2023-06-01に投稿

個人開発でTwitter広告を使っていい感じになった例

時々Twitter広告を使ってみたけど全然だった、という話をよく見ますが、最近僕も使っていてなんとなくいい感じに運用できている気がするので紹介します。とにかく、Twitter広告は超おすすめなサービスだと思っています。

Twitter広告を使ってるサービス

AIバトラーというChatGPTのAI審判がバトルを判定してくれる異能力バトルゲームを運営しているのですが、そちらの集客のため利用しています。

AIバトラー

何がそんなにおすすめなのか

Twitter広告は他の広告サービスと異なるところがあります。それは…、そう、広告がツイートなのです!

つまり、広告が表示され、それをユーザーがクリックして流入を得ることができるだけでなく、いいねやRTによってさらに集客力が加速するのです。しかもその場合、どうもクリック単価が安くなるっぽいのです。実際どうなのかはわかりませんが、もしかしたら広告として表示した場合以外のクリックには料金がかからないのかもしれません。

実際どうなのかぼくもあまり良く仕組みはわかっていません。ただ、広告を始めたばかりの頃はクリック単価100円とか200円とかかかっていました。1日1000円の予算でやっているので、4,5回クリックされたらもうそれで終わりです。一瞬で1000円が溶けます。月あたり3万円です。

ところが今はクリック単価数円です。1000円で流入が当時の100倍くらいになっています。

どの広告サービスも予算内でなるべく多くの流入になるよう徐々に調整してくれます。Twitter広告はその効果が半端ないのです。続ければ続けるほど効率がと効果が上がっていきます。

とにかく、自分で育てていく広告サービス、とでもいうのでしょうか。僕もみんなの体験談や、時々5000円くらい使って試した経験からTwitter広告はむちゃくちゃ高い、という印象しかなかったのですが、今回じっくり使ってみて完全にその印象はくつがえりました。やばいサービスです。

コツ

だからこそ色々とコツはある気がします。適当な広告を出していても多分うまく行かないパターンはあると思います。

興味を引きやすい広告にする

これはどの広告サービスを使う場合も同じだと思いますが、特にTwitter広告の場合はいいねやRTしてもらいやすそうな、Twitterで過ごしているユーザーの興味を引くようなツイートを作りましょう。

例えばすごい! と思うような動画や画像をつけることも良いですし、面白いツイートの内容でも良いと思います。僕の場合は完全にChatGPTの流行りに乗った感じです。

ターゲッティングを調整する

Twitter広告を始めてみるとわかりますが、かなりターゲッティング方法がバラエティに富んでいます。例えば下記のような基本的な項目。

  • 性別
  • 年齢
  • 居住地
  • Android、iOS
  • ユーザーの興味関心

その他にも特定の機種、キーワード、面白いのがフォロワーが似ているアカウント、というもので、あるTwitterアカウントを指定するとそのユーザーのフォロワーに似ている人がターゲッティングされます。僕もAIやChatGPTについてよく発信している人をターゲッティングしています。(あわよくばそのインフルエンサーに届いて利用してもらえたらいいなとかも思いました)

とにかく一度この辺は試してみると面白いです。

その他、場所としても検索結果に表示するなどの設定もあったりします。なのでこのターゲッティング方法を逆に利用して宣伝しやすいサービスを作ってみる、というのも面白いかもしれません。逆に言うと、サービスを作る上でどうやって集客を行うか? このあたりの知識を深めるためにも一度やってみるのがおすすめです。集客方法を知らないのにむやみにサービスを作っても利用してもらえなければ悲しいです。

そもそも個人開発サービスで広告使うのってどうなの?

