tag:crieit.net,2005:https://crieit.net/tags/%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%83%99/feed 「ラノベ」の記事 - Crieit Crieitでタグ「ラノベ」に投稿された最近の記事 2019-10-08T01:09:21+09:00 https://crieit.net/tags/%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%83%99/feed tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15459 2019-10-08T01:05:45+09:00 2019-10-08T01:09:21+09:00 https://crieit.net/posts/C-5d9b6259e4530 C#を本業にしているスクリプトキディが思いついた、私史上最強の三文未満小説執筆環境 <p>3畳に足りるか足りないか分からないシェアハウスの個室で、間接照明とディスプレイの明かりを頼りに、<br /> この文章を自作した左右分離式キーボードで書いている。</p> <p><a href="https://crieit.now.sh/upload_images/3bf7b632524cf2841f96bdb7b8fe62e05d9b6315cd782.png" target="_blank" rel="nofollow noopener"><img src="https://crieit.now.sh/upload_images/3bf7b632524cf2841f96bdb7b8fe62e05d9b6315cd782.png?mw=700" alt="This is DOOM Emacs." /></a><br /> Emacsで。 厳密に言うと、DOOM Emacsだ。</p> <p>そんな私がなぜ久々に文章を打っているかといえば、<br /> 就業中にわだかまっていた三文小説未満のライトノベルにも満たないプログラミング入門以前物語のそれを書きたくなったり、<br /> 書くに至って良いやり方をいろいろ考えていたら、思いついたのでまとめているわけである。</p> <h1 id="Emacsは最強の執筆環境"><a href="#Emacs%E3%81%AF%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E5%9F%B7%E7%AD%86%E7%92%B0%E5%A2%83">Emacsは最強の執筆環境</a></h1> <p>この記事に何らかのきっかけで行き着いた方々には釈迦に説法だとは思うし、<br /> もっとLispを使いこなしているEmacsユーザーに対しては僭越だが、<br /> 一応Emacsというエディタについて簡単に自分が今(2019-10-07T22:46)資料を見ないでできる限りの<br /> 紹介をさせていただく。</p> <h2 id="Emacsという古来から存在するテキストエディタ"><a href="#Emacs%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%8F%A4%E6%9D%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF">Emacsという古来から存在するテキストエディタ</a></h2> <p>古来(といってもUNIXが生まれてからではあるので、西暦1980年以降である)から存在するテキストエディタであるが、<br /> その拡張性の高さと、拡張性ゆえの可能性の多さから、このエディタのファンは多く、根強い支持を得ている。</p> <p>とかく書いてる私自身も2年前から少しずつEmacsを触り始めた口で、それまでは<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://vim.org">Vim</a>という双対をなすテキストエディタを使っていた。</p> <h2 id="(ほぼ)文字だけで表現するテキストエディタ"><a href="#%EF%BC%88%E3%81%BB%E3%81%BC%EF%BC%89%E6%96%87%E5%AD%97%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF">(ほぼ)文字だけで表現するテキストエディタ</a></h2> <p>これら(Emacs,<br /> Vim)の特徴としては、ほぼすべてを文字で表現することにある。</p> <p>ドットインパクトプリンタなどの出力機器しかなかった時代から見るとずいぶんと贅沢かもしれないが、<br /> 2000年以降に生まれた若い人たちからすると、ずいぶんと貧相に思うかもしれない。<br /> 今日のEmacs,<br /> その拡張機能と適切なフォントをインストールすれば、絵文字などを利用して見栄えは良くなる。</p> <h2 id="「ダサい」? 違う、洗練されているのだ。"><a href="#%E3%80%8C%E3%83%80%E3%82%B5%E3%81%84%E3%80%8D%EF%BC%9F%E3%80%80%E9%81%95%E3%81%86%E3%80%81%E6%B4%97%E7%B7%B4%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%80%82">「ダサい」? 違う、洗練されているのだ。