2019-03-25に投稿

!恋愛で使えるPython choice()でつまらない男から脱出する

登場人物解説

柿奈 良太郎(かきな りょうたろう)

本作の主人公。大学2年生。プログラミング経験はない。極度のめんどくさがり屋。モテない。彼女いない歴=年齢

蛇村 進(へびむら すすむ)

主人公の友人。プログラミングをスキルを駆使してオンラインでお金を稼いでいる。イケメンではないがモテる。マメな性格。

はじまり

俺こと柿奈 良太郎は、彼女が欲しい。しかし、大学で彼女を見つけることは絶望的だ。
そこで、不覚にも出会い系アプリに手を出した。
今日も気になる女の子にせっせとメッセージを送っていた。
無視されたり、返信が来ないのは当たり前の世界だが、ある日事件は起きた。

「こんにちは!」と送った。

それに対する返答が「つまらない。」と返ってきた。

あまりにもこれは衝撃だった。
ただ、僕は「こんにちは!」と挨拶のメッセージを送っただけである。
それにも関わらず、数秒待たずに帰ってきた返事が「つまらない。」

これの正解はなんだったのか?

この謎を解くため、僕は思考の谷の奥に何度も飛び込んでみたが答えは出ない。
しかし、この問いにも正解があるのか?友人の蛇村に相談してみることにした。
「今日さぁ、こんにちはってネットの見ず知らずの女子に送っただけなのにつまらないって返されたんだよ。ひどくね?」
蛇村は笑いながらこう答えた。
「こんにちはだけのメッセなんて今どき相手にどうリアクションしていいかわからないし、会話にもならないからある意味正しいよね。もう少し、捻った挨拶にしないと。」

「捻った挨拶?Hello!!」とか?僕は食い込み気味に質問を被せた。

「バカか。英語で捻ったとか今どきの小学生以下か。」

少しムッとしながら「じゃあ何語ならいいのさ?」

蛇村は笑いながら「何語っていうなら、イスラム語とかタイ語とかで一瞬相手に??って思わせてから会話広げるもの手だね。ニヤリという。」

「漫才でいうツカミみたいなもんだな。」

蛇村はにやりと言う。こういう時のこいつはゲスイが信用できる。
「恋愛心理学的には、一種の混乱状態に陥らせて正常な判断をできなくするってやつだ。」

「なるほど、なら100の挨拶を持つ男って最強だな。だけど、100の挨拶からどれ選ぶかってめんどくさいな。」

蛇村は言う「Pythonなら簡単にできるよ。」

「Python???何それ??」僕の頭の上にヒヨコが何匹も回っている。

「Pythonは、機械学習やAIなどで注目されているプログラミング言語のひとつだ。JavaやC言語よりも比較的直観的に書くことができるから、お前でも少し頑張れば書けるようになるぞ。」

choice()

choice()は、配列の中からランダムに要素を選択する方法です。
サンプルコードを見てみましょう。

import random

l = [0, 1, 2, 3, 4]

print(random.choice(l))

つまり、今回の柿奈君たちが作ろうとしている処理は100個のあいさつ配列を作り、その中からランダムに1つを選ぶプログラムで良さそうです。

import random

l = ["Hello","おはよう", "Good morning"]

print(random.choice(l))

こんな感じで良さそうですね。
それでは、柿奈君が完成させた処理で女の子とメッセのやり取りができたでしょうか?

結果発表

「よし、100個のあいさつをばっちり配列に入れることができたぞ!」
そして、出会い系アプリで再び前回つまらないといった女の子にメッセを送った。
「アッサラーム・アライクム(アラビア語でこんにちはの意味)」

しばらく待つと返事が来た。

「きもい。」

つまらない男からキモイ男へ

僕の心は、傷ついた。そして思った。

「Pythonはやっぱり恋愛に使えない」

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