2021-07-09に更新

【ネットワーク】無線LANの特徴や規格など

無線LANについて

無線LAN、WLAN、ワイヤレスLAN、これらは全部同じ意味です。

無線の特徴

  1. ケーブルがない(当たり前だけど)
  2. ケーブルがないので電波が届けばどこでもつながる
  3. 壁など障害物があると電波がとどかない
  4. 意図しない機器がつながることがある(WPAなどでセキュリティ対策必要)

主な無線LANの規格

有線のときは、IEEE 802.3で標準化されてたやつです。それの無線ver。

規格 周波数帯 最大通信速度
IEEE 802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE 802.11b 2.4GHz 11Mbps/22Mbps
IEEE 802.11g 2.4GHz 54Mbps
IEEE 802.11n 2.4GHz/5GHz 65~800Mbps
IEEE 802.11ac 5GHz 292.5M~6.9Gbps

(ac強っ)

CSMA/CAについて

コリジョン回避のため、CSMA/CAというアクセス制御方式を用いています。

IEEE802.11a/b/g に関しては半二重通信なので、Carrier Sence(CS)などを用いて衝突を回避します。

また、無線特有の、隠れ端末問題
(自分の家からは壁で見えないけど、となりの家からは飛行機が飛んでるのが見える。みたいな現象がネットワーク上で起こります)
これを解決するために、 CSMA/CA with RTS/CTSという技術を用いているAPもあります。

APの種類

大きくわけて、この2つ

自律型AP

それぞれのアクセスポイントをそれぞれのAPが設定・制御・認証など全部やってくれます。
それぞれの機器で設定を行います。なので小規模向け

集中管理型AP

集中型は、コントローラーと無線APが分離されているので、コントローラーに設定をすればすべてのAPに設定が反映される仕組みです。
一括管理なので、大規模向けになってます。

BSSとESS

BSSとはBasic Service Setのことで、一つのアクセスポイントが提供している無線LANグループのことです。
で、複数のBSSで構成されているのがESS。

(画像:「ネットワークエンジニアとして」より)
image

それぞれIDをつけることができます。BSSID、ESSIDといいます。一般的なSSIDといわれるものは、ESSIDのことです。
BSSIDは48ビットの数値、ESSIDは最大32文字まで、任意の英数です。

ローミング

ローミングとは、今さっき使っていたAPから違うAPに接続することです。
(モバイル通信を考えるとわかりやすいかも?)
APとクライアントの距離が離れすぎると電波が弱くなるので、他の信号強度が強いとか品質が良いAPを探して、そっちに浮気します(言い方悪いけど)

同じSSIDならローミング可能なので、クライアント側が勝手に判断して最適なAPに接続します。

CAPWAP

CAPWAP(Control And Provisioning of Wireless Access Points)とは、AP(集中型のほう)とWLC(無線LANコントローラーのこと)間で動作しているプロトコルです。
こやつを用いてカプセル化して、トンネル接続をします。

制御メッセージとデータを別々に送っているのですが、制御側にはAES-CCMPによって暗号化処理がされています。

LAPとWLCが遠い場所にあって、間に入っているスイッチやルータの影響を受けてしまう、というのを防いでいます。

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