</a></h2> <p>とはいえ、EmacsはCtrlやAltなどの装飾キーを酷使し、Vimは3つのモードを把握しなければいけないなどの<br /> 参入障壁があり、それ以前におそらく最初の見た目はWindowsのメモ帳と代わり映えしないだろう。</p> <p>「ダサい」と思われるかもしれない。 しかし本当にダサいのだろうか。</p> <p>私は憧れる。必要な時に必要な道具をサッと出し、作業に取り掛かり、必要が無くなったらしまう。</p> <p>それができるのがこれらのエディタの強さである。</p> <h1 id="Org-modeは至高の(ドキュメント|タスク管理|プロジェクト管理)テキストフォーマット"><a href="#Org-mode%E3%81%AF%E8%87%B3%E9%AB%98%E3%81%AE%EF%BC%88%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%EF%BD%9C%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%82%AF%E7%AE%A1%E7%90%86%EF%BD%9C%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E7%AE%A1%E7%90%86%EF%BC%89%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88">Org-modeは至高の(ドキュメント|タスク管理|プロジェクト管理)テキストフォーマット</a></h1> <h2 id="執筆に適したテキストフォーマットを作るという行為の非現実性"><a href="#%E5%9F%B7%E7%AD%86%E3%81%AB%E9%81%A9%E3%81%97%E3%81%9F%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%81%AE%E9%9D%9E%E7%8F%BE%E5%AE%9F%E6%80%A7">執筆に適したテキストフォーマットを作るという行為の非現実性</a></h2> <p>とはいえ、テキストエディタが優秀で拡張性に優れているからと言って、自前で執筆に適した拡張機能を作るのは骨が折れる。</p> <p>ましてや進捗やHTMLファイル(Webブラウザで閲覧できる形式)への変換出力機能も実装するのは、自分のような専門学校卒業程度の、<br /> ほぼ文系コーダーに毛が生えてるか生えていないか程度のプログラマというのもおこがましい劣化知的生命体には無茶な話で、<br /> 仕事の余暇に作るなんて、人間の平均寿命から20年ほど引いた年数ではできるものではない<br /> (たまにそれを成し遂げる者も居るが、それは天才と言われる超人類にしか当てはまらない)。</p> <h2 id="巨人の肩に腰を据える"><a href="#%E5%B7%A8%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%82%A9%E3%81%AB%E8%85%B0%E3%82%92%E6%8D%AE%E3%81%88%E3%82%8B">巨人の肩に腰を据える</a></h2> <p>今日、オープンソースソフトウェア・フリーソフトウェアという文化が広まり、インターネットにつながるパソコンがあれば、<br /> 天才達が考えたプログラムを自由に利用し、技術があれば改造したり、更にその天才が気づかなかった不具合を治すことだってできる。<br />  <br /> Emacsの文化から生まれた<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://orgmode.org/ja/">Org-mode</a>もその一つだろう。</p> <p>Org-modeはそのよく考えられたテキストフォーマットと、文字列情報を解析して機能を与えるEmacsが織りなす、</p> <ul> <li>メモ</li> <li>ジャーナル</li> <li>文書</li> <li>タスク管理</li> <li>プロジェクト管理</li> </ul> <p>上記全て(さらに数個以上)に対応するテキストフォーマットなのである。</p> <p>MarkdownやreStructuredTextも拡張することでこれらを全て受け持つテキストフォーマットになるだろう。<br /> ただ、Emacs<br /> Lispという強力なテキストエディタの拡張性により、テキストエディタとシンプルな軽量マークアップ言語<br /> で実装できたと私は思う。</p> <h1 id="実際にどう書くのか。"><a href="#%E5%AE%9F%E9%9A%9B%E3%81%AB%E3%81%A9%E3%81%86%E6%9B%B8%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%80%82">実際にどう書くのか。</a></h1> <p>さて、ここからそんなEmacsとOrg-modeを利用して執筆する方法を見てみよう。</p> <h2 id="とにかく見出しを作る"><a href="#%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8F%E8%A6%8B%E5%87%BA%E3%81%97%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B">とにかく見出しを作る</a></h2> <p>とにかく見出しを作る。