友人に頼んで、URLをコピーするだけでM3Uファイル(拡張子.m3u8)をmp4やm4a、mp3に変換できるWindows用のツールを作ってもらったので、ご紹介します。
記事執筆時点のバージョンは1.1.2です。
m3u8ToMP4 - Kunow
https://github.com/ku-now/m3u8ToMP4
GitHubの リリースページ を開き、最新リリースの一番上にあるzipファイルを保存します。
保存したzipファイルを展開すると「m3u8ToMP4」という名前のフォルダが出てきました。
フォルダの中にある「m3u8ToMP4.exe」を開くと、「WindowsによってPCが保護されました」という警告が出てきました。
このソフトはGitHub上でソースコードを公開しており、安全なので、「詳細情報」から「実行」をクリックします。
この時点ではまだm3u8ファイルのURLをコピーしていませんので、「クリップボードにコピーされたURLがm3u8ファイルのものではないか、URLではありません。m3u8ファイルを含んだURLをコピーしてから、もう一度やり直してください。」と書かれたメッセージが表示されました。
それでは実際にm3u8形式のファイルを、mp4やmp3、m4aに変換して保存してみたいと思います。
URLさえ手に入れば、変換はとても簡単です。
「らじる★らじる」の「聴き逃し」から、試しに「基礎英語1」をmp3ファイルで保存してみます。
まずは「基礎英語1」の聴き逃しページを開きます。
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0677_01
一番上にあったので2020年8月10日放送分を保存してみます。クリックすると「らじる★らじる」のプレーヤーが開きます。
ここでキーボードの「F12」を押して、「開発者ツール」を開きます。それから「Network」タブを開くのですが、この時点だと既に読み込まれたファイルが見れないので、キーボードの「F5」を押すなどしてページを再読み込みします。
「master.m3u8」(https://nhks-vh.akamaihd.net/i/radioondemand/r/677/s/stream_677_f9befe06e685a9b6613ae84dd363fcfe.mp4/master.m3u8)という名前のファイルを見つけました。
これが今回保存するURLになるので、ファイル名の上で右クリックして、Copy > Copy link address からリンクをコピーしておきました。
コピーしたら、いよいよ「m3u8ToMP4.exe」を起動します。
URLをコピーしていなかった時と異なり、「名前を付けて保存」のページが出てきました。
今回はMP3ファイルとして保存したいので、「ファイルの種類」から「MP3ファイル(*.mp3)」を選びます。
「保存」を押すと、何やら真っ黒な画面が出てきました。
文字が動いていれば、保存中なので終わるまで待ちます。
無事に終わると黒い画面が消えます。
終わってから保存先に指定したフォルダを確認すると、しっかり保存できていることが確認できました。
Yahoo!のサービス「GYAO!」から、試しに「むかしばなし ももたろう」をmp4ファイルで保存してみます。
まずは「らじる★らじる」の場合と同様に動画再生ページを開き、ブラウザの開発者ツールを開いてから、ページを再読み込みします。
m3u8ファイルを見つけるのが面倒なので、「m3u8」で検索すると、一番上に出てきたファイルがそれっぽいのでURLをコピーします。
「m3u8ToMP4.exe」を起動すると、無事に保存することができました。
このように、「m3u8ToMP4」ではHLS(HTTP Live Streaming)で配信されている動画を簡単に汎用的な形式に変換して保存することができます。
VOD(オンデマンド配信)サービスやネットラジオなど、m3u8を用いた動画・音声配信サービスは近年非常に増えているので、もし動画や音声の保存・変換が必要な機会があればぜひ使ってみてください。
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