2021-02-09に更新

Linux初心者向けコマンド

ディレクトリ構成について

  • ファイルを⼊れる⼊れ物をWindowsではフォルダ、Linuxではディレクトリと呼ぶ
  • 一番上のルートディレクトリ(/)を起点としたツリー構造で、ファイルとディレクトリを管理する
  • コマンドを実⾏するには、この構造のファイルや、ディレクトリの位置を指定する必要がある

FHS(Filesystem Hierarchy Standard)

  • ファイルシステム階層標準のこと
  • 昔はディレクトリ構造やディレクトリ名が異なっていたため、ツリー構造に統一するためにFHSができた
      よく使うコマンド
 /etc システムの設定ファイルが保存される
 /home ⼀般ユーザのホームディレクトリ
 /var/log ログファイルが保存される

絶対パス指定

 ルートディレクトリ基点のディレクトリ指定のこと
 どのディレクトリにいても、必ず指定先に移動できる

  $ cd /home/ユーザ名

相対パス指定

 カレントディレクトリを基点とした、ディレクトリ指定
 いまいるところから1断層下に行きたい

  $ cd [行きたいところ・ユーザー名等]

 カレントディレクトリ、いまいるところから1断層上にいきたい

  $ cd ..

 ※ cd ../.. のように複数回使⽤すると、2つ上のディレクトリに移動できる

ちなみに

Linuxのコマンドプロンプトは⼀般ユーザだと「$」

$ pwd

管理権限を持つ root だと「#」

# su -

① pwd : print work directoryの略

現在のディレクトリである「カレントディレクトリ」をフルパスで表示
今いるディレクトリを確認するときに使うよ

② ls : list segmentsの略

ディレクトリに存在する、ファイルやディレクトリの⼀覧を表⽰
今いるディレクトリや指定ディレクトリになんのファイルがあるか確認したり、
ファイルやフォルダがちゃんと作成されているか確認する目的で使用

 $ ls (オプション) [ディレクトリ名]

オプションなしで「ls」のみを実⾏すると、カレントディレクトを表⽰

ls の後ろに、ディレクトリを指定すると、指定したディレクトリ内でIsコマンドを実⾏したのと同じ効果
例えばls /を実⾏すると、ルートディレクトリに存在するディレクトリ(すなわち第2階層)を⾒ることができる

 $ ls /

ls -l で詳細表⽰(CentOSの場合ll(エル エル)でも同じ結果になります)

 $ ls -l  

【ls -la 】でさらに隠し属性も表⽰
Linuxではファイル名の先頭に.(ドット)を付けることで表⽰を隠すことができる決まりがある

③ mkdir : make directoryの略

ディレクトリを作成する

 $ mkdir [ディレクトリ名]

④ cd : change directoryの略

カレントディレクトリを移動するときに使用

 $ cd [移動先ディレクトリ名]

「 .. (ドットドット)」を移動先に指定:一段層上へ
cd ../.. のように複数回使⽤すると、2つ上のディレクトリに移動

⑤ touch

新規に空のファイルを作成

 $ touch [作成したいファイル名]

⑥ cp : copyの略

ファイルをコピーする

 $ cp [コピー元ファイル名] [コピー先ファイル名 or ディレクトリ]

r オプションを使うとディレクトリごとコピーできる

 $ cp -r [コピー元ディレクトリ名] [コピー先ディレクトリ名]

⑦ mv : moveの略

ファイルやディレクトリを移動させる
mvコマンドはファイルやディレクトリ名の変更もできる

 $ mv [対象ファイル or ディレクトリ名/対象ファイル名] [移動先のディレクトリ/変更後のファイル名]

⑧ rm : removeの略

ファイルを削除する

 $ rm [削除したいファイル名]

r オプションを使うとディレクトリも削除できる

 $ rm -r [削除したいディレクトリ名]

⑨ less

テキストファイルの中⾝を見れる
catやmoreコマンドと異なりqを⼊⼒するまで終了しない

$ less [閲覧したいファイル名]

⑩ poweroff

OSの停止ができる
管理者権限が必要なため、一般ユーザーで使用するとrootユーザーのパスワード入力を求められる

$ poweroff

コマンドおたすけ

カーソルキーの「↑」キー、もしくは「Ctrl」+「P」
「history」コマンドを実⾏すると過去に実⾏したコマンドの⼀覧が古い順に表⽰される

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ponsuke

未経験からエンジニア。 キリンが好き。

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