</p> <h3 id="更に細分化した見出しを作る"><a href="#%E6%9B%B4%E3%81%AB%E7%B4%B0%E5%88%86%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%9F%E8%A6%8B%E5%87%BA%E3%81%97%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B">更に細分化した見出しを作る</a></h3> <p>その見出しを細分化する。</p> <p>アニメの絵コンテの一枠や、マンガのヒトコマくらいに細分化してしまっていい。</p> <h3 id="そのシーンを1行でまとめた描写を"><a href="#%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%921%E8%A1%8C%E3%81%A7%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%81%9F%E6%8F%8F%E5%86%99%E3%82%92">そのシーンを1行でまとめた描写を</a></h3> <p>更にその見出しを細分化する。段落レベルまで細分化してしまっても良い。</p> <p>私の様な人間は特に、 「これは5分で書けるだろう」 <br /> くらいのレベルまで細分化してしまったほうが良いと思う。</p> <h2>見出しを <code>TODO</code> にしてしまう</h2> <p>Org-modeのテキストを、Emacsの <code>org-mode</code> を適応して開いていれば、<br /> キーボード・ショートカットで見出しを一瞬でタスクに切り替えることができる。</p> <p>この機能を最大限利用し、先程まで書いた見出しを全て <code>TODO</code><br /> にしてしまおう。</p> <p>もちろんだが、全ての見出しを <code>TODO</code><br /> にするスクリプトを書いてしまっても良い。<br /> むしろそうやって積極的に拡張できるのがEmacsの強みだと私は思う。</p> <h2 id="書け。羅列されたシーンを描写しろ。"><a href="#%E6%9B%B8%E3%81%91%E3%80%82%E7%BE%85%E5%88%97%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%92%E6%8F%8F%E5%86%99%E3%81%97%E3%82%8D%E3%80%82">書け。羅列されたシーンを描写しろ。</a></h2> <p>さあ、何を書きたいか決まった。書こう。</p> <h3 id="細分化された見出しはほぼ穴埋めだ。"><a href="#%E7%B4%B0%E5%88%86%E5%8C%96%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%A6%8B%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%AF%E3%81%BB%E3%81%BC%E7%A9%B4%E5%9F%8B%E3%82%81%E3%81%A0%E3%80%82">細分化された見出しはほぼ穴埋めだ。</a></h3> <p>細分化された見出しに答えるように書いていくだけで良いはずだ。</p> <p>それで筆が進まないのは、もしかしたら細分化が足りない。</p> <p>どんな風に書くか迷ったら、 <code>#</code><br /> を行頭につけてコメントアウトしてとりあえず書いてみる。</p> <h3 id="余談:テストを行うプログラムから書く「テスト駆動開発」"><a href="#%E4%BD%99%E8%AB%87%EF%BC%9A%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E6%9B%B8%E3%81%8F%E3%80%8C%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E9%A7%86%E5%8B%95%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%80%8D">余談:テストを行うプログラムから書く「テスト駆動開発」</a></h3> <p>昨今になってソフトウェア開発の世界で注目されているのが、「テスト駆動開発」という手法だ。</p> <p>雑に説明してしまうと、<br /> 「作ったものの動作が正しく動作するか検証するプログラムを書きながらソフトウェアを作っていく」<br /> という手法だ。</p> <p>この執筆手法も、このソフトウェア開発手法からヒントを得た。<br /> 「自分の書きたいことをある程度ハッキリさせたら筆が進むはず」<br /> という、結構安直な考えである。</p> <p>この際なのでここに、 「ドメイン駆動設計」<br /> の考え方も混ぜ込みたくもなったが、まだそこまで考えがまとまってないので、後日うっかりひらめいたら。</p> <h2 id="見出しを消す"><a href="#%E8%A6%8B%E5%87%BA%E3%81%97%E3%82%92%E6%B6%88%E3%81%99">見出しを消す</a></h2> <h3 id="よしっ!"><a href="#%E3%82%88%E3%81%97%E3%81%A3%EF%BC%81">よしっ!</a></h3> <p>(ヘルメットを被った猫の絵は省略)</p> <p>あとは大見出し以外を消すなり、大見出しを書き直したら、大分いい感じになってるはずだ。