RoR 趣味:Elixir, Phoenix, Nuxt, Express, GCP, AWS等色々 PHPフレームワークちいたんの作者

Crieitは誰でも投稿できるサービスです。 是非記事の投稿をお願いします。どんな軽い内容でも投稿できます。

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