tag:crieit.net,2005:https://crieit.net/users/manzyun/feed まんじゅ(´ん`)の投稿 - Crieit Crieitでユーザーまんじゅ(´ん`)による最近の投稿 2021-12-14T21:30:33+09:00 https://crieit.net/users/manzyun/feed tag:crieit.net,2005:PublicArticle/17853 2021-12-14T20:25:14+09:00 2021-12-14T21:30:33+09:00 https://crieit.net/posts/playing-yourself-after-playing-games ゲームを遊んだら、自分を遊べ(あるいは『プログラミング後に、自分をステップ実行』) <p>(もしかしたら今後、挿絵を挿れるかもしれない)</p> <p>この記事は、<br /> 『<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://adventar.org/calendars/6285">CoderDojo Advent Calendar 2021</a>』の23日目の記事であると同時に、<br /> 『<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://adventar.org/calendars/7105">えだ管理Discord鯖アドベントカレンダー 2021</a>』の24日目の記事の予定です。</p> <p>「フライング投稿は如何なものか」<br /> と読者の皆様は思われると存じますが、この記事は上記の日付までに何度か改版が入る前提で投稿しました。</p> <p>また、<br /> 「アドベントカレンダーを投稿する事を忘れる」<br /> という失態回避の目的も兼ねております……というより <strong>そっちの方が動機としては強いです</strong> 。</p> <p>不躾とは存じますが、ご容赦頂けると幸いです。以降、本文となります。</p> <hr /> <p>事前にお伝えする事として、筆者は以下の書籍や情報の影響を強く受けている;</p> <ul> <li>『禅とオートバイ修理技術』</li> <li>数理論理学(しかし、過激な関数型プログラミング狂信者の様な「プログラミングも自然言語も人間の心情も数学。理解できない連中は野蛮人」という発想には疑念を覚える)</li> <li>クトゥルフ神話 TRPG で用いたキャラクター達</li> <li>他多様なフィクション</li> </ul> <p>つまり、<br /> 「歪んで現実の人間への不信の極みに陥いって、フィクションに逃げてるヲタクの世迷い言」<br /> として受け取って読んでもらうくらいが丁度良いと思う。</p> <p>なおタイトル元ネタは小飼弾氏の『<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=14672">本を読んだら、自分を読め</a>』である。</p> <h1 id="「くそ長い。はよ言え」な人向けに"><a href="#%E3%80%8C%E3%81%8F%E3%81%9D%E9%95%B7%E3%81%84%E3%80%82%E3%81%AF%E3%82%88%E8%A8%80%E3%81%88%E3%80%8D%E3%81%AA%E4%BA%BA%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%AB">「くそ長い。はよ言え」な人向けに</a></h1> <ul> <li>復習大事。振り返り大事</li> <li>振り返りの内容は表現できるとなお良い</li> <li>振り返りの表現のコツとして「感情描写。比喩・擬音・擬態」とか</li> </ul> <h1 id="自分を遊べとは"><a href="#%E8%87%AA%E5%88%86%E3%82%92%E9%81%8A%E3%81%B9%E3%81%A8%E3%81%AF">自分を遊べとは</a></h1> <p>TRPG には『感想戦』という「感想共有」の時間が設けられている事が多いし、ほとんどのシステムのルールブックに明記されている。</p> <p><strong>戦</strong> という字から誤解を招きやすいとは思うものの、あくまで主目的は、<br /> 「あの場面のあの人のロールプレイは良かった」<br /> とか、<br /> 「あそこの場面でプレイヤー自身はああしたかったが、ダイス目の都合で……」<br /> という、リスペクトや暴露会なのが丁度良い。</p> <p>その感想戦をする中で、その卓の人々で気づきがあるはずである。</p> <p>可能であれば、しばらくその気づきに入り浸るなり、深めると良い気がする。</p> <h2 id="気づきの深め方"><a href="#%E6%B0%97%E3%81%A5%E3%81%8D%E3%81%AE%E6%B7%B1%E3%82%81%E6%96%B9">気づきの深め方</a></h2> <p>ここでの気づきの深め方については「脳内で言語化する」だけで必要条件は満せるかもしれない。</p> <p>ただ筆者個人としてはせっかくなので、 その内容を 3 行まとめで良いので書き起こす事を勧めたかったりする。</p> <p>あわよくば <em>筆者個人としては</em> 、二次創作と称して小説やマンガ・イラストや音楽に書き起こしてもらえたら、これほどシナリオ制作者やゲーム制作者として嬉しい事は無い。</p> <p>その過程で、別の物語があなたの中で湧いたなら、感無量である。</p> <h2 id="デジタルゲームでも同じ事"><a href="#%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A7%E3%82%82%E5%90%8C%E3%81%98%E4%BA%8B">デジタルゲームでも同じ事</a></h2> <p>異様と思われるだろうが、これはデジタルゲームにも言える。</p> <p>ただし振り返る対象が物語ではなく、自身の身体制御や操作直前の思慮、ひいてはその後のゲーム展開や身体が覚えたジョイパッド(コントローラー)やキーボード・マウスから来る反作用(抵抗力)、そして身体部位の緊張感などが主となる。</p> <ul> <li>あの瞬間何を思って操作を行なったか</li> <li>その時の指先や手の甲の動き具合</li> <li>その際に指先で感じた反作用・抵抗力、あるいは緊張した身体部位</li> </ul> <p>これを続ける事で、もしかすると自分に適したゲーム内の戦術や入力機器の選択の幅を絞る事ができるかもしれない。<br /> ただ、筆者や周りの人々の様子を伺う限りでは、<br /> 「1ヶ月間、毎度振り返り続けると、入力機器に順応してる」 傾向が多い。</p> <h1 id="自分をステップ実行とは"><a href="#%E8%87%AA%E5%88%86%E3%82%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%97%E5%AE%9F%E8%A1%8C%E3%81%A8%E3%81%AF">自分をステップ実行とは</a></h1> <p>さて、ゲームとは真逆にも捉えられそうなプログラミングの話が混入してきて、読者の方々の中には困惑を覚えたりするだろう。</p> <p>しかし筆者個人としてはほぼ同一の感覚を覚えてしまったからこそ、就労移行支援事業所での個人活動の時間にこんな世迷い言を認(したた)めているのである。</p> <h2 id="閑話:俗に言う「美しいソースコード」の個人解釈"><a href="#%E9%96%91%E8%A9%B1%EF%BC%9A%E4%BF%97%E3%81%AB%E8%A8%80%E3%81%86%E3%80%8C%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%84%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%80%8B%E4%BA%BA%E8%A7%A3%E9%87%88">閑話:俗に言う「美しいソースコード」の個人解釈</a></h2> <p>ソースコードを書いたり読む時に、多少の彩(あや)を感じる事がある。</p> <p>空行の数、チェーンメソッドの並べ方、変数名。</p> <p>その彩をある程度共通にする事で、 「後からコードを読む人々にに余計な思考の徒労を与えない様にする」 為の『コード規約』と筆者は捉えている。</p> <p>なので識者以外には異様に思えるかもしれないがプログラミングでも、<br /> 「行間を読む」<br /> という行為や、<br /> 「語の並びに思慮を巡らす」<br /> 事が無い事も無い。</p> <p>暴論だが、むしろそれらを怠ったコーディングをしているコードには、<br /> <em>デスマーチの最中でのコーディングとは留意するものの</em><br /> 激しい憤りの念を覚えるし、 そういうコードを書かざる負えなかった環境には尚更憤怒の念を覚える。</p> <p>かと言って筆者の様な、<br /> 「言葉やコードの彩に躓いては、躓いた対象をじっくり観察・分析・解剖する」<br /> 様な輩が地方の末端派遣社員や農家のアルバイトをやるとクビが飛んだり怒号や罵声を浴びるのは、こういう、<br /> 「他人が直感で解っていたり無視できる事をいちいち気にして、傍から見れば無用な時間を過ごしている」<br /> からだと自負はする。</p> <h2 id="ステップ実行の仕方"><a href="#%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%97%E5%AE%9F%E8%A1%8C%E3%81%AE%E4%BB%95%E6%96%B9">ステップ実行の仕方</a></h2> <p>さて、具体例を挙げよう:</p> <ul> <li>自分の書いたソースコードを眺める</li> <li>改めて、「なぜこの様な書き方をしたのか」と自分に問う。例: <ul> <li>フレームワークや言語仕様の都合でそう表現するしか無かった</li> <li>良い方法はあったが、改修範囲が多岐に渡り、時間も要するから</li> </ul></li> <li>とりあえずその「なぜこの様な書き方をしたのか」をソースコードのコメントに書いておく</li> </ul> <p>その上で;</p> <ul> <li>「もっと良い実行コード上での表現方法は無いだろうか」</li> <li>「自分の中で言葉にするなら一言で収まる処理だが、ノイマン型コンピューターではもっと細分化が必要だっただろうか」</li> <li>「もっと細分化するなら、どの主語や述語を軸にして分解し、手順を並べるか」</li> </ul> <p>と自分に問うてみよう。</p> <h2 id="オープンソースは考え方の宝庫"><a href="#%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AF%E8%80%83%E3%81%88%E6%96%B9%E3%81%AE%E5%AE%9D%E5%BA%AB">オープンソースは考え方の宝庫</a></h2> <p>これが巡り巡ってコンピューターや自分自身の理解の促進に繋がるかもしれないと筆者は思うと同時に体感している。</p> <p>ここ最近は、<br /> 「自分の頭の中が Linux カーネルだったら、この『注意力散漫』さを少なくするには?」<br /> 「弁識ができても行動に移せないのはなぜ?」<br /> と思い至って、『CPU スケジューラー』や『システムコールの実装』について興味を抱いている所だ。</p> <p>幸い、今日は Linux カーネルそのものはもちろん、そこから派生したカスタムカーネルもある上、ソースコードがWeb<br /> 上で公開されている時代である。</p> <p>直接自分の思考過程への焼き込みはできなくとも、参考になるものはあるかもしれないという希望を持つので興味が強化されている筆者が居る。</p> <p>もっとも、ここまでの発想に、<br /> 「そんなもの、気合や根性が足りないからだ」<br /> と一蹴できるのであれば、あなたはよっぽど健全な人間なのだろうと筆者は勝手にあなたの事を羨ましく思い、皮肉めいた感情を抱く次第である。</p> <h1 id="総括"><a href="#%E7%B7%8F%E6%8B%AC">総括</a></h1> <h2 id="振り返りは大事"><a href="#%E6%8C%AF%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%82%8A%E3%81%AF%E5%A4%A7%E4%BA%8B">振り返りは大事</a></h2> <p>ここ最近、<br /> 「『振り返り』は脳科学の観点でも良い刺激を自身に与える」<br /> という話はとても散見される。</p> <p>しかしいざ集団で振り返りをするとなると、その場に適する表現を求められるのが世の常では無かろうか。</p> <p>そこで筆者としては、<br /> 「個人の個人による個人の為の振り返りを、頻繁に行ったておくだけでも十分な効果があるんじゃね?」<br /> という思い付きを共有した次第である。</p> <h2 id="ただの独り感想戦"><a href="#%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%AE%E7%8B%AC%E3%82%8A%E6%84%9F%E6%83%B3%E6%88%A6">ただの独り感想戦</a></h2> <p>やる事は感想戦である。最悪、言語化とか映像化も難しいだろう。</p> <p>それはまず、今のあなたはそうであるという事実が確認ができる。<br /> そして、そういうものもしっかりと認識するだけでも違うかもしれない。</p> <p>その感覚・体感に深入りする事を無理強いしないが、時間や心情に余裕やゆとりがある時にはやっても良いだろう。</p> <h2 id="感想戦の内容は表現できると尚良し"><a href="#%E6%84%9F%E6%83%B3%E6%88%A6%E3%81%AE%E5%86%85%E5%AE%B9%E3%81%AF%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%A8%E5%B0%9A%E8%89%AF%E3%81%97">感想戦の内容は表現できると尚良し</a></h2> <p>上述で、</p> <blockquote> <p>やる事は感想戦である。最悪、言語化とか映像化も難しいだろう。</p> </blockquote> <p>とは書いたが、可能であれば脳内に留めず自分の手を動かして表現した方が良いと思う所存である。</p> <p>その表現したものを眺めたり聴くなりして自分自身の表現能力を真の当たりした方が、頭身大の自分に気付けるかもしれない。</p> <h1 id="補遺:心の在り様に苛責(かしゃく)は愚息"><a href="#%E8%A3%9C%E9%81%BA%EF%BC%9A%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%9C%A8%E3%82%8A%E6%A7%98%E3%81%AB%E8%8B%9B%E8%B2%AC%28%E3%81%8B%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%8F%29%E3%81%AF%E6%84%9A%E6%81%AF">補遺:心の在り様に苛責(かしゃく)は愚息</a></h1> <p><a href="#オープンソースは考え方の宝庫">オープンソースは考え方の宝庫</a> の終わりについ、</p> <blockquote> <p>もっとも、ここまでの発想に、 「そんなもの、気合や根性が足りないからだ」<br /> と一蹴できるのであれば、あなたはよっぽど健全な人間なのだろうと筆者は勝手にあなたの事を羨ましく思い、皮肉めいた感情を抱く次第である。</p> </blockquote> <p>とこぼしてしまったので、書き加えておく。</p> <p>気合や根性、あるいは知性や教養でも良いのだろうが、<br /> 「単一の対象による評価での優劣で自他を呵責ないし揶揄する。または自惚れるのは如何なものか」<br /> という持論がある。</p> <p>かく言う私も人間の出来損ないなのでいくら親父に、<br /> 「お前は愛や人間感情を理解できずに自分の損得だけで動いているからすぐに解雇されるんだ」<br /> と言われたり、とある現場の上司からは、<br /> 「お前も発達障害かもしれないし、俺も本当は発達障害かもしれない。けれどもそれに甘んじて向上心を絶やすのが一番愚か」<br /> と言われたり、どこかの『自称 IQ148』の人間からは、<br /> 「君が不幸なのは不幸な考え方をしているからだ。もっと僕みたいに自分を好きになりなよ」<br /> と言われ、果てはとある派遣会社の同僚や営業からは、<br /> 「お前が趣味と仕事を混同して社内チャットに投稿してくれるおかげで、こっちは集中力が削がれるんだ。仕事しろ」<br /> 「プロ意識というものは無いのか? そんな『使えないなら切り捨てれば良いだろ』という発言に無責任さを感じる」 と散々言われ続けてきたにも関わらず;</p> <ul> <li>行動の鈍化(本人も他人の様に素早く正確な行動をしたいものの、他人の様な正確さが損なわれる)</li> <li>通勤途中での嘔吐</li> <li>起床不良・不眠症</li> <li>弁識能力の低下による業務指示理解・遂行能力の顕著な低下(環境手順書があるものの、内容が古すぎる為に公式ドキュメントで示されている手順で勝手に進める。他)</li> <li>記憶能力の欠如(自分が言った事を数日で忘れる。他)</li> </ul> <p>などが顕著になったり悪化したりして、最終的には『地域包括支援センター』や『相談支援事業所』と呼ばれる所に<br /> 掛け込んで、幸か不幸かはまだ判らないが「生活困窮者と認定され、かつ就労移行支援から出直し」という、<br /> まさに人間の出来損ないらしい現状に至っている。</p> <p>散々愚痴を吐いたが、各人には、<br /> 「付き合って頂き、有り難う御座います」<br /> という思いは多少ある。</p> <p>ただ、もしかするとそこまで思ってはいないのかもしれないし、その場を取り付くろう為に罵声や怒号を浴せたのかもしれないが、筆者個人としてはここまで読んで下さっている方々には留意して頂きたい事がある:</p> <p>「五体満足で言葉も喋れるならば、自分と同じ認知・思慮・推察、および注意持続能力をもっていて <strong>当然</strong> 」<br /> という発想は <strong>かなり危険</strong> である。</p> <p>とは言え読者の方々の中には上述について割り切れない心情が沸く事もあるのは筆者も容易に想像できるし、<br /> そういった感情と上手く付き合えない故に、物心着いた頃から常に孤立感を抱いている筆者の現状がある。</p> <p>でなけりゃ、わざわざ自分でこんなクソ長い世迷い言を書き記し続ける動機や気力も、とっくに尽きているか満足しているのである。結果論だが。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/17689 2021-09-26T22:04:36+09:00 2023-12-09T11:25:10+09:00 https://crieit.net/posts/ubuntu-desktop-midnight-maximum-tune Ubuntu (Desktop) Midnight -- Maximum Tune (in my history) <h1 id="はじめに(ご容赦事項)"><a href="#%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB%28%E3%81%94%E5%AE%B9%E8%B5%A6%E4%BA%8B%E9%A0%85%29">はじめに(ご容赦事項)</a></h1> <p>今回記す内容は以下を求めている方には <strong>適さない</strong> 可能性が多いにある:</p> <ul> <li>Linux全般またはDebian, Ubuntuの『Server Edition』などのパフォーマンス改善</li> <li>ハイパーバイザーな仮想環境上でのUbuntu Desktopの挙動改善(あまり期待できないと思う)</li> <li>他、ホゲフカ特化のLinuxカーネルチューニング(そんな人はこの記事を見ていないで、初めから『カーネルビルド』について調べた方が良い)</li> </ul> <p>タイトルは完全に『湾岸ミッドナイト・マキシマムチューン』を意識したものの、内容は大変薄っぺらい。<br /> そしてしっかりとしたベンチマークを取ってもいないし、後記の事を行っていてもなお <code>sudo journalctl -b-1 -xe</code> と叩けば;</p> <pre><code class="log">M月 dd hh:mm:ss manzyun-greed gnome-shell[dddddd]: Gnome Shell crashed with signal 11 ... M月 dd hh:mm:ss manzyun-greed gnome-shell[dddddd]: [email protected]: Main process exited, code=killed, status=11/SEGV </code></pre> <p>と吐かせる様な事をしているのだ。</p> <p>もちろんながら、同様の方法を試みて読者に何か損失・不利益が生じたとしても、私は何も責任を取らない(相談には乗るかもしれないが)。</p> <h1 id="概要"><a href="#%E6%A6%82%E8%A6%81">概要</a></h1> <ul> <li>可能な限りのファンの分解・グリースの補充・ラジエーターやヒートシンクの清掃、RAMやビデオカードの接点の無水エタノールによる清掃。</li> <li><code>linux-zen</code> カーネルのPPA追加とインストール。</li> <li>ビデオカードの追加と、できる限り最新の <code>freedesktop.org</code> 製グラフィックドライバのPPAの追加とインストール。</li> </ul> <p>見ての通り、とてつもなく『フリーライド(無賃乗車)』で『スクリプトキディ(コピペスクリプトを組む事しか能の無い小便臭いガキンチョ)』な事しかやってない。</p> <p>ましてやベータリリースのディストロでやっているのだから、ディストロ開発をしている方々(主に『Canonical Ltd』に所属している方々やそれ以外のDebianパッケージメンテナの皆々様)には迷惑を掛けているかもしれない。</p> <p>もし以降を実施するのであれば、 <em>ベータリリースでは行わない</em> で頂けると筆者個人は大変有り難い。<del>「まずお前が止めろよ」と言わ……いや、言って良い。石を投げてくれ</del></p> <h2 id="筆者のマシン"><a href="#%E7%AD%86%E8%80%85%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3">筆者のマシン</a></h2> <p><code>neofetch</code> の結果より:</p> <pre><code class="shell-session"> .-/+oossssoo+/-. `:+ssssssssssssssssss+:` -+ssssssssssssssssssyyssss+- .ossssssssssssssssssdMMMNysssso. manzyun@manzyun-greed /ssssssssssshdmmNNmmyNMMMMhssssss/ --------------------- +ssssssssshmydMMMMMMMNddddyssssssss+ OS: Ubuntu Impish Indri (development branch) x86_64 /sssssssshNMMMyhhyyyyhmNMMMNhssssssss/ Host: MS-7693 4.0 .ssssssssdMMMNhsssssssssshNMMMdssssssss. Kernel: 5.13.19-xanmod1 +sssshhhyNMMNyssssssssssssyNMMMysssssss+ Uptime: 1 hour, 15 mins ossyNMMMNyMMhsssssssssssssshmmmhssssssso Packages: 3403 (dpkg), 58 (flatpak), 28 (snap) ossyNMMMNyMMhsssssssssssssshmmmhssssssso Shell: fish 3.1.2 +sssshhhyNMMNyssssssssssssyNMMMysssssss+ Resolution: 3840x2160 .ssssssssdMMMNhsssssssssshNMMMdssssssss. DE: GNOME /sssssssshNMMMyhhyyyyhdNMMMNhssssssss/ WM: Mutter +sssssssssdmydMMMMMMMMddddyssssssss+ WM Theme: Adwaita /ssssssssssshdmNNNNmyNMMMMhssssss/ Theme: Yaru-dark [GTK2/3] .ossssssssssssssssssdMMMNysssso. Icons: Yaru [GTK2/3] -+sssssssssssssssssyyyssss+- Terminal: gnome-terminal `:+ssssssssssssssssss+:` CPU: AMD FX-8320E (8) @ 3.200GHz .-/+oossssoo+/-. GPU: AMD ATI Radeon R7 370 / R9 270/370 OEM GPU: AMD ATI Radeon R7 370 / R9 270/370 OEM Memory: 3317MiB / 32056MiB </code></pre> <p>察しの良い方なら、<br /> 「5年落ちのマシン構成に、4Kディスプレイのモニタを差してる……だと?」<br /> と困惑するだろう。</p> <p>流石に『Radeon R7 370』が可哀想なので、<code>2880x1620</code> と控えめにしている。</p> <h1 id="マシン清掃"><a href="#%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3%E6%B8%85%E6%8E%83">マシン清掃</a></h1> <p><a href="https://crieit.now.sh/upload_images/067650d832d775b49d71d1c9921bfc62615068393ee4e.jpg" target="_blank" rel="nofollow noopener"><img src="https://crieit.now.sh/upload_images/067650d832d775b49d71d1c9921bfc62615068393ee4e.jpg?mw=700" alt="これでも分解清掃後のマシンの図" /></a></p> <p>ほぼ盆栽弄りの様なものだ。</p> <p>パソコンを組み立てた事のある方には常識とは思うが;</p> <ul> <li>エアフロー(外気を底面に近い所から吸引、天井へと熱を逃して排気)を意識する</li> <li>メンテナンス容易性の観点から、フルタワーマシンが好ましい</li> </ul> <p>やってる事はその程度である。</p> <p>以降の工程に入る前に、「せっかくならもっとマシンに本気を出してもらう設定を組むきっかけ作りとして、BIOSやUEFIの内容をまっさらにする」為に、CMOS内のデータ保存用のボタン電池を取り外して作業をしてても良いだろう。</p> <h2 id="各部ファンの分解・グリース充填・ファンの羽根の清掃"><a href="#%E5%90%84%E9%83%A8%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%88%86%E8%A7%A3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E5%85%85%E5%A1%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%BE%BD%E6%A0%B9%E3%81%AE%E6%B8%85%E6%8E%83">各部ファンの分解・グリース充填・ファンの羽根の清掃</a></h2> <p>⛔ ::手先の感覚や力加減に自信のある人 <strong>だけ</strong> ここの章はやれたらやりましょう。</p> <hr /> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">同じ調子で簡易水冷クーラーもオーバーホール。 <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://t.co/ZPLM33rpyp">pic.twitter.com/ZPLM33rpyp</a></p>— まんじゅ(´ん`)@現世人型害畜 (@manzyun) <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://twitter.com/manzyun/status/1438386303335206914?ref_src=twsrc%5Etfw">2021年9月16日</a></blockquote> <p>『勝手に修理・気ままに工作』さんの『<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://projexam.com/blog/hotall/DIY.php?itemid=91">PCファンの分解、メンテナンス</a>』を参照しながら行った。</p> <p>### 用意するもの</p> <ul> <li>大きめのマイナスドライバー x 2</li> <li>グリース (オイル <em>ではない</em> , また「CPUとヒートシンクの間」に塗る『放熱グリス』とも <em>違う</em> )</li> </ul> <p>グリースについてはスプレーで十分とは思うが、ペースト状の物を今回は使用。</p> <h3 id="やり方"><a href="#%E3%82%84%E3%82%8A%E6%96%B9">やり方</a></h3> <ol> <li>2本のドライバーをファンの軸部の境目に捻り込む</li> <li>マイナスドライバーをひねったり傾けたりして <em>ジワジワ</em> と外すつもりでやる</li> <li>外れたら楊枝などで羽根部位の支柱が入っていた所にグリースを <em>少しずつ</em> 継ぎ足す様に入れる</li> <li>羽根部位は固く絞った布などで軽く拭き、乾拭きをする。</li> <li>羽根部位の支柱と支柱が入っていた穴を合わせて押し込んで、手動で少し回す</li> </ol> <hr /> <p>2 の過程については、自分も初めてやった割には上手く行ってしまったので『コツ』と言える様なものがほぼ無い。しいて挙げるなら;</p> <ul> <li>ドライバーから来る張り・抵抗に注意を払う</li> <li>視覚も用いて張り・抵抗がどの位置から来ているのか注意を払う</li> <li>破損・破壊の不安を感じたら、 <strong>諦める</strong></li> <li><p>羽根を押し込む前に銅線(コイル)があまりにも乱れていたら、ととのえる</p> <p>くらいしか無い。</p> <p>そんな調子で、簡易水冷クーラーのラジエーターのファンとビデオカードのファンをメンテナンスした。ケース側面のファンについては「破壊する不安」を感じたので諦めた。</p></li> </ul> <h4 id="2022-04-12T1850 追伸"><a href="#2022-04-12T1850+%E8%BF%BD%E4%BC%B8">2022-04-12T1850 追伸</a></h4> <p>初めから期待はしていなかったが、<br /> 『ビデオカードのシリコングリースの塗り直し』<br /> をやった:</p> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">MSIサポートの対象外へと足を踏み入れました。グリースをつけ直しても対して変わらないだろうけど。