2020-11-22に更新

Azure サービスエンドポイント

サービスエンドポイント

サービスエンドポイントは、ストレージアカウント、SQL Databaseなどのサービスに対して、接続を制限するための機能。
サブネットに統合される。
サービスタグ(Microsoft.SQLなど)があらかじめ設定されていて、サブネットやネットワークインターフェースに対して設定が可能。

以下のような環境を考える。

  • 仮想ネットワーク:vnet-main
    • サブネット001:subnet-001
      • 仮想マシン:vm-001
      • NIC:nic-001
      • NSG:nsg-001
    • サブネット002:subnet-002
      • 仮想マシン:vm-002
      • NIC:nic-002
      • NSG:nsg-002
    • サブネット003:subnet-003
      • 仮想マシン:vm-003
      • NIC:nic-003
      • NSG:nsg-003
  • ストレージアカウント:storage-A

subnet-001、subnet--002のサービスエンドポイントに「Microsoft.Storage」と設定する。

 1. storage-Aが何も接続設定をしていない場合
  仮想マシンvm-001、vm-002、vm-003はstorage-Aに接続できる
  ストレージアカウントは基本的に仮想ネットワーク内、およびインターネットからのアクセスを拒否しないため
  このとき、vm-001とvm-002はプライベートアクセス、vm-003はパブリックアクセスとなっている

 2. storage-Aがsubnet-002にのみ接続可にしていた場合
  仮想マシンvm-001、vm-003は接続できず、vm-002は接続ができる
  vm-001はstorage-Aの接続設定で接続が拒否される
  vm-003はサービスタグが設定されていないため、パブリックアクセスを行おうとして拒否される

サービスエンドポイントを使用した接続は、プライベートIPを使用したプライベートアクセスとなる。
対象の仮想ネットワーク内のアドレス範囲で決定されたプライベートIPアドレスを使用して接続が行われる。
それ以外のアクセスはパブリックアクセスとなる。

サービスエンドポイントの利点としては以下。

  • インターネットや関係のないサブネット内のリソースからのアクセスを制御できる
  • プライベート接続になるので、セキュリティ面で安全

「仮想ネットワーク サービス エンドポイント」
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-network/virtual-network-service-endpoints-overview

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