2021-06-28に投稿

AD値ざっくりまとめ

AD値とは

経路情報の信頼度をあらわす数値
– スタティックルーティング、ダイナミックルーティング含め、様々な情報源から経路情報を得ている
– ルーティングテーブルに載るのは最適な経路だけ
– 同じ経路情報を複数の情報源から得た場合、どの情報を信頼して最適な経路としてルーティングテーブルに載せていくのか、

情報源 AD値 情報源 AD値 情報源 AD値
Connected 0 EIGRP(内部) 90 RIP 120
Static 1 IGRP 100 ODR 160
EIGRP(集約ルート) 5 OSPF 110 EIGRP(再配送ルート) 170
eBGP 20 IS-IS 115 iBGP 200

その信頼度をあらわすのがAD値
– AD値は小さいほど、信頼度が高い(設定のよる変更可能)

経路ごとに自分でAD値を設定する方法

– 障害時に意図した迂回経路に切り替わるように、AD値を高くしたスタティックルートを設定する

コマンド

RT1(config)#ip˽route ˽<宛先ネットワークアドレス>˽<サブネットマスク>˽<ネクストホップアドレス>˽<AD値>

デフォルトルートを利用しても実現できる

– 障害時にはデフォルトルートを利用して通信する

コマンド

RT1(config)#ip˽route˽0.0.0.0˽0.0.0.0

デフォルトルートとは

– デフォルトルート(0.0.0.0/0)はネットワーク部が 0bit(範囲としては 0.0.0.0~255.255.255.255)
⇒全てのネットワークが対象
– ルーティングテーブルに載っていないネットワークには中継することができない(データは破棄される)
⇒デフォルトルートを設定しておけば、破棄されずにネクストホップに転送される
※プレフィックス長は最小(/0)なので、常にルーティングテーブル上の他の経路が優先される

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tobara

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