2020-11-05に更新

Webサイトを利用した詐欺行為について

はじめに

インターネット閲覧中、訪れるサイトの中には利用者を誤解させ、入金させようとする悪質なものが存在します。
それについて簡単にまとめます。

いつ遭遇するか

普段何気なく利用しているサイトに誘導が仕込まれていたり、そのサイトに掲載している広告に問題がある場合があります。
ネットショッピングをしているつもりが、画面を切り替えるうちに全然関係のないサイト内で入力・送信操作を行わせる場合もあります。

  • ネットショッピングをしている時
  • 動画を見ている時
  • ネットゲームで遊んでいる時
  • 調べ物をしている時
  • SNSで書き込みをしている時

つまり、常に遭遇する可能性があります。

事例紹介

ページを開いた瞬間にこのような表示があったら、ネット詐欺だと考えましょう。

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当選してません。

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安全です。

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登録完了してない上、入金の必要はありません。

連絡してみたら、iTunesカードやGoogleプレイカードの番号を聞かれた

教えてはだめです。電話はLINEでプリペイドカードの番号を聞いてくるのは、詐欺の常套手段です。

詐欺サイトについて

手口

簡単なサンプルを作りました。下記のページは安全ですので、ボタンを押してみても大丈夫です。
(ちょっとドキッとする演出を入れています)

上記のように、やってもないことをあたかも完了したかのようにサイト上に表示させるのは、
多少知識があれば簡単にできます。

このようにして相手の不安や動揺につけこんで、電話などの連絡をさせることで、決定的な情報を抜き取ろうとしてきます。

サンプルは簡単なテキストだけですが、実際のサイトはもう少し文量を多くしたり、画像を多く用いて
より「それらしく」見せているだけで仕組みは同じです。

アクセスした段階で抜き取れる情報について

詐欺サイトにアクセスした段階で抜き取れる情報は大したものはありません。

  • 今使っているPCのブラウザ情報
  • IPアドレス

これぐらいだと思ってもらって構いません。
この時点では詐欺を働いている側は、あなたが誰か、どこに住んでいるか、連絡先等を特定することはできません。

相手は何を知りたいか

なので、相手はあなたの個人情報を知ろうとしてきます。
連絡先が分かれば、そこに対して直接連絡をして、詐欺の次の段階に移れるからです。

  • 住所
  • 氏名
  • 電話番号

電話を掛けさせる

詐欺サイトに「退会するには」「当選した人は」などと言って電話番号が書いてあります。
あなたに電話をかけさせれば、相手はあなたの電話番号を知ることができるからです。
なので、絶対に電話を掛けてはいけません。
あなたが電話を掛けない限り、相手はあなたの電話番号を知ることはできません。

必要事項を入力させる

入力フォームがあり、名前や住所などを入力させるケースもあります。
見覚えのないフォームに、安易に個人情報を入力するのはやめましょう。
送信してしまうと危険です。

対処方法

すぐ画面を閉じる

一番いい方法です。場合によってはボタンだけではなく、画面全体のどこを押しても罠が仕掛けられていることがあります。
画面を一切クリックせずに閉じるのが最も安全です。

連絡をしない

間違えて登録が完了し、支払いが発生したように見える場合でも、解除のための連絡をしないようにしましょう。
犯人はLINEや電話、メールなどで情報を聞き出そうとしてきています。
すぐに連絡するのはかえって危険です。不安な場合、まずは家族に相談してみましょう。

スクリーンショットを撮る

他の人に相談する場合、スクリーンショットがあるとスムーズに相談できます。
怪しいと思った場合はスクリーンショットを撮影してみましょう。
撮影方法がとっさに分からない場合は、携帯電話のカメラ機能やデジタルカメラで撮影してもよいでしょう。

暗証番号や口座番号、プリペイドカードの番号を教えない

一番重要な事です。見知らぬ人間に対して、現金と同等の意味を持つ番号を教えないようにしましょう。
これを教えることは、財布からお金を取り出して渡すことと同じです。
常識的な人間であれば、プリペイドカードの番号をあなたから聞き出すことは決してありません。

怪しいフォームに情報を入力しない

あなたが情報を入力して送信しない限り、犯人はあなたの情報をほとんど知らないも同然です。
しかし、一度送信してしまうと、そこで入力した個人情報は知られてしまい危険です。

ショッピングサイト、オークションサイトの利用時に気を付ける

金銭の絡む個人情報を入力するサービスを使う場合は注意しましょう。
ほとんど同じ見た目のサイトに偽装している場合もあります。
メールのURLをクリックしたら、いつものサイトとほぼ同じ偽サイトというケースもあります。
これは見ただけでは気づきにくく、URL欄を見て普段と違うアドレスになっている場合、それは偽サイトです。

詐欺に遭ってしまった方に

急に出てきた画面に不安な書き込みがあって動揺している方、まだ大丈夫です。
電話をかけてしまった方、個人情報を教えてなければギリギリセーフです。電話番号が知られてしまったのは問題ですが…警察に相談しましょう。
番号を教えたり、振り込んでしまった方、お気の毒ですが、お金を詐取された場合、戻ってくることはないとお考えください。

インターネットを安全に使うために

安全にWebサイトを閲覧するためのブラウザとして、Braveがあります。
広告を自動的に非表示にし、個人情報を守ってくれる仕組みがあるため、こちらの利用をお勧めします。

終わりに

ネット詐欺の手口は巧妙化していますが、要点は常に「犯人は、画面を見ただけではわからないあなたの個人情報をどうにかして抜き取り、直接連絡を取ろうとしてくる」という点です。
気を付けて行動しましょう。

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yama-t

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