一般的には、Linuxカーネルもしくは、Linuxカーネルを使っているOSのことを指す。
1991年、リーナス・トーバルズ氏がヘルシンキ大学在学中に、自分のPC用に開発したUNIX風のカーネルがルーツとなる。
・Linuxが誕生するまでは、PCで動作するオープンソースのOSはなかった。
・Linuxは問題があれば、ソースコードを見て、自ら修正することができる。
・・・1969年にベル研究所がPDP-7にとあるゲームを移植するために開発したOS。今では当たり前のマルチタスクやマルチユーザー機能を初期のころから備えていた。
・オープンソースで鍛えられた結果、信頼性が高い
・サーバ用OSとして、世界中で大人気
・CLIが主流で、迅速かつ効率的な操作を実現している。
・・・コマンドは、必要なキーストローク数を減らすために非常に簡潔なものとなっているが、慣れるまで経験が必要。
・ W3Techs(Web技術の調査機関) のレポートを見ると、最新のWebサービスのインフラに使われているOSや、各種ソフトウェアのシェアを知ることができる。
・・・一般の人がOSとしてすぐ使えるように、ひとまとめにしたソフトウェアの配布形態。具体的には、カーネル、ライブラリ、シェル、コマンド、サーバアプリケーションなどのソフトウェアと、それらをコンピュータへインストールするインストーラが含まれる。
ユーザが入力するコマンドは、直接カーネルでは実行されずに必ず、シェルを経由する設計になっている。
・・・ハードウェアとソフトウェアのやり取りを実現している。
最重要でかつ最も低レイヤーのプログラム、セキュリティと安全性を担保するため、通常はシステムコールでしか命令ができない。
・・・カーネルとユーザの橋渡し役を行うプログラム。ユーザから入力されたコマンドを解釈してカーネルへ引渡し、その結果をターミナルへ出力する。
・Linuxカーネルを含むソフトウェアは、パッケージという形式になっていて、「パッケージ管理システム」で管理する。これにより、インストールやバージョンアップなどの作業を、パッケージ単位で効率よく行える。
・「パッケージ管理システム」は、依存関係で必要なパッケージを識別して、それらをまとめて自動でインストールしてくれる。
・RedHat系のパッケージ管理システムはYumやDNF、Debian系はAPTが使われる。
RedHat Enterprise Linux(RHEL)、CentOS等が該当
「トラブルを自己責任で解決できない企業」を対象に、サポート付きで売り出したLinuxOSがルーツ。商用のLinuxでデファクトスタンダード。
最新バージョンはRedHat、CentOSともに8
Debian GNU/Linux、Ubuntu、Raspbian等が該当
個人利用や研究、教育目的で利用される。UbuntuはWindowsに近いGUI環境を持つ。
最新バージョンはDebianが11、Ubuntuは21
セントスやセントオーエスと呼ばれるRHELと高い互換性を持たせることを目指し、開発された。
・RHELをベースにしているので、ほかの無償提供されているLinuxより、信頼性が高い。
・サポート期間が、リリース日から10年と長い。
安定に定評があるDebianをベースに「誰でも使いやすい、最新かつ安定したOS」を目指し、開発されている。
・Debianをベースにしているので、安定性は高く、CentOSより最新のソフトウェアが多く使われている。
・GUIに力を入れているので、Windowsユーザでも使いやすい
・日本語対応も万全
・社外向けサービス用サーバ(Web、DNS、Mail etc...)
・監視系サーバ(Prometheus、Zabbix、Nagios etc...)
・・・オープンソースのブログソフトウェア
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