自己責任の覚悟、完了! <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://t.co/zOP8MjoGoS">pic.twitter.com/zOP8MjoGoS</a></p>— まんじゅ(´ん`)@現世社会的アウター (@manzyun) <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://twitter.com/manzyun/status/1512366814323347458?ref_src=twsrc%5Etfw">April 8, 2022</a></blockquote> <p>残念な期待通りだったが、そこまで変わらなかった。</p> <p>上記を機会にと、ビデオカードの設定見直しを、<br /> 「常時高火力(演算性能)」<br /> から、<br /> 「自動演算能力性能制御」<br /> に切り替えたり、ビデオカードのネジのトルク(締め加減)を高め(強め)にした。</p> <p>『コンコルドの誤り』もあるだろうが、多少ファンの回転中に生じていた振動音が消えた様ではある。</p> <p>## ラジエーターやヒートシンクの清掃<br /> ⚠ :: 清掃対象に適する洗剤や清掃方法を事前によく確認しましょう。</p> <hr /> <p>大抵はエアーダスターで綿ホコリを飛ばすだけで十分かと思う。</p> <p><del>うっかり錆が付いていたら丁寧に取り除き、その部位には材質に適した防錆剤を塗布したら良いかもしれないが……今時そういったパーツに鉄を使っている事自体がまれなので、</del> 気にしなくて良い。</p> <p>## ビデオカードやRAMのマザーボードとの接触端子の清掃</p> <p>ここまで神経質にならなくても良いが、組み立ててから5年も使ってると、<br /> 「ねぎらいの心情」<br /> でやりたくなった。</p> <p>ごく普通に『無水エタノール』を染み込ませた綿棒で端子部分を拭いただけである。</p> <p>## BIOS・UEFIの設定<br /> ⚠ :: マシンのBIOS・UEFIのドキュメント(説明書)を事前に確認し、調整可能項目を踏まえてから操作しましょう</p> <p>分解清掃したパーツ群を適切に再装着をしたら、マシン起動直後にBIOS・UEFIの画面に遷移するコマンドキーを5回毎秒程度で連打し、それらの画面に遷移する。</p> <p>丁寧にCMOSの内容を破棄した方は見慣れないメッセージが出るかもしれないが、冷静に読めば内容の判る英語のはずなので、適切に『セットアップ画面』へ遷移する様に操作する。</p> <p>特筆する事は無いとは思うが、一応書いておく。</p> <ul> <li>IOMMU(Intelだと『VT-x』とかかも)の有効化</li> <li>ファンの回転数は高め(35℃代で1000rpmを基準)に設定</li> </ul> <h1 id="Linux-Zenの導入"><a href="#Linux-Zen%E3%81%AE%E5%B0%8E%E5%85%A5">Linux-Zenの導入</a></h1> <p>おそらくこの記事の一番のお題。</p> <p>自分が下手に説明するより、『点と接線。』さんの『<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://riq0h.jp/2020/12/07/210053/">linux-zenの導入について</a>』を読んだ方が誤解が無い気がする:</p> <blockquote> <p>一方、linux-zen、俗にZENカーネルと呼ばれるカスタムカーネルにはもっと普遍的な付加価値がありそうに思われた。なんせArch LinuxのWikiでは下記のように説明されている。</p> <blockquote> <p>ZEN Kernel はカーネルハッカーたちの知恵の結晶です。日常的な利用にうってつけの最高の Linux カーネルになります。詳しい情報は https://liquorix.net を見てください (Debian 向けの ZEN ベースのカーネルバイナリ)。</p> </blockquote> <p>なるほど、いかにもすごそうだ。しかしこれでは抽象的すぎて説明になっていない。文中のリンク先にもそのものズバリの情報はなかったので、自ら調べたところ下記の解説が得られた。</p> <blockquote> <p>Well I think the Zen Kernel (or the patches that are applied to it) increases your system’s responsiveness and lowers your latency at the expense of some performance hit (I’d say about 1-3% at best).</p> </blockquote> <p>簡単に言えばわずかなパフォーマンスの犠牲(1~3%くらい)と引き換えにシステムの応答性を向上させてくれるカーネルということらしい。</p> </blockquote> <p>Ubuntu含むDebianディストリビューションでは2つの選択肢がある。『<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://liquorix.net/">Liquorix</a>』と『<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://xanmod.org/">XanMod</a>』である。</p> <h2><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://liquorix.net/">Liquorix</a></h2> <p>Liquorixをかい摘んで筆者の言葉で述べるなら、<br /> 「 <em>最新のLinuxカーネル</em> に ZEN なカスタムを施したカーネルバイナリパッケージ」<br /> である。</p> <p><em>最新のLinuxカーネル</em> というのがやや難儀なもので、テキトーな比較資料として筆者のマシンで <code>ls /boot/ -l | grep -e "^vmlinuz.*</code> を叩いてみる:</p> <pre><code class="shell-session">~ $ ls /boot/ | grep -e "^vmlinuz.*" vmlinuz vmlinuz-5.10.65-rt53-xanmod1 vmlinuz-5.13.0-16-generic vmlinuz-5.13.19-xanmod1 vmlinuz-5.14.0-6.4-liquorix-amd64 vmlinuz-5.14.0-7.1-liquorix-amd64 vmlinuz.old </code></pre> <p>注目して頂きたいのは、 <code>vmlinuz-5.13.0-16-generic</code> と <code>vmlinuz-5.14.0-6.4-liquorix-amd64</code>, それと <code>vmlinuz-5.14.0-7.1-liquorix-amd64</code> の行である。マイナーバージョンがガラリと変わっている事がお判り頂けるだろうか。</p> <p>差し当って「ホームユース」には支障は無いので神経質になる必要は無いものと思う。 <del>「Ubuntuをホームユースしている人が稀」とは言わないでくれ。ここに居るんだ。</del></p> <p>筆者も初めはこちら(ただしベータリリース起動後しばらくは除く)を使っていたが、<br /> 「UbuntuでDTMを真面目にやるとすると、RealTimeカーネルかねえ……」<br /> と魔が差してしまった為、次に紹介するカスタムカーネルを用いる様になった。</p> <h2><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://xanmod.org/">XanMod</a></h2> <p>Webページが「ゲーマー向け」だったので当初は避けてしまっていたが最近は、<br /> 「いや、ゲームを作りたいんだったら、ゲーム向けにカスタムされたカーネルを使うのは必然だったのでは?」<br /> とか、<br /> 「 <code>stable</code> パッケージを作っていて、かつUbuntuのgenericカーネルとの開きはそこまで無い」<br /> 「RealTimeカーネルも有り難いなあ」<br /> とつい思い抱いて浮気する形となっている。</p> <hr /> <p>とはいえ、そこまでRealTimeを意識する事があるかと問われると……それこそ<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://jackaudio.org/">JACK</a>オーディオサーバーもカリッカリにチューニングした上で<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://mixxx.org/">Mixxx</a>や<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ardour.org/">Ardour</a>で高サンプリング周波数の音声ファイルを扱ったDJ,DAWをする時に必要になるのかもしれない。 <del>つまり直近では無い</del></p> <p>マシンの用途に合わせて選んで、PPAを追加し、インストールして頂きたい。</p> <h1>最新の <code>freedesktop.org</code> 製グラフィックドライバ</h1> <p>次に、 <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://launchpad.net/~oibaf/+archive/ubuntu/graphics-drivers">oibaf氏がLaunchpadで提供しているPPA</a>を追加してビデオカードのアップグレードを行う。(コマンドは省略)</p> <h2>なんで <code>freedesktop.org</code> 製(フリーソフトウェア)を使うのか</h2> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://wiki.archlinux.jp/index.php/PRIME">PRIME</a>を使いたいので。</p> <p>当初これをしたかった訳では無いが、デスクトップマシンはたまたまビデオカードが2枚になったので、思う存分にビデオカードの演算能力を発揮してもらおうと。<br /> そしてラップトップマシンはNvidiaのビデオカードだが、プロプライエタリなドライバだとあまり応答速度が良くない印象だったので。</p> <h2 id="カーネルモジュール設定とパラメーター"><a href="#%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%A8%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC">カーネルモジュール設定とパラメーター</a></h2> <p>カーネルモジュールが何なのかについて、雰囲気解釈で良いなら「Linuxカーネルのアドオン」と解釈しておけば良いかと。<br /> Linuxで仮想カメラを実現する <code>v4l2loopback</code> もその一つ。</p> <p>パッケージをインストールしただけで本領を発揮する事が多いとは思うが、筆者は、<br /> 「ビデオチャットのクライアントアプリ(Zoomとか<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://jitsi.org/jitsi-meet/">Jitsi</a>とかDiscordとか……)と仮想カメラ制御用ソフト(<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://obsproject.com/ja">OBS Studio</a>)を起動しても平気」<br /> という状態まで持って来るまで異様に時間が掛ってしまった為、この様に健忘対策で記している。</p> <p>この辺りの情報は <del>賞賛するが悔しいものの</del> 『ArchWiki』の『<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://wiki.archlinux.jp/index.php/AMDGPU">AMDGPU</a>』の項が大変参考になった。</p> <p>ただしUbuntuの場合(というより筆者の場合)は多少読み換えが必要な箇所があった。</p> <p>『ArchWiki』に倣い <code>/etc/modprobe.d/radeon.conf</code> の内容は ;</p> <pre><code class="conf">options radeon_si_support=0 </code></pre> <p><code>/etc/modprobe.d/amdgpu.conf</code> の内容は;</p> <pre><code class="conf">options amdgpu_si_support=1 </code></pre> <p>とし、念の為 <code>/etc/modules</code> ファイルに <code>amdgpu</code> と1行追記した。</p> <p>ここまで行った後で一度 <code>update-initramfs -u -k 'all'</code> を行なうのは <strong>必須</strong> なので、忘れぬ様。</p> <h2 id="ビデオカードの冷却コントロールとモニタリングツール"><a href="#%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AE%E5%86%B7%E5%8D%B4%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB">ビデオカードの冷却コントロールとモニタリングツール</a></h2> <p>🛈 :: 必須では無いですが、あると便利なツールの紹介です。</p> <hr /> <ul> <li><code>amdgpu-fan</code> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://github.com/chestm007/amdgpu-fan">GitHubリポジトリ</a> :: Python製のRadeonビデオカードのファン制御スクリプト。後記するカーネルパラメーターの設定によってはこれが必要になる。 <code>pip3 install amdgpu-fan</code> でインストール。</li> <li><code>bpytop</code> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://github.com/aristocratos/bpytop">GitHubリポジトリ</a> :: CPUやRAMの使用率やプロセス一覧と制御を行えるCUIツール。ターミナル上で動かすからと侮る無かれ。 <code>pip3 install bpytop</code> でインストール。</li> <li><code>radeontop</code> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://github.com/clbr/radeontop">GitHubリポジトリ</a> :: ビデオカードのVRAMやクロック周波数の確認ができるCUIツール。ちゃんとグラフ表示なので安心。 <code>apt install radeontop</code> でインストール。</li> </ul> <h1 id="カーネルパラメーター"><a href="#%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC">カーネルパラメーター</a></h1> <p>カーネルパラメーターとは何かについては、また雰囲気解釈で良いなら「ビルド済みのLinuxカーネルそのものに後から設定できる値」と解釈しておくのが良いかと。</p> <p>こちらに関しては「Windowsとのデュアルブート」をしている方々にはお馴染みで <del>嫌悪される事もある?</del> <code>grub2</code> の設定で、<br /> 「全てのカーネルに対してのカーネルパラメーター」<br /> を当てた。以下筆者の、 <code>/etc/default/grub</code> の先頭から数十行抜粋:</p> <pre><code># If you change this file, run 'update-grub' afterwards to update # /boot/grub/grub.cfg. # For full documentation of the options in this file, see: # info -f grub -n 'Simple configuration' # [NOTE] This section was enabled auto select kernel from before booted. GRUB_DEFAULT=saved GRUB_SAVEDEFAULT=true # [HACK] I don't know `GRUB_TIMEOUT` values effect too... GRUB_TIMEOUT_STYLE=hidden GRUB_TIMEOUT=3 GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=3 GRUB_HIDDEN_TIMEOUT_QUIET=true # [CAUTION] Do NOT remove this section! GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian` # [NOTE]:: # - amd_iommu=on :: Enable IOMMU on Kernel. Of course, Enabled IOMMU on UEFI # - amdgpu.runpm=0 :: Turn off power management on VGA board, maybe. # - amdgpu.audio=0 :: Interesting bug. Turn off audio support amdgpu: # The kernel was supported HDMI audio. but, If that option was enabled, # HDMI display make buggy view. GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash amd_iommu=on amdgpu.runpm=0 amdgpu.audio=0" GRUB_CMDLINE_LINUX="" </code></pre> <p>最初の4行は元々あるコメントだが、それ以外のコメント部分は「筆者の知性と教養」で書いたテキトー英語なので、頭の悪さが垣間見えるだろう。</p> <p>一番重要なのは <code>GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=...</code> の中の <code>amd_iommu=on</code> である。</p> <p>ハイパーバイザー型の仮想環境からのビデオカードへのアクセスの用途で使う記憶ではあるが、筆者の学習不良につき、<br /> 「なぜIOMMUがPRIMEの利用可否に影響を与えるのか」<br /> について解説できない現状である。</p> <p>さて、ここまで来たら再起動…… <strong>の前に</strong> <code>update-grub2</code> をしっかり叩いてビルド完了を見送る事。</p> <h1 id="モニタリング"><a href="#%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0">モニタリング</a></h1> <p>🛈 :: 必須では無いですが、できると今後のチューニングが捗ります。</p> <hr /> <p><a href="https://crieit.now.sh/upload_images/b5bbc9b34002d9ceffa56a1889b3c12961506a5003eb2.jpg" target="_blank" rel="nofollow noopener"><img src="https://crieit.now.sh/upload_images/b5bbc9b34002d9ceffa56a1889b3c12961506a5003eb2.jpg?mw=700" alt="サブモニタでCPUとGPU2台の様子を観察している図" /></a></p> <p>Ubuntuの再起動後は、マシンのファンの音やデスクトップ環境の挙動を眺めて調整していくのも一つかと思う。</p> <p>もし「サブモニタ」を使えるならば、上に載せた画像の様にいくつかのツールを起動しておいて観測しておくと、ファンの適切な回転数やプロセッサの限界値が垣間見えるかもしれない。</p> <p>それでは、良きLinuxデスクトップライフを……え、嫌?</p> <h1 id="補足資料"><a href="#%E8%A3%9C%E8%B6%B3%E8%B3%87%E6%96%99">補足資料</a></h1> <p><code>update-initramfs</code> や <code>update-grub2</code> についての詳しい話は『Ubuntu Weekly Recipe』の下記をご覧頂けると幸い:<br /> * <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0638">第638回 Ubuntuに「普通に」ログインするいろいろな方法</a><br /> * <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0639">第639回 Ubuntuに「トラブル時に」ログインするいろいろな方法</a></p> <p>また、Ubuntuでの「Steamで配信されているゲーム」については、下記も非常に参考になった:<br /> * <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0626">第626回 UbuntuでもSteamのWindowsゲームを!</a><br /> * <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/mehdi/items/b78778c4afe40d222538">AMD GPUを使用してLinux/Ubuntu 20.04でCyberPunk 2077をプレイする方法 - Qiita</a></p> <p>さらに、「『Wayland』上での『GNOMEデスクトップ環境』で『OBS Studio』の画面・ウィンドウキャプチャをする」に当っては<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.kofuk.org/blog/20210414-obs-wayland-screen-capture/">OBS StudioにWaylandのスクリーンキャプチャが入ったので試してみた - チラシの裏とかそういう類の</a>に助けられた。</p> <p>これらの記事を記して下さった皆々様、もちろんArchWikiのページを編集している皆様には、改めてこの場で感謝申し上げさせて頂く。</p> <h1 id="この後"><a href="#%E3%81%93%E3%81%AE%E5%BE%8C">この後</a></h1> <p>以降、この記事を書き終えた後で色々気づいた事を書き留めてる。</p> <h2 id="2021-09-27T08:12"><a href="#2021-09-27T08%3A12">2021-09-27T08:12</a></h2> <p>カーネルのアップグレードが入ると(ベータリリースのディストリビューションを使っているので尚更)高頻度で、<br /> 「一部のソフトウェア・アプリケーションが画面表示されない」<br /> 事象が発生する。</p> <p>対処方法は単純に(思考停止だが)「再インストール」で何とかしているので、それについて追記する:</p> <pre><code>sudo ppa-purge oibaf/graphics-drivers -- # oibafさん提供の最新ドライバを一旦消してダウングレード sudo apt autoremove && sudo apt autoclean -- # 念の為消せるパッケージや設定は削除する sudo sed 's/^# deb /deb /' /etc/apt/sources.list.d/oibaf-ubuntu-graphics-drivers-{DistroCodeName}.list -- # ppa-purgeで無効にしたリポジトリを有効化する。不安な人は『ソフトウェアとアップデート』などの他プログラムで編集する事を強く勧める。なお {DistroCodeName} は「PPAを追加した時のUbuntuのコードネーム」になる。 sudo apt update && sudo apt upgrade -- #アップデート(パッケージリストの更新)とアップグレード(パッケージそのものの更新) sudo systemctl reboot -- # 再起動。古いコマンドではあるが `sudo shutdown -r now` でも良い。 </code></pre> <h2 id="2021-10-16T17:24"><a href="#2021-10-16T17%3A24">2021-10-16T17:24</a></h2> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="カーネルパラメーター">カーネルパラメーター</a> を以下の様に変更;</p> <pre><code class="diff">- GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash amd_iommu=on amdgpu.runpm=0 amdgpu.audio=0" + GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash amd_iommu=on" </code></pre> <p>理由というより、こうなるに至った展開は;</p> <ol> <li><code>amdgpu-fan</code> が <code>YAML</code> ファイルの読み込みで起動しなくなった</li> <li>カーネルパラメーターを見直して以下を思った:<br /> 2.1. LinuxカーネルにAMD自体もコミットしてなかったっけ?<br /> 2.2. 3年も経っていてかつ、新しめのカスタムカーネルなら、そういう変更(パッチ)も適用されているのでは?</li> <li>試しに消す。 <strong>ビデオカードのファンが回ってくれた</strong></li> </ol> <p>この後で <code>amdgpu-fan</code> の本体であるPythonスクリプトを少し弄るが問題の根が深そうなので諦め、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://misskey.io/notes/8r5wg1rh10">川音リオ氏にお勧め頂いた</a>『<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://gitlab.com/corectrl/corectrl">CoreCtrl</a>』で、ビデオカードのファンの回転数を高めにするのであった。幸いパッケージの衝突は無かった。</p> <h2 id="2023-12-09T10:45"><a href="#2023-12-09T10%3A45">2023-12-09T10:45</a></h2> <p>その後、数回のディストリビューションアップグレードでパッケージが一旦アンインストールされるという事があったので、今後困る事があるかもしれないので書いておく</p> <h3 id="Steam Protonで動かしていたゲームが起動しなくなった"><a href="#Steam+Proton%E3%81%A7%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%8C%E8%B5%B7%E5%8B%95%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F">Steam Protonで動かしていたゲームが起動しなくなった</a></h3> <p><code>sudo apt install dxvk mesa-vulkan</code> で解消した。要は、<br /> 「DirectXの役割をVulkanに代替するライブラリと、Vulkanそのものがいつの間にか抜けていた」<br /> という事だ</p> <p>調査方法はうろ覚えだが、『Steam Lancher』で調査したいゲームの設定からコマンドを次の様に編集し、コンソールログをファイル出力した:<br /> <code>%command% -condebug</code></p> <p>出力したログファイルは <code>$HOME/.steam/steam/log</code>の配下にそれっぽいものが出力されたと思う</p> <h3 id="CoreCtrl がアップグレード後に、また管理者権限を要求される"><a href="#CoreCtrl+%E3%81%8C%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E5%BE%8C%E3%81%AB%E3%80%81%E3%81%BE%E3%81%9F%E7%AE%A1%E7%90%86%E8%80%85%E6%A8%A9%E9%99%90%E3%82%92%E8%A6%81%E6%B1%82%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B">CoreCtrl がアップグレード後に、また管理者権限を要求される</a></h3> <p>アップグレード後のお約束なので、<code>mkdir $HOME/.local/etc.bak</code> とディレクトリを作っておいて、設定ファイルの原本をそこに置いておくと後々楽。なお筆者の例:</p> <pre><code class="shell-session">$ pwd /home/manzyun/.local/etc.bak $ ls -l 合計 8 -rw-rw-r-- 1 manzyun manzyun 86 12月 28 2021 90-corectrl.pkla -rw-rw-r-- 1 manzyun manzyun 310 12月 28 2021 90-corectrl.rules $ cat 90-corectrl.rules polkit.addRule(function(action, subject) { if ((action.id == "org.corectrl.helper.init" || action.id == "org.corectrl.helperkiller.init") && subject.local == true && subject.active == true && subject.isInGroup("manzyun")) { return polkit.Result.YES; } }); $ sudo cp ./90-corectrl.rules /etc/polkit-1/rules.d/ </code></pre> <h1 id="蛇足"><a href="#%E8%9B%87%E8%B6%B3">蛇足</a></h1> <ul> <li>PRIMEを有効活用するにはビデオカードが2枚必要になる。さらに「 <em>一枚のビデオカードに映像出力を全て任せる</em> 」ケーブル接続を行わないと、「2ヶ月経っても安定してグラフィック編集ソフトを駆動できない」筆者の様になる。 <ul> <li>しかしPRIMEの有効性から察するに、ビデオカード2枚挿し(特にマザーボードに映像出力端子が備わっていない構成のマシン)はかなり有効な手立てかもしれない。</li> <li>SteamランチャーからのゲームでPRIMEを使う場合は、ゲームの起動オプションで <code>env DRI_PRIME=1 %command%</code> と指定するのが良さそうではある。</li> <li>実はUbuntuメニューに表示される <code>*.desktop</code> ファイルでも同じく <code>env</code> コマンドで環境変数を指定する事ができる。</li> </ul></li> <li><code>/etc</code> 配下を弄り倒すのは割と勇気が要る。