2021-07-07に更新

【ネットワーク】ICMPv6とNDPについて

ICMPv6とは

ICMPv6は、IPv6用のICMPです。(そのまんまですが)

v4と違って
IPv6にはARPがないので、ARPに相当するアドレス解決の機能を持っている。

ICMPv6の主な機能

機能 詳細
エラー通知 パケットが破棄された理由を送信元に通知する機能
近隣探索 同一セグメント上のデバイスのアドレスを調べる機能

NDP(Neighbor Discovery Protocol:近隣探索プロトコル)

NDPでは、同じセグメントにあるMACアドレスを調べるためにICMPv6パケットを使用している。

  • NS(Neighbor Solicitation:近隣要請):MACアドレスを問い合わせるパケット

  • NA(Neighbor Advertisement:近隣広告):NSへの応答パケット

IPv6アドレスを調べるときは
・RS(Router Solicitation:ルータ要請):RAを要請するパケット
・RA(Router Advertisement:ルータ広告):セグメントのプレフィックスなどを伝えるパケット

NDPによってできること
  • MACアドレスの解決(IPv4のARPに相当)
  • SLAAC(StateLess Address Auto Configuration:アドレスの自動設定)
  • DAD(Duplicate Address Detection:重複アドレスの検出)

IPv6アドレスの割り当て方法

SLAAC(StateLess Address Auto Configuration)

SLAACはIPv6に標準で搭載されたアドレス自動設定機能のこと。
SLAACはNDPを利用して自動設定を行う。

SLAACでのアドレス設定
  1. IPv6ルーティングが有効なルータが定期的にRAによって、そのセグメントのプレフィックスを広告する
  2. ネットワークに追加されたホストはRSを送信し、ルータがRAを即時に送信するよう要求する
  3. ホストは、受信したRAからプレフィックスを、EUI-64によってインターフェースIDを取得し、IPv6アドレスを自動設定する。また、RAを送信したルータのIPv6アドレスをデフォルトゲートウェイとして設定する
  4. アドレス設定が完了し、通信が可能になる

インターフェースのIPv6情報の確認方法
show ipv6 interface

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skyms

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