tag:crieit.net,2005:https://crieit.net/tags/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9/feed 「グロース」の記事 - Crieit Crieitでタグ「グロース」に投稿された最近の記事 2018-10-30T22:02:49+09:00 https://crieit.net/tags/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9/feed tag:crieit.net,2005:PublicArticle/14538 2018-09-14T16:30:49+09:00 2018-10-30T22:02:49+09:00 https://crieit.net/posts/98f45841a45c327fdc3994fd45ec8d43 サービスをグロースしたい話 <p><a href="https://crieit.now.sh/upload_images/8292bd0aa6acf708ce1cfb3c99616f2b5b9b629d5b6db.png" target="_blank" rel="nofollow noopener"><img src="https://crieit.now.sh/upload_images/8292bd0aa6acf708ce1cfb3c99616f2b5b9b629d5b6db.png?mw=700" alt="catchs.png" /></a></p> <h1 id="はじめに"><a href="#%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB">はじめに</a></h1> <p>「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://triokini.com">トリオキニ</a>」というサービスを開発・運営しているさちえといいます。トリオキニは「同人誌即売会」での「トリオキ」を管理できるサービスです。そこそこ大きなサービスになってきたのですが、まだまだ <strong>「こんなに規模が大きくなるはずではなかった」</strong> という顔になるのできちんとグロースに向き合おうと思い、思考を整理する目的でこの記事を書きました。</p> <h1 id="この記事の概要"><a href="#%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81">この記事の概要</a></h1> <p>前述の通り、この記事は「トリオキニ」をグロースするにあたり「どのような軸を持つのか」という私の脳内を反映した記事ですので「うわめっちゃ参考になったわこの記事!」という体験をお届けすることは<strong>できません</strong>。でも他者のガチャガチャな思考にちょっと興味がある、という方はすこし面白いかもしれません。</p> <h1 id="本題"><a href="#%E6%9C%AC%E9%A1%8C">本題</a></h1> <p>で、トリオキニのグロースについていろいろ考えたんですが、お金がないのでめちゃくちゃPRや広告にお金をかけるってこともできないし、専門的な知識やノウハウの蓄積があるわけでもないんで(しかしたくさんいただいているアイデアや改善策、フィードバックは宝物です)、結局目の前の改善ごとをみつけてそれを愚直に実行して、PDCAを回していくというやり方しかないという結論に行きつきました。だいぶ前に。</p> <p>じゃあ何でもかんでも不便なところを改善! ってやっていけばいいかというとそれもたぶん違うんですよね。方向性、<strong>軸</strong>がないといけないわけです。</p> <h1 id="トリオキニの軸って? って話をします。"><a href="#%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%83%8B%E3%81%AE%E8%BB%B8%E3%81%A3%E3%81%A6%EF%BC%9F%E3%80%80%E3%81%A3%E3%81%A6%E8%A9%B1%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82">トリオキニの軸って? って話をします。</a></h1> <p>トリオキニは個人開発で開発-営業-運営-広報-代打-俺という手工業サービスなので、並み居るあの会社とかこのサービスとかに金時間技術およびあらゆる面で勝つ要素がないのです。じゃあなんで今はぼちぼちシェアを頂けているかというとよくわかんないです。 <strong>なんでみんな他所いかないの。</strong> ただ私がエゴサして見つけたツイで「こうありたい」と思えるツイートがありまして、</p> <blockquote> <p>「トリオキニ、個人開発で頑張ってるし規約が変わらな限り類似サービスが出てもトリオキニ使いたいなあ」</p> </blockquote> <p>これは開発側としてめっちゃうれしくて、このユーザのために頑張ろうと思えるツイートでした。つまり、「類似があってもこのサービスが使いたい」と思える何かを強めていくのが、私にとって一番いいだろうという結論に至ったのです。愛されるサービスを目指すのです。改善や機能追加の軸は「愛される」です。<strong>愛されたい。</strong></p> <h1 id="で、愛されるサービスって何よ"><a href="#%E3%81%A7%E3%80%81%E6%84%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95%E3%82%88">で、愛されるサービスって何よ</a></h1> <p>何でしょうね、愛されるサービス。愛してるサービスはあります、マシュマロとかすごく好きです。機能(=サービスの思想)が明確で便利なこと、それからサービスに世界観があってそれがUXとなっていること。そしてもちろんそのサービスにしかない価値がそこにあること。たぶん分野によっても違うとおもうんですが、私が愛してるサービスを<strong>まず真似る</strong>ことにします。</p> <h2 id="①機能が明確で便利なこと"><a href="#%E2%91%A0%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%8C%E6%98%8E%E7%A2%BA%E3%81%A7%E4%BE%BF%E5%88%A9%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8">①機能が明確で便利なこと</a></h2> <p>いくらデザインや体験が優れていても「取り置き予約管理システム」として機能してないなければ無用の長物です。