しかし <code>etckeeper</code> と <code>brz</code> や <code>git</code> を入れておくと、多少心配事が少なくなると思う。</li> </ul> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/17541 2021-07-27T19:14:18+09:00 2022-01-13T20:02:44+09:00 https://crieit.net/posts/lets-creating-foolish 頭が悪いのでプログラミングしてるんです(カム着火インフェルノォォォォォォォウ) <p>私自身が嫌悪感を抱く度に過去を無用に反芻し、それらがつもりつもって独りでキレているとは自負するし、こういう事はチラシの裏に書いて着火し、灰になるのを眺めるのが健全で謙虚なプログラマ仕草だろう。</p> <p>上記の断りも社交辞令でしか書いてない。</p> <p>これから書く事は「開発者側の発想・エゴ」を、じめじめしてカビ臭くて小ハエが飛び回っている様な部屋で1ヶ月煮詰めた様な話なので、そういうのが不快・不愉快な人はブラウザバックしてもっと有益な時間を使った方が良いに決まってる。ましてやオチも無ければ学びとなる話も無かろう。筆を進めている私自身も書き進める度に、<br /> 「そんなに同情されたいんなら、責任・責務を果してから言えクソが」<br /> と、頭の中で悪態を零しながら書いている。</p> <h1 id="筆者スペック"><a href="#%E7%AD%86%E8%80%85%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%83%E3%82%AF">筆者スペック</a></h1> <ul> <li>地方の末端派遣社員も継続できない31歳人間のクズ</li> <li>現在無職で精神科デイケアと就労移行支援事業所に通所</li> <li>知性が無いのでなんでもやりたがるし失敗する。そして散財・浪費する</li> </ul> <h1 id="おまえ、本気で俺に「頭が良い」と思ってるの?"><a href="#%E3%81%8A%E3%81%BE%E3%81%88%E3%80%81%E6%9C%AC%E6%B0%97%E3%81%A7%E4%BF%BA%E3%81%AB%E3%80%8C%E9%A0%AD%E3%81%8C%E8%89%AF%E3%81%84%E3%80%8D%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%81%AE%EF%BC%9F">おまえ、本気で俺に「頭が良い」と思ってるの?</a></h1> <p>よー知らんが、成人してからプログラマであったりパソコン関係でやたらと知見を出してしまうので、<br /> 「頭が良いんですね」<br /> と言われる事が多い。大抵は社交辞令なのだろうし、場合によってはその様に煽ててマルチ商法や新興宗教の勧誘に誘い込むのだろう(実際に体験済み)。</p> <p>むしろ個人の思いとしては以下の様な体験があるため、<br /> 「お前それ本気で言ってるのか?」<br /> と <em>おこ</em> になる;</p> <ul> <li>空想癖・妄想癖の類いによる頓珍漢な発想や失言を未だにしがち</li> <li>学生時代の算数・数学は学年で下から2,3番目の成績</li> <li>授業中に隣の同級生からのチョッカイを無視する事ができずに叱られる事はほぼ毎日</li> <li>学校の宿題や長期休暇の課題を「家業の手伝い最優先」「やった方が良いのだろうが、やった結果が期待の10分の1程度の成果と技能向上感」なので、ほぼやらない</li> <li>長期休暇明けの漢字・英単語の暗記テストは合格点を満せずに1ヶ月以上は毎日追試と怒号を浴びる</li> <li>授業の初めに言われた自習内容を忘れたくせに教員に尋ねに行かなかった事で教員に気合入れ(軟禁による叱責)をうけた</li> </ul> <p>など、挙げればキリの無い「知性皆無な愚者エピソード」はいっぱいある。ましてや家族や高校の同級生も認める程度には「頭がオカしい」タイブの人間ではあるし、自負もしてる。</p> <h2 id="補足"><a href="#%E8%A3%9C%E8%B6%B3">補足</a></h2> <p>人によっては上記のエピソードから、<br /> 「発達障害じゃん」<br /> と思われたかもしれない。</p> <p>実際に成人してから精神科に通院治療し、去年の12月に心理検査の結果を頂戴したが、どうもその通りらしい(『ADHD』らしい)。</p> <p>というのは、心理検査の報告書には明記されていなかったものの、お世話になっている生活相談員さんや就労移行支援事業所の職員さんからの『医師の意見書』や『処方箋の内容』についての情報を聞く限りではそういう事らしいからである。</p> <p>しかし私個人はそういう診断を得て諦めが付いた安堵と同時に、それまでごく普通な生活を強いられできなければ叱責を受ける日々のおかげか、素直には受け入れられていない。ましてやこの診断を免罪符に、<br /> 「ちょっと他人との共感や意思疎通が難しい人型害畜らしいので、許してちょ!」<br /> とは言える訳や道理も無かろう。</p> <p>「てめぇ発達障害か?」<br /> という罵倒に対する開き直りと自虐のネタとしては積極的に使えるが。</p> <h1 id="むしろ「頭が悪い・オカしい」から、プログラミングとフリーソフトウェア(ハードウェア)の世界に逃げてきた"><a href="#%E3%82%80%E3%81%97%E3%82%8D%E3%80%8C%E9%A0%AD%E3%81%8C%E6%82%AA%E3%81%84%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%81%97%E3%81%84%E3%80%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%81%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A8%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%28%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%29%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AB%E9%80%83%E3%81%92%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F">むしろ「頭が悪い・オカしい」から、プログラミングとフリーソフトウェア(ハードウェア)の世界に逃げてきた</a></h1> <p>見出しでは「逃げてきた」と書いたが、実の所釈然とはしていない。しかし父親は確かに、祖父母は湾曲的にその様に言うのでその通りなのだろうと思う。</p> <p>「逃げてきた」という事で話を進める。そして何から逃げたのかをあえて明記しておく。</p> <p><strong>人間</strong> 、もしくは <strong>人間の営み</strong> のいずれか両方であろう。特に『感情』の部分である。</p> <p>集団との違和は大抵嘲笑の対象になり、さらに言えば「腕っ節うでっぷしと富・地位・名誉」を重んじられる様なのが田舎である。その為、五体満足で日本語も喋れる様な奴がこんな減らず口を宣いているのは怠慢やサボりだし、それを正当化する言い訳としか言われない。</p> <p>実際そうなのかもしれないが、31年自分なりにやってきても改善されないのだから、少しは <del>自分の</del> 腑に落ちる 理屈が欲しいのであろう。</p> <p>という理由を、昔の私自身は自覚できずただ単に、<br /> 「楽しいものを作りたい」<br /> という思いだけでプログラミングを学び初め(しかもできるだけお金を掛けずに)、OSはLinuxのDebianディストリビューションと長く付き合い、果ては自分の使ってるソフトウェアの簡単な部分のコードを読んで不具合の原因を推測するだけの遊びをしたり、<br /> 「作れるものなら作ってみよう」<br /> と自作キーボードにも手を出してしまったのではある。</p> <p>更にはあんなに嫌な思い出のある算数や数学(特に高校数学での集合論に随する辺り。数理論理学も自分の中ではそれ)を興味本位で自分なりに学んでいるので、我ながら妙な話ではある。</p> <h2 id="それでも「腕っ節と富・地位・名誉」で殴りにくる連中に供えてる事"><a href="#%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%A7%E3%82%82%E3%80%8C%E8%85%95%E3%81%A3%E7%AF%80%E3%81%A8%E5%AF%8C%E3%83%BB%E5%9C%B0%E4%BD%8D%E3%83%BB%E5%90%8D%E8%AA%89%E3%80%8D%E3%81%A7%E6%AE%B4%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%81%8F%E3%82%8B%E9%80%A3%E4%B8%AD%E3%81%AB%E4%BE%9B%E3%81%88%E3%81%A6%E3%82%8B%E4%BA%8B">それでも「腕っ節と富・地位・名誉」で殴りにくる連中に供えてる事</a></h2> <p>こういう連中は端から『黙らせる』事しか考えていない。『多様性』の前に『(その集団内での)有用性』を要求してくる。</p> <p>ましてやこうやって減らず口を叩いてる様な『頭のオカしい奴』は、そのオカしさの原因を怠慢で切り捨てる。</p> <p>何げ無く過ごしている人々にはそれこそ、<br /> 「怠慢だろ。考えろ。意識しろ」<br /> と思うのかもしれないが、少なくとも自分なりに31年人間の姿で暮らす中で以下については自分なりに努力した:</p> <ul> <li>楽しくない勉強を楽しくする方法</li> <li>時間の使い方(自己啓発本を読み漁ってしまった程度に。しかし自分が使える時間内に期待する成果を出せなかった)</li> <li>(未だにかつ意固地だろうが、この様に)自分なりに表現して、自分が苦手だったり至らない事について<a href="#1">思慮する</a></li> </ul> <p>閑話休題。そういう連中とやり合う為に今足掻くも同然で供えている事としては、</p> <ul> <li>自重トレーニングによる自身の身体の動かし方の確認と鍛錬</li> <li>感情論に対する数理論理や集合論による解釈の練習</li> <li>知的好奇心の維持や探求・および私自身の好奇心の根源の解釈</li> </ul> <p>と書いたが、連中からしたら「土俵に上がって込ない時点で逃げてる」のだろう。『心配』と言うが、犬死にさせてでも心配している対象を『正しい者』にしたいのでは無かろうかと歪んで斜めに構えてしまっている。</p> <hr /> <p><a name="1">1</a> あくまで思慮。熟考と言うには意固地で浅はかと思い抱く。</p> <h1 id="逃げてしまって今"><a href="#%E9%80%83%E3%81%92%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BB%8A">逃げてしまって今</a></h1> <p>大抵のフィクションや美談での「敵前逃亡した愚者の末路」の様に、自分も成ってるであろう。<br /> 相談支援事業所の助けを借りてデイケアと就労移行支援を利用させてもらっているのではあるが、常時背徳感を覚えているしそれを紛らわす為にデイケアと就労移行支援事業所では何かと企画を立案してしまっている。</p> <p>そもそも、自分でしっかりと理性を保ち自己を正し、職種を選ばずに働き続ければこんなザマには成らないし、ましてや他者との価値観や世界観の乖離に苦しんだとしても諦めや割り切りができただろうに。とは言葉は容易に並ぶ。</p> <p>現実としては、いくら自分なりにがむしゃらにやってきても、他者や集団の共有している価値観や世界観と一致していなければ、人間は生きる権利を剥奪されても仕方無いのかもしれない。その人間が五体満足で言葉も喋れるなら尚更である。</p> <h1 id="この散文の筆者の抱く『世界観』『価値観』"><a href="#%E3%81%93%E3%81%AE%E6%95%A3%E6%96%87%E3%81%AE%E7%AD%86%E8%80%85%E3%81%AE%E6%8A%B1%E3%81%8F%E3%80%8E%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3%E3%80%8F%E3%80%8E%E4%BE%A1%E5%80%A4%E8%A6%B3%E3%80%8F">この散文の筆者の抱く『世界観』『価値観』</a></h1> <p>もっと陳腐でバカらしく書いてしまえば <strong>ユートピア観</strong> だろうか。確実にこの「自己の中で思い描くユートピア」が他者との乖離に一役、もっとそれ以上にかっているであろう;</p> <ul> <li>互いに気ままな創作行為</li> <li>創作物によるじゃれ合い喧嘩</li> <li>創作して表現する権利(それこそ、富・地位・名誉・腕っ節で簡単に奪われないもの)</li> </ul> <p>確かに私は労働は嫌いではある。しかし、労働は経済や社会の持続の為には必要であるし、理由はなにであれ「創作表現ができないが、他人の手足になれるし喜びさえ感じる」人はいるし、そういう人達の喜びを奪うつもりは無い。</p> <p>とはいえ、<br /> 「人間社会を生き抜く為に戯れ言や世迷言よまよいごとを言わないと気が狂うし、実際気が狂ってしまった」<br /> 私としては、そういう「遲れてきた自我」なのか「自覚せぬまま過ごした自我」が暴発している上、人の手足になる事が人間とは思えぬ程に出来損なっている。</p> <p>そして自分の体験から産まれた詭弁とは思うが、<br /> 「創作表現ができない人は、何か道具や知識が足りてなかったり、用いる道具や知識を習得する為の階段を踏み外してしまったのでは」<br /> 「もしかすると当人の中では最適な道具が思い浮かんでいるけど、当人が持ち合わせている能力や知識だけでは、道具を作ったり表現する事ができない為に、不安や苛立ちを抱いている可能性もあるのでは」<br /> 「そして私にとっても都合の悪い事に、当人の表現が伝わらない自分の様なのが居たりもする」<br /> という発想が出てきたりする。逃げているのかもしれないが。</p> <h1 id="〆(しめ)"><a href="#%E3%80%86%28%E3%81%97%E3%82%81%29">〆(しめ)</a></h1> <p>この記事を投稿しているサービスが、<br /> 「プログラマー、クリエイターが何でも気軽に書けるコミュニティ」<br /> であった事をトイレで用を足して思い出したので、ちゃんとそういう事は書き留めておく:</p> <p>ダラダラ書いて察しの良い方は、<br /> 「あ、リチャードストールマンほどには過激じゃないけど、フリーソフトウェア信者だな」<br /> と思ったであろう。その通りだ。</p> <p>フリーソフトウェア信者だからこういう意固地な発想に至るのかもしれないし、元々意固地な発想がフリーソフトウェアに触れて強化されてしまったのかはここでは脇に置く。</p> <p>『パソコン』と書くと高価な印象を与えるかもしれないが、もっと広く「パーソナルなコンピュータ」と書けば、スマートフォンやワンボードコンピュータだってパソコンである。</p> <p>安価だと処理能力も低いため創作物を作る一手々(いっていって)にかかる時間も増えてしまうのではあるが、私の様に、<br /> 「準備や後片付けの時間が10kmを6km/hで走る事を3回やった後の様に疲れてしまうし、ましてや忘れ物も多い」<br /> という人はむしろパソコン上で創作活動をした方が良い気がしてしまう。</p> <p>また、パソコンというよりはプログラミングかもしれないが、焦らす者はいない。ただし細かい事にいちいち躓いてしまうため、しょっちゅう製作者に、<br /> 「ここはどうしたら良いんです?」<br /> や、<br /> 「ちょっと知らない単語がでてきたんですよ」<br /> または、<br /> 「書かれた通りにやりました(製作者の思った通りとは言っていない)!」<br /> という面倒臭いしウルサい道具なのではあるが、私の様な、<br /> 「他人に不信感を抱き安く、不信感が限界になると喋らないので仕事の確認もできない」<br /> 様な人型害畜の相手をするよりは大分マシと思う。</p> <p>更に今日では『図書館』という「調べもののプロフェッショナルが居る知識の宝庫」や『オープンソース・フリーソフトウェア』という「具体例の宝庫」があるので、パソコン上の道具で気になる事があれば、腑に落ちるまで中身を覗いたり、せっかくなら自分の都合良く改造して使ってしまって良い(ここではその際の著作権・ライセンスの話は省く)。</p> <p>パソコン上で無くても良いのではあるが、創作って楽しい地獄なんでな……つい深く入っちゃうんよ。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/16092 2020-10-04T20:05:30+09:00 2021-04-28T15:18:35+09:00 https://crieit.net/posts/learing-about-logic 数理論理学のすゝめ:数理論理学を学んで感動した事の羅列 <p><a href="https://crieit.now.sh/upload_images/55602cf8bdcb70529537e7835a9fad995f95450a6e70e.jpg" target="_blank" rel="nofollow noopener"><img src="https://crieit.now.sh/upload_images/55602cf8bdcb70529537e7835a9fad995f95450a6e70e.jpg?mw=700" alt="この記事の為の殴りの図" /></a></p> <h1 id="Table of Contents"><a href="#Table+of+Contents">Table of Contents</a></h1> <ol> <li><a href="#org27f42a2">筆者のスペック</a> <ol> <li><a href="#org090d38c">小学生の筆者</a></li> <li><a href="#org5a0381f">中学生の筆者</a></li> <li><a href="#orgd2fe5ce">高校生の筆者</a></li> </ol></li> <li><a href="#org5174db1">論理学に興味を持った理由</a> <ol> <li><a href="#org9c6d994">専門学校生の時に行った「Sapporo RubyKaigi 」で知った「禅とオートバイ修理技術」</a></li> <li><a href="#org0a14bef">一番強い「Ubuntu Japanese Team の通称『黒幕』氏の助言など</a></li> <li><a href="#orge66532f">2020 年頃からの「論理的思考を養うためのプログラミング教育」や「深層学習(機械学習)」の思想</a></li> <li><a href="#org3a94062">実は「本当にキッカケとなった」ブログ記事がある</a></li> </ol></li> <li><a href="#orgd65021e">数理論理学に入門する前の漠然とした意識や認知</a> <ol> <li><a href="#org2026f19">世の中『数値』で表しにくい事が多い気がする</a> <ol> <li><a href="#orgf724b4d">『1』とは?</a></li> </ol></li> <li><a href="#org180ddf1">『算数』という名の『国語』の問題</a></li> </ol></li> <li><a href="#org9aeb7d6">数理論理学と逢えて</a> <ol> <li><a href="#orge458c6b">論理結合子は 5 つしか無い</a></li> <li><a href="#org1e7ef10">述語と量化子とラムダ式</a></li> <li><a href="#org90444ef">与太話: 全称記号と 2000 年代の日本のインターネッツ</a></li> <li><a href="#org2f2a707">閑話休題: ここまでのまとめ</a></li> </ol></li> <li><a href="#org6f6fd68">「しかしそれは薄情・無情では無いか?」</a> <ol> <li><a href="#orgd93c9d0">バートランド・ラッセルの語録</a> <ol> <li><a href="#orge6e494a">悪の定義と、悪の側からの「正義」という詭弁と正当化</a></li> <li><a href="#orgac01485">とは言え、「不幸な人間」が「不幸」を解くには</a></li> </ol></li> </ol></li> <li><a href="#org78d775c">まとめ: 論理学を薦める、とても感情に偏った理由</a></li> <li><a href="#org8b7cac2">蛇足</a> <ol> <li><a href="#orgb945758">筆者の認知特性</a></li> <li><a href="#orgf079196">言葉を『解く』為の「論理学」「哲学」</a></li> </ol></li> <li><a href="#orgfb9be9e">参考資料</a></li> <li><a href="#org7a10435">謝辞</a></li> <li><a href="#org4eb1862">変更履歴</a></li> </ol> <p>ぶっちゃけ、ほぼ何も考えずに DOOM Emacs を起動して書き初めた。<br /> いや、下書きの下書きのコピー用紙への殴り書きはある。</p> <p>この記事は、<br /> 「他人が何かを学習するにあたり、その学習する対象への興味を持たせたら良い気がする。なので自分が数理論理学を学んで『楽しかった事』や『感動した事』を書き連らねれば、<br /> 自分が楽しいと思えた数理論理学を他の人も興味を持ってくれるのでは。持ってくれるととても有り難い」<br /> という動機・モチベーションで書いた、ポエム(詩ではない何か)である。</p> <p><a id="org27f42a2"></a></p> <h1 id="筆者のスペック"><a href="#%E7%AD%86%E8%80%85%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%83%E3%82%AF">筆者のスペック</a></h1> <p>学歴だけ摘み取って上げ足を取るなら、筆者は大学院や大学ではなく高等専門学校でもない専門学校を卒業した程度で、<br /> 「専門士」でしかない。「博士」や「修士」じゃない。</p> <p>前書きの動機に至った理由としては、筆者が高校を卒業し、専門学校でコンピューターによる情報処理に必要な数学・論理学を授業で再学習をして理解ができ、<br /> その後社会人になって論理学の知識を「深層学習」や「機械学習」、「関数型パラダイム」という言葉で必要性を改めて認識して学習を始めたら、<br /> 妙に楽しいと思えたからである。</p> <p>以下、しばらく筆者が「どれだけ算数・数学・論理学が出来なくて嫌いだったか」を書き連ねる。</p> <p><a id="org090d38c"></a></p> <h2 id="小学生の筆者"><a href="#%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%AE%E7%AD%86%E8%80%85">小学生の筆者</a></h2> <p>酷い話で、数直線の理解ができてなかったのだろうと今は振り返る。</p> <p>数直線が読めていたとしても、そこに日本語で数直線に対する問題を出題されると、誤答が多かった記憶である。</p> <p>「数直線うんぬんの前に、日本語の理解が無いのでは?」<br /> おそらく確実にその通りである。</p> <p>文章題は解き方を説明されながら解けるものの、いざ実践で自力のみで行うと途端に解けない。</p> <p>それ以前に、テストで文章題に辿りつく前の基本問題で時間を使い果していた記憶である。</p> <p><a id="org5a0381f"></a></p> <h2 id="中学生の筆者"><a href="#%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%AE%E7%AD%86%E8%80%85">中学生の筆者</a></h2> <p>未だに強く印象に残っているのは、<br /> 「二次元グラフに置いて、x,y の変数に対応する軸を当て違えて 2 年以上過ごしていた」<br /> 事である。そのおかげで数学は赤点常連組みであった。</p> <p>その割には、図形の合同証明や相似証明は妙に好きであった。<br /> <em>「好き」が必ずしも「成績」には直結しない前提は付くので、成績はお察しの通りである</em></p> <p>上述を楽観するならば、こういった証明問題が好きだからプログラミングに興味を持てたのかもしれない。</p> <p><a id="orgd2fe5ce"></a></p> <h2 id="高校生の筆者"><a href="#%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F%E3%81%AE%E7%AD%86%E8%80%85">高校生の筆者</a></h2> <p>しかし、高校時代は本当に数学の全てが嫌になった様に思う。別に教員が悪い訳ではない。筆者の認知というべきか、<br /> 論理面での理解・解釈方法が遅れていたと思える。<em>と言い訳する</em></p> <p>特に「集合」の問題がてんで駄目であった。高校生の記憶はまだ新しいので違和感まで再現して分析できるが、<br /> その違和感を分析してみれば、<br /> 「『問題の対象・関心』と『問題では扱わない対象・関心』を切り分けられず、苦心していた」<br /> とも取れるし、<br /> 「複合命題を前提とした集合演算を読み解けなかった」<br /> とも取らえれる。</p> <p>やはり、論理というべきか日本語の読み解きの力が無かったのか。その割には文芸的な文書からの、<br /> 「出題文書の筆者の心情を読み取れ」<br /> の類いは無駄に成績が良かった記憶。</p> <hr /> <p>と、そんな筆者がなぜ<br /> 「この背景や経歴を見ても明らかなくらいに論理が苦手なのに数理論理学を学んで感動したのか」<br /> という事を書いて行こう。</p> <p><a id="org5174db1"></a></p> <h1 id="論理学に興味を持った理由"><a href="#%E8%AB%96%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%81%AB%E8%88%88%E5%91%B3%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1">論理学に興味を持った理由</a></h1> <p>たくさんきっかけは逢った<a id="fnr.1" class="footref" href="#fn.1">1</a> と思う。</p> <p><a id="org9c6d994"></a></p> <h2 id="専門学校生の時に行った「Sapporo RubyKaigi 」で知った「禅とオートバイ修理技術」"><a href="#%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%94%9F%E3%81%AE%E6%99%82%E3%81%AB%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%8CSapporo+RubyKaigi+%E3%80%8D%E3%81%A7%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%8C%E7%A6%85%E3%81%A8%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%90%E3%82%A4%E4%BF%AE%E7%90%86%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%80%8D">専門学校生の時に行った「Sapporo RubyKaigi 」で知った「禅とオートバイ修理技術」</a></h2> <p>まず一番は<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://regional.rubykaigi.org/sapporo03/">2010 年のこれ</a>だろう。その Kaigi で最後のセッション、角谷信太郎氏の「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.slideshare.net/kakutani/there-is-no-spoon-revisited">There is No Spoon:Revisited</a>」の中で紹介されていた。</p> <p><em>筆者が「専門学校では VB.net で授業を受ける Pythonista 未満であった」事は脇に置いてくれ……</em></p> <p>時は流れて 2019 年に「禅とオートバイ修理技術」を購入したが、その著者であり主人公であり語り手である<br /> ロバートの論理のナイフによる問題や定理・定義のバラし方には目を見張るものがあった。</p> <p>それについては<a href="https://crieit.net/posts/ZenAndTheArtOfMortorcycleMeintenance-0-read">過去に Crieit で感想文を書いた</a>が、今回改めてその「論理のナイフ捌き」について語ろうか……、</p> <p>とも思ったが、素直な話をしてしまえば、 <em>今、筆者自身の事をそう思うからなのだろうけど</em> これは筆者の拙くて幼稚な解釈でそれについて語るより、読者が実際に「禅とオートバイ修理技術」を読んで感じた方がよっぽど良いと思う所存である。なので書かない、いや書けない。</p> <p><a id="org0a14bef"></a></p> <h2 id="一番強い「Ubuntu Japanese Team の通称『黒幕』氏の助言など"><a href="#%E4%B8%80%E7%95%AA%E5%BC%B7%E3%81%84%E3%80%8CUbuntu+Japanese+Team+%E3%81%AE%E9%80%9A%E7%A7%B0%E3%80%8E%E9%BB%92%E5%B9%95%E3%80%8F%E6%B0%8F%E3%81%AE%E5%8A%A9%E8%A8%80%E3%81%AA%E3%81%A9">一番強い「Ubuntu Japanese Team の通称『黒幕』氏の助言など</a></h2> <p>とはいえ、「禅とオートバイ修理技術」を実際に買って読むまで <em>いや、今でもか……</em> 、自分が今書いた文の文節・単語の前後関係が支離滅裂で、それに全く違和感を抱かずに Twitter に投稿し続けていた。</p> <p>そんな阿呆なので、某氏からリーナス・トーヴァルズの 10 倍希釈の論理添削をよく <em>今でもごく稀に</em> 頂いていて、<br /> そのまま筆者に対して呆れ果てて良いものを、わざわざ筆者に野矢茂樹著「論理トレーニング 101 題」を買ってくれた訳である。</p> <p>実は未だに一度も読み通せておらず、まだ 3 分の 1 も読み終えて無いのではないと記憶している。</p> <p>しかし、それだけ読んでもナマクラどころか棍棒同然の筆者の論理のナイフは、やっと錆びたペーパーナイフくらいにはなった気はする。<br /> <em>と書けば某氏は「あー、まだこいつやっぱり阿呆だわ……なんでこいつこんなに学習しないのだろう」と呆れ果てるだろうと容易に想像するが</em></p> <p>読者に、<br /> 「某氏の事を随分恨んでるなあ」<br /> と思わせてしまったなら、それは正に筆者の表現力・語彙やその言葉の選択が幼稚で白痴だからだ。<br /> 文語表現の乏しさは何においても筆者の周りで下手に出る者は居ないだろうという自負はある。</p> <p>まどろっこしく述べたが、感謝している。ただ完全に言い訳だが、筆者がヘソ曲がりなので純粋に感謝の言葉を並べても、その言葉の列には言外の意図 <a id="fnr.2" class="footref" href="#fn.2">2</a>が伝わらなくてもどかしい思いになるのでこうなった。