Irisビルドログ(完成)
↑前回の記事
前回までに作ったIrisをBLE Micro Proを使用して無線化。
sekigon-gonnoc/qmk_firmware
こちらにBLE Micro Proに対応したキーボードのファームウェアがいくつかありますが、Irisのものはなかったので自分で作る必要がありました。
qmk_firmware/keyboard/ble_micro_testが一体型、qmk_firmware/keyboard/ergo42_ble, helix_bleなどが左右分離型のサンプルとなっています。
とあるのでqmk_firmware/keyboard/ergo42_ble
やqmk_firmware/keyboard/helix_ble
を参考にIris用のファームウェアを作成しました。
作成したと言っても参考元をすべてコピーしてきて必要そうな箇所(ファイル名とかキーボードの名前とか)を書き換えただけです。
sekigon-gonnoc/BLE-Micro-Pro/CoinCellHolder
こちらの注意点と他の方の組み立てログを見ながら電池基盤を組立てました。
電池基盤の裏面はテープを貼って絶縁しています。
導線で直接つなげてはんだ付けしました。
作成したファームウェアを書き込みます。
リセットスイッチを押しながらUSBを刺さなかったせいで、makeは成功するけど書き込みに失敗するということがありました。
左右分割キーボードの場合はPCとキーボードよりも先に左右のキーボードを接続する必要があります。多分。
何故か全然つながらなくて苦労しました。
両方ともシリアル接続してdel 0
してadv
したら接続できたので、おそらく組立前にPCとの接続テストをやっていたせいでid=0にPCが登録されていたのが原因だったのでしょう。
シリアル接続に使用したコマンドメモ
ls -l /dev/tty.*
sudo cu -l /dev/tty.XXXX
左右のキーボードの接続が終わればようやくPCとの接続です。
restart_advertising_wo_whitelist()
を呼び出すキー(AD_WO_L
が割り当てられたキー)を押してPC側から接続するキーボードを選べば接続できるはずです。
最初に買った電池基盤は付属のスイッチがやたらと固くて、力を込めてOFFにしようとしたら折れました。
もう一個買いました。
折るくらいなら先に問い合わせたほうが良かった。
他の電池基盤を組立てている最中に表面実装のダイオードをふっ飛ばしてなくしてしまったので、結果的に2セット買ったのが役に立ちました。
右手のキーボードのBLE Micro Proを裏表逆につけていました。
スプリングピンヘッダを使用していたのではんだ付けをしておらず助かりました。
そうでなければ(精神的に)死んでました。
自分の席から離れてるときの作業環境。コードレスになってスッキリ。 pic.twitter.com/A5mWBHJPkI
— block (@block_cube_lib) September 2, 2019
無線キーボード最高!!
現在の設定。
BLE_NUS_MIN_INTERVAL
= 30
BLE_NUS_MAX_INTERVAL
= 50
BLE_HID_MAX_INTERVAL
= 30
BLE_HID_SLAVE_LATENCY
= 4
まだ偶にキーが連続で入力されてしまうことがあるので設定を変えるかもしれません。
この記事は無線化したIris(Iris BLE)で書かれました。
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