こんにちは。個人開発するSIerことmahです。
昨年、初めてアプリをリリースして、大コケした、全然使われない。という記事を書いてました。
そんなこともあって今年は、じゃあ使われるためにどうすればいいの?アイデアがダメだったの?デザインがダメなの?アプリがダメなの?知られてないからダメなの?ということを色々考えた年でした。
結局、1年経ってもまだ使われてるアプリをリリースできているわけではないので、全然成長してないし、センス無いしで、参考になるかは保証できないのですが、色々勉強した総まとめとして、自分なりの個人開発としての企画プロセスとセルフチェック項目を整理しておこうと思います。
アイデアの着想として「家族や友人が欲しているもの」「SNSで誰かが欲しているもの」「社会的に必要な課題」というものもあるのですが、そこに自分自身が共感できるものじゃないと、長期的に改善活動を行う必要がある個人開発ではちょっと厳しいアイデアなのかなと思いました。
スマホアプリにするのか、Webシステムにするのか、サーバーサイドは何にするか?といった具体的な実現手段を考えます。最近は、MLやARなど色々と最新の技術があるので、こういうのを上手く活用したら、新しい方法で実現できないかを良く考えたりしてます。
あとはチャット機能を作ったら「電気通信事業届け」になったり、金銭のやり取りを入れると「資金決済法」を意識したり、マッチングアプリだと「インターネット異性紹介事業届け」等、全然意識できてない法律とかもあるので、そういうリスクがないかはちゃんと事前に意識することも重要かなと思いました。
アイデアを思いついた瞬間って「このアイデアめっちゃ良い!」とアドレナリン全開になってるので、冷静に考えることが大事ですよね。あと自分がこれを解決したいと思ったアプリのアイデアがあったとして、同じアイデアの持つアプリが既にストアにあっても、それをインストールして使おうと思わなかったり。そんなに困っていないんだよなぁと思うことが結構ありました。
サービスが世の中にありふれているので、作る時点で既に存在していない新しいサービスをゼロから作るには、資金力が無い個人開発としては難易度が高いのかなと思ったりします。ただ既にウケているサービスのXXX版みたいな形で説明できるアイデアは良い形になりやすいのかなぁと。(あと、いままであったけど企業の都合でサービス終了してしまったものとか)
またCGMは最初が大変なので、ツールとしての機能を前提として持ちながら、ユーザーの投稿データを蓄積して活用していく、という流れのほうが良いのかなと感じます。
やっぱり自分がターゲットになっているかを再認識するのが重要かなと思います。
アプリストアやGoogle検索でその課題を解決するためのアプリやサービスが何か検索して、最初に出てきたサービスを使ってみて、違いをハッキリさせる。良いところは真似て、悪いところは、そこを差別化ポイントにできるかを考えてみる。あと個人開発なので、やらないことを決める、というのも必要で、だいたいは多機能にせず、シンプルに特化するんだと思う。
あと、時間をかけてコツコツデータを集めるだけでも差別化になるし、時間をかけられるのは個人開発の強みなので、自分が好きなジャンルだとそういうのがしやすいですよね。
amazonはプレスリリース風な企画書を書いて、企画の評価しているみたいで。意外と書いてみると、ストーリーやポイントが見えてくるので、ちゃんと文書化しておくのはいいなと思います。
1) Heading(大見出し):ターゲット顧客が理解できる言葉でプロダクトを命名する。
2) Subheading(サブ見出し) :誰がどんなベネフィットを得られるかを1行で記述する。
3) Summary(サマリ):プロダクトとベネフィットを簡潔に記述する。
4) Problem(課題):プロダクトが解決する問題を記述する。
5) Solution(ソリューション):プロダクトがどうやって鮮やかに課題を解決するかを記述する。
6) Quote from You(提供側の声):プロダクトを提供している側からの声を記述する。
7) How to Get Started(始め方):使い始めるのが簡単であることを記述する。
8) Quote from Customer(顧客の声):顧客(仮)がどうベネフィットがあったかを記述する。
9) Closing and Call to Action(クロージングと行動の呼びかけ):まとめと、読み手に次にすべきステップを記述する。
自分は人に聞いたりするのがあまり得意ではないので、すぐ作ろうとしてしまうのですが、本当は人に聞いたりするほうがいいんだろうなと思います。
一定のフォロワーがいる前提では、Twitterでアンケート取ってみて反応を確認したり、こういうの作ってる(作りたい)みたいな近況報告して反応をみていく、というやり方がやりやすいかなと思ったりします。いつかこういうのやって開発してみたい。
広告でもいいし、広告無しプランで有料でもいいし、フリーミアムで有料プランでもいいし、どうやってお金が貰えるか妄想しておくだけで良いとは思いますが、特に有料プランを考えるときに、DB構造が悪さするときもあるとは思うので、最初から考えておくと、将来のためになるかも。と思って自分は考えてます・・・。まだ機会は来ない・・・。
個人開発としてアプリであればFlutterとFirebaseを選んでおけば間違いないという感じはする。今年はFlutterを勉強してアプリリリースしたけど、勉強して正解だったなと思ったので。
どんな開発でも、自分にとって新しい技術的な取り組みを行ってさえいれば、アプリ自体が大コケしても資産になり無駄にはならないし、これは個人開発ならではのメリットだと思う。
だいたい使ってみたいと思う要素って、デザインが優れていることが多いので、ここが得意な人は本当に羨ましい。その次は、効果を訴求するしかないので、胸張って「とても便利!」って言えるものなのか、客観的に考えていく必要がある。自分が胸張れないものは、他の人が使いたいって思うレベルに達していないんだなって思う。
あとアプリの具体的な操作になりますが、人気のあるアプリって、分かりやすく、迷わず、操作少なく、シンプルに課題を解決する、そういうのがとても考えられたように感じます。そこの品質は妥協しちゃいけないですね。
最後に、個人開発としてSNSマーケティングは必須だと思うので、シェアする機能を意図的に組み入れられないか考えておくと良いのかなと思います。
OOUIは非デザイナーが画面設計するにはオススメなので、それに沿うように作っておくと間違いが少ない。
あと最初はUIイメージを色々いじるのでFigmaやAdobeXDでプロトタイプ作るのが良いと思う。デザインはDribbleやpinterestをみて真似るんだけど、個人開発が作るようなシンプルすぎるものは、あまり無い印象。最終的には、たくさんいろんな個人開発者のアプリを見て参考にするのが良いのかなと思います。
最後に。
こんな机上の空論で語るより、一番リアルで一番大事なのはリテンション率とかアクティブユーザー数。
DAUが右肩上がりになるまで、コツコツ改善を続けられることが大切で、正直、使ってもらえるための品質に仕上げていくのが本当に大変なんだなぁと痛感しています。
ということで、来年も引き続きがんばります!皆さんと一緒に頑張りたいです。
なお、自分はこういうところを考えてる、意識してるみたいなコメントを貰えると嬉しいです。
(てか、教えてください...)
長々と書きましたが以上です!ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
Crieitは誰でも投稿できるサービスです。 是非記事の投稿をお願いします。どんな軽い内容でも投稿できます。
また、「こんな記事が読みたいけど見つからない!」という方は是非記事投稿リクエストボードへ!
こじんまりと作業ログやメモ、進捗を書き残しておきたい方はボード機能をご利用ください。
ボードとは?
コメント