機能の充足は基本として、わかりやすさ、アクセスのしやすさ、使いやすさなども改善していく必要があります。サービスの基礎となる部分ですので、改善してもしすぎるということはないはず。ここは地道にひたすらユーザからフィードバックをもらいながら良くしていく部分ですね。</p> <h2 id="②そこにしかない価値があること"><a href="#%E2%91%A1%E3%81%9D%E3%81%93%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BE%A1%E5%80%A4%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8">②そこにしかない価値があること</a></h2> <p>トリオキニでいうと、単純に予約受け取りシステムなら何をつかっても代用可能なわけですが、トリオキニには「コメント」という機能があって、ここに取り置きするときのコメントを入れてもらうのがめっちゃ<strong>うれしい</strong>のです(嬉しいよね?)。「ほしい人の可視化」「そこからのコメント」「実際にイベントで授受するときの交流」こういったものは「予約受け取り"システム"」の中には含まれない価値ですが、ここを強化していくことでほかのサービスにはないトリオキニだけの良さが生まれる <strong>(=愛される)</strong> のではないかと思っています。</p> <h2 id="③サービスに世界観があること"><a href="#%E2%91%A2%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8">③サービスに世界観があること</a></h2> <p>例えばマシュマロはユーザからの悪口をマシュマロというキャラクタが防いでくれているという世界観を構築しています。ついでによくわからないキャラ設定もつけていますね(触手とか)。でもこのキャラクタがあることで、ユーザは「AIが自然言語を機械学習して処理している」ではなくて「マシュマロちゃんが悪口から我々を守っている」という世界観でサービスを利用しているわけです。ふせったーも同様に「ふせ太くん」が頑張って運営していますという世界観を作っています。<del>うらやましい。トリもあの席欲しい。</del>「同人誌印刷ペンタロー」では「ペンタロー」というキャラとLINEでやりとりし、問い合わせや予約を行うことができます。問い合わせや予約のハードルがめちゃくちゃ下がり、コンバーションも上がるということでした。「世界観」を作り「キャラクタ」を作ることで、そこにあるのがただのシステムではなく、日々を助けてくれる誰か・何かであるという <strong>「愛着」</strong> のようなものが生まれ、このサービスでなくてはだめだと思ってもらうことの助けになるわけです。たぶん。</p> <h1 id="まとめますね"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%AD">まとめますね</a></h1> <p>以上を踏まえ、以下の3項を軸として改善・機能追加・PRを進めていこうと考えています。</p> <h2 id="愛される機能"><a href="#%E6%84%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%A9%9F%E8%83%BD">愛される機能</a></h2> <ul> <li>what→便利なこと、アクセシブルなこと、わかりやすいこと <ul> <li>how→UI、導線、アクセシビリティの改善。できてない部分が多いですが、問題が見えている分改善しやすい軸です。わかりやすい説明など、マンガやイラストを使って補強していくと世界観の構築も同時に進めることができるのでは。</li> </ul></li> </ul> <h2 id="愛される付加価値"><a href="#%E6%84%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E4%BB%98%E5%8A%A0%E4%BE%A1%E5%80%A4">愛される付加価値</a></h2> <ul> <li>what→コミュニティ化、交流の強化、気軽に欲しいリアクションを得られる仕組みの構築。 <ul> <li>how→例えば感想や事前の部数アンケなど、実際に取り置き~受け渡しでクローズしてしまうことのないよう、イベントの前やその後になっても <strong>「トリオキニにくれば何か良いことがある」</strong> という価値を付け足していくときっとよい。この辺は設計からなので時間がかかりそう。</li> </ul></li> </ul> <h2 id="愛される世界観(キャラクタ)"><a href="#%E6%84%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3%EF%BC%88%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%EF%BC%89">愛される世界観(キャラクタ)</a></h2> <ul> <li>what→世界観の構築、愛されるキャラクタの構築 <ul> <li>how→SNS活動やリプライ等で構築していく必要がある。他アカウントを参考にフォロワを増やし、愛されるキャラクタづくりを模索していく。やりすぎ公式ウザ……みたいなのに陥らないバランス感覚が必要(難しそう)</li> </ul></li> </ul> <p>さて、これが実際にグロースの軸として適してるかどうかはわかりません。でも仮にダメなら目標なり設定しなおしたらええやん。失敗はいいものです、失敗したということはまたチャレンジできるということです。<strong>何回でもやりなおしたらええやん</strong>の気持ちでやっていきたいです。</p> <h1 id="最後に"><a href="#%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AB">最後に</a></h1> <p>いくつかの法人様から広告をいただくようになったので、媒体であるサービスのグロースや価値を上げる責任みたいなものが生まれました。考えることが増えましたが、これはこれで楽しいです。知らないことを知るのはやっぱり楽しい。サービスを好きになってもらえて、価値や存在感を高めることができて、広告を掲載させてもらっている企業様にもたくさん良いことがあったら最高だな。</p> <p>少しずつですが前に進みます、今後も「トリオキニ」をよろしくお願いいたします。</p> さちえ🍛開発垢