</p> <p><a id="orge66532f"></a></p> <h2 id="2020 年頃からの「論理的思考を養うためのプログラミング教育」や「深層学習(機械学習)」の思想"><a href="#2020+%E5%B9%B4%E9%A0%83%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E3%80%8C%E8%AB%96%E7%90%86%E7%9A%84%E6%80%9D%E8%80%83%E3%82%92%E9%A4%8A%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%95%99%E8%82%B2%E3%80%8D%E3%82%84%E3%80%8C%E6%B7%B1%E5%B1%A4%E5%AD%A6%E7%BF%92%28%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E5%AD%A6%E7%BF%92%29%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%80%9D%E6%83%B3">2020 年頃からの「論理的思考を養うためのプログラミング教育」や「深層学習(機械学習)」の思想</a></h2> <p>して、そんな筆者に追い打ちをかけるかの様に到来したのが「プログラミング教育」だったり「深層学習」のパラダイム、それと少しの関数<a id="fnr.3" class="footref" href="#fn.3">3</a> 型パラダイムの言語の n 回目の流行り<a id="fnr.4" class="footref" href="#fn.4">4</a> である。</p> <p>筆者は <em>他のメンター各位には煙たがれていると思うし、門下生にも「面倒臭い」と思われているだろうが</em> 密かに <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://coderdojo.com/ja-JP">CoderDojo</a> のメンター活動をさせて頂いているので、<br /> 「プログラミング教育」には <em>今思うと、むしろ今でも敏感過ぎる程に</em> 感じ、思うところがあったもので、<a href="https://crieit.net/users/manzyun">Crieit にも色々散文を書き散らしては公開している</a>。</p> <p>しかし、ここで「深層学習」という <em>想像力を世の中を渡り歩いて生きて行く為にかなぐり捨てた者達が妙に上げ諂う</em> <strong>関数の重ね掛けのアプローチ</strong> が妙にもてはやされる様になったのではあるが、<br /> これも雑にバラすと関数の重ね掛けなので、その複合演算・複合演繹の膨大な入力とその結果を全て網羅できなくても、そこに含まれている関数の一つ一つなら理解できる……かも知れないという持論の上で、<br /> 脇に大分逸れた様な発想ではあるが、数理論理学の森というのか深淵に踏み入ってしまった訳である。</p> <p><a id="org3a94062"></a></p> <h2 id="実は「本当にキッカケとなった」ブログ記事がある"><a href="#%E5%AE%9F%E3%81%AF%E3%80%8C%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%AB%E3%82%B1%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%8D%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B">実は「本当にキッカケとなった」ブログ記事がある</a></h2> <p>筆者の語彙の無さと記憶力の無さには我ながらうんざりするが、成人してからずっと、<br /> 「『論理的思考能力』とは言うが、一体どうやって皆は学んだのだろう。実戦 <em>という世の中</em> で鍛錬したと言うなら、自分はそれ以前なのだが……」<br /> と思って Google か <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://duckduckgo.com/">DuckDuckGo</a> したかさえ忘れたが、その検索結果に引っ掛ったブログ記事で「『数理(記号)論理学』を学んでからの実践の提案と、足掛りとなる書籍の紹介」<br /> がされていたので一通り買ってしまったという具合だった記憶がある。 <em>そのブログの著者には感謝を伝えたいが失念したためにそのブログを見つけ出すのも叶わない有様だ</em></p> <p>そのブログ記事では他にも「詭弁論理学」と「逆説論理学」の紹介もされていたのでそれらも買っている。ただしまだ開いてさえもいない。</p> <p><a id="orgd65021e"></a></p> <h1 id="数理論理学に入門する前の漠然とした意識や認知"><a href="#%E6%95%B0%E7%90%86%E8%AB%96%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%81%AB%E5%85%A5%E9%96%80%E3%81%99%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AE%E6%BC%A0%E7%84%B6%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%82%84%E8%AA%8D%E7%9F%A5">数理論理学に入門する前の漠然とした意識や認知</a></h1> <p>ここまでで大分「筆者が『数理論理学』に入門した経緯」については書いたので要らないかもしれないが、もう少し。</p> <p><a id="org2026f19"></a></p> <h2 id="世の中『数値』で表しにくい事が多い気がする"><a href="#%E4%B8%96%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%80%8E%E6%95%B0%E5%80%A4%E3%80%8F%E3%81%A7%E8%A1%A8%E3%81%97%E3%81%AB%E3%81%8F%E3%81%84%E4%BA%8B%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%84%E6%B0%97%E3%81%8C%E3%81%99%E3%82%8B">世の中『数値』で表しにくい事が多い気がする</a></h2> <p>これは筆者自身の「数学」という言葉に対する認知バイアスもあってとは思うが、<br /> 「数値で表すには違和感のある概念 <strong>も</strong>『数学』には含まれている」<br /> と今は言語化できてるが、今以前はそれが言語化できなかったし、けれどもその違和感をなおざりにして数学を学ぼうとしていたためか、<br /> その違和感によって『数学』はどんどん霞み・霧が濃くなって見失う様な感覚を覚えていた気がする。</p> <p><a id="orgf724b4d"></a></p> <h3 id="『1』とは?"><a href="#%E3%80%8E1%E3%80%8F%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F">『1』とは?</a></h3> <blockquote> <p>「仲間のなかには」と老先生が言った。「ボッケル先生より、ずうっと苦労している悪魔がおる。たとえばわたしの同僚で、<br /> 年配のイギリス人のラッセル卿は、あるとき、1+1=2 を証明しようと決心した。ほら、この紙切れに写しておいたが、<br /> これがラッセル卿のやった証明じゃ」</p> <p>(…図省略…)</p> <p>「うひゃっ!」ロバートは身ぶるいした。「ぞっとするね。こんなことして、なんの役に立つの? 1+1=2 なんて、ぼくだって知っているのに」</p> <p>「ああ。ラッセル卿だって知ってたよ。だが、もっときちんと知りたかった。で、こういうことになったわけだ。(……後略……)</p> </blockquote> <p><em>著:エンツェンスベルガー, 訳:丘沢静也 「普及版 数の悪魔 算数・数学が楽しくなる 12 夜」の「第 11 夜 『証明はむずかしい』」より抜粋<a id="fnr.5" class="footref" href="#fn.5">5</a></em></p> <p>これは非常に極端な例とは思うし、筆者も数理論理学においての語彙や構文解析能力が乏しいため、理解には至っていない。<br /> しかし、筆者個人の感想としては、<br /> 「この様に論説の展開を記号に変換してしまう事で、 <strong>言外の意味を組み取らせない、する必要の無いものになった</strong> 」<br /> と想い抱く。</p> <p>ましてや、筆者はこういった論理学者や哲学者の論説やその論説に至る経緯を読む程に <em>自惚れではあるとは思うが</em> 、<br /> 「この人達はきっと煙に巻く様な言い回しに違和感を抱き続けていたからこそ、こういう事を突き詰めていたのだろう」<br /> と、感銘や共感の念を抱いてしまうのである。</p> <p>しかし、筆者にある問題は他にも大沢山あるとは承知の上ではあるが、こういう、<br /> 「いちいち細かい事が気になり過ぎてしまう」<br /> 質の者というのは、世の中に馴染み難かったりする。</p> <hr /> <p>と文芸的な事を述べたっておそらく「筆者が何に違和感を抱くのか」の具体例でも示さないと強く伝わらないものと思うので、<br /> ここでごくごく普通の小学 1 年生の算数の問題を筆者なりに出題してみる。</p> <p><a id="org180ddf1"></a></p> <h2 id="『算数』という名の『国語』の問題"><a href="#%E3%80%8E%E7%AE%97%E6%95%B0%E3%80%8F%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%90%8D%E3%81%AE%E3%80%8E%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E3%80%8F%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C">『算数』という名の『国語』の問題</a></h2> <blockquote> <p>赤いりんごが 3 コ、緑色のりんごが 6 コあります。全部でりんごはなんコあるでしょう?</p> </blockquote> <p>ここまで読んで頂いた読者ならこの問題の答えも「9コ」と即答できるだろう。</p> <p>ただ、筆者の頭の中ではこんな映像が描画されてしまうのである。</p> <ol> <li>赤い りんご が 3 つ 在る映像</li> <li>上記とは別の場面で 緑色の りんご が 6 つ 在る映像</li> </ol> <p>そしてこの後の文を読んで、「全部でりんごは……」と書かれている物だから、<br /> 「赤いりんごが 3 つある映像と緑色のりんごが 6 つある映像」<br /> を再生成する。その上で数を数えていた。 <em>筆者が小学 1 年生の時の考え方を想い返しての文章起こしだが</em></p> <p>まだこれは単純な問題ではあるが、これが 25 歳の頃に通っていたメンタルクリニックで受けた知能テストを例に上げるなら;</p> <blockquote> <p>32 たす 58 は?</p> </blockquote> <p>と口頭で心理士さんに出題されると、頭の中で丁寧に数字を描画してそれを筆算の図に変換しているうちに数値を失念して計算ができなくなる。</p> <p>そしてこれは今でもそうなのだが、口頭会話が本当に苦手で、特にディベートなどの議論・討論の場ならともかく、口頭での伝達や意識合わせという類い<br /> でも厄介な事に筆者の頭の中では、</p> <ul> <li>音声情報の形態素解析 <ul> <li>未知語があれば分解して類語が無いか探す <ul> <li>脳内で未知語を定義した上で解釈し、未知語で返答する</li> <li>該当する類語が無ければ聞く</li> </ul></li> <li>形態素の前後から相手の抱いている言外の意図を組み取る</li> </ul></li> <li>相手の表情を見て意図を組み取る</li> </ul> <p>という事を並列で行わざる負えないし、さらに厄介なのは形態素解析が 2 次元展開されて、最終的には 3 次元や時間軸で変化する映像を、シークバーを操作する様に言葉から演算される情景やグラフ図ができているのである。</p> <p>むしろ他人がどの様に口頭での会話が脳内で展開されているか知りたいものの、知ってもおそらく自分はこの展開方法が身に焼き付いてしまっているので、<br /> 別のパラダイムへの矯正は困難にしか思えないのが本音である。</p> <p>付け加えるなら、それこそ数理論理学に入門するまで自他の書いた日本語の文章での関心の対象だったり形態素解析が全くできてないため、支離滅裂な SNS への投稿を<br /> <em>今でも気を抜くとそうだが</em> してしまうのである。</p> <p><a id="org9aeb7d6"></a></p> <h1 id="数理論理学と逢えて"><a href="#%E6%95%B0%E7%90%86%E8%AB%96%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%81%A8%E9%80%A2%E3%81%88%E3%81%A6">数理論理学と逢えて</a></h1> <p>そんな筆者が数理論理学と逢えて良かったと思うのはやはり<br /> 「自然言語に上げ難く、発音する余地も無い記号を用いて論理構造や立証の展開や演繹を行う事ができる様になった」<br /> というのはある。</p> <p><a id="orge458c6b"></a></p> <h2 id="論理結合子は 5 つしか無い"><a href="#%E8%AB%96%E7%90%86%E7%B5%90%E5%90%88%E5%AD%90%E3%81%AF+5+%E3%81%A4%E3%81%97%E3%81%8B%E7%84%A1%E3%81%84">論理結合子は 5 つしか無い</a></h2> <p>論理結合子は <strong>5 つしか</strong> 定義されていないのである。またそれらは容易にプログラミング言語に書き替える事が可能である。</p> <p>下記では筆者の好みにより、Python と比較する:</p> <ul> <li><strong>否定(ひてい):</strong> <code>not A</code> 相当。変数や式の頭に <code>¬</code> という記号を付ける ( <code>¬A</code> )</li> <li><strong>連言(れんげん):</strong> <code>A and B</code> 相当。変数や式同士の間に <code>∧</code> という記号を挿入する ( <code>A ∧ B</code>)</li> <li><strong>選言(せんげん):</strong> <code>A or B</code> 相当。変数や式同士の間に <code>∨</code> という記号を挿入する (<code>A ∨ B</code>)</li> <li><strong>含意(がんい):</strong> 変数 2 つと演算子で表現できる適切な Python コードでの表現が筆者には思いつかない。変数や式が真に成ると別の変数や式が真になる事を表す (<code>A ⇒ B</code>)</li> <li><strong>同値(どうち):</strong> <code>B==A</code> 相当。変数や式同士が真と成る事を表す (<code>A ⇔ B</code>)</li> </ul> <p>また、読者にとって余計な世話と思うが、ブール値に関しても書き加えておく:</p> <ul> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://docs.python.org/ja/3/library/stdtypes.html#boolean-values">ブール値</a> <ul> <li><strong>真(しん):</strong> <code>True</code> 相当。数理論理学の真理表では <code>1</code> という文字で表す事も多い。また、省略で <code>t</code>, や <code>T</code> の文字で表す事もある。</li> <li><strong>偽(ぎ):</strong> <code>False</code> 相当。数理論理学の真理表では <code>0</code> という文字で表す事も多い。また、省略で <code>f</code>, や <code>F</code> の文字で表す事もある。</li> </ul></li> </ul> <p>もう一つ余計なお世話で、表にしてみる。</p> <p>日本語<br /> よみ<br /> 記号<br /> in Python</p> <p>真<br /> しん<br />  <br /> True</p> <p>偽<br /> ぎ<br />  <br /> False</p> <p>否定<br /> ひてい<br /> ¬<br /> not</p> <p>連言<br /> れんげん<br /> ∧<br /> and</p> <p>選言<br /> せんげん<br /> ∨<br /> or</p> <p>含意<br /> がんい<br /> ⇒<br />  </p> <p>同値<br /> どうち</p> <h1 id="⇔"><a href="#%E2%87%94">⇔</a></h1> <p>もし他の結合子を定義したいと思ったならば、一度その言葉や概念をまず 2 つくらいに分割できないか、そして分割した物がさらに分割できないかと割っていく。<br /> そうやって切り刻んでいくと、最後にはこれらの論理結合子で表せる物が組み合わされているものになる <em>はずだ</em> なお、これを <span class="underline">複合命題</span> や <span class="underline">複合述語</span> という。</p> <p><a id="org1e7ef10"></a></p> <h2 id="述語と量化子とラムダ式"><a href="#%E8%BF%B0%E8%AA%9E%E3%81%A8%E9%87%8F%E5%8C%96%E5%AD%90%E3%81%A8%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%80%E5%BC%8F">述語と量化子とラムダ式</a></h2> <p>少し変っていると読者に思われるかもしれないが、筆者個人が衝撃を受けたと形容する位には感動した事なのでこれも特筆させて頂く。</p> <p>上記でも事足りるには足りるが、「すべての……は……である」や「ある……は……である」という日本語での表現を、個人的にはとても短かく表すのに都合の良いものがある。<br /> それが <strong>量化</strong> である。</p> <ul> <li><strong>全称(ぜんしょう)「すべての……」:</strong> <code>∀</code> という記号を頭に大きく付ける。その右下に変数や式が代入される。</li> <li><strong>存在(そんざい)「ある……」:</strong> <code>∃</code> という記号を頭に大きく付ける。その右下に変数や式が代入される。</li> </ul> <p>ところでこの量化の記号、 <span class="underline">量化子</span> を実際に TeX 等で書いていたが、著者が TeX 式の出力方法が思い付かなかったので、申し訳ないが省く。</p> <p>ただ、この量化子を用いた論理式を眺めて筆者は「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%80%E8%A8%88%E7%AE%97">ラムダ式</a>みたいだなあー」と思った訳である。<br /> <em>TeX で式を書いて「当然だわ。『記号の右下に変数が付いてる』のだもの」と書いて気づいたが</em></p> <p>実の事を言うと、述語の説明・定義の時点で「チャーチ数の様だ」と思う人が居るとは思うが、<br /> 筆者が「述語はチャーチ数みたいだな」と感じたのは量化子の説明を読んだ後で述語の説明を読み直した時である。</p> <p>なお、ラムダ計算ではチャーチ数という概念で自然数を定義する。詳しくは自分が TeX のコード出力に手間取っているよりは、<br /> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://tarao.hatenablog.com/entry/20100208/1265605429">ラムダ計算基礎文法最速マスター | 貳佰伍拾陸夜日記</a> の「自然数」の節をご覧頂くのが早いだろう。</p> <p><a id="org90444ef"></a></p> <h2 id="与太話: 全称記号と 2000 年代の日本のインターネッツ"><a href="#%E4%B8%8E%E5%A4%AA%E8%A9%B1%3A+%E5%85%A8%E7%A7%B0%E8%A8%98%E5%8F%B7%E3%81%A8+2000+%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%84">与太話: 全称記号と 2000 年代の日本のインターネッツ</a></h2> <p>全称の記号 <code>∀</code> の記号を見て、<br /> 「顔文字の口みたい」<br /> と思われた方が居れば、おそらく同世代なのだろうと筆者は推測する。</p> <p>筆者は「匿名掲示板 2 ちゃんねる」に出入りする様な度胸を持ち合わせていないものの、<br /> 当時の Flash アニメで「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%83%BC">モナー</a>」の存在は知っていたモナ(´∀`)</p> <p>ところで、モナのよく使う煽り文句で、<br /> 「オマエモナー」<br /> っていうのがあるモナ(´∀`)</p> <p>全称の意味が「すべて」の意だから、何か言われたモナたちが、<br /> 「オマエモナー(´∀`)」<br /> って煽るのは、モナもモナに文句を言ってきた人も⇒すべての人が該当する。</p> <p>という自嘲と皮肉なんだモナ(´∀`)</p> <p>……という話 <strong>全くない</strong> 。上記は筆者の言葉と記号の関連付けで遊んだ散文である。</p> <p><a id="org2f2a707"></a></p> <h2 id="閑話休題: ここまでのまとめ"><a href="#%E9%96%91%E8%A9%B1%E4%BC%91%E9%A1%8C%3A+%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">閑話休題: ここまでのまとめ</a></h2> <p>ここまで書き上げるのに 2 日(14 時間)も費してしまったのではあるが、</p> <ul> <li>「数学」という言葉の曖昧さ</li> <li>「論理学」という「具象を抽象化し真偽に分ける」道具</li> <li>「数理論理学」という「数学」と「論理学・哲学」の混合概念で上手く行くかもしれないこと <ul> <li>日常会話の解釈</li> <li>書物や Web 上の記事の読み解き</li> <li>その他、問題の分析や整理</li> </ul></li> </ul> <p>という事が読者に伝わっていれば、感謝したいくらい幸いだ。</p> <p><a id="org6f6fd68"></a></p> <h1 id="「しかしそれは薄情・無情では無いか?」"><a href="#%E3%80%8C%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%AF%E8%96%84%E6%83%85%E3%83%BB%E7%84%A1%E6%83%85%E3%81%A7%E3%81%AF%E7%84%A1%E3%81%84%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%80%8D">「しかしそれは薄情・無情では無いか?」</a></h1> <p>論理的な文章もしくは言い回しには、どうも血の通っていない印象を持たれるらしい。</p> <p>少なくとも、筆者個人から見ての他者同士の会話において、片側がまたもう片側からの比較的理路整然とした指摘に対して、<br /> 「偉そうですね」だったり「どうしてそんなに冷たいのですか?」<br /> という感想を見聞きする事が、筆者の体験上でとても多い。</p> <p>また、もしここまでの筆者の御託というのか感想文に<br /> 「偉そう」<br /> という感想を抱かれたなら、それは筆者の語彙だったり言葉選びが幼稚であるためだ。容赦頂きたい。</p> <p><a id="orgd93c9d0"></a></p> <h2 id="バートランド・ラッセルの語録"><a href="#%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%AA%9E%E9%8C%B2">バートランド・ラッセルの語録</a></h2> <p>しかしながら、筆者は今回この記事を書くにあたってバートランド・ラッセルという人物の事を始めて知ったも同然なのではあるが、<br /> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB">Wikipedia の氏のページ</a>の語録の章に興味深いものがあったので 2 つ紹介させて頂く。</p> <p><a id="orge6e494a"></a></p> <h3 id="悪の定義と、悪の側からの「正義」という詭弁と正当化"><a href="#%E6%82%AA%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E3%81%A8%E3%80%81%E6%82%AA%E3%81%AE%E5%81%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E3%80%8C%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A9%AD%E5%BC%81%E3%81%A8%E6%AD%A3%E5%BD%93%E5%8C%96">悪の定義と、悪の側からの「正義」という詭弁と正当化</a></h3> <blockquote> <p>高潔な人たちが、自分は正当にも「道徳的な悪」を懲らしめているのだと思いこんで行ってきた’戦争’や’拷問’や’虐待’のことを考えると、私は身震いする。</p> </blockquote> <p><em>On Education, 1926 より</em></p> <p>特別筆者が語る必要は無いだろう。完全に筆者の偏見に因るものだが、<br /> 「正義」の名の元に’戦争’や’拷問’や’虐待’を行う人達は、<br /> 「自分の地位や名誉や権利や生存とそれらの存続」<br /> に危機や不安を覚えるから、<br /> 「先にそれらを奪う可能性のある存在を潰してしまおう」<br /> あわよくば、<br /> 「その存在を『自分の地位や名誉や権利や生存とそれらの存続』について肯定する存在に変えてしまおう」<br /> とするのだ。</p> <p>こう述べるとさも筆者が、<br /> 「俗に塗れぬ者」<br /> と捉える読者が居るかもしれないが、全くもってそんなことはない。<br /> 「地位や名誉や権利や生存とそれらの存続」<br /> は、生き物の性であり、またミーム学ごっこの考え方をこじつけてしまえば「情報そのもの」もその存在の存続を脅かす<br /> 存在が居ると認識するならば、駆逐・殲滅するのであろう。とは思う。ただし、ここまでは殺人癖の類いに関しては扱わないものとする。</p> <p>さて、ここまで述べた、むしろ戯けて置いて、筆者が何もラッセル氏の引用に対しての反論や同感などは述べていないと思う。</p> <p>筆者も実体験での実感を元に「身震い」する。しかし、ここでは実体験の詳細は省く。</p> <p>ただ、その筆者自身の体験や感覚に至る認知・クオリアを誤差なく伝える事は叶わない。<br /> なので高潔を自称する人々に筆者が偉そうに、<br /> 「貴様達も己等が如何に動物・生物的な価値の押しつけをしているのか自覚を持て」<br /> と宣うのもまた価値感の押しつけどころか、それこそ生物の生存存続の価値に従っての独り善がりでしかない。</p> <p>であるならば……いや、もうこれ以上戯けても、<br /> 「俺は暗くてジメジメしてカビ臭くてキノコが生えている様な所でも生きるよ」<br /> という今現時点での所感に着地する。</p> <p><a id="orgac01485"></a></p> <h3 id="とは言え、「不幸な人間」が「不幸」を解くには"><a href="#%E3%81%A8%E3%81%AF%E8%A8%80%E3%81%88%E3%80%81%E3%80%8C%E4%B8%8D%E5%B9%B8%E3%81%AA%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%80%8D%E3%81%8C%E3%80%8C%E4%B8%8D%E5%B9%B8%E3%80%8D%E3%82%92%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%81%AB%E3%81%AF">とは言え、「不幸な人間」が「不幸」を解くには</a></h3> <blockquote> <p>「不幸な人間は、いつも自分が不幸であるということを自慢しているものです」</p> </blockquote> <p><em>出典不明</em></p> <p>先程、<br /> 「俺は暗くてジメジメしてカビ臭くてキノコが生えている様な所でも生きるよ」<br /> と述べておきならが、このラッセルの語録はとても胸に刺さる。<br /> 心臓をマチェットナイフで突き刺されたのではなかろうかというくらいに。</p> <p>そして、自称不幸さなら周りの人間の誰にも負けないという<br /> 下らない囚人の足枷の自負にエクスタシーを感じがちな筆者は、いい加減その不幸自慢が<br /> 周りに不快感を与えている様子なのをようやく察した訳である。</p> <p>ただ、その不幸の原因や問題に対しては全く論理的な観察・分析が進んでいなかったから、<br /> 不幸自慢をするしか無かったとは、言い訳する。</p> <p><a id="org78d775c"></a></p> <h1 id="まとめ: 論理学を薦める、とても感情に偏った理由"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%3A+%E8%AB%96%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%82%92%E8%96%A6%E3%82%81%E3%82%8B%E3%80%81%E3%81%A8%E3%81%A6%E3%82%82%E6%84%9F%E6%83%85%E3%81%AB%E5%81%8F%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1">まとめ: 論理学を薦める、とても感情に偏った理由</a></h1> <p>果たしてこんな現世は人の型をした畜生の学習開始感想文をここまで読んでいる人はもう居ないのではなかろうかと<br /> 思いながら書いているのではあるが、この記事で何を言いたかったのか筆者自身がこの記事と、<br /> 記事にする前の殴り書きを見返して箇条書きして締めよう。</p> <ul> <li>問題(個人の悩みから社会の問題まで)の基本となる分解方法を知る事ができる</li> <li>自分はもちろん他人に物事を伝える時の基本を知る事ができる</li> <li>その上で、自分自身を含めた個々人の背景理解や事象理解を行う事が比較的楽になる(かもしれない)</li> </ul> <p><a id="org8b7cac2"></a></p> <h1 id="蛇足"><a href="#%E8%9B%87%E8%B6%B3">蛇足</a></h1> <p>以下、ただでさえクソ長い上に支離滅裂だろうこの記事に数個書きたかった事について書いておく。