2019-04-03に更新

SI大企業からWebベンチャーに転職して1年が経ちました

こんにちは、カツオです。

先週の金曜日で転職してちょうど1年となりました。転職してみてどんな感じだったのか振り返ってみたいと思います。

私の職歴と転職の理由

2010年4月 新卒で大手SI企業に入社(システムエンジニア)
2018年3月 大手SI企業を退社
2018年4月 Webベンチャーの企画職に転職

転職をしたばかりの頃に転職系の記事を書いてました。

【転職】大手システムベンダーからWebベンチャーに転職します

【転職】私が年収100万円ダウンでも転職を決めた理由

すごい好待遇で「ぜひうちに来ないか?」みたいな誘いがあったわけではないのです。SIに8年間勤めていて将来やりたいことを考えたときに、SI企業に勤め続けることが将来のやりたいことに直結しないと感じたのが転職した理由でした。やりたいことというのは、「自分のWebサービスを創る」こと。SI企業時代にはWebサービス創る時間もなかったし、仕事もクライアント企業の希望にしたがったシステムを作るで、自分でサービスを考えたり、サービスの運営側に立ったりすることができなかった。

会社を変えただけではなく、職種もシステムエンジニアから企画に転職しました。これは自社のWebサービスをどう良くしていくか/成長させていくかを主体的に考えることができると思ったからです。ポジションを頂けたときは本当にうれしかった。年収が100万円も下がってしまったので妻の説得は大変でしたけどね笑

転職してどうだったのか?

希望していた「自分のサービスを創る」ことはできているか?

会社では、まだ出来ていないですね。何個か企画を考えて上司に見せたりはしているのですが、通らない笑。ベンチャーの中では社歴が長い会社なので今までに検討してきたことだったり、トライしてきた事業や施策が多すぎて、なかなか昔から会社にいる人たちに「お!?」と感じてもらえるような企画をすることって難しいなと感じました。

最近になってようやく、企画しても実はすでに過去にやってましたというパターンを脱してきてるなと感じてます。今までやっていないような企画が考えられるようになってきたような気がしています。2019年度こそは自分の企画を立ち上げたいなというところ。

個人では自分のサービスを創って公開した

平成年表 https://heisei.me/

こちら私が個人で作成したサービスです。ほかにも何個か制作に着手しては途中で断念したり、今も作り途中だったりして、サービスとして公開できたのは平成年表1サービスでした。

Vue.jsとfirebaseで作っているのですが、Vue.jsもfirebaseも2018年度になってから勉強しました。

Webベンチャーの企画としてのお仕事はどんな感じだったか?

メインは企画を考えるというよりも、前年度から既に検討の槍玉に上がっていた大きな方針の中で、今期やる領域を効果、実現性の観点から考え、上司や役員の承認をとって案件化し、実際にシステム化するためのディレクション、マネジメントなど何でもやるという感じでした。

SI大企業とWebベンチャーの仕事の違いは?

Webベンチャーは大変です。とにかく何かを成し遂げる実行力が重視されると思いました。大企業だと提案するという行為だけで評価されたりするのですが、Webベンチャーは全くダメで、口だけだと話にならないです。提案した企画をいかに実現するかが大事だなと。自分で全部やれる力がいるというわけではなく、人を巻き込みながら形にしていくイメージです。

大企業と違っていて、やることの定義とかルールとかもないです。WebサービスのUIの変更とかならルーティン化されてるのですが、企画が考えるのはルーティンではない、言わば特殊案件。特殊ゆえに社内に前例がなく、何をやるかをガシガシ決めていく必要がありあmす。

とにかく実現することが重視されるため、企画の遂行のために必要なことは何でもやりました。ひたすら泥臭くデータ見たりとか、検証用のデモ画面をプログラミングして自ら作ったりもやりました。

ウチの会社では案件の主幹は企画なので企画に決めごとの決定権があります。自社サービスなので仕様調整は柔軟にできます。私も担当している案件の中ではまあまあ大きな諦める決断をしました。リリース判定終わった後日に役員から「けっこう大きな決断するな」と言われましたからね笑。

