暗号資産のハードウォレットや銀行のトークンとして使うのに便利なオープンソースのCPU WZetaのフォーラムが2021年11月14日にオープンしました。
WZetaForum --- 8bit CPU WZetaの情報共有サイト
8bit CPUのRISC-Vになることを目指しています。8bit CPUには見慣れないハードマクロ命令があるため仮想マシンを作ってみたり、コンパイラを開発するのに便利である他、トランジスタ数が非常に少ないので、検証しやすく、安心なCPUを製造することができるのが特長です。機能削減版のSBaxコアの設計図が公開されているので検証しやすさが伝わると思います。(機能削減版でも公開鍵暗号の性能は同じ)
暗号ではハッシュ関数が32bit以上のレジスタでないと難しい場合もありますが、WZetaは仮想マシンによって32bit CPUや64bit CPUなどを作れるため難なくハッシュ関数も演算できます。
唯一の課題は電子署名の演算にかかる時間ですが、デバイスに依存する問題になります。また商用の暗号プロセッサSnakeCubeと組み合わせれば性能の問題はなくなります。このWZetaもSnakeCubeも同一人物のIPなので、銀行のトークンを作るなら、安価なものが作れると考えています。
SSHなどでは計算量が少ない楕円暗号も採用されているのでSSHの鍵として使うことも考えられそうです。
8bit CPU WZetaの開発者です。もう一つ8bit CPU ICF3-Zをやっています。ICF3-Zは疑似パイプラインで高周波数動作。小型で高速を両立させたCPU。16bit÷8bit(条件つきで24bit÷8bit)の除算の高速性を活かして低周波数で動作させての低消費電力。https://icf3z.idletime.tokyo/
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