</p> <p><a id="orgb945758"></a></p> <h2 id="筆者の認知特性"><a href="#%E7%AD%86%E8%80%85%E3%81%AE%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%89%B9%E6%80%A7">筆者の認知特性</a></h2> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://overpass.dokkoisho.com/cognitive/">こちらの「認知特性テスト」</a>による筆者の認知特性を見せた方が良いと筆者個人としては思ったので結果を貼りつけておく。</p> <p><a href="https://crieit.now.sh/upload_images/255b903950456a076e2e61c43f467dc25facd3572bf48.png" target="_blank" rel="nofollow noopener"><img src="https://crieit.now.sh/upload_images/255b903950456a076e2e61c43f467dc25facd3572bf48.png?mw=700" alt="本田式35認知テストの結果グラフ。カメラアイや三次元映像の認知は得意とするものの、聴覚言語や聴覚・音の認知は平均以下となっている。" /></a></p> <p><a id="orgf079196"></a></p> <h2 id="言葉を『解く』為の「論理学」「哲学」"><a href="#%E8%A8%80%E8%91%89%E3%82%92%E3%80%8E%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%8F%E7%82%BA%E3%81%AE%E3%80%8C%E8%AB%96%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%80%8D%E3%80%8C%E5%93%B2%E5%AD%A6%E3%80%8D">言葉を『解く』為の「論理学」「哲学」</a></h2> <p>論理や認知の話で「サピア・ウォーフの仮説」の話を絡めて、<br /> ロジバンやグロービッシュについても語りたかったが、話の展開があまりにも不自然であったので、<br /> 蛇足で語らせて頂く。</p> <p>簡単に言えば、<br /> 「言葉が違うと物事の捉え方も変わるのでは?」<br /> という仮説と、その説の検証として「ログラン」という言語とそれを発展させた「ロジバン」が在ったり。</p> <p>また、英語の名詞・固有名詞以外の語彙を少なくした英語として「ベーシック英語」というものが在り、<br /> これを利用してプログラミングでの関数やメソッドの命名に使うのも在りという話があったり。</p> <p>また「エスペラント」という言語も興味深いと思う。</p> <p>いずれにせよ、どの言語で書かれていても、その書かれたものの著者の背景理解だったり、<br /> 論理的解釈は必要なのだが、 多少はこういう言語の方が論理面の解釈や背景理解に<br /> あたっての負荷が低いのではなかろうかと、 10 年前から思ってしまっている所存ではある。</p> <p>興味が湧いた方は是非調べて頂けると幸いである。</p> <p><a id="orgfb9be9e"></a></p> <h1 id="参考資料"><a href="#%E5%8F%82%E8%80%83%E8%B3%87%E6%96%99">参考資料</a></h1> <ul> <li>著:山田俊行 森北出版 「はじめての数理論理学 証明を作りながら学ぶ記号論理の考え方」| ISBN978-4-627-07801-7</li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://tarao.hatenablog.com/entry/20100208/1265605429">ラムダ計算基礎文法最速マスター | 貳佰伍拾陸夜日記</a></li> </ul> <p><a id="org7a10435"></a></p> <h1 id="謝辞"><a href="#%E8%AC%9D%E8%BE%9E">謝辞</a></h1> <p>この投稿の初稿に対するレビューを「興味があれば」とザツに頼んだにも関わらず、<br /> 至極冷静に指摘をくれた D.O 氏には有り難く感謝を申し上げたい。</p> <p>また、多忙かつ筆者のこんな下らない感動の感想文にも肯定的に、<br /> 「読むよ!」<br /> と返答をしてくれた、かげぎす氏にも感謝申し上げたい。</p> <p><a id="org4eb1862"></a></p> <h1 id="変更履歴"><a href="#%E5%A4%89%E6%9B%B4%E5%B1%A5%E6%AD%B4">変更履歴</a></h1> <ul> <li><strong>2021-04-28:</strong> 残存していた乱文(マークアップミス)を修正。</li> <li><strong>2020-10-04:</strong> 乱文かつ草書(書いていない箇所も多々存在)を公開。</li> <li><strong>2020-10-25:</strong> まともな文書に初稿。その際には TeX コードや数式は図等への出力が筆者個人の力量では適わなかったため削除。</li> </ul> <h1 id="Footnotes"><a href="#Footnotes">Footnotes</a></h1> <p><a id="fn.1" href="#fnr.1">1</a> 「逢った」という表現に「誤用では?」と感ずる読者が大多数と筆者は思うが、これには、<br /> 「存在した」ではなく「筆者が求めて <strong>ではなく</strong> あちらから切っ掛けが <strong>来た</strong> 」という言外の意図を表したく、この様な表現にした。</p> <p><a id="fn.2" href="#fnr.2">2</a> この記事では「ニュアンス」と言った方がよっぽど伝わり易いと思われる筆者の心情をあえて「言外の意図・意味」と書いている。<br /> 筆者自身への「ニュアンス」という言葉による「書き出さない、書き出し難い意図や意味」の省略を避けたい戒めである。</p> <p><a id="fn.3" href="#fnr.3">3</a> 書物や記事によっては「函数」と表記される事もあるので、改めて意味を調べた。どちらも同じ物を指すものの、これまた言外の意味を<br /> 筆者個人が感じたので脚注で戯けさせていただくと;</p> <ul> <li><strong>関数:</strong> 「関」という字の意味としては「境目」や「出入口」</li> <li><strong>函数:</strong> 「函」という字の意味としては「箱」や「入れ物」</li> </ul> <p>の様に受け取れた。</p> <p>幼稚だが <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E6%95%B0_(%E6%95%B0%E5%AD%A6)#%E5%90%8D%E7%A7%B0%E8%A1%A8%E8%A8%98%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2">Wikipedia の名称表記の歴史</a>を掻い摘んで見れば、</p> <blockquote> <p>日本語としての関数はもともと「函数」(旧字体では函數)と書く。函数という語は中国語から輸入されたものであり、中国での初出は 1859 年に出版された李善蘭の『代微積拾級』といわれる。</p> <p>(…中略…)</p> <p>なお、現代の初等教育の場においてはしばしば関数をブラックボックスのたとえで説明することがある[2][11][12]。この説明では、「函」を「はこ」と読むことと関連付けて説明されることもあるが、「函数」の語の初出は 1859 年なのに対し、「ブラックボックス」の語の初出は 1945 年ごろとされることに注意を要する。</p> </blockquote> <p>誠に個人の感想だが、「『入力・出力の値』に対しての関心・着眼が『関数』」、「入力・出力が出入りする『箱そのもの』への関心・着眼が『函数』」と書かせるのかもしれないと感じた。</p> <p>どちらにせよ、入力・処理そのもの(ブラックボックスでも)・出力のひとまとまりを述べる言葉には変り様は無いと思うので、<br /> 「よっぽどブラックボックスに関心・着目をさせたいのであれば『函数』と書いても一興かも」<br /> というのが筆者の感想であるし、関心の対象が「数学」なのか「哲学・論理学」かでもボヤけてしまう話と筆者は感じるので、<br /> 「この論争は人間の認知・クオリアが画一の物を誤差なく共有できない限りは解決しないだろう」<br /> と <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88:%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E5%87%BD%E6%95%B0%E3%81%A8%E9%96%A2%E6%95%B0">Wikipedia を見て</a>思ってしまうのである。</p> <p><a id="fn.4" href="#fnr.4">4</a> 「流行り」と解してしまうのは良くないのかもしれないし、筆者個人も <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://landoflisp.com/">LISP</a> や ML, <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.haskell.org/">Haskell</a>, <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ocaml.org/">OCaml</a> が出た当初や<br /> その後暫くの業界での利用例や学術記事の増減を見た訳でもない。<br /> 良くて 2015 年頃に Haskell が盛り上がって <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://scala-lang.org/">Scala</a> が盛り上がり、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://elixir-lang.jp/">Elixir</a> や <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://crystal-lang.org/">Crystal</a> や <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://haxe.org/">Haxe</a> だったり <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.rust-lang.org/ja/">Rust</a> の誕生で筆者の観測している界隈で賑わったり……」<br /> という筆者個人の肌感覚しか持ち合わせていない。</p> <p><a id="fn.5" href="#fnr.5">5</a> 書籍では老先生の「ラッセル卿の『1+1=2』の証明」の写しは手書きの書体で記されていた <em>図と明確に判る様にと載せたと思われる</em> 。興味のある読者は、<br /> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%86%E3%83%9E%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AB#%E5%BC%95%E7%94%A8">Wikipedia 日本語版の『プリンキピア・マテマティカ』の『引用』</a>の節をご覧頂ければ幸いである。</p> <h2 id="原文はorg-mode"><a href="#%E5%8E%9F%E6%96%87%E3%81%AForg-mode">原文はorg-mode</a></h2> <p>筆者のお約束。<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://github.com/manzyun/PresentationOrg/blob/main/ToCrieit/MathLogic/learning_about_logic.org">GitHubで公開</a>している。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/16082 2020-09-27T22:04:28+09:00 2020-09-27T22:04:28+09:00 https://crieit.net/posts/journaling-for-myself 私的な(業務)ジャーナルの書き方 <h1 id="Table of Contents"><a href="#Table+of+Contents">Table of Contents</a></h1> <ol> <li><a href="#org493f94c">想定読者</a></li> <li><a href="#org73d414b">「メモを取れ」とは言うが、具体的には?</a> <ol> <li><a href="#org9798e44">HTML5 から垣間見る「文書に求められている要素」</a></li> <li><a href="#orgb8b6345">メモ書式の策定</a> <ol> <li><a href="#org569fa7c">とはいえ書式も多様</a></li> <li><a href="#org0dd52b3">箇条書き 対 横に長い文字列</a></li> </ol></li> <li><a href="#orgd800223">記録する時・頻度</a> <ol> <li><a href="#org0c14336">余談:Emacs の Scratch Buffer</a></li> </ol></li> </ol></li> <li><a href="#org2276e2a">書き留めた内容の有効活用法</a> <ol> <li><a href="#org6157a14">自分の「ジャーナル」という足跡を辿るのに使える UNIX ツール</a></li> <li><a href="#org0c979e1">なぜ UNIX ツール・コマンドラインツールなのか</a></li> </ol></li> <li><a href="#org88a4192">まとめ</a></li> <li><a href="#org7b15164">参考資料</a></li> <li><a href="#org5d565aa">蛇足</a></li> </ol> <hr /> <blockquote> <p>(…前略……) 直近のパフォーマンスの状態がわからないと、今回、乗り越えるべきものが何かを知ったり、自分が進歩しているかどうかを分析したりすることができなくなるからだ。</p> <p>幸い、この問題を克服するための技術がある。</p> <p>ペンと紙だ。</p> <p>トレーニングを終えたらすぐに、または、できるだけ早く、トレーニング内容を書き留める。次のセッション前にそのメモを見直せば、今回、なにをすべきか、なにを乗り越えるべきかがわかる。</p> </blockquote> <p><em>ポール・ウェイド著、山田雅久訳「圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ ; プリズナートレーニング」::「セルフコーチになるには」の「体を鍛える時の知恵」の「トレーニング記録を取る」(項 306)より</em></p> <blockquote> <p>信じられないかもしれないが、優れた監獄アスリートは、獣のようにはトレーニングしない。</p> </blockquote> <p><em>上記同著、同大,中章の「消灯!」(項 308)より</em></p> <p>人間の記憶というものは、想像以上に揮発したり揮発しなかったとしてもその内容が欠損ないし、欠損を埋める改竄・変更が容易に行われるらしい。</p> <p>筆者は下等知的生命体どころか人型畜生なので、記憶の欠損やそれを埋める改竄が容易に発生する。それこそ 3 歩歩く前の記憶さえ改竄されたり、揮発する。</p> <p>そのため、失った記憶を頭の中で掘りおこしたり、その上でそれらの整合を取ったり俯瞰するという脳みその演算能力はつねに無い。 <em>「無かった」と過去系にして宣いたいが、おそらく今もなおそうなので、過去系にはできない</em></p> <p>なので苦し紛れに氏の著書も愛読しているブログの「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-276.html">日記でなく日誌をつけよう/独学者のための航海日誌(ジャーナル)のススメ</a>」を読んで <strong>がむしゃら</strong> に「自分の為の業務ジャーナル」をつけたら、主に精神が安定した、という事をこの間<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://note.com/manzyun/n/n35f10ea22625">別のブログサービスに書いた</a>。</p> <p>その後日から妙に Qiita で似た趣向の記事を幾つか見かけ<a id="fnr.1" class="footref" href="#fn.1">1</a>たので、自分も少し誰かに有益になるか判らないものの知見や小技の類を記しておこうと思った次第でこの文書を書き初めた。</p> <p><a id="org493f94c"></a></p> <h1 id="想定読者"><a href="#%E6%83%B3%E5%AE%9A%E8%AA%AD%E8%80%85">想定読者</a></h1> <ul> <li>業務に集中できない人</li> <li>自分が悪い事は判っているものの、何が原因か分からず仕舞いな人</li> </ul> <p>つまり 30 歳と 4 ヶ月になるまでの自分の様な人である。</p> <p><a id="org73d414b"></a></p> <h1 id="「メモを取れ」とは言うが、具体的には?"><a href="#%E3%80%8C%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8C%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF%E8%A8%80%E3%81%86%E3%81%8C%E3%80%81%E5%85%B7%E4%BD%93%E7%9A%84%E3%81%AB%E3%81%AF%EF%BC%9F">「メモを取れ」とは言うが、具体的には?</a></h1> <p>「忘れない様にメモを取れ」<br /> と他人は言うが <em>メモが手元に準備しにくい職場では「心に刻め」と言う事もあるが</em> 、では実際 <strong>何</strong> を <strong>どの様</strong> にと戸惑ってばかりでメモを取れなかったのが筆者である。</p> <p>ましてやメモを取っても大抵は上司や同僚など他人から指摘された事を書き留める事に留まり、それはただの「自分への戒め」となって傷ついてばかりで、メモを取っても不快になるだけであった。</p> <p><a id="org9798e44"></a></p> <h2 id="HTML5 から垣間見る「文書に求められている要素」"><a href="#HTML5+%E3%81%8B%E3%82%89%E5%9E%A3%E9%96%93%E8%A6%8B%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%96%87%E6%9B%B8%E3%81%AB%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E8%A6%81%E7%B4%A0%E3%80%8D">HTML5 から垣間見る「文書に求められている要素」</a></h2> <p>そんな自分が「自分の為の業務ジャーナル」を記すにあたってふと思い返したのは、HTML5 の要素であった。</p> <blockquote> <ul> <li><code><a></code>: ハイパーリンクを指定する</li> <li><code><strong></code>: 強い重要性を表す</li> <li><code><q></code>: 引用句・引用文であることを表す</li> <li><code><code></code>: プログラムなどのコードであることを示す</li> <li><code><i></code>: 声や心の中で思ったことなど、他と区別したいテキストを表す</li> </ul> </blockquote> <p><em><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://www.htmq.com/">HTMLクイックリファレンス</a>::「HTML5 リファレンス(目的別)」の「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://www.htmq.com/html5/#tex">テキストの意味</a>」より抜粋</em></p> <p>特に筆者の歪んだメモへの認識に対して救いになったのは <code><i></code> 要素である。</p> <p>この文書を読んでいて察しの良い読者はお気づきかもしれないが、所々斜体表記している文節は「筆者の所感や感想」いわば「筆者の内心」である。</p> <p>「メモは事実のみを書き記すもの」と認識していた筆者は、「他者から言われた客観的意見を留める事」にばかり囚われ、「自分がその時抱いた心情」は記録する前に脳内で殺していた。</p> <p>しかし殺した感情の怨念なのだろうか。殺した情は後々、自他共に認める誤ちの種となるのである。そしてその誤ちの原因を探ろうにも、記録が無いため、自分の事を「無能で狂ったもの」と戒め続ける結果となる <em>あくまで筆者個人の話だが</em> 。</p> <p><strong>自分のその時の感情も臆せず書き出し記録しよう</strong> 。それが自分の誤ちの動機を知るキッカケになるし、少なくとも建設的で論理的な <em>「理屈っぽい」とも言えるかもしれないが</em> 自己批判や自暴自棄は思うほど自分を傷つけない。</p> <p>ただ一つつけ加えるとするなら、他人への愚痴は斜体よりも弱い表記の方が良いと筆者個人は思う。</p> <p>あくまで筆者の感覚に依るものだが、どうせ他人の愚痴を書いても 2,3 週回れば自分の汚点に突き刺さる。<br /> 書いておいても良いが、その愚痴の分析を書き連ね終える頃には自分を卑下するものになることが多い。</p> <p><a id="orgb8b6345"></a></p> <h2 id="メモ書式の策定"><a href="#%E3%83%A1%E3%83%A2%E6%9B%B8%E5%BC%8F%E3%81%AE%E7%AD%96%E5%AE%9A">メモ書式の策定</a></h2> <p>できるならば書式はプレーンテキストでも手書きでも統一したい。<br /> その方が後でまとめるにしても、まとめる前の殴り書きを見返すにしても、頭の中の構文解析機を切り替える手間が多少は軽減される。</p> <p>太字や斜体を手で書くのは骨が折れ<a id="fnr.2" class="footref" href="#fn.2">2</a>るので速記という観点では余計な労力が必要になる。手書きであれど、各種マークアップ言語の様な「記号で囲んで文節に意を持たせる」方法を取り入れた方が楽ではと筆者は思う。</p> <p><a id="org569fa7c"></a></p> <h3 id="とはいえ書式も多様"><a href="#%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%88%E6%9B%B8%E5%BC%8F%E3%82%82%E5%A4%9A%E6%A7%98">とはいえ書式も多様</a></h3> <p>幸い今日は多様なマークアップ言語がある。Markdown, reStructuredText, Asciidoc, etc<a id="fnr.3" class="footref" href="#fn.3">3</a>…</p> <p>ごく個人的には<br /> 「アウトライン(構造化)、TODO、表もプレーンテキストで表せ、他の書式への変換出力も標準搭載(<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://pandoc.org/">pandoc</a> を利用する事で更に出力先を広げられる)」<br /> の「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/Org-mode">Org-mode</a>/<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/takaxp/items/a5fa7cec7b0ab2faf3b2">org syntax</a>」を推し薦めたいが、Org-mode は Emacs という<br /> 「テキストエディタの姿をしたキャラクターユーザーインターフェイス(CUI。CLI ではない)の、実質基本オペレーションシステム」 \\ があってこそ真価を発揮する書式と言っても良い代物である。</p> <p>なので無理強いはしない。が、過去にその素晴らしさについては<a href="https://crieit.net/posts/C-5d9b6259e4530">語った</a>つもりである。</p> <p><a id="org0dd52b3"></a></p> <h3 id="箇条書き 対 横に長い文字列"><a href="#%E7%AE%87%E6%9D%A1%E6%9B%B8%E3%81%8D+%E5%AF%BE+%E6%A8%AA%E3%81%AB%E9%95%B7%E3%81%84%E6%96%87%E5%AD%97%E5%88%97">箇条書き 対 横に長い文字列</a></h3> <p>「であるならば(構造化)箇条書きの方が速記という点では優れているのでは?」<br /> と思われる読者も多いだろう。確かに箇条書きは簡素に書ける上に構造も表せる。</p> <p>ただ筆者個人としては、箇条書きは縦幅を多く取るものと感じる。横書きならば右側、縦書きなら下側の空白に後から注釈を書き込むという自由さはあるが、その場で脳内に表れた感情を含む言葉を簡素に切り分けるという手間が発生する。</p> <p>この「構造化する」という手間は筆者個人は地味に疲れる工程であり、それを「とりあえず即座に記録する」という観点ではいささか一工程増える感覚を覚える。</p> <p>それなら一度だらだら横一列にほぼ等しい状態で書き出した上で、後でマークアップ記号をいれてしまった方が早いと思うのである。</p> <p>とは言え、ここは好みで別れると思うので各自のやり易い様に書き留めるのが一番である。</p> <p><a id="orgd800223"></a></p> <h2 id="記録する時・頻度"><a href="#%E8%A8%98%E9%8C%B2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%99%82%E3%83%BB%E9%A0%BB%E5%BA%A6">記録する時・頻度</a></h2> <blockquote> <p>トレーニングの記録は、すばやく、効率的に行う。時間がかかる面倒に変わると、続けることが難しくなる。</p> </blockquote> <p><em>ポール・ウェイド著、山田雅久訳「圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ ; プリズナートレーニング」::「セルフコーチになるには」の「体を鍛える時の知恵」の「トレーニングジャーナルの書き方」(項 308)より</em></p> <p>率直に言ってしまえば、これに尽きる。 <strong>自分の感情に何かがひっかかった事に気づいたら、自分が何かに迷ったり、その何かが言葉にできなくても、書き出した方が良い</strong> 。 <em>「良いに決まっている」と、筆者個人の体験では思う</em> 。</p> <p>それは最初、グラフ図でも良いしポンチ絵でも良い。とりあえず残さないと後で思い出す苦労と比べれば、断然マシだ。</p> <p>さらに言えば、書き残した安心で気づいた事を忘れられ、忘れた事で空いた脳みその領域を他の演算に使用する事ができるというものだ。</p> <p>なので、自分の身を守る為のナイフを懐に忍ばせるが如く、懐にペンと紙を忍ばせておきたい。</p> <p>しかしながら、ペラ紙だとペンが紙を破く事が多いので、A8 サイズのメモ帳をスマホやパソコンの前に居なく、かつ手帳の類いも持ち歩いていなかった時の為に常備しておくと良いだろう。</p> <p><a id="org0c14336"></a></p> <h3 id="余談:Emacs の Scratch Buffer"><a href="#%E4%BD%99%E8%AB%87%EF%BC%9AEmacs+%E3%81%AE+Scratch+Buffer">余談:Emacs の Scratch Buffer</a></h3> <p>Emacs には Scratch Buffer というものがある。</p> <p>設定によっては閉じても次に開く時にも、その編集内容は保存されている。</p> <p>これが地味に重宝するもので、<br /> 「ファイル名は決まらないものの、書いておきたいコード片やメモを書き残したい」<br /> 時がしょっちゅうある筆者は、Scratch Buffer の恩恵にあやかっている。</p> <p>「ファイル名が決まらない時は日付時刻で保存する」<br /> というのが定石とは知るものの、筆者はそこまで器用ではないし飲み込みも遅いので、<br /> 「現日付時刻を確認して ISO8061 書式でファイル名をつけて保存」<br /> という事ができないため、とても助かっている。</p> <p>Emacs に限らず、テキストエディタであれば新規作成ショートカットを叩く事で白紙は容易に生成できるが。</p> <p><a id="org2276e2a"></a></p> <h1 id="書き留めた内容の有効活用法"><a href="#%E6%9B%B8%E3%81%8D%E7%95%99%E3%82%81%E3%81%9F%E5%86%85%E5%AE%B9%E3%81%AE%E6%9C%89%E5%8A%B9%E6%B4%BB%E7%94%A8%E6%B3%95">書き留めた内容の有効活用法</a></h1> <p>ここまでは書き方、書き留め方の持論を戯けさせていただいたが、その記録も見返せなければ効果は半減まではしないものの、有効活用できているとは言い難い。少なくとも、先程書き留めた事を意味の解釈までしなくてもいいので見返した方がジャーナルの有用性は発揮される<a id="fnr.4" class="footref" href="#fn.4">4</a>と共に、自分の思考過程の不足やその過程の含意<a id="fnr.5" class="footref" href="#fn.5">5</a>に対する矛盾に対するマサカリ<a id="fnr.6" class="footref" href="#fn.6">6</a>を、必要以上に自分を痛めつけない鋭い刃で投げる事ができる。</p> <p>とはいえ、多量に書き溜めた文書群からある文字列を探し出し、それに関連した情報やその調査過程を振り返り次の行動を見出すのに、筆者の様なドせっかちは<br /> 「探している時間がもったいない」<br /> と思うのが常である。ましてやそれを目視で行うというのは大変骨の折れる作業であり、その心労を思い浮べるだけで憂うつな気分になる。</p> <p>なので自分のジャーナルもできる限り素早く探したいものである。</p> <p>幸い、今日のスマートフォンやパソコン <em>2020 年現在であれば RAM が 8GB では人権未満だが、無いよりはましと思う</em> なら、人間が 「1 日 1 ファイルに書いた 1 ヶ月分のテキストファイル群」から目的の語句文字列を目視で探し出すよりも圧倒的な早さで見付けられる。</p> <p>しかし、その「探す際に使う道具の名の一つくらいとその使い方」くらいは、完全に説明書を頭に叩き込むまでは行かなくても、少しは把握して使えた方が良い。</p> <p>して、その道具は GUI の方がとっつきは良いかもしれないが、筆者個人としては CLI を薦める。もちろん UNIX 由来のコマンドである。