2020-02-29に更新

GASで「農作業記録アシスタント」LINE bot作った(紹介編)

はじめに

エンジニアでもなんでもないただの畑作農家が、普段の農作業の記録を簡単に記録するためのLINE botを作りました。
今回はその紹介編です!

(2020/2/29追記)技術編もまとめました。
GASで「農作業記録アシスタント」LINE bot作った(技術編) - Crieit

農家にとって細かく作業の記録を残しておくことは大事で、作業ごとに把握しておくべき項目が多いのです。
例えば種蒔き。年に1回(ほんの数日間)しか行わない作業ですが、種子を落とす量・肥料の銘柄と量・それに合わせた機械のセッティングと走る速度など、細かな調整がその年の収量(=収入)を左右します。

また複数の作物を管理していると、定期的に農薬を散布するなど天気を見ながら計画を立てることになるので、前回いつ・どんな薬を撒いたか、などを把握しておくことが大事になります。数年前の記録を引っ張り出してきたい時もあります。

メモしておかないと、だいたい1年経つと全て忘れます\(^o^)/

ただ、メモするのがめんどくさいんですよね。
紙の日誌だと多く情報を残せますが、検索性に欠けるし。
必要な時に必要なものだけちゃちゃっと記入して、必要な時に必要なものだけちゃちゃっと取り出せる、そんなツールが欲しいなあと思っていました。

皆さんおそらく同じように悩まれていることで、農作業日誌アプリにはスマホアプリやWEBアプリが既に多々存在します。農家の経営を助けるために、いろんな方がいろんな想いを込めて作ってくれています。
ところが、僕にはどうも上手く使いこなせないのでした。実際に使ってみても中々しっくりくるものがなかったというのが正直なところで。

まあ、そんなんで、作りました。
自分が普段メモ書きなどでも使っているLINEと予定管理に使っているGoogle Calendarに着目して、入力の手間を極限まで省いた農作業記録アプリをLINE botで作成。

こんなアプリ

LINEを開いてメニューをタップしたら入力開始。メッセージに従って「日時」「作業カテゴリ」を選択した後にチャットで作業内容を入力。

入力した内容は指定のGoogleカレンダーとスプレッドシートに自動で登録されるので、それらのツールで登録した記録を見返すことができます。

(1)LINEを開いて簡単に今日の作業日報を入力

作業の日報入力を専用のアプリでやるのではなくLINEで入力するというのが肝。
コミュニケーションツールとしてLINEを開かない日は無い、という人が多いかと思います。LINEを立ち上げる度に嫌でもこのbotのアイコンが目に入るため、思い出した時にちゃちゃっと入力をしてやればいいのです。

↓メニューの左「日報を入力」をタップすると、日報登録のボタンが出てくる

↓日時を選択して登録できるので昨日の記入忘れも安心

↓作業カテゴリは選択肢を選ぶだけ

↓作業内容を入れる時だけテキスト入力が必要

↓登録できました!

また、LINEを使うと過去にあげた日報の履歴がLINE上からも参照できるというのは何気に便利。コピペしてきて文面を使い回して使用しても◎

ただ、LINEからの一度登録した予定の編集・削除は現状備わっておりません。手動でカレンダーとスプレッドシートで編集する必要があります。

(2)Googleカレンダーに記録して見返す

こちらも日常使いのツールをそのまま使用。
予定管理を全てGoogleカレンダーで行なっているので、スマホのウィジェットとして登録しておくことで、作業履歴もそこに表示してくれることになります。
他のカレンダーアプリにGoogleカレンダーを連携して使うこともできそうですよね。僕の周りでは「Time Tree」を予定管理に使っている人が多いのですが、どうやら連携が可能そうです(僕自身使ってないので正確にはわからず)。

(3)スプレッドシートでも記録を管理

これはおまけというか、主にパソコン上で過去の履歴を一覧にして参照したい時があるので、そのために作りました。ここは比較的アナログ感が強いのですが、参照したい時はスプレッドシート上で操作をします。フィルタで特定の作業カテゴリのみを一覧表示にしたり、全体を検索をかけたり。ここをWEBアプリでもうちょっとしっかりすると良い感じがします。

(4)作業カテゴリをユーザーがカスタマイズ

日報入力時に作業カテゴリを選択肢として出るようにしているのですが、これはユーザーによって色々変わってくると思います。専用のWEBアドレスにアクセスすると、そこからユーザー自身でカテゴリの編集を行えるようにしています(ここはWEBアプリ)

現状の課題とこれからの展望

あくまで自分が欲しいものを作ったのですが、その延長で「人に使ってもらいフィードバックをもらう」ところまでは今回ずっと考えて作ってきました。身近な同業者に使ってもらえることになったので、反応が楽しみです。

ひとつ大きな課題としては、データの編集・削除に問題があります。
カレンダーとスプレッドシート両方を編集する必要があるので、単に不便なだけでなくデータの一意性が保てていません。ここはもうちょっと考える必要あり。

自分専用で使うなら最低限の機能を持ったアプリが完成した感じなので、これで満足といえば満足です。
仮に発展が望めるなら、別言語でサーバーを準備して本格的にWEBアプリ化?スマホアプリ化?

もうすぐ春から本格的に始まる農作業で実際に活用しつつ、使ってもらえる方の反応を聞きながら、今後の展開を考えていきたいと思います。

おわりに:農作業記録アシスタントLINE botを使ってみたいという方へ

残念ながら一般公開はできません。ただ、もし「使ってみたい!!!」というアツいお方がもしいらっしゃいましたら、是非ぜひお声がけいただけたら嬉しいです。システム的には農業に限らず業界関係なく使用できると思います。また、

  • Googleアカウントが必要(Gmailアドレス)
  • 自分専用(複数人での使用は登録処理がおそらく無理。カレンダー共有は可)(とは言いつつも少人数のメンバーが固定してるグループならLINE botを人数分立てていけるのかも)
  • 登録情報の秘密性には欠ける(僕の方で参照・編集することができてしまう)

この点だけご注意を願いします。テストユーザーとして色々遊んでもらって、使い勝手などご意見いただきたい気持ち。
LINE botを個別に作成する必要があるため多くの対応は難しいですが、まあそんなことはないと思うので、何か気軽にお話いただけたらとても喜びます。

MEMO

使用技術等はこんな感じ(別記事で詳しく書く予定です)
- 言語はGoogle Apps Script(GAS)
- LINE messaging API 使用

サーバーレス。
Googleカレンダーとスプレッドシートを連携。WEBアプリ部分はGASのHTML Serviceを活用して作成。

また、今回のLINE botのアイコンイラストは、こちらの「ねこぺんね」様の素材を使用させていただいてます。ありがとうございます!
顔つき野菜イラスト - No: 1624420/無料イラストなら「イラストAC」

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Massa

北海道でアプリ制作に取り組んでるノンプログラマな農夫。仕事や日常生活で感じる小さな不便を解消すべく趣味と実益を兼ねてプロダクト作ってます。 ■Ruby/Rails ■GAS+LINE bot

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