</p> <h3 id="Orgで書いたテキストを変換。"><a href="#Org%E3%81%A7%E6%9B%B8%E3%81%84%E3%81%9F%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%92%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%80%82">Orgで書いたテキストを変換。</a></h3> <p>とはいえ、書いたテキストを他の人が見やすいフォーマットにできないと、<br /> なかなか見せづらくて寂しいと思われる。</p> <p>EmacsとOrg-mode標準でもいくつかのファイルフォーマットに出力できるが、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://pandoc.org">Pandoc</a>などのツールを使うと、<br /> 更に幅が広がる。</p> <p>LaTeX形式に一度吐き出して、PDF形式に変換することも可能だ 。</p> <h1 id="Git(とMagit)を合わせると鬼に金棒。"><a href="#Git%EF%BC%88%E3%81%A8Magit%EF%BC%89%E3%82%92%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%A8%E9%AC%BC%E3%81%AB%E9%87%91%E6%A3%92%E3%80%82">Git(とMagit)を合わせると鬼に金棒。</a></h1> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://git-scm.com">Git</a>と<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://magit.vc">Magit</a>を使って共同執筆する方法についても書きたかったが、私個人の時間切れに付き、ここまで。</p> <p>Gitを使った執筆活動の方法は他の方も各所で書いているので、興味のある方はぜひ調べてみるといいだろう。</p> <h1 id="まとめ"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">まとめ</a></h1> <p>私の眠気もいい具合にキマってきた午前0時40分。</p> <p>割と思いついたことは書き留めれたはず。</p> <p>なお、この記事を書くに当たって、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://www.mhatta.org/wp/category/org-mode/">八田真行さんの「モーレツ! Org<br /> mode教室」</a>を多大に参考にさせていただいた。<br /> ちょっとでもEmacsとOrg-modeに興味を抱いた方は、ぜひ確認していただきたい。</p> <h1 id="Emacsディストリビューション"><a href="#Emacs%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3">Emacsディストリビューション</a></h1> <p>しかしながら、この記事の最初でも記したとおり、Emacsは素のままでは結構難解なテキストエディタである。</p> <p>そこで、そんなEmacsにパッケージを追加して使いやすくしたEmacs達を紹介して話を締めたいと思う。</p> <dl> <dt>Graphene</dt> <dd>比較的優しそうな見た目</dd> <dt>Emacs Prelude</dt> <dd>ディストリビューションでは結構人気</dd> <dt>Spacemacs</dt> <dd>ちょっと重くて音沙汰ないけど、元祖Emacs + Vim</dd> <dt>DOOM Emacs</dt> <dd>Spacemacsの意志を受け継いだ? チョットワカル人向け。とはいえ自分みたいなニワカでも割と扱える。</dd> <dt>Emacs</dt> <dd>弘法は筆を選ぶのではない。作るのだ。</dd> <dt>Vim-Org-mode</dt> <dd>VimでもOrg-mode</dd> <dt>VSCode + VS Code Org Mode</dt> <dd>Visual Studio CodeでもOrg-mode。すげぇな。</dd> </dl> <h1 id="P.S."><a href="#P.S.">P.S.</a></h1> <p>このテキストの原稿もOrg-modeで書きました。<br /> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://gist.github.com/manzyun/63768a11fde889e090ffe16c785425a6">GIstに原稿を上げてます</a>Rawボタンを見ると、生テキストファイルが見れます。<br /> 参考になれば幸いです。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15124 2019-06-18T17:31:13+09:00 2019-06-18T17:31:13+09:00 https://crieit.net/posts/a3ecad34bc2061b16225ef83a4b88cf7 「コンピューターオタクに青春は来るのか」というライトノベル未満の何かを書き始めた <p>いつもの就業中クオリティです。