</p> <p><a id="org6157a14"></a></p> <h2 id="自分の「ジャーナル」という足跡を辿るのに使える UNIX ツール"><a href="#%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%B6%B3%E8%B7%A1%E3%82%92%E8%BE%BF%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AB%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8B+UNIX+%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB">自分の「ジャーナル」という足跡を辿るのに使える UNIX ツール</a></h2> <p>以下に挙げるツール達は、数多のドキュメントやそこから発展した知見が WWW 上にある。なのでここでは名前だけ挙げる:</p> <ul> <li><code>find</code><a id="fnr.7" class="footref" href="#fn.7">7</a></li> <li><code>grep</code><a id="fnr.8" class="footref" href="#fn.8">8</a></li> <li><code>cut</code>, <code>tr</code>, <code>paste</code> <em>必須ではない</em><a id="fnr.9" class="footref" href="#fn.9">9</a></li> </ul> <p>特に「grep」の名は「あるディレクトリ(フォルダ)に保存されているテキストファイル群から特定の文字列を探す機能」の代名詞なので、覚えておいて損は無いだろう。</p> <p>なお「grep」は「複数条件(「ほげ」と「ふが」の両方を含む。「ほげ」と「ふが」のどちらか両方を含む)」や「否定(その文字列を含ま無い)」での該当行を導き出す事も可能である。</p> <p><a id="org0c979e1"></a></p> <h2 id="なぜ UNIX ツール・コマンドラインツールなのか"><a href="#%E3%81%AA%E3%81%9C+UNIX+%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B">なぜ UNIX ツール・コマンドラインツールなのか</a></h2> <p>完全に筆者の体感の話でしかないが;</p> <ul> <li>検索するにあたって余計なものが目に付かない</li> <li>検索するにあたって余計な事を考えず、必要な事に集中できる</li> <li>キーボードからマウスやトラックボールに持ち替えずに文字列・表の様な表現をした文字列の検索や検索結果の加工を行い、自分の欲しい情報に絞り込みやすい</li> </ul> <p>という具合である。</p> <p>プログラミングの学習を高等専門学校や大学、2年生の専門学校で学んだ人なら「木構造」は知っていると思い込んで戯けると、筆者の頭でもファイルディレクトリ(フォルダ)構成はままそれに似た図で展開されがちなのだが、CLI ツールを使うと、その木構造の想像を文字列にも適応するのが容易で。<br /> 「切り離す枝葉を意識せず、欲しい情報に当たりやすい」<br /> のである。</p> <p>とは書いたが、正直この感覚を上手く言語化できるほどの語彙力が筆者には無い。 <em><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/manzyun/items/01a5e9dd4f6f65c75edc">昔に上げた Qiita の記事</a>を見ても明らか</em><br /> なので、読者を納得させれるとは思えていない。</p> <p><a id="org88a4192"></a></p> <h1 id="まとめ"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">まとめ</a></h1> <p>と、好きっ放題書き散らし、戯けさせて頂いたが、志しある読者の皆様は、<br /> 「メモやジャーナルは自分の頭の中を俯瞰したり、忘れる為の安心も得て忘れ、その開放された頭でもっと深く考える為の余裕を確保できるようになるんだな」<br /> と感じていただき、あわよくば自分自身の自分自身の為のジャーナリンクをはじめたり、継続していただければ幸いである。</p> <p>さて、今この文書を書いている筆者としては、<br /> 「して、『自分に自分を痛めない鋭い刃のマサカリ』を投げるには?」<br /> という事を抱いた読者 <em>と過去の自分</em> の為にとは言いつつも、最近学び始めたばかりなのに沢山の感動を得た「数理論理学」についてだらだら戯けようと思う次第である。</p> <p><a id="org7b15164"></a></p> <h1 id="参考資料"><a href="#%E5%8F%82%E8%80%83%E8%B3%87%E6%96%99">参考資料</a></h1> <ul> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E6%9D%BF%E5%A4%AA%E5%AD%97">黒板太字 | Wikipedia 日本語版</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/Markdown">Markdown | Wikipedia 日本語版</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/ReStructuredText">reStructuredText | Wikipedia 日本語版</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/AsciiDoc">AsciiDoc | Wikipedia 日本語版</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/Standard_Generalized_Markup_Language">Standard Generalized Markup Language | Wikipedia 日本語版</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/cd01/items/da9a36582372e7d0a7f6">それ PowerShell でできるよ | Qiita</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-276.html">日記でなく日誌をつけよう/独学者のための航海日誌(ジャーナル)のススメ | 読書猿Classic: between/beyond readers</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-583.html">チリを積もらせ山にする→人生航海日誌(ログ)と動機付けの技術 | 読書猿 Classic: between/beyond readers</a></li> </ul> <p><a id="org5d565aa"></a></p> <h1 id="蛇足"><a href="#%E8%9B%87%E8%B6%B3">蛇足</a></h1> <p>この文書も原文は org-mode/org syntax で書きました。原文は <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://gist.github.com/manzyun/dfaec14669c209e4a476d323d54d244d">Gist で上げてみました</a>。</p> <h1 id="脚注"><a href="#%E8%84%9A%E6%B3%A8">脚注</a></h1> <p><a id="fn.1" href="#fnr.1">1</a> 例えば、「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/yamken/items/a9db6b07142ca8bfd19e">【不安解消】未経験が GitHub で issue 管理をしたら、モチベ UP した話。</a>」や「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/sato_626/items/2e865d741f3eda033d82">エンジニアが効率よく仕事を進めるためのメモ術</a>」である。 <em>拙いが、応援の意も込めてコメントもした。</em></p> <p><a id="fn.2" href="#fnr.2">2</a> 少々高度な数学の書籍では「黒板太字」もしくは「中抜き文字」という「白抜きの太字」の様な表記があり、これを応用して「一度書いた文字の上から微小ずらして改めて文字を書く」という方法もあるが、文節の両脇に記号を書き入れる労力と比べると、こちらの方が労力が大きい→速記に適さない <em>と筆者は感じる</em></p> <p><a id="fn.3" href="#fnr.3">3</a> もちろんだが、HTML や XML と言った Standard Generalized Markup Language(SGML)も立派なマークアップ言語である。</p> <p><a id="fn.4" href="#fnr.4">4</a> これを述べるに当っての記事そのものは失念してしまったが、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://embryo-nemo.com/">nemo 氏の embryo というブログ</a>の記事だったと記憶している。</p> <p><a id="fn.5" href="#fnr.5">5</a> 数理論理学でのみ扱われる用語かもしれない。「Aならば B」という、「何らかの事が成り立つのであれば、別の事も成り立つ」という関係を示す語。</p> <p><a id="fn.6" href="#fnr.6">6</a> こちらも IT 界隈限定の用語かもしれない。「他者の誤認や誤解といった誤謬(ごびゅう)に対する有識者の指摘が、初学者には『人格否定』とも捉えられてしまい、その『有識者が初学者の志しを折る』様が、さも漫画『北斗の拳』でならず者達が非力な人々を殲滅する様」に似ているからか、そういった指摘を「マサカリ」と呼ぶ <em>「完全に筆者がインターネッツを眺めていて得た推測」につき、要出典</em> 。</p> <p><a id="fn.7" href="#fnr.7">7</a> ただし 2020 年現在の「Windows」だと、「コマンドプロンプト」では <code>where</code>, <code>dir</code> が代替となる(<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://hacknote.jp/archives/21461/">出典</a>)。<br /> 筆者としては Windows10 以降を使用しているならば PowerShell を薦めるものの、PowerShell では <code>Get-ChildItem</code> に <code>-Recurse</code> オプションをつけた上で <code>Where-Object</code> コマンドに受け渡す(<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/cd01/items/da9a36582372e7d0a7f6">出典</a>) <em>確かに find においては PowerShell の方が「一つの事を上手くやってる、UNIX 哲学的」とは思うが……</em> 。</p> <p><a id="fn.8" href="#fnr.8">8</a> ただし 2020 年現在の「Windows」だと、「コマンドプロンプト」では <code>find</code>, <code>findstr</code> が、PowerShell だと <code>Select-String</code> が代替コマンドとなる。</p> <p><a id="fn.9" href="#fnr.9">9</a> しかし知っていると、「カンマ( <code>,</code> )で列を、改行で行を表現した表(CSV)」などから特定の列だけ抽出したり、もし少しばかりスクリプト・プログラミングが書けたら、その集計まで持っていける。ソースは「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/piroor/items/55ff672cb9f8e375e659">シェルスクリプトの中でjoin()とsplit()相当の事をやる | Qiita</a>」</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15910 2020-05-24T21:19:01+09:00 2020-05-24T21:19:01+09:00 https://crieit.net/posts/ZenAndTheArtOfMortorcycleMeintenance-0-read 「禅とオートバイ修理技術」の上巻を読み終わったので感想文 <p><a href="https://crieit.now.sh/upload_images/098673a807cb9c5709359674572b098c5eca64f29ee8a.jpg" target="_blank" rel="nofollow noopener"><img src="https://crieit.now.sh/upload_images/098673a807cb9c5709359674572b098c5eca64f29ee8a.jpg?mw=700" alt="「禅とオートバイ修理技術 上巻」と共に並行してつまみ読みしている「生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想」と「初めての数理論理学 証明を作りながら学ぶ記号論理の考え方」を添えて。" /></a></p> <h1 id="お断り"><a href="#%E3%81%8A%E6%96%AD%E3%82%8A">お断り</a></h1> <p>筆者は認知バイアスないし認知の歪みがかなり強めの人間です。そのため高頻度で論理的に壊滅している部分があるかと思いますが、そこは上手くコメントなどでツッコんでください。</p> <p>そういう文章が苦手な方はブラウザバック推奨。</p> <h1 id="三行半(ざっくり言いたいことまとめ)"><a href="#%E4%B8%89%E8%A1%8C%E5%8D%8A%EF%BC%88%E3%81%96%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E8%A8%80%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%EF%BC%89">三行半(ざっくり言いたいことまとめ)</a></h1> <p>価値、クオリティってなんだと論理的に問うノンフィクション。<br /> 論理的な考え方をロバートとの旅とその途中のシャトーカで学べるかも。<br /> 「どうして僕は皆が悩まないことで悩んでしまうのだろう」<br /> と思う人は読むと何かがみえてくるかも。</p> <h1 id="大まかなシナリオ"><a href="#%E5%A4%A7%E3%81%BE%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%AA">大まかなシナリオ</a></h1> <p>ロバート・M・パーシングは、息子クリスと1組の夫妻と共にバイクで旅をしている。</p> <p>ロバートは朝の脳の準備運動の様に「シャトーカ<a id="fnr.1" class="footref" href="#fn.1">1</a>」を読者に対して行っている。</p> <p>その物事の分析方法の解説はじわじわと彼の知り合いのパイドロスの思想についての分析へと踏み込んでいく。</p> <p>パイドロスは哲学を専攻していたらしく特に「価値・クオリティ」についての探求を行っていた。</p> <h1 id="所感もろもろ"><a href="#%E6%89%80%E6%84%9F%E3%82%82%E3%82%8D%E3%82%82%E3%82%8D">所感もろもろ</a></h1> <p>ここから先、筆者が本著を読んでの感想をだらだらと。</p> <p>ロバートのシャトーカに筆者は同感と感銘を覚えた。物事・問題とどうやって対峙し、分解していくのかが<br /> 比較的フランクな調子で書かれている。</p> <p>また、パイドロスが大学で行っていた「評価のない、問を投げかけて議論する」講義は確かに今日日本でも<br /> 行われている教育制度へのある種の批判とその代替案と結果、考察としてよくまとまっている。</p> <p>しかし、そんな彼の講義は大学はもちろん、その他大勢の第三者から認められるのはとても難しく、<br /> さらに受講した学生たちで特に高い評価を「評価制度を設けない講義」以前に得ていた学生には好評であったものの、<br /> 成績の低い、ただ学歴や資格を得るために大学に来ている様な学生には不評でもあった。</p> <p>学生や自身の知識や価値観を再認識し他人に伝え、その批評を受けて更に自己の意見や価値観を洗練させる<br /> この講義には、非常に魅力がある。互いを相乗させて新たな問題を見つけ解くために、思考のナイフを研いでいると<br /> 言っても良いのではないかと筆者は思った。</p> <p>ただ、それまで社会の「価値基準」というものが、ほぼ何かの特定の関心事に対する一次元の評価にとどまっているのが現状である。と筆者は思う。</p> <p>その単一の関心事に対する一次元の評価に我々は常に心を痛めているし、痛めすぎて自ら命を断つものさえ居るのが今日ではと、やや筆者自身の被害妄想も含んで感じてしまうところではある。</p> <p>筆者が所持しているものは早川書房から文庫本として出版されたものの三刷である。ただ本著の日本語訳は1990年4月に<br /> (株)めくるまーくから単行本として刊行されたものを文庫化したものであり、さらに原著に至っては1974年に刊行されている。その事実が、筆者には少々心に重くのしかかっている。</p> <p>だからこそ、筆者自身今後の未来を作っていく人々には、できる限り特定の関心事に対する一次元の評価はしないようにと思い直されられた。</p> <p>また、この本がきっかけかどうかは定かではないが、<br /> 「人々が善悪や価値を定めるに当たって、言葉以前の層でどのように世界を捉えているのか」<br /> の参考になるかと思い、最近数理論理学や記号論理学の本を手にとって、捻出した空き時間に1・2章を読み進めるということをしている。錯誤と言われればそのとおりだろう。</p> <h1 id="疑問"><a href="#%E7%96%91%E5%95%8F">疑問</a></h1> <p>本書を読み進めていくうちに、妙にロバートとパイドロスが同一人物の様に思えてきている筆者が居る。</p> <p>Web上の他の方の感想記事を読めばそれはすぐに判ってしまうことだろうけど、あえてこの疑問の答えはそれらの情報で確定はさせず、下巻を読み進めることとする。</p> <h1 id="Footnotes"><a href="#Footnotes">Footnotes</a></h1> <p><a id="fn.1" href="#fnr.1">1</a> シャトーカ<br /> 「ショトーカ」とも言う。<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AB%E9%81%8B%E5%8B%95">Wikipedia</a>の記事では「成人教育運動」と記されているが、ロバートのそれはWikipediaの「最も有名な演説」のそれとは一線を引いたものの印象を筆者は覚えた。</p> <h1 id="P.S."><a href="#P.S.">P.S.</a></h1> <p>例によって、テキスト部分のみorg-mode-syntaxでGistに<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://gist.github.com/manzyun/adfc93dc03c6875d38b4b4f5e7f6affa">公開</a>。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15767 2020-03-14T23:37:05+09:00 2020-03-14T23:37:05+09:00 https://crieit.net/posts/free-creative-free-speech フリーソフトウェアの布教活動の動機;創作行為の大衆化と湾曲的自己表現による批評合戦の活性化 <p>仕事も大分落ち着いたので、大衆には無益有害だが、ごく個人としては心にとどめておきたい、<br /> 「私が生存するに当たっての目的」<br /> みたいなものをここに書き留めておく。</p> <h1 id="フリーソフトウェアはロマンがある"><a href="#%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B">フリーソフトウェアはロマンがある</a></h1> <p>ここでいう <em>フリーソフトウェア</em> とは、ほぼ「オープンソースソフトウェア」と同意味ではあるものの、厳密には <strong>自由ソフトウェア</strong> の事を指している事には留意していただきたい。<br /> 「Free Beer」ではない。「Free Speech」である<a id="fnr.1" class="footref" href="#fn.1">1</a>。</p> <p>とはいえ、筆者は純粋な GNU/Linux を使っている訳でもなく、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ubuntu.com">Ubuntu</a> 上の<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://store.steampowered.com">Steam</a>で<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://undertale.jp">Undertale</a>を普通に遊んでいる Not Pure Free Software Fanatic なので、そんな肩ひじ張らずに読んでいただいて問題ない。</p> <h2 id="インターネットに繋がっていれば問題なく手に入る"><a href="#%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AB%E7%B9%8B%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8C%E3%81%B0%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AA%E3%81%8F%E6%89%8B%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8B">インターネットに繋がっていれば問題なく手に入る</a></h2> <p>今日、比較的田舎の町でも 4GLTE 回線であれば 20Mbps 程のデータのダウンロードは行える時代となった。なのでフリーソフトウェアに限らず、無償のソフトウェアは気軽に入手できると言っていいと思う。</p> <p>そのため、最悪キーボードのみ、できればマウスも、必要があればペンタブレットや MIDIキーボードがあれば、パソコンを利用して部屋を散らかさずに創作活動ができるものだと考えている。</p> <h2 id="知識があれば拡張もできる"><a href="#%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8C%E3%81%B0%E6%8B%A1%E5%BC%B5%E3%82%82%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B">知識があれば拡張もできる</a></h2> <p>ソースコードの改変が許されるソフトウェアであれば、その利用者が機能拡張することだって許されるのである。</p> <p>これにより、ソフトのユーザーが独自に拡張を行って効率を飛躍させることもでき、さらにはその機能を共有すると助かる人が居ることもよくある話である。</p> <h2 id="フリーソフトウェアそのものが興味深く楽しい"><a href="#%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E8%88%88%E5%91%B3%E6%B7%B1%E3%81%8F%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%84">フリーソフトウェアそのものが興味深く楽しい</a></h2> <p>フリーソフトウェアそのもの自体もとても興味深いものである。</p> <p>なぜかと言えば、そのフトウェアのソースコードは、コンピューターの扱い方のレシピブックでもあると捉えられるだろう。</p> <p>さらに言えば、そのソフトウェアを取り巻くコミュニティもまた興味深い。</p> <p>たまに悪意を持ってプログラムを改変する人もいるが、比較的善意や純粋な知的好奇心でそのプログラムを改変し、共有している人々もいる事実がある。</p> <h1 id="自由に創作できるという事"><a href="#%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%AB%E5%89%B5%E4%BD%9C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E4%BA%8B">自由に創作できるという事</a></h1> <p>良い時代になったものである。しかしそんな環境下に居るにも関わらず、創作活動をしない人が居るのも事実である。</p> <p>強制はしない。しかしもったいないと思ってしまうのが筆者の心情である。</p> <p>せっかく道具は(質は置いておく。各個人の肌感覚もあるし)気軽に入手できるのだから、やればいいのにとつい思う。</p> <p>ましてや共有できる環境も比較的増えたわけだし、感情や考えを分かち合う……というのも大げさなのではあるが、そういう事をしたいと思うのであれば、晒してみるのもまた一興、うるさいガヤの小言を聞きたくないなら、ベタなHTMLとCSSと少々のJavaScriptで構成したWebページを自分で作り、どこかにアップロードすると良いと思う。</p> <p>ましてや今日、Web上に転がっているコンテンツなら8割は収集しているであろうサーチエンジンや、どうしても一言申し上げたい輩が居るのならSNSにリンクを貼って共有したらいい話だと個人的には思う。</p> <p>とはいえ、いわゆる <em>神絵師</em> とかの作品を見ると、そりゃあ意欲もなくなるものである。<br /> 無くなるが、ずっとくすぶってばかり居て行動しないのが筆者である。</p> <h1 id="創作は思考の道具であり、伝達手段でもある"><a href="#%E5%89%B5%E4%BD%9C%E3%81%AF%E6%80%9D%E8%80%83%E3%81%AE%E9%81%93%E5%85%B7%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8A%E3%80%81%E4%BC%9D%E9%81%94%E6%89%8B%E6%AE%B5%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8B">創作は思考の道具であり、伝達手段でもある</a></h1> <p>この章のタイトルの元ネタは、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333631.html">川崎昌平氏の「労働者のための漫画の描き方教室」</a> の50ページの、</p> <blockquote> <p>表現とは思考のための道具である</p> </blockquote> <p>その一文ほぼそのままである。</p> <p>後は気が向いた時に度々読む、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://cruel.org/freeware/hacker.html">Eric S.Laymond 氏の「ハッカーになろう」</a> だろうか。</p> <blockquote> <ul> <li>母語できちんと文が書けるようになること(わたしが知っている最高の連中を含め、ハッカーの驚くほど多くは物書きとしても有能です)。</li> <li>SF を読むこと。SF 大会に参加すること(ハッカーやハッカーの卵たちに出会ういい方法です)。</li> </ul> </blockquote> <p>ハッカーになろうを引用はしたが、私はハッカーではない。いいとこコーダーである。</p> <p>また、もっと「まんがそのものの描き方」に関しては、ありがたいことに<br /> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS02000054010000_68/">KADOKAWAのComic Walkerで「まんがでわかるまんがの描き方」</a><br /> という漫画が公開されているので、これの10話くらいを読むと書ける気分になれる。</p> <p>「まんがでわかるまんがの描き方」では、まず <strong>字コンテ</strong> の書き方から解説しているの<br /> で、個人的にはかなり良いと感じた。</p> <p>さらに、「物語そのものの書き方」というところであれば、<br /> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-category-10.html">読書猿氏のブログの創作の道具箱</a><br /> を眺めてみると良いだろう。</p> <p>これらの資料を並べた理由としては、マンガに限らず物語は「説明できてなんぼ」のものであり、また物語のテーマ、テーゼ、アンチテーゼ的なものがある程度持っているものであれば、そのテーマやテーゼそのものについて直接語るより物語にした方が、読み手は案外物語の著者自身に対しての反感を比較的抱かずに著者の訴えたい主張を聞き入れ易いと思っている。</p> <p>また、小説やマンガだと比較的書き手自身が考えをまとめながら描くことがしやすい。いや、筆者がそこまでものを考えて時たま創作活動しているかというとそうでもないし、ましてや熟練した個人のアニメーターやゲーム作家なら、絵コンテやゲームデザインしている時点でまとめているとは思うが。</p> <p>最後にあえてマンガを薦める理由としては「労働者のための漫画の描き方教室」にも書かれていると記憶しているが、やはり絵図の方が肩肘張らずに読みやすい。もっとも、これは今日までのマンガという表現媒体に対する印象が、比較的「幼稚」と取られている節もあるため、もしかすると数十年後には書籍のマンガを読むことさえ知的な行為になるかもしれないし、マンガの読み方が分からないという青少年もいるとかいないとか噂に聞いた<br /> りする。</p> <p>と書くと、「オブラートに包みつつも主張をしっかり使える媒体」としては動画や演劇になるのかもしれないが、今の筆者には動画を描く労力が途方に思えるので、とりあえずマンガ。</p> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.blender.org">Blender</a> や<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://unity.com">Unity</a> や<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.unrealengine.com">Unreal Engine</a>,<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://godotengine.org">Godot Engine</a> でも <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://armory3d.org">Armory Engine</a> でも<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://upbge.org">UPBGE</a> でも、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.synfig.org">Synfig Studio</a> や<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://opentoonz.github.io/">OpenToonz</a><br /> でも何でも良いが、それらの使い方を一つでも熟知している方なら、筆者のこんな御託に付き合っている暇もなく、とっくに動画やゲームの制作に取り掛かっているだろうけど。