2018-10-31に更新

mobageで運営していたゲームを終了させた

概要

mobage & Yahoo! mobageで運営していたゲームを終了申請しており、ついに今月終了となった。
プログラムを見ると2014年のものがいくつかあるので恐らく3年弱くらいになるだろう。

環境

  • PHP (CakePHP2)
  • MySQL
  • cocos2d-x(JS)

背景

mobage等、課金システムのあるOpenSocialのプラットホームは法人でなくてはならない。
自分はフリーランスでエンジニアをしていたが、
OpenSocialのアプリで稼ぎたいと思ったので、mixiアプリが出始めた頃に法人化した。
それでmixi、GREE、mobageに登録し、それぞれアプリを出した。

mixiはまだネココさんというアプリが動いていると思う(誰もプレイしてはいないと思うが)。
GREEもネココさんを動かしていたが、サーバー代が厳しいので終了させた。

mobageはエンディングロードというRPGを出した。AndroidとPCブラウザのハイブリッド。
こちらもサーバー代が厳しかったのでさくらの安いVPSに途中で変更してほそぼそと続けていた。

終了した理由

売上はほとんど無かった。
10連ガチャが初回300円なのだが、3000円で引いているユーザーなんて見たことがない。

でも安いVPSに移動して費用的な負担はほとんど無かったので、記念にずっと残しておこうとは思っていた。
ただ、やっぱり色々懸念点が出てきたので終了することを決めた。
具体的な理由としては下記のようなもの。

問い合わせ対応が大変

基本的に問い合わせはちゃんと24時間以内に1次対応をしなければならない。
しかし、土日だってあるし仕事だってあるので毎日見てられない。
問い合わせが来たとしてもほとんどAndroid経由の営業スパムだし。

さらに、僕が普段使うPCをLinux Mintにしたことで問い合わせのソフトが使えなくなってしまった。
問い合わせが来たらWindowsに切り替えるかmacを立ちあげなくてはいけない。
正直もうだいぶ負担だった。

SSL化

いつからかChromeがSSLでない場合に警告を出すようになった。
世の中はSSLが当たり前に変わっていっている。
恐らく、そのうちChromeかmobageがSSL必須化し、SSL対応を迫られる日が来ることが予想された。

現在無料SSLができるのでそれほど技術的に問題はないのだが、
とはいえ既に稼働中のサーバーであれこれ操作するのは怖い。

それよりも一番問題なのが、先程も書いたようにLinux Mintに変えてしまったので、
開発環境をWindows側に残したままだった。
SSL対応のためにいちいちWindows(起動がすごく重い)に切り替えるのは大変。
しかも実装するとなるとまたあれこれ修正してテストもやり直さなければならない。
かなりの重労働で、ただでさえ仕事で忙しいのに厳しい。

責任

上記の問題点を考えているうちにふと思ったのが、
もし明日、明後日急にSSL必須になったらどうしよう、という思い。

もちろんmobageはちゃんとしていてそういうことは猶予をもってお知らせがあるので問題はないのだが、
例え1,2ヶ月であっても今の自分としては辛い。

そんなこんなやっているうちに対応できずSSL必須化になってしまったら、サービスは止まってしまう。
もしかすると正しく運用出来ないことで責任を追求されたりするのでは…等という考えが頭をめぐった。

サービス終了はもはや当然の決断だった。

最後の問い合わせ

不具合の問い合わせが来たのであれこれやり取りして修正した。
今回はDB側で修正すればよかったので問題なかったのだが、
プログラム側の修正が必要だったらと思うとゾッとした。
これが引き金になったと思う。

終了した

終了申請をし、課金終了の準備をしてお知らせをし、課金終了までに約1ヶ月、そこから終了までに約1ヶ月、無事終了することが出来た。
ちなみにこのあとも問い合わせ対応を行わなければならない。

ソース

公開したが、古く汚いので、動かなくて困っている、くらいの人でないと役には立たないものと思われる。

cocos側のプログラム。

GitHub - dala00/endingroad: Ending Road game client

READMEにも書いてあるが、フリー素材などは念の為再配布にならないよう全部削除している。

PHPで書かれたサーバー側は、
万が一mobageの漏洩させてはならない情報を削除し忘れて漏らしてはいけないので、
結構勢い良く適当にフォルダ毎がっつり削除した。
(それでもまだ怖いくらい)

GitHub - dala00/endingroad-server: Ending Road (server application)

もう不要だしPSR-2すら知らない頃の汚いプログラムなので何の参考にもならないが、
丸々欲しい人がいれば(機密部分は当然省いて)ゆずるので問い合わせして下さい。

一問一答

どんなゲームだったのか

当時リリースされたテラバトルを見て、これなら自分の作ったゲームも売れるんじゃないかと勘違いしてリリースした、簡易ストーリー型のステージクリア型RPG。

クソゲーだったか

プレイする人によるのではないかと思う。
クソゲーだと思う人もいるだろうし。頑張って作ったので割と遊べるのではないかとも思う。
フリー素材のクオリティも全般的に良かった。

経験値量的にすごく大変なはずなのにイベントキャラ全部最大レベルまで上げてくれた人もいた。本当に感謝。
ちなみにイベントキャラは+99するとSSRよりちょっと強い。(だった気がする)

リジェクトされなかったのか

一人で作ったので一般のアプリよりはしょぼかったと思うが、そういう理由ではとくにリジェクトされなかった。
不備があったりしたところを直していくとちゃんとリリースまで進めた。

エンディングは

実はエンディングのステージを作らずに終了してしまった。

考えていたものとしては、下記へ続いていくようなストーリー。

つまり偉い人たちが増えすぎた人間を排除するために世界は滅亡するという噂を広めた。
人々は楽園をめざすために冒険して減っていき、楽園に着いてもエルアネットに転送される。
(転送されるのか、偉い人側にいくのかは決めていなかった)

ちなみに舞台は未来の地球という設定。エアルスという名前にしようとしたが、
どうもガンダムで使われているようなのでルシアとかで想像していたと思う。

サーバー解約できて良かったですね

上記のアプリが一緒に入っているので解約できなかった…。
誰もプレイしていないみたいだし停止するか記念にGCPに移動してゼロ円運用(移動が面倒)するか検討中。

再公開はするのか

他に作りたいものがどんどん出てくるしそんなことをする暇はないので可能性は少ないが、
もし気が向いて試して一瞬で可能そうだったらやるかもしれない。
ただし可能性はかなり低い。

まとめ

一人でもソーシャルアプリは作れる。会社で複数人いるならもちろん。
こういったプラットホームは何もしなくてもインストールしてもらえるのでありがたいが、それだけでは絶対に足りない。

通常のゲームと同様、自分たちでちゃんと宣伝し、課金率も上げていかないと運営は成功しない。
やるならきちんとやらなければならない。
ゲームを作ってリリースして運用するのはとても楽しい。

技術的な話はQiitaで。

mobageで運営していたゲームのソースを公開


だら@Crieit開発者

Crieitの開発者です。 主にLAMPで開発しているWebエンジニアです(在宅)。大体10年程。 記事でわかりにくいところがあればDMで質問していただくか、案件発注してください。 業務依頼、同業種の方からのコンタクトなどお気軽にご連絡ください。 業務経験有:PHP, MySQL, Laravel5, CakePHP3, JavaScript, RoR 趣味:Elixir, Phoenix, Node, Nuxt, Express, Vue等色々

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