</p> <h1 id="はじめに"><a href="#%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB">はじめに</a></h1> <p>この記事では、<br /> 「なぜこんなラノベ未満を書き始めたのか」<br /> 「どんなツールを使っているのか」<br /> 「書き始めるまでの紆余曲折」<br /> について書いていく。</p> <h2 id="制作物(制作中)紹介"><a href="#%E5%88%B6%E4%BD%9C%E7%89%A9%EF%BC%88%E5%88%B6%E4%BD%9C%E4%B8%AD%EF%BC%89%E7%B4%B9%E4%BB%8B">制作物(制作中)紹介</a></h2> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://manzyun.github.io/IsYouthCommingToAComputerNerd/">コンピューターオタクに青春は来るのか</a><br /> GitHubで静的にもほどがあるHTMLドキュメントをそのまま載せている。</p> <h2 id="帯紙程度のあらすじ"><a href="#%E5%B8%AF%E7%B4%99%E7%A8%8B%E5%BA%A6%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%98">帯紙程度のあらすじ</a></h2> <p>田舎の高等学校に、その存在について懐疑されている同友会に新入部員が入る。</p> <p>そして新任講師として入った元プログラマの同友会の新顧問。</p> <p>冴えない2人と同友会員が、プログラミングコンテストで世界に問う(かも)。</p> <h3 id="もう少し詳しく"><a href="#%E3%82%82%E3%81%86%E5%B0%91%E3%81%97%E8%A9%B3%E3%81%97%E3%81%8F">もう少し詳しく</a></h3> <p>元プログラマ・ISPのエンジニアの父親の影響を受けた主人公が高校進学。存続の危うい「情報処理研究同友会」に入部するも、そのやる気のなさに期待外れな感情を抱く。</p> <p>また、プログラマから転職し、情報と数学の教員となった新任顧問も、半ば無理やり顧問を押し付けられ、その現存部員のやる気のなさに失望しかけていた時に主人公と出会い、彼をプログラミングコンテストへの世界へといざなう。</p> <h1 id="なぜこんなラノベ未満を書き始めたのか"><a href="#%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%83%99%E6%9C%AA%E6%BA%80%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%8D%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B">なぜこんなラノベ未満を書き始めたのか</a></h1> <p>知人の国語塾教師から、<br /> 「プログラミング入門 <em>以前</em> 的なラノベがあったら、僕はちょっと読んでみたいですねえ。まんじゅ(́ん`)さん、子ども達に<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://coderdojo.com">CoderDojo</a>でプログラミングを教えてるのですから、書いて電子書籍出版したらどうです?」<br /> と、収入があまりにもないことを相談したときに言われたのがきっかけ。</p> <p>それ以前から、<br /> 「なーんか、プログラミングの楽しさを伝える方法ないかなあ」<br /> と漠然と思っていたが、そこまで言われたので形にしてみるかと妄想を繰り広げていた。</p> <p>数か月後、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://sapporo.u16procon.org/">U-16プログラミングコンテスト 札幌大会</a>に、うちの道場の子が出場したので、その様子を見学してたら、 <em>プログラミングを通して人と人の交流が生まれている</em> 事象に遭遇したため、<br /> 「これは書きたいな」<br /> と思って書き始めた。</p> <h1 id="どんなツールを使っているのか"><a href="#%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B">どんなツールを使っているのか</a></h1> <p>最終的に、HTMLとCSSを<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://bluegriffon.org">BlueGriffon</a>というWysiwygエディタでゴリゴリと書く方法に落ち着いた。</p> <p>Gitの <em>分散性</em> を十二分に利用し、思いついたエピソードを思いついたところからがりがり書いていく方法をとっていく(「いく」と書いたのは、2019-06-18T16:50現在では、まだプロローグも書き終えていない状態のため)。</p> <p>また、書き始めるまでのプロットは、ひっそりと<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.world-type.com/">WorldType</a>というサービスを利用させていただいて、一部簡単にまとめている。<br /> この点に関しては、<a href="https://crieit.net/users/tRiaeZ1">iotas</a>氏に感謝である。