2020-03-12に投稿

学ぶことの意味

自己紹介

私はちっちゃいSIerに勤めています。
お客様先に常駐して開発しています。私以外の社員もみんなそうです。

問題提起

私の見ている範囲では…ですが、社員の多くは、あまり自分から進んで学んだりしないです。
かく言う自分もそうですが、そんな自分以上に学びが足りない人が多い気がしています。

やったこと

ずっと長い期間お客様先に常駐することが多いため、常駐先以外での学びの機会を作ろうと考えました。

勉強会の開催

弊社にはSIerあるあるの「帰社日」というものがあるのですが、その日をもうちょこっと増やして、勉強会をしてみました。
社外の方をお呼びしたりもしました。

esaでの情報共有

最初はQiitaに気軽に投稿してみない?そもそも読んでみない?ということを促したのですが、反応がなく…Qiitaに書くことに抵抗があるのかなと推察して、esaを使い始めました。それでもやっぱり書かないしほとんど読んでくれていないようです。

ここから本題

なぜこんな活動をしているの?

そもそもなんで学ばないことを問題と考えているのか。なんでみんなに学んでほしいと思っているのか。

自分がそういう学び合い刺激しあう環境に身を置きたいから

これは完全に自分のためだし自己満足です。
会社を辞めて、切磋琢磨し合うような会社に転職するとかも考えましたが、関係する人たちみんなにとってデメリットの方が多い気がしたので、会社に残って、会社を中から変えようと考えました。(なんかえ偉そう)

社員みんなや会社の将来が心配だから

ずっと同じ常駐先で、ずっと同じ技術で学びがないというのは、常駐している間は良いのですが、急にそこを離れなくてはいけない日が来ます。そのときに浦島太郎になっていて、やれることが20年前の技術だけです、となったりすると、アサインできる案件がなくなってしまいます。

学ぶことの意味

Twitterでご意見をいただいたりして再考しました。

学ぶとこんな良いことが

楽になる、辛さが減る

システム開発は色々気にしなくてはいけないことが多かったり、苦しみが伴うと思います。
それをできるだけ楽にするための仕組み(手法、言語、ツール、FW等…)が開発され続けていて、学ぶと今までの辛さが解消される、というケースがたくさんあるはずです。
そもそも辛いことを辛いと感じず、そういうもんだ、当たり前だ、と思いながらやっている社員は少なくない気がします。

できることが増える

AIだとかモバイルアプリの開発だとか、弊社では携わったことがありません。
そういった案件にも携われるようになっていくでしょうし、案件を受注するだけでなく、自分たちでサービスを作ったり、それを活用したシステム開発をお客様に提案したりできるようになると考えられます。(かなりかなり難しいと思いますが…)
大げさに言うと、人々の暮らしがより便利になるようなものを開発できるようになる。
今までが不便だったわけじゃないけど、より便利になったわーというようなものなど。

楽しい

単純に、物を作ったり動かしたりすることは楽しいことだと私は考えています。
学ばないといけないという、追われるような感じで学ぶよりは、楽しく学んでもらえたら、良い循環になるのでは…と考え、楽しさを前面に押し出して活動してきました。

学ばないとこんなヤバいことが

世の中についていけなくなる

前述の通り、できる仕事が単純になくなっていくと考えられます。

下手なまま

品質も生産性も低くメンテナンスしづらい、良くないシステムを作ることを繰り返すと考えられます。
しかも良くないことに気づかないまま…。

総括

面白さを前面に出したり、伝え方を変えたりしてアプローチしてきましたが、ご意見いただいて、別の角度から考えることができました。
やると楽しいよ、新しいことをやって、新しいものを作っていこう!的な推し方ばかりしていたのですが、結果的にイマイチ響いていなかったと思いますので、とても良いきっかけになりました。

余談

基本的に、新しいことを学ぶのは大変なことだと私は考えています。
なので、みんなやりたくないのは理解できます。
私自身、技術的なことに興味はありつつも、でも学んだところで常駐先の仕事に活かせるわけじゃないしなー…と思って悶々と過ごしていた期間が何年もありました。
今以上に気持ちが病んでいたし、会社からの評価も低かったです。
みんなアホだと思ってんだろうなー、お望み通りのアホとして過ごしてやろうと思ったりしていました。
でもいつも世の中についていけていない不安感がありました。
そのまんま時間だけが過ぎて、今やあらふぉーのおじさんです。やばいです。
そういった自分自身の経験があるので、みんなにはそういう思いをしてほしくないなー、楽しくやってほしいなーと思っています。それが活動の原動力なのかもしれません。

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ねぎぼうづ

あらふぉーSEおじさんです。 趣味でElmをいじったりします。 二児の父です。

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