tag:crieit.net,2005:https://crieit.net/tags/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/feed 「スポーツ」の記事 - Crieit Crieitでタグ「スポーツ」に投稿された最近の記事 2019-07-18T21:03:08+09:00 https://crieit.net/tags/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/feed tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15256 2019-07-18T21:03:08+09:00 2019-07-18T21:03:08+09:00 https://crieit.net/posts/d5dda83657f3d95f687067d96d0188d7 勉強でもスポーツでも成長は一定じゃない。成長曲線を理解しよう。 <h2 id="自分のスキル"><a href="#%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%AB">自分のスキル</a></h2> <p>僕はギターが弾ける。弾けるといっても早弾きはできないが、大体の曲はコード譜を見れば弾ける。学生時代から少しずつ練習して弾けるようになった。</p> <p>僕は英語が日常会話くらいだったら話せる。フィリピンへインターンするまで全く話せなかったが、毎日語学学校でマンツーマンレッスンを受けているうちに少しづつ話せるようになった。</p> <p>僕は簡単なWebサービスだったら作れる。1年半程前から少しづつプログラミングを独学で勉強するうちに作れるようになった。</p> <p>ギター、英語、プログラミング、全てに共通することは一朝一夕では習得することができないスキルということ。いや、人前に披露できる程のスキルは、どんなスキルであっても世の中のほとんどは一朝一夕で身に付けることはできないのではないかと思う。</p> <p>まあでも、そんなことは誰でも分かっていると思う。英語が1日でペラペラになったり、ギターが1日でジミヘンくらい弾けるようになるわけがない。ただ、成長の度合いが一定ではないということを、みんなは理解していないのではないだろうか。</p> <p>ほとんどのスキルの成長は下のグラフの通りに推移していくと思う。</p> <p><a href="https://crieit.now.sh/upload_images/ffe6fa04747356c0db0f3dfbbef597235d305f85ee453.png" target="_blank" rel="nofollow noopener"><img src="https://crieit.now.sh/upload_images/ffe6fa04747356c0db0f3dfbbef597235d305f85ee453.png?mw=700" alt="成長曲線" /></a></p> <p>このグラフから分かることは、スキルの勉強や練習を始めてからしばらくは成果がなかなか出ないということ。プログラミングとか良い例だと思う。</p> <p>最初どんな言語でも「Hello, World!」を出力するところから始まり、メソッドやフレームワークについて1つ1つ学んでいく。僕もRubyで「Hello, World!」と初めて出力できた時は嬉しかった。「自分でもプログラムを書くことができるんだ!」と感動した。でも勉強していく内に感動は薄れ、だんだん絶望に変わっていく。</p> <p>プログラミングの勉強を始めたばかりの人にとって、教科書に書いてある大抵のことは分からないと思う。とりあえず書いてあるコードをコピぺして動かして、またコピペして動かして、そのうちエラーが出て、必死にぐぐってみたいな感じで進めていく人が大半なのではないだろうか。(僕は少なくともそうだったし、今も分からないことがほとんど...)</p> <p>プログラミングの勉強を始めて数日はみんな楽しいと思う。ただ、次第に今のスキルと自分が目標とするスキルの間に、とてつもなく深い溝があることに気づき、絶望し、やめていく。</p> <p>例外なのは学校のテスト。学校のテストは上のグラフの水色で記した「自分が考える成長曲線」と結構近い形で点数もやればやるだけ上がっていくと思う。大抵の学校では事前にテスト範囲が教えられ、生徒は範囲に沿って勉強する。範囲は1日、2日程度あれば全て網羅できてしまうことがほとんど。僕たちは学生時代にその経験があるから、特に勉強するということ関してはどの分野の勉強でも「勉強すればした分だけ一定に成長していく」と勘違いしてしまうのではないかと思う。</p> <p>ただ、人間の成長速度は一定ではない。どれだけ勉強しても一向に成長せず、むしろ時には後退することだってある。それでも勉強を続ける先に、ある時いきなり成長する。プログラミングであればコードがスラスラ書けるようになったり、フレームワークの構造が急に分かるようになったり。英語であれば急に喋れるようになったり、リスニングができるようになったり。</p> <p>そんな急激な成長を何度か繰り返していく内に、基礎が身につき、新しく得た知識を即実践に生かすことができるようになっていく。プログラミング初心者が機械学習だけ勉強しても、その知識をどう活かせばよいか分からないが、ある程度の習熟者が機械学習のスキルを身につければ、その後機械学習を使ったサービスを作ったり、OSSの発展に協力したりすることができる。</p> <p>どのスキルでも習熟している人は基礎ができてる。基礎があるから、新しく身につけた知識をどう生かすか、方法がわかる。初心者は基礎ができていないから、新しいことを学んでも、その知識をどう活かせばいいか分からない。むしろ、最初のうちは自分が知らないことがまだまだたくさんあるということに気づいて、学べば学ぶほどやる気を失くすことだってある。</p> <p>初心者は勉強、練習を始めてから最初の数ヶ月間が一番しんどいと思う。それを乗り越えれば急激な成長が待っている。「どんなことでも最初のうちはなかなか成長しないんだよ。」ということを事前に知っておけば、理想と現実のギャップに苦しむ期間を何とか乗り越えることができるのではないだろうか。</p> <h2 id="終わりに"><a href="#%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AB">終わりに</a></h2> <p>何事も一朝一夕では身につかない。とにもかくにもスキルを身に付けるには<strong>継続力</strong>がめちゃくちゃ大事!「<strong>天才とは努力を続けられる人</strong>」って将棋の羽生さんが言ってたけどほんとそれだと思った。</p> Naoki Mizutani