前職は大企業ではありましたが、SIというビジネスモデルであるが故に、開発途中に仕様を諦めるってのはあまりやりませんでした。なにを作るかクライアント企業とスコープとスケジュールを決めた後に開発に入っていたので。開発途中の仕様調整は「やります!」と言っといて「やっぱできません!」という意味ですから。。それでも必要なときはやるしかないんですけどね…
一緒に働く人の違いは?
大企業の方が頭の回転が速く、論理的に判断したり説明したりする力が強い人が多かったかな。全体的にレベルが高く、コミュニケーションとかで困ったりとかはあまり感じないかなと思います。人数も多いので1つ1つのタスクに割ける人も多いかなと。前職で勤務している当時は人少ないなぁと思ってましたけどね笑。ベンチャーの方が全然人少ない気がするけど、それは大企業ほどちゃんとシステム開発していないからだと思います。大企業のシステム開発では動くシステム以外に作るものが多いですから。設計ドキュメントとか試験系の手順書とかエビデンスとか。レビューも超細かいところまでやってたし、丁寧だけど細かなことまでやらないといけないのは辛かったな…

Webベンチャーの方が色んな人がいますね。転職で入ってるのが大部分で、前職が全然違う。私はIT系ですが、コンサルもいたり、ファッションもいたり、人材もいたり、旅行もいたりと本当に幅広い。これは話ししていて面白いですよ。コミュニケーション力や論理的思考力は人によってムラがありますね。なので打ち合わせでは分かった風なリアクションしてるのですが、実際は全然伝わってなくて、できたものを見て驚愕するみたいなことも普通にありました笑。私の伝え方が下手ってのもあるんですけどね。。

上司には恵まれてるかなと感じてます。ベンチャーの役員とか部長とかってやっぱ凄いですよ。事業領域への知識の深さ、考え方の軸とかとても勉強になりますし、軸についても違和感を感じたことないので、たぶん考え方もあってるんじゃないかなと勝手に思ってます。

勤務時間は?

やや短くなったくらいで大きくは変わってないかなと思ってます。ただ残業のペースを自分でコントロールできたり、残業して仕事の質を高める量を増やすことと、残業せずその仕事をすることを諦めるという2択ができたりします。わたしは割と諦めます笑。前職では諦めるとなるとクライアントの承認が必要だったりするので諦められないことが多かった。
勤務時間はあまり変わってないのに個人でWebサービス創れたのはなぜか?
時間の差ではなくモチベーションの差だと思います。

年収100万ダウンしたってのが大きくモチベーションにつながってる気がしています。なんとしてでも一発当ててやるぜという想いがあるんだと思います。背水の陣ってやつなのかな笑

1年働いてみて給料はどうなった?

上がりました。年収で約50万アップです。これで前職との差は50万に縮まりました笑。前職の場合は1年ごとの給料の見直しってあったけど、こんな上がることはなかったなぁ。ポジションとしては管理職の一歩手前に位置してます。ここから給料を上げるには管理職になる必要があるみたい。個人開発で50万稼げれば、前職水準になるのだが…

ちなみに、今のところ上司の評価はいいらしいです。社内でも今回の上げ幅は中々いないレベルの上げ幅らしい。うーむ…

仕事のストレスはどう?

これは雲泥の差のようです。

妻に言われたのですが、白髪がめっちゃ減りました。

毛量も増えてるといいのですが、どうでしょうか笑

転職してよかったのか。

よかったと思います。今後も転職せずに頑張りたいなぁ。あと個人開発も頑張ります。

Originally published at salary.katsulabo.com
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かつお

都内のWebベンチャーで企画やってます。 Vue.jsとFirebaseで趣味でWebサービス作ってます。2019年は3サービスリリースしました! カライイネ 運用中! セールサーチ(https://sale-search.site)... 平成年表(https://heisei.me)...

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