前回は、基本情報技術者試験で出題されたIPアドレスの問題を解いてみました。
今回はちょっとレベルアップして、応用情報技術者試験の問題に挑戦してみたいと思います。
今回挑戦する問題はこちらです。
問題分を引用するのは大変なので、今回は問題を解きながら理解していきたいと思います。
本文中のaとbに適切な字句を埋めよ
顧客YのPCから顧客YのAPサーバにアクセスする場合,FWとAPサーバの間を流れるAPサーバ向けイーサネットフレームの送信元MACアドレスはa,宛先MACアドレスはbとなる。
(試験問題一部抜粋)
午後試験定番の、穴埋め問題です。
本文中ぼAPサーバーとはアプリケーションサーバー、FWとはファイアウォールを表しています。
この問題を解くために、まずMACアドレスについて調べてみます。
コンピュータなどのネットワーク機器に割り当てられる番号です。
IPアドレスが住所なのに対し、MACアドレスはその人の氏名のような役割を果たしています。
通信を行う際、まずは最終的に送る相手の住所が必要です。
ですから、送り主のマシンはIPアドレスを中継地である機器(ルーターとか)に送ります。
しかし、最終的に送る相手のIPアドレスだけでは、中継地の配送業者は何を使えばいいのか分かりません。
そのため、そこで「この配送業者(通信機器)を使ってね!!」という情報も一緒に送ってあげます。
これがMACアドレスです。
.....
【イメージ】
通信機器 MACアドレス:A
↓ 宛先MACアドレス:B 送信元MACアドレス:A 送信先IPアドレス:あ
通信機器 MACアドレス:B
↓ 宛先MACアドレス:C 送信元MACアドレス:B 送信先IPアドレス:あ
通信機器 MACアドレス:C
↓ 宛先MACアドレス:D 送信元MACアドレス:C 送信先IPアドレス:あ
通信機器 MACアドレス:D
↓ 宛先MACアドレス:E 送信元MACアドレス:D 送信先IPアドレス:あ
通信機器(ゴール) MACアドレス:E IPアドレス:あ
.....
前述の知識も踏まえて、問題を解いてみましょう。
今回は、顧客がAPサーバーに接続する際の、ファイアウォールーAPサーバー間で、APサーバーに通信する際の送信元MACアドレス、宛先MACアドレスを答えてあげます。
今回の問題において、MACアドレスに関する情報は以下のとおりです。
APサーバーに向けて通信が行われる場合、送信元MACアドレスはファイアウォールのLAN側のMACアドレス、宛先MACアドレスはAPサーバーのMACアドレスとなります。
したがって、送信元MACアドレスはccc、宛先MACアドレスはaaaです。
答え:
a:ccc
b:aaa
応用情報技術者試験は、問題分を理解するのがかなり面倒でした。
基本情報技術者試験を解いていたときより、問われている内容を理解するのに時間がかかります。
とりあえずもうちょっと問題数をこなしていきたいと思います。
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