</p> <p>このように至るまでの紆余曲折についてもっと見たいという奇特な方は、更に以下を参照されたし。</p> <h1 id="TL;DR 書き始めるまでの紆余曲折"><a href="#TL%3BDR+%E6%9B%B8%E3%81%8D%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AE%E7%B4%86%E4%BD%99%E6%9B%B2%E6%8A%98">TL;DR 書き始めるまでの紆余曲折</a></h1> <p>以下はこの書き方に至るまでの紆余曲折をだらだら書いていく。</p> <p>製作者の裏話は大抵興味を持たれないと思うのだが、誰かがうっかり見た時に何かになればいいなあと思うので書いておく。</p> <h2 id="札幌ワカモノ文学サロン"><a href="#%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E3%83%AF%E3%82%AB%E3%83%A2%E3%83%8E%E6%96%87%E5%AD%A6%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3">札幌ワカモノ文学サロン</a></h2> <p>少し話題に出した国語塾講師の方が会場を提供してくださり、プロ志望からアマチュアまでの物書きが集まって勉強会をしていたりする。</p> <p>それ以前にも、昔「Onoma」という同人誌を刷って、第1回目の<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://bunfree.net/">文学フリマ</a>札幌に4作品出したりなど、持て余している妄想癖のやり場があれば書いている。</p> <p>さて、このサロンでもしっかりと「作品の提出と品評」を行っている訳だが、<br /> 私は書き始めたHTML文書を、ソースコードのまま提出した。</p> <p>そのため、<br /> 「まんじゅ(́ん`)さんは、読める形で持ってきてください……」<br /> と困惑されてしまったので、とりあえず公開することに心を決めた。</p> <h2 id="なにで書くか"><a href="#%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%81%A7%E6%9B%B8%E3%81%8F%E3%81%8B">なにで書くか</a></h2> <p>私は怠惰な人間であると自負している。なのでHTMLをひたすら手打ちするのは酷であった。</p> <p>そこでうっかり「独自規格の軽量マークアップ言語を作るか?」と思い立ったりもしたが、<br /> Markdown拡張は自分の要求を満たすには難しく、かといってreStructuredTextを使うにしてもパーサーがサクッと作れずにいた。</p> <p>そんなことをTwitterでぼやいていたら、<br /> 「ホームページビルダーっ!」<br /> というリプライが返ってきたのである。</p> <p>それでふと思い出したのがBlueGriffonで、公式ページを見に行ったら、5年前に閲覧した時とはデザインが一新されていたので、<br /> 「これだ」<br /> と思い、自宅に帰って即座にダウンロードしていた。</p> <p>もう少し見やすいデザインというものがあるのは分かっているが、私の知識不足ゆえ、現状(2019-06-18現在)はこれが限界である。</p> <h1 id="おわりに"><a href="#%E3%81%8A%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AB">おわりに</a></h1> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://manzyun.github.io/IsYouthCommingToAComputerNerd/">コンピューターオタクに青春は来るのか</a></p> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://github.com/manzyun/IsYouthCommingToAComputerNerd">GitHubで公開リポジトリ</a>で、合間を見つけては執筆中である。</p> <p>ライセンスはなぜかAGPLである。</p> <p>フォークなどによるifストーリなどの二次創作や、技術的指摘のissueなど、バシバシ投げていただきたい。なにせ、<br /> 「LINQの楽しさで勢い余って動かないコードを掲載したQiita記事を投稿する」<br /> 様な怠惰な四流物書きなので。</p> <p>うっかりGitHubのリポジトリにStarをつけて購読していただけると、作者の励みになる。</p> <p>最後に、私が未だに真に受けて勘違いして生きている要因となった、エリックレイモンド著(訳:山形浩生 + 村川泰 + Takachin)の「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://cruel.org/freeware/hacker.html">ハッカーになろう - How To Become A Hacker</a>」の一説で締めたいと思う。</p> <blockquote> <p>母語できちんと文が書けるようになること(わたしが知っている最高の連中を含め、ハッカーの驚くほど多くは物書きとしても有能です)</p> </blockquote> まんじゅ(´ん`)