どう思われますか? 僕は以前は微妙だな…と思っていました。やはりお金がかかって大変だし、可能であればうまいことやってバズらせて無料でガンガン集客できる方法を編み出して集客したい、と思っていました。売れてるサービス開発者のようにかっこよくサービスを流行らせたいです。

でも実際やってみて、それはほとんど絵空事であると思っています。もちろんそのやり方でうまくいく場合もあると思いますが、稀です。たとえたまたまTwitterでバズってむちゃくちゃいいね&RTされたとしても、その後うまく運用できなければ一瞬輝いたようにみえるだけど終わってしまうサービスもいくつもあったと思います。うまくいった人はうまくいったとそれを正解のように言いますが、じゃあ全部うまくいくかというとそうではありません。その人達も色々やって、うまくいくものもいかないものもあるのです。(もちろんうまくいくものをそうやって作れる人はそれなりに確率をあげる方法を知っているので間違いということもありません)

まず自分はちっぽけな存在であることを認識する必要があります。自分はそんな世の中に影響力を持った人間ではありません。何もせずにガンガンサービスを使ってもらうことなんてできません。

じゃあどうやってサービスを使ってもらうのか? やはり行き着くところは広告です。

そもそも個人開発サービスでうまく行かない理由の一つに、自分のサービスを使いたいと思うであろうユーザーに届かないということなのです。サービス集客のためにTwitterのフォロワーを増やすとかみんなやると思いますが、それではユーザーには届きません。自分をフォローしてくれている人にしか届かないのです。Twitterのつながりは、サービス開発者とユーザーとの関係では無いのです。ぶっちゃけ意味がありません。

広告はその問題を解決してくれます。設定により、ダイレクトに自分のサービスをユーザーに届けることができます。しかも流行り廃り関係なく、利用していればいつでも届けてくれます。この効果はとても大きく重要なものです。

利用するときのコツ

とはいえ広告です。お金がかかります。大事なことは 広告利用料金 < 収益 を目指すことです。これができなければひたすら赤字のため意味がありません。つまり、収益化する方法がある、というのは大前提になります。収益化する方法が無いのに広告で集客してもひたすらお金を捨てるだけです。

ちなみにこれはすぐに達成できなくても構いません。例えばですが、リリース当初 広告利用料金 > サブスクリプション収益 となってしまっていても、毎月の解約率が100%でないかぎり、いつか逆転する可能性があります。そこまで含めて計算しましょう。とはいえ、情勢や見込みユーザーの現象により必ずしもサブスクリプション契約数が毎月同じだけ増えるとは限りません。最近これくらいのスピードで成長してるからだいたいこれくらいには達成できるだろう…という計算はよく裏切られます。その場合は達成できなくなる可能性があります。広告を使う以上、続けるか、終わるか、判断を迫られる時もいつかは来ます。

僕のサービスもOpenAIのAPIをつかっているので突然諸々の収益方法が停止されられたりしたらひたすら広告費も含めた経費だけが膨れていくため、すぐに停止しないと大変なことになります。そういったことも想像しておくことが必要です。

お金を使って貰う場合は買い切りとサブスクリプションがありますが、これはどちらでも良いと思います。ただ、買い切りの場合はサブスクリプションと違って自動的に継続はされないので、何度も購入してもらえる魅力的な商品を売ってファンになってもらう必要はあると思います。リピーターになってくれる人がほとんどいない買い切りサービスなどは運営は厳しいのではないかと思います(もちろんそれでも収益のほうが高い状態を維持できるのであれば問題ないかもしれませんが)

とにかく、毎月しっかり計算をしましょう。

まとめ

Twitter広告ほんと最高でおすすめです。おじいちゃんになっても使い続けたいサービスです。

…とはいえやっぱ最初は高いし実際どうなるかやってみるまでわからないので新しい広告を作る時は怖いと思います。

また、途中も色々書きましたがうまく行かないパターンも多いと思います。その場合は最悪の場合サービスを止めたり終了する勇気も必要です。

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だら@Crieit開発者

Crieitの開発者です。 Webエンジニアです(在宅)。大体10年ちょい。 記事でわかりにくいところがあればDMで質問していただくか、案件発注してください。 業務依頼、同業種の方からのコンタクトなどお気軽にご連絡ください。 業務経験有:PHP, MySQL, Laravel, React, Flutter, Vue.js, Node, RoR 趣味:Elixir, Phoenix, Nuxt, Express, GCP, AWS等色々 PHPフレームワークちいたんの作者

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