2021-05-17に更新

FHSについて

FHSとは
FHSは、Linux(などのUNIX系OS)の標準的なディレクトリ構成を定めた標準仕様です。
たとえば「/etcディレクトリには設定ファイルを置きましょう」など、ディレクトリの名前や構成、
ファイルの名前などについての「標準」です。
以前はあくまで慣習であり、明確な明文化された取り決めがありませんでした。
このため、システム、ディストリビューションによって、どのディレクトリにどのファイルが
あるのかがまったく異なっているという状況だったのです。
このような状況は、わかりにくいというのが1つ困ったところになりますが、さらにトラブルの原因に
なるということもあり得ます。たとえば共有ライブラリなどがどこにあるのかわからない、
名前も違うという状況になってしまうと、ソフトウェアのインストールが上手くいかない、
インストールできても正しく動作しないなどのトラブルが考えられるわけです。
こういった不都合を少しでも減らそうと、FHSが策定されたのです。

頻繁に使うディレクトリ

/bin    基本コマンドが保存される
/boot OSのブートに必要なファイルが保存される
/dev  デバイスファイルが保存される
/etc  システムの設定ファイルが保存される
/home ⼀般ユーザのホームディレクトリ (rootユーザは/root)
/lib  ライブラリが保存される
/media    CD-ROMやUSBメモリ等のマウント先が保存される
/sbin 管理系コマンドが保存される
/tmp  ⼀時的に利⽤するファイルが保存される
/usr  ユーザが共⽤するコマンドやライブラリなど
/var  頻繁に更新されるファイルが保存される
/var/log  ログファイルが保存される
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