</p> <h1 id="雇われプログラマ・ソフトウェアエンジニアよ、"><a href="#%E9%9B%87%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%82%88%E3%80%81">雇われプログラマ・ソフトウェアエンジニアよ、</a></h1> <p>ここまで長ったらしく書いたが、筆者が述べたいことは以下。</p> <h2 id="妄想してくれ"><a href="#%E5%A6%84%E6%83%B3%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C">妄想してくれ</a></h2> <p>病気による妄想ではなく。楽観的で漠然とした希望を妄想すると、割と幸せだと筆者は思<br /> う。</p> <h2 id="筆を握ってくれ"><a href="#%E7%AD%86%E3%82%92%E6%8F%A1%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C">筆を握ってくれ</a></h2> <p>そこでせっかくなのでその妄想を共有していただきたく、筆を握っていただきたい。<br /> できるならばそういう希望を抱くまでの過程になるような物語を添えて。</p> <hr /> <p>そして書いた(描いた)ものを共有するかしないかは任せる。でも共有していただいたほうが、筆者限らず、誰かの考え方の幅が広がるきっかけになると思う。</p> <p>とはいえ、肌感覚や感性の違いという「解せん」という感情が発生することもままあると思うので、そのときは「解せん」で片付けてしまって良い。筆者も「口では大層な事を宣いているが、自身は全くそれに準じて行動していない」やつに対しては、「解せん」で絶交したし。</p> <p>以上が「論文・弁論に限らない自己主張の提案」という弁論である。</p> <h1 id="オチ"><a href="#%E3%82%AA%E3%83%81">オチ</a></h1> <p>と戯けてみたものの、私は特別これと言えた作品は何も出さずに、人間年齢 30 歳になるので、筆者を反面教師として蔑み、この文章を読んだ方には創作活動に励んでいただきたい。御託を並べるのが大好きな下等知的生命体なもので。</p> <h1 id="参考資料・影響を受けた資料"><a href="#%E5%8F%82%E8%80%83%E8%B3%87%E6%96%99%E3%83%BB%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%82%92%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%9F%E8%B3%87%E6%96%99">参考資料・影響を受けた資料</a></h1> <ul> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333631.html">川崎昌平「労働者のための漫画の描き方教室」</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://cruel.org/freeware/hacker.html">ハッカーになろう(How to Became A Hacker)</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS02000054010000_68/">まんがでわかるまんがの描き方 - KADOKAWA</a></li> </ul> <h1 id="脚注"><a href="#%E8%84%9A%E6%B3%A8">脚注</a></h1> <p><a id="fn.1" href="#fnr.1">1</a> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.gnu.org/philosophy/free-sw.html">自由ソフトウェアとは? - gnu.org</a></p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15574 2019-12-02T11:36:03+09:00 2019-12-02T11:36:03+09:00 https://crieit.net/posts/AWS 今更、「AWSなのに、エモい」の読書感想文 <p>この記事は「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://adventar.org/calendars/3986">Qiitadon Advent Calendar</a>」の2日目の記事です。</p> <p>なお、1日目はこの記事を書いている時点では誰もエントリーしておりませんでした。</p> <p>思いつきでアドベントカレンダーを立ち上げるからこうなるのである。</p> <hr /> <p>そしてさらに厄介なことに、立ち上げた当人がそこまでQiitadonにまつわるネタがあるわけでもなかった。</p> <p>「とりあえず楽しそう」という安易な気持ちが、いつも自分の首を締めるのである。</p> <p>なので私は改めて、ほぼ躁状態で書いたであろう「Qiitadon Advent Calendar」の説明文を読み直した。</p> <blockquote> <p>明美(Qiitaファンミーティング(非公式含む))、大喜利、お勧めクライアント、ROM専の方の自己紹介、ポエム、カーテン、エモい話、Qiitadon説明書やQiitadonの皆さんに助けられましたなど。どうぞ。</p> <p>カーテン、エモい話</p> </blockquote> <p>明らかにある人物を意識している文節がある。<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiitadon.com/@carotene512">かろてん氏</a>だ。</p> <p>そしてかろてん氏に頼まれていた宿題を、全くやっていなかった。<br /> 「書評」である。</p> <p>ということで、この記事を書くために先程「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://booth.pm/ja/items/1574177">AWSなのに、エモい。</a>」を読んだ。</p> <hr /> <p>主人公の「透(すける)」がAmazonの運営している施設で1枚のフロッピーディスクを拾ったところから物語は始まる。全ページで87ページくらいなので、なにか大切な気持ちを失いかけていたAWS利用者は読むと何かが思い出せるかもしれない(著者はそれを「エモい気持ち」と称しているが)。</p> <p>サーバーというものが私達の身近で物理的に存在を感じれるものではなくなってから、思ったより時間が経っただろう。</p> <p>コマンドを叩けば――もしかするとブラウザの画面からマウス操作で――AWSのインスタンスやリソースを操作できるこの時代、そこまでHTTPやTCP/IPのことを分かっていなくても、つまりそのコマンドが何を意図して伝達されるのかなぞ、意識しなくてもいいのかもしれない。</p> <p>たとえそれが、中で誰を幽閉していたとしても、もしくは古代の文明の力で動いていたとしても、オペレーターが知る必要が無いのかもしれない。<br /> この「AWSなのに、エモい」は、そういった皮肉を、とてもうまく物語としてまとめているのである。</p> <p>全体としても分量は多くないものの、読後感はむしろ清々しいのがこの物語の強いところである。<br /> もちろん、巻末には解説が載っているので技術書の体裁をしている。</p> <p>大人になって忘れてしまった気持ちを取り戻せる技術書である。エモい。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15459 2019-10-08T01:05:45+09:00 2019-10-08T01:09:21+09:00 https://crieit.net/posts/C-5d9b6259e4530 C#を本業にしているスクリプトキディが思いついた、私史上最強の三文未満小説執筆環境 <p>3畳に足りるか足りないか分からないシェアハウスの個室で、間接照明とディスプレイの明かりを頼りに、<br /> この文章を自作した左右分離式キーボードで書いている。</p> <p><a href="https://crieit.now.sh/upload_images/3bf7b632524cf2841f96bdb7b8fe62e05d9b6315cd782.png" target="_blank" rel="nofollow noopener"><img src="https://crieit.now.sh/upload_images/3bf7b632524cf2841f96bdb7b8fe62e05d9b6315cd782.png?mw=700" alt="This is DOOM Emacs." /></a><br /> Emacsで。 厳密に言うと、DOOM Emacsだ。</p> <p>そんな私がなぜ久々に文章を打っているかといえば、<br /> 就業中にわだかまっていた三文小説未満のライトノベルにも満たないプログラミング入門以前物語のそれを書きたくなったり、<br /> 書くに至って良いやり方をいろいろ考えていたら、思いついたのでまとめているわけである。</p> <h1 id="Emacsは最強の執筆環境"><a href="#Emacs%E3%81%AF%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E5%9F%B7%E7%AD%86%E7%92%B0%E5%A2%83">Emacsは最強の執筆環境</a></h1> <p>この記事に何らかのきっかけで行き着いた方々には釈迦に説法だとは思うし、<br /> もっとLispを使いこなしているEmacsユーザーに対しては僭越だが、<br /> 一応Emacsというエディタについて簡単に自分が今(2019-10-07T22:46)資料を見ないでできる限りの<br /> 紹介をさせていただく。</p> <h2 id="Emacsという古来から存在するテキストエディタ"><a href="#Emacs%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%8F%A4%E6%9D%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF">Emacsという古来から存在するテキストエディタ</a></h2> <p>古来(といってもUNIXが生まれてからではあるので、西暦1980年以降である)から存在するテキストエディタであるが、<br /> その拡張性の高さと、拡張性ゆえの可能性の多さから、このエディタのファンは多く、根強い支持を得ている。</p> <p>とかく書いてる私自身も2年前から少しずつEmacsを触り始めた口で、それまでは<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://vim.org">Vim</a>という双対をなすテキストエディタを使っていた。</p> <h2 id="(ほぼ)文字だけで表現するテキストエディタ"><a href="#%EF%BC%88%E3%81%BB%E3%81%BC%EF%BC%89%E6%96%87%E5%AD%97%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF">(ほぼ)文字だけで表現するテキストエディタ</a></h2> <p>これら(Emacs,<br /> Vim)の特徴としては、ほぼすべてを文字で表現することにある。</p> <p>ドットインパクトプリンタなどの出力機器しかなかった時代から見るとずいぶんと贅沢かもしれないが、<br /> 2000年以降に生まれた若い人たちからすると、ずいぶんと貧相に思うかもしれない。<br /> 今日のEmacs,<br /> その拡張機能と適切なフォントをインストールすれば、絵文字などを利用して見栄えは良くなる。</p> <h2 id="「ダサい」? 違う、洗練されているのだ。"><a href="#%E3%80%8C%E3%83%80%E3%82%B5%E3%81%84%E3%80%8D%EF%BC%9F%E3%80%80%E9%81%95%E3%81%86%E3%80%81%E6%B4%97%E7%B7%B4%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%80%82">「ダサい」? 違う、洗練されているのだ。</a></h2> <p>とはいえ、EmacsはCtrlやAltなどの装飾キーを酷使し、Vimは3つのモードを把握しなければいけないなどの<br /> 参入障壁があり、それ以前におそらく最初の見た目はWindowsのメモ帳と代わり映えしないだろう。</p> <p>「ダサい」と思われるかもしれない。 しかし本当にダサいのだろうか。</p> <p>私は憧れる。必要な時に必要な道具をサッと出し、作業に取り掛かり、必要が無くなったらしまう。</p> <p>それができるのがこれらのエディタの強さである。</p> <h1 id="Org-modeは至高の(ドキュメント|タスク管理|プロジェクト管理)テキストフォーマット"><a href="#Org-mode%E3%81%AF%E8%87%B3%E9%AB%98%E3%81%AE%EF%BC%88%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%EF%BD%9C%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%82%AF%E7%AE%A1%E7%90%86%EF%BD%9C%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E7%AE%A1%E7%90%86%EF%BC%89%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88">Org-modeは至高の(ドキュメント|タスク管理|プロジェクト管理)テキストフォーマット</a></h1> <h2 id="執筆に適したテキストフォーマットを作るという行為の非現実性"><a href="#%E5%9F%B7%E7%AD%86%E3%81%AB%E9%81%A9%E3%81%97%E3%81%9F%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%81%AE%E9%9D%9E%E7%8F%BE%E5%AE%9F%E6%80%A7">執筆に適したテキストフォーマットを作るという行為の非現実性</a></h2> <p>とはいえ、テキストエディタが優秀で拡張性に優れているからと言って、自前で執筆に適した拡張機能を作るのは骨が折れる。</p> <p>ましてや進捗やHTMLファイル(Webブラウザで閲覧できる形式)への変換出力機能も実装するのは、自分のような専門学校卒業程度の、<br /> ほぼ文系コーダーに毛が生えてるか生えていないか程度のプログラマというのもおこがましい劣化知的生命体には無茶な話で、<br /> 仕事の余暇に作るなんて、人間の平均寿命から20年ほど引いた年数ではできるものではない<br /> (たまにそれを成し遂げる者も居るが、それは天才と言われる超人類にしか当てはまらない)。</p> <h2 id="巨人の肩に腰を据える"><a href="#%E5%B7%A8%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%82%A9%E3%81%AB%E8%85%B0%E3%82%92%E6%8D%AE%E3%81%88%E3%82%8B">巨人の肩に腰を据える</a></h2> <p>今日、オープンソースソフトウェア・フリーソフトウェアという文化が広まり、インターネットにつながるパソコンがあれば、<br /> 天才達が考えたプログラムを自由に利用し、技術があれば改造したり、更にその天才が気づかなかった不具合を治すことだってできる。<br />  <br /> Emacsの文化から生まれた<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://orgmode.org/ja/">Org-mode</a>もその一つだろう。</p> <p>Org-modeはそのよく考えられたテキストフォーマットと、文字列情報を解析して機能を与えるEmacsが織りなす、</p> <ul> <li>メモ</li> <li>ジャーナル</li> <li>文書</li> <li>タスク管理</li> <li>プロジェクト管理</li> </ul> <p>上記全て(さらに数個以上)に対応するテキストフォーマットなのである。</p> <p>MarkdownやreStructuredTextも拡張することでこれらを全て受け持つテキストフォーマットになるだろう。<br /> ただ、Emacs<br /> Lispという強力なテキストエディタの拡張性により、テキストエディタとシンプルな軽量マークアップ言語<br /> で実装できたと私は思う。</p> <h1 id="実際にどう書くのか。"><a href="#%E5%AE%9F%E9%9A%9B%E3%81%AB%E3%81%A9%E3%81%86%E6%9B%B8%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%80%82">実際にどう書くのか。</a></h1> <p>さて、ここからそんなEmacsとOrg-modeを利用して執筆する方法を見てみよう。</p> <h2 id="とにかく見出しを作る"><a href="#%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8F%E8%A6%8B%E5%87%BA%E3%81%97%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B">とにかく見出しを作る</a></h2> <p>とにかく見出しを作る。</p> <h3 id="更に細分化した見出しを作る"><a href="#%E6%9B%B4%E3%81%AB%E7%B4%B0%E5%88%86%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%9F%E8%A6%8B%E5%87%BA%E3%81%97%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B">更に細分化した見出しを作る</a></h3> <p>その見出しを細分化する。</p> <p>アニメの絵コンテの一枠や、マンガのヒトコマくらいに細分化してしまっていい。</p> <h3 id="そのシーンを1行でまとめた描写を"><a href="#%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%921%E8%A1%8C%E3%81%A7%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%81%9F%E6%8F%8F%E5%86%99%E3%82%92">そのシーンを1行でまとめた描写を</a></h3> <p>更にその見出しを細分化する。段落レベルまで細分化してしまっても良い。</p> <p>私の様な人間は特に、 「これは5分で書けるだろう」 <br /> くらいのレベルまで細分化してしまったほうが良いと思う。</p> <h2>見出しを <code>TODO</code> にしてしまう</h2> <p>Org-modeのテキストを、Emacsの <code>org-mode</code> を適応して開いていれば、<br /> キーボード・ショートカットで見出しを一瞬でタスクに切り替えることができる。</p> <p>この機能を最大限利用し、先程まで書いた見出しを全て <code>TODO</code><br /> にしてしまおう。</p> <p>もちろんだが、全ての見出しを <code>TODO</code><br /> にするスクリプトを書いてしまっても良い。<br /> むしろそうやって積極的に拡張できるのがEmacsの強みだと私は思う。</p> <h2 id="書け。羅列されたシーンを描写しろ。"><a href="#%E6%9B%B8%E3%81%91%E3%80%82%E7%BE%85%E5%88%97%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%92%E6%8F%8F%E5%86%99%E3%81%97%E3%82%8D%E3%80%82">書け。羅列されたシーンを描写しろ。</a></h2> <p>さあ、何を書きたいか決まった。書こう。</p> <h3 id="細分化された見出しはほぼ穴埋めだ。"><a href="#%E7%B4%B0%E5%88%86%E5%8C%96%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%A6%8B%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%AF%E3%81%BB%E3%81%BC%E7%A9%B4%E5%9F%8B%E3%82%81%E3%81%A0%E3%80%82">細分化された見出しはほぼ穴埋めだ。</a></h3> <p>細分化された見出しに答えるように書いていくだけで良いはずだ。</p> <p>それで筆が進まないのは、もしかしたら細分化が足りない。</p> <p>どんな風に書くか迷ったら、 <code>#</code><br /> を行頭につけてコメントアウトしてとりあえず書いてみる。</p> <h3 id="余談:テストを行うプログラムから書く「テスト駆動開発」"><a href="#%E4%BD%99%E8%AB%87%EF%BC%9A%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E6%9B%B8%E3%81%8F%E3%80%8C%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E9%A7%86%E5%8B%95%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%80%8D">余談:テストを行うプログラムから書く「テスト駆動開発」</a></h3> <p>昨今になってソフトウェア開発の世界で注目されているのが、「テスト駆動開発」という手法だ。</p> <p>雑に説明してしまうと、<br /> 「作ったものの動作が正しく動作するか検証するプログラムを書きながらソフトウェアを作っていく」<br /> という手法だ。</p> <p>この執筆手法も、このソフトウェア開発手法からヒントを得た。<br /> 「自分の書きたいことをある程度ハッキリさせたら筆が進むはず」<br /> という、結構安直な考えである。</p> <p>この際なのでここに、 「ドメイン駆動設計」<br /> の考え方も混ぜ込みたくもなったが、まだそこまで考えがまとまってないので、後日うっかりひらめいたら。</p> <h2 id="見出しを消す"><a href="#%E8%A6%8B%E5%87%BA%E3%81%97%E3%82%92%E6%B6%88%E3%81%99">見出しを消す</a></h2> <h3 id="よしっ!"><a href="#%E3%82%88%E3%81%97%E3%81%A3%EF%BC%81">よしっ!</a></h3> <p>(ヘルメットを被った猫の絵は省略)</p> <p>あとは大見出し以外を消すなり、大見出しを書き直したら、大分いい感じになってるはずだ。</p> <h3 id="Orgで書いたテキストを変換。"><a href="#Org%E3%81%A7%E6%9B%B8%E3%81%84%E3%81%9F%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%92%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%80%82">Orgで書いたテキストを変換。</a></h3> <p>とはいえ、書いたテキストを他の人が見やすいフォーマットにできないと、<br /> なかなか見せづらくて寂しいと思われる。</p> <p>EmacsとOrg-mode標準でもいくつかのファイルフォーマットに出力できるが、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://pandoc.org">Pandoc</a>などのツールを使うと、<br /> 更に幅が広がる。</p> <p>LaTeX形式に一度吐き出して、PDF形式に変換することも可能だ 。</p> <h1 id="Git(とMagit)を合わせると鬼に金棒。"><a href="#Git%EF%BC%88%E3%81%A8Magit%EF%BC%89%E3%82%92%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%A8%E9%AC%BC%E3%81%AB%E9%87%91%E6%A3%92%E3%80%82">Git(とMagit)を合わせると鬼に金棒。</a></h1> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://git-scm.com">Git</a>と<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://magit.vc">Magit</a>を使って共同執筆する方法についても書きたかったが、私個人の時間切れに付き、ここまで。</p> <p>Gitを使った執筆活動の方法は他の方も各所で書いているので、興味のある方はぜひ調べてみるといいだろう。</p> <h1 id="まとめ"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">まとめ</a></h1> <p>私の眠気もいい具合にキマってきた午前0時40分。</p> <p>割と思いついたことは書き留めれたはず。</p> <p>なお、この記事を書くに当たって、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://www.mhatta.org/wp/category/org-mode/">八田真行さんの「モーレツ! Org<br /> mode教室」</a>を多大に参考にさせていただいた。<br /> ちょっとでもEmacsとOrg-modeに興味を抱いた方は、ぜひ確認していただきたい。</p> <h1 id="Emacsディストリビューション"><a href="#Emacs%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3">Emacsディストリビューション</a></h1> <p>しかしながら、この記事の最初でも記したとおり、Emacsは素のままでは結構難解なテキストエディタである。</p> <p>そこで、そんなEmacsにパッケージを追加して使いやすくしたEmacs達を紹介して話を締めたいと思う。</p> <dl> <dt>Graphene</dt> <dd>比較的優しそうな見た目</dd> <dt>Emacs Prelude</dt> <dd>ディストリビューションでは結構人気</dd> <dt>Spacemacs</dt> <dd>ちょっと重くて音沙汰ないけど、元祖Emacs + Vim</dd> <dt>DOOM Emacs</dt> <dd>Spacemacsの意志を受け継いだ? チョットワカル人向け。とはいえ自分みたいなニワカでも割と扱える。</dd> <dt>Emacs</dt> <dd>弘法は筆を選ぶのではない。作るのだ。</dd> <dt>Vim-Org-mode</dt> <dd>VimでもOrg-mode</dd> <dt>VSCode + VS Code Org Mode</dt> <dd>Visual Studio CodeでもOrg-mode。すげぇな。</dd> </dl> <h1 id="P.S."><a href="#P.S.">P.S.</a></h1> <p>このテキストの原稿もOrg-modeで書きました。<br /> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://gist.github.com/manzyun/63768a11fde889e090ffe16c785425a6">GIstに原稿を上げてます</a>Rawボタンを見ると、生テキストファイルが見れます。<br /> 参考になれば幸いです。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15385 2019-09-10T09:46:23+09:00 2019-09-10T09:46:23+09:00 https://crieit.net/posts/77b141bcb6fee784c67e6a948145c49c 幼少期から授業中に落書きが描けない→クソアプリもクソゲーも作れない→業務での開発に必要なスキルが身に付かない?!←今ここ <p>自慢に聞こえるかもしれないが、学生時代の授業中は、ノートに落書きとかしなかった。むしろできなかった。</p> <p>何を書けばいいのかわからなくて、何も書けなくて。何も書けなかった。</p> <p>そして今、そんな落書きができない自分を悔やんでというのか、憎んでいる。</p> <h1 id="アウトプットの練習"><a href="#%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E7%B7%B4%E7%BF%92">アウトプットの練習</a></h1> <p>落書きは、アウトプットの練習かもしれないと最近常々思う。</p> <p>私は頭の中での妄想どまりで、何も描きあげることができなかった。</p> <p>それが原因という訳でもないだろうけど、落書きみたいなクソアプリやクソゲーも作れないで、今に至る。</p> <h1 id="クソアプリやクソゲーがポンポン作れないとどうなるか"><a href="#%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%84%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%B3%E4%BD%9C%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%8B">クソアプリやクソゲーがポンポン作れないとどうなるか</a></h1> <p>実務でもポンポン手癖でコードを書けるというようなところまで行かない。できない。</p> <p>口だけ達者で思い描く設計思想は誇大だが、実装力が皆無な俺みたいなのができる。</p> <h2 id="tl;dr"><a href="#tl%3Bdr">tl;dr</a></h2> <p>クソアプリ・クソゲーは確かにクソかもしれないが、それを開発した経験は実務でも生かせる。</p> <p>ましてや、開発するたびにトレンドを吸収して開発していれば、なおのこと強い。</p> <p>だから、クソアプリ・クソゲーを作れる人たちが私はうらやましいし、自分もやろうと思うけど、何も思いつかない。</p> <p>別に笑えても笑えなくてもクソはクソなので何を作ってもいいだろうけど、入力された文字列を画面いっぱいに表示するだけのプログラムを何個、言語を変えてやっても、対して成長しない。</p> <p>だったら毎回違うテーマでものを開発するのがいいのだが、クソみたいなアイディアでとどめておけないらしい。いつも妄想しているのは、妙に壮大な設計のアプリケーションと、壮大なゲームシステムだ。もはやどこから開発すればいいのかわからない。</p> <p>と思っているだけで、その実私にとってそれらは、<br /> 「妄想だけでとどめて置いて実際に開発しなければ、『クソ(怒)』と叩かれる心配もないし、それなら実装する手間も省けて幸せなのでは?」<br /> という言い訳なのだろう。</p> <p>アプリというからには、GUIがあり、マウスで操作できる項目が無ければだめだとか、ゲームというからには、きれいなグラフィックと音楽があり、プレイ後は何か強く感情を揺さぶらなければならない。とか思っている。