Firestoreの簡易管理ツールをNuxt.jsでつくってみた

Firestore、とっても便利ですが、Firebaseのコンソールがイケてないので、
ローカルで動かせる簡易の簡易ツールを作ってみました。Nuxt.js製です。

Firebase Admin SDKを使ってるので、秘密鍵を配置すればOK
セキュリティルールの変更も不要です。

動いているところはこんな感じ。

GitHubで公開してます。ただ書きなぐりなので、ソースはイケてないです。。
まだα版くらいなので、機能は限定的です。。

memory-lovers/simple-firestore-admin: Simple Firestore Admin

なんで作ったか

Firestoreを使ったWebサービスを作ってみたところ、
ちょこっとしたDBの変更にもデータが多かったり、1ドキュメントのサイズが大きいと、
Firebaseコンソールだと重い感じに。。

いろいろ見ていると、Webサービスなどもあるのですが、
セキュリティールールを変えないといけないなど、設定がめんどくさいなと。。

なので、 設定が少なくて、軽い管理ツールがほしい、と思い、作ってみました。

できること

とりあえず、いま自分が必要な機能だけなので、最小な感じ。

  1. コレクションの検索: collection().where().orderBy()
  2. ドキュメントの更新: doc().update()
  3. ドキュメントの削除: doc().delete()

使い方

1. インストール

インストールは、GitHubからクローンしてください。

$ git clone [email protected]:memory-lovers/simple-firestore-admin.git
$ cd simple-firestore-admin

2. セットアップ

2-a. 秘密鍵の取得

Firebaseコンソールから秘密鍵を生成して配置してください。

左上の歯車から「プロジェクトの設定」をクリックし、

スクリーンショット_2019-10-30_19_50_30.png

「サービス アカウント」タブの下にある、「新しい秘密鍵を生成」をクリックすると、
秘密鍵のjsonファイルをダウンロードできます。

スクリーンショット_2019-10-30_19_50_20.png

この例では、./credential.jsonとしてます。

2-b. 設定ファイル(.env)の作成と設定

env_sampleという設定ファイルの雛形があるので、.envにコピーしてください。

$ cp env_sample .env

コピーしたら、.envを開いて、配置した秘密鍵の相対パスを設定してください。

  # Copy this file with file name '.env'

  ## ex. CREDENTIAL_PATH=./credential.json
- CREDENTIAL_PATH=YOUR_CREDENTIAL_PATH
+ CREDENTIAL_PATH=./credential.json

これで設定はOK。

3. 起動

Nuxt.js製なので、こんな感じでビルドと起動をしてもらえればOK。

# パッケージのインストール
$ npm install

# ビルド
$ npm run build

# 起動
$ npm run start

http://localhost:3000で起動するので、
ブラウザで操作できるようになります。

開発時のポイント: serverMiddlewareでfirebase-admin

開発時にハマったポイントとしては、
firebase-adminがNode.js上でしか使えなかったことです。。

当初はNuxtアプリから直接firebase-adminを呼ぼうとしていましたが、
Node.js上でしか扱うことができないことをあとから知り。。

Expressなどからだと呼ぶことができるので、
NuxtのserverMiddlewareを使って、
APIサーバ的なものを内部で持たせるようにしてみました

serverMiddlewareの使い方はこんな感じ。

Express関連のコード

簡易化してますが、こんな感じのコードを、server/index.tsに配置

import { Request, Response } from "express";
import * as firestore from "./modules/firestore";

import bodyParser from "body-parser";
import express from "express";

const app = express();

// setup body-parser
app.use(bodyParser.urlencoded({ extended: true }));
app.use(bodyParser.json());

// select
app.post("/api/select", async (req: Request, res: Response) => {
  // firestore.collection("users").get()的な処理をする
  const result = await firestore.fetchSelect(req.body);

  res.send(result);
});

export default app;

nuxt.config.tsで設定

先ほど作成したserver/index.tsをserverMiddlewareとして利用するように設定

import { Configuration } from "@nuxt/types";

const config: Configuration = {
  serverMiddleware: ["~/server"],
};

export default config;

別にサーバを建てると、開発時にCORS対策でaxiosでproxyしないといけなかったりしますが、
serverMiddlewareを使うとそういった設定も不要に(´ω`)

おわりに

とりあえず、必要な部分だけを作っただけなので、
バグもイケてないところもまだまだありますが、よかったら遊んでみてもらえれば。

memory-lovers/simple-firestore-admin: Simple Firestore Admin

Firestoreの管理画面作りたいな。。と思ったら、
こんな感じでserverMiddlewareを使うのが良さそうです(´ω`)

こんなのつくってます!!

冒頭で話していた開発しているWebサービスです!
だいぶデータも増えてきたので、こういう管理画面が欲しくなってきました。。

積読用の読書管理アプリ 『積読ハウマッチ』
積読ハウマッチは、Nuxt.js+Firebaseで開発してます!

もしよかったら、遊んでみてくださいヽ(=´▽`=)ノ

要望・感想・アドバイスなどあれば、
公式アカウント(@MemoryLoverz)や開発者(@kira_puka)まで♪

参考にしたサイトさま

Originally published at qiita.com
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きらぷか@積読ハウマッチ/SSSAPIなど

フリーエンジニア/今はNuxt.js/いつかFlutter 受託&アプリ/Webサービス/ゲームを #個人開発 CS修士→SIer/R&D→フリー #paiza はAランクで満足/AtCoderしたい #DMでお仕事募集はお休み中 Kotlin/Python/Swift/Unity/Java/Haskell/DDD

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