</p> <h1 id="まとめ"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">まとめ</a></h1> <p>セルフハンディキャッピングで何も作っていなかったら、セルフハンディキャッピングが実務でも働いて、何も作れなくなって、クソコーダーないしクソグラマになる。</p> <p>でも、何作ろう。どうやって作ろう。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15353 2019-08-26T12:34:25+09:00 2019-09-30T10:42:42+09:00 https://crieit.net/posts/DDD-5d635341271f5 やはり俺のDDDの理解は間違いだらけ <p>「ポエム」タグをつければ何を書いてもいいと許されると思ってるし、書きかけでも許されると思ってる。</p> <h1 id="なんでDDDやることになったのか"><a href="#%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A7DDD%E3%82%84%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B">なんでDDDやることになったのか</a></h1> <p>なんでだっけ?</p> <p>なんか前に居た会社でも「クリーンアーキテクチャで作られているプログラムだから、ソースコードを改変せずにAPIから上手にビジネスロジックを剥がしてドメインを叩ける」<br /> というどちゃクソ理論押し付けられていい経験はしていないのだが。</p> <p>とはいえ、最近CSharpでアプリを作ると、テンプレートがそんな感じの作りをしているからだったかもしれない。</p> <h1 id="ASP.net MVC5だと"><a href="#ASP.net+MVC5%E3%81%A0%E3%81%A8">ASP.net MVC5だと</a></h1> <p>データアノテーションを付け加えることができるから、値オブジェクトとかエンティティを作る必要がない可能性がと思ったが、完全に勘違いだと思った。説明はうまくできない。</p> <pre><code class="csharp">using System; using System.ComponentModel.DataAnnotations; using System.ComponentModel.DataAnnotations.Schema; namespace Ultra.Hyper.Models { [Table("m_users")] public class User { /* アノテーションをつけると入力されるデータの制限とかができるだろうけど */ [Key] [Column("id")] [StringLength(5)] public string ID { get; set; } /* こういう実装の方が丁寧に思うぞ */ [Key] [Column("id")] {StringLenth(5)] public IDentityNumber { get; set; } // : // : [Column("name")] [StringLength(128)] public string Name { get; set; } /* 性別が特にそんな気がする。 これより:*/ [Column("sex")] [StringLength(2)] public string Sex { get; set; } /* こっちの方がいい気がする(Sexクラスの実際の実装は省く) */ [Column("sex")] [StringLength(2)] public Sex Sex { get; set; } } } </code></pre> <p>と、思いつきコードを書いたが、データアノテーションってあくまで「入力されたデータに対して」だと思ったので、リポジトリ群に書くものではないのではと思った。</p> <p>だから、データベースの設計とプログラムの設計はまた別の話になるだろうし、ましてや自分が自由にやって許されているのはプログラムの設計までなので、データベースのテーブル構造とリポジトリのクラスが一対のものになるかというと、別問題じゃないかなと。</p> <p>それに、レイヤードアーキテクチャの依存関係を考えた際に、外から内側への依存は良いとして、内側から外側への依存しちゃうとダメだと言う記憶。</p> <p>なので、データの永続化に関しても、ドメイン部分にSQLを書いてDBへの書き込み処理を書くのは完全に間違ってる。と思う。</p> <p>ということで、データアノテーションを書くべきは、フォームなどのビューからデータを受けるモデルに対して行うべきであり、データ永続化処理(リポジトリとか)に書くのは違う気がしてる。</p> <p>ヤマもないしオチもない。続きが合ったら加筆するかなあ?</p> <h1 id="参考資料"><a href="#%E5%8F%82%E8%80%83%E8%B3%87%E6%96%99">参考資料</a></h1> <p>多すぎるのでまた後で加筆すると思うぞ。</p> <h2 id="書籍"><a href="#%E6%9B%B8%E7%B1%8D">書籍</a></h2> <ul> <li>実践ドメイン駆動設計</li> <li>Clean Architecture</li> </ul> <h1 id="2019-08-27 追記"><a href="#2019-08-27+%E8%BF%BD%E8%A8%98">2019-08-27 追記</a></h1> <p>プロジェクトリーダーさんから頂いてるDBレイアウトを元に、どんなデータが必要かを何となくモデリング(?)したが、未だにエンティティとサービスと集約をどの辺りで切り分けるべきなのかよくわからない。</p> <p>業務ロジックが見えたら、多分この辺の切り分けができるのだが。</p> <p>PlantUMLで書いたクラス図を、何となくオニオンアーキテクチャにはめてみるとそれっぽい感じにはなるが、ドメインモデル層の中で、エンティティが複数の値オブジェクトに絡んでいたり、更にエンティティが他のエンティティを参照していたりして、正しいのか全く自信が持てない。</p> <h1 id="2019-09-30 追記"><a href="#2019-09-30+%E8%BF%BD%E8%A8%98">2019-09-30 追記</a></h1> <p>先日たまたまCoderDojoのメンター仲間さんとコワーキングスペースで出会って、話の流れでDDDの事を話したが、結局、<br /> 「ゑ、それってオブジェクト指向で実装すれば自然とそうなるものじゃないの?」<br /> という返答をいただいて、自分はやっぱりDDDの事を理解していないのだなと改めて感じた。</p> <p>その時のDDDの説明:</p> <blockquote> <p>例えば個人情報に持たせたいデータは、性別・住所・連絡先などとありますが、それらを一つのクラスにまとめて実装するのではなくて、ちゃんと「性別クラス」「住所クラス」「連絡先クラス」と分けて実装するんです。そうすると、個人情報の性別に関する編集だけなのに、編集するコードの量が必要以上に多くなることがない、つまり、編集者は編集する事柄に集中できる設計方法なんです。</p> </blockquote> <p>改めて書き出したが、やはりこの説明では、そりゃあ、<br /> 「オブジェクト指向で組めばしぜんとそうなるじゃん」<br /> と言われるわ。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15308 2019-08-08T16:59:44+09:00 2019-08-08T16:59:44+09:00 https://crieit.net/posts/b3bfd1bb9405f85d0729dc4ce3158049 お前ら、「コンパイルできて実行ファイルは高速に動作し、けれどもインタプリタ(スクリプト)言語みたいにプログラミングできる言語」が欲しいんだろ? <p>ネタにマジレス</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">未来がない言語、私はPythonだと思っている。</p>— Ryou Ezoe(江添 亮) (@EzoeRyou) <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://twitter.com/EzoeRyou/status/1158338266237526016?ref_src=twsrc%5Etfw">2019年8月5日</a></blockquote> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">未来がない言語はSmalltalkだと思う。もうそろそろSmalltalkを超える言語ができると思うから。そういう言語を創る能力がある人たちも、それを発展させるコミュニティも、実現するのに十分な基盤技術もある。あとはポンと生まれるだけ。 <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://t.co/hL4EJLL91g">https://t.co/hL4EJLL91g</a></p>— 極端流形式仕様 初代𝕍𝕚𝕖𝕟𝕟𝕒𝕋𝕒𝕝𝕜𝕖𝕣 (@tomooda) <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://twitter.com/tomooda/status/1158655901739307008?ref_src=twsrc%5Etfw">2019年8月6日</a></blockquote> <p>発言者達に認知バイアスが大いに掛かっているのはよーくわかる。C++は20の仕様を満たす実装が生まれれば、そりゃあ強いだろう。</p> <p>ただ如何せん蟠りを抱いているので、いつもの事ながらネタにマジレスポエムを書いてけちょんけちょんにされる。</p> <h1 id="俺の思う今日での「コンパイルできて実行ファイルは高速に動作し、インタプリタ(スクリプト)言語みたいにプログラミングできる言語」"><a href="#%E4%BF%BA%E3%81%AE%E6%80%9D%E3%81%86%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%A6%E5%AE%9F%E8%A1%8C%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AF%E9%AB%98%E9%80%9F%E3%81%AB%E5%8B%95%E4%BD%9C%E3%81%97%E3%80%81%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%BF%EF%BC%88%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%88%EF%BC%89%E8%A8%80%E8%AA%9E%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%AB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E8%A8%80%E8%AA%9E%E3%80%8D">俺の思う今日での「コンパイルできて実行ファイルは高速に動作し、インタプリタ(スクリプト)言語みたいにプログラミングできる言語」</a></h1> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://nim-lang.org/">Nim</a>では?</p> <p>JavaScriptとPythonを融合し、そのソースコードが出力するのは、最適化したC/C++やJavaScriptというど変態言語である。しっかりと <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://nim-lang.org/docs/nims.html">Nim Script</a> なんていうのもある。</p> <p>もう一つ紹介するなら、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://haxe.org/">Haxe</a>もめちゃつよ言語だろう。C++, Python, Java, CSharp, PHP, Luaと大体行ける。</p> <p>とは言いつつも、やはり<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://dlang.org/">D</a>も捨てがたい。ただ友達(多分。私は勝手に彼のことをそう思っている)に「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://github.com/tanitta/armos">D言語によるクリエイティブコーディングフレームワーク</a>を<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://tanitta.net/">作っている人</a>」が居るのでそう思ってしまう。これも私の認知バイアスだ。</p> <p>それと忘れちゃいけないのがLispやSchemeだな。その代わり、たくさんの実装があってどれから触ればいいか、ほぼ同じ言語なのに方言が違うため、色々困る。</p> <h2 id="インタプリタ言語とコンパイラ言語"><a href="#%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%BF%E8%A8%80%E8%AA%9E%E3%81%A8%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%A9%E8%A8%80%E8%AA%9E">インタプリタ言語とコンパイラ言語</a></h2> <p>今日のマシンスペックでは、どちらがどれだけ早いかなんて気にすることもない。<br /> 気にするのはよっぽどシビアな組み込みのや競技プログラミングやゲームプログラミングの世界だろう。</p> <p>昔はよく、<br /> 「インタプリタ言語は1行1行実行して結果を出してるから遅い」<br /> とは言われた。</p> <p>今でもそれはそうなのだが、マシンスペックが20年前のスーパーコンピューターよりも格段に良いデスクトップないしラップトップマシンがゴロゴロしている今日では、ボトルネックになるのは通信などによるI/O周りの問題ではなかろうかと思う。</p> <p>それを省けば、インタプリタだろうがコンパイラだろうが気にすることは特になくなった。</p> <h3 id="REPL搭載言語"><a href="#REPL%E6%90%AD%E8%BC%89%E8%A8%80%E8%AA%9E">REPL搭載言語</a></h3> <p>インタプリタ言語にはいつもくっついてくる、生真面目で物静かなやつがいる。<strong>REPL</strong>だ。</p> <p>律儀にソースコードを何行も書いてプログラミングしている方々には無縁なのかもしれないが、REPLは数行(むしろ1行)の実行結果を見たいときなんかに、ちょっと尋ねられる良き相棒である。隣の机でプレゼン資料を作るのに必死な先輩なんかより声を掛けやすいだろう。</p> <p>こいつと会話して、<em>エラーをちゃんと読み解く</em> 様にしたら、設計以降のコーディングの問題は割と片付く。</p> <p>ちょっと昔はインタプリタ言語を使う利点としてREPLが挙がっていたと思うが、今となってはほぼどの言語にも搭載しているといっても過言ではないだろう。</p> <p>誤解しないでいただきたいのが、今日のコンパイラ言語も1行1行実行して結果を出しているという訳では<em>ない</em>。</p> <p>コンパイラ言語だって、コンパイル時に<strong>最適化</strong>という処理を行い、あなたの書いたソースコードをコンピューターが読みやすくかつ実行しやすい処理に書き換えているのである。この辺の話は思い切って <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://llvm.org/">LLVM</a>の実装について調べてみても面白いのかもしれない。私はまだ踏み込んでいない。</p> <h1 id="Smalltalk環境はなぜ流行らなかったのか"><a href="#Smalltalk%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%B5%81%E8%A1%8C%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B">Smalltalk環境はなぜ流行らなかったのか</a></h1> <p>Smalltalk環境は本当にすごいと思った。<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://pharo.org/">Pharo</a>を一度どこかのドキュメントを読みながらでいいから触ってほしい。</p> <p>しかし、流行らなかった。なぜかは<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://sumim.hatenablog.com/">sumim</a>さんがよく存じ上げていると思う。</p> <p>また、これも確かに的を得ているのかもしれない。</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">Smalltalkは単なるプログラミング言語ではなくIDEですらあったので流行らないのは必然だった。</p>— Ryou Ezoe(江添 亮) (@EzoeRyou) <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://twitter.com/EzoeRyou/status/1158656766617346048?ref_src=twsrc%5Etfw">2019年8月6日</a></blockquote> <p>「コンピューターを便利に使いたい<strong>だけ</strong>なのに、アプリ開発環境まで積んでいる」</p> <p>私の様に幼少期はおもちゃを分解して中身を覗くのが楽しくて仕方のない劣化知的生命体には、<br /> 「こんなに素晴らしい環境が流行らないのはおかしい!」<br /> と思ってしまうが、世の中そうではないらしい。</p> <p>みんな、道具を作るのは面倒だし難しいと思っているのだ。</p> <p>ましてや、<br /> 「ふとした拍子にプログラムの中身を開けてしまったら」<br /> と考えると、怖いのだろう。</p> <h2 id="でもさ、痒いところに手が届かなかったら、道具作りたいじゃん"><a href="#%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%95%E3%80%81%E7%97%92%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%AB%E6%89%8B%E3%81%8C%E5%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%89%E3%80%81%E9%81%93%E5%85%B7%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%83%E3%82%93">でもさ、痒いところに手が届かなかったら、道具作りたいじゃん</a></h2> <p>自分はそうである。</p> <p>探したって良いのだろうけれど、手元に作れる環境があるのに作らないという選択に対して、とても面倒くさい印象を覚えがちである。これは自分がへたくそだけどプログラミングやイラストや3DCGモデリングや作曲ができてしまうからそう思ってしまうのかもしれない。</p> <h3 id="自分の欲しいコンテンツさえ自分で作りたがる"><a href="#%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E6%AC%B2%E3%81%97%E3%81%84%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84%E3%81%95%E3%81%88%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%A7%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%82%8B">自分の欲しいコンテンツさえ自分で作りたがる</a></h3> <p>私が欲しいものを誰かが作ってくれれば、それに越したことはない。でも世の中そうでもない。ましてや僕にはお金もない。毎月給料日から3日で現金が財布から無くなり、預金残高も0になるような劣化知的生命体なので。</p> <p>だったら、自分で能力を身に着けて作るという方向に発想が行きがちなのである。</p> <p>なので批評家という人種があまり好きになれない。<br /> 「お前の欲しいオカズくらい、自分で作れボケ」<br /> とつい思うし、自分に対しても、<br /> 「俺が欲しいオカズくらい、自分で作れクソムシ」<br /> と思う。</p> <h1 id="今日になってよくなったと思うけど、パソコンに思っていた「不自由」"><a href="#%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%81%86%E3%81%91%E3%81%A9%E3%80%81%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%81%AB%E6%80%9D%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%80%8C%E4%B8%8D%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%80%8D">今日になってよくなったと思うけど、パソコンに思っていた「不自由」</a></h1> <p>リンゴや窓のシンボルのOSは、せっかくそのパソコンに開発環境を作るポテンシャルがあったとしても、ユーザーをただのOS利用者として閉じ込めておこうという雰囲気をものすごく感じていた。</p> <p>15年前くらいだったら、下手すると開発環境を作るのに、小学生のお小遣いでは手に入れることのできない様な額が必要だった。Visual Studio 6が出たての頃の話。</p> <p>その辺りの意識が変わり始めたのは、やはりインターネットの影響だろうか。HTMLがWindowsのメモ帳でも組めることを知った私は、水を得た魚の様になっていたと思う。</p> <p>ソフトウェア開発などの不自由が最近のリンゴや窓のシンボルのOSでも改善された様子があるので、悪くはない世の中になったのかなとは思う。</p> <p>ただ、私としては、もっと気軽にちょっと便利なツールを、いろんな人たちが自由に作ってくれるといいと思っている。</p> <h1 id="まとめ"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">まとめ</a></h1> <p>コンピューターを使った創作活動は楽しい。ついでに言うと、コンピューターと協力して作る創作活動は楽しい。だから私はプログラマでいることにこだわり続けるのだろうし、コンテンツ制作者になることにこだわり続けるのだろう。</p> <p>解ってくれる人が居ればそれでいいが、解ってもらえるきっかけがいろんな人に舞いこんだらなと思う。</p> <p>だからどの言語が将来性がないとか、どのフレームワークはお終いだとか。そんなのは少し脇に置いて、自由にモノを作りたいだけなのだ。</p> <p>確かに、使う道具は洗練されていた方がいいし、新しい考え方や古来からある優れた考え方を取り入れた道具・思考は積極的に取り入れるべきだ。</p> <p>「いつまで<em>不平不満を垂れているだけ</em>の<strong>ユーザー様</strong>でいるんだ? <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://www.spellbinder.org/jp/index.html">スペルバインダー</a>の世界じゃあるまいし」</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15255 2019-07-18T14:56:05+09:00 2022-01-07T11:05:12+09:00 https://crieit.net/posts/59e09ab9e6d7faaa828d1e88c239433f 自分に実力があると勘違いしたクソエンジニアの話をしよう <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">いいですか?本当に実務レベルのプログラミングの実力があるなら作るのは「良質なポートフォリオ」じゃありませんよアプリやサービスをリリースし実際に収益化することです月1000円でもいいそしたらすでに「実務未経験」ではない「収益があるサービスを運用したことのあるエンジニア」です</p>— 松田信介@有言大実行の人 (@XHACK20) <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://twitter.com/XHACK20/status/1151489234911424512?ref_src=twsrc%5Etfw">2019年7月17日</a></blockquote> <p>ほう。</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">ツイッターはプロレスであって総合格闘技じゃないロープに振られたら戻って来てほしいお願いだから</p>— 松田信介@有言大実行の人 (@XHACK20) <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://twitter.com/XHACK20/status/1150409909264977921?ref_src=twsrc%5Etfw">2019年7月14日</a></blockquote> <p>ということではあるが、プロレスにおいてのリング外での負け戦に挑む。</p> <h1 id="筆者紹介"><a href="#%E7%AD%86%E8%80%85%E7%B4%B9%E4%BB%8B">筆者紹介</a></h1> <p>毎度やってる気がするが、</p> <ul> <li>Ubuntuとフリーソフトウェア狂信者</li> <li>仕事ではしぶしぶWindows案件</li> <li>現在派遣社員でWindows案件を楽しくやっている</li> <li>北海道から出て仕事をしたことがない</li> </ul> <h1 id="新卒社員を1年と10ヶ月で辞めました"><a href="#%E6%96%B0%E5%8D%92%E7%A4%BE%E5%93%A1%E3%82%921%E5%B9%B4%E3%81%A810%E3%83%B6%E6%9C%88%E3%81%A7%E8%BE%9E%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F">新卒社員を1年と10ヶ月で辞めました</a></h1> <p>新卒で入った道東の会社は、今なら面白かったのかもしれない。</p> <p>VB.netくらいでしかまともに仕事のできないプログラマが、1年後にいきなりVC++6.0案件やVB6案件の保守・新規開発を任され、バージョン管理システムの導入の説得も、自分のプレゼン能力の無さで叶うことはなかった。</p> <p>学生時代(具体的には高校2年生の頃)から自宅のマシンはUbuntuしかない環境に自ら進んだため、<br /> 帰宅後には業務とは別の言語で遊んだり遊ばなかったり。<br /> それであれば会社に残って、会社のマシンでWindowsでの開発の学習でもしたらよかったのだろうが、当時の私は完全に天狗だったので、自分の理想とする働き方を追い求めていた感じである。</p> <p>もちろんこんな自惚れ新卒の評価が高いわけは全くないので、社内評価も低くなり、退職前の冬の賞与は私だけ無かった。</p> <p>そんなこんなで、元から精神的に逝かれ気味だったが、不眠症やら眉毛を抜く癖が出てきたり、そもそも仕事に対する意欲も失せてしまったので、辞めた。その会社で自分が楽しく働く姿が全く想像できなかった為である。</p> <h1 id="札幌に出てきたけど、試用期間や契約満了で切られっぱなし"><a href="#%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E3%81%AB%E5%87%BA%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%A9%E3%80%81%E8%A9%A6%E7%94%A8%E6%9C%9F%E9%96%93%E3%82%84%E5%A5%91%E7%B4%84%E6%BA%80%E4%BA%86%E3%81%A7%E5%88%87%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%AA%E3%81%97">札幌に出てきたけど、試用期間や契約満了で切られっぱなし</a></h1> <p>その後、あこがれのLinuxメインだったりWeb系の開発の現場に入ったが、PHPを今まで触ったこともなく、更に言うと <em>人から指摘される事を極度に拒絶してしまう</em> 自分は、チームの人たちと良好なコミュニケーションも取れなかったわけで、どこに行ってもダメであった。</p> <p>自分の頑張ってるアピールはすべて暴投となり、むしろ評価を下げる一方。<br /> さらに言えば、最終的には <em>リーダーの話を理解しているつもりが全く理解できていないことに気づかずに作業をしている</em> という<strong>クソ</strong>ぶりであった。</p> <h1 id="放浪。"><a href="#%E6%94%BE%E6%B5%AA%E3%80%82">放浪。</a></h1> <p>自分が何をしても認められないので、やけになってすすきのをぶらぶらし、しすぎて預金も使い果たした。</p> <p>その頃は自分の考えた「揮発性マイクロブログ」の開発をしていたが、自分の無知ぶりが露呈するばかりだし、シェアハウスの面々にも邪魔くさそうに睨まれる日々だった気がする。</p> <p>最終的には職の無い私に、シェアハウスの管理会社に温情で民泊物件の管理人を頼まれたのでやったが、<br /> 民泊物件でもゲストが、<br /> 「管理人がいるなんて聞いていない」<br /> と言えば、家から追い出されるというみじめな生活をしていた。</p> <h1 id="派遣"><a href="#%E6%B4%BE%E9%81%A3">派遣</a></h1> <p>そんなこんなで絶望していたさなか、人の縁で派遣会社を紹介してもらった。案外楽しかった。2つほどの出向先を除いては。</p> <p>一つは、ネットワークビジネスの商材で一財を得た社長の道楽で作っているゲーム開発の会社でGitおじさんをやったり。</p> <p>一つは、パパ活サイトで一財を得たWebサイト制作会社で、そのサービスのリニューアルに立ち会ったわけだが、 <em>リーダーの論理的に壊滅している理想論に導くソフトウェアの調査結果を求められる</em> 、尻の穴に爆竹を詰められて爆破させられるような仕事をしていた。</p> <p>どちらも、時給1000円では割に合わないと感じたので、自分から辞めた。</p> <h1 id="また無職"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%9F%E7%84%A1%E8%81%B7">また無職</a></h1> <p>それで、また無職になった。</p> <p>親父には、仕事を探していても、<br /> 「いつまでコンピュータ相手にする仕事にこだわってるの?」<br /> と電話で罵られ、さらに面倒なことに当時は<em>自称IQ145のナルシストのマウント野郎</em>に揚げ足を<strong>週1の頻度</strong>でとられていたので、<br /> 「何をやっても無駄なんだ。誰も俺を受け入れるどころか認めてもくれないのだ」<br /> とまた絶望していた。</p> <p>真剣に自殺することも考えたが、自殺する志も定まらなかったため、結局ハローワークに行って求人票を眺めて、行けそうなところに求人票を出すことしか頭が動かなかった。</p> <h1 id="別の派遣会社でやり直し"><a href="#%E5%88%A5%E3%81%AE%E6%B4%BE%E9%81%A3%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%A7%E3%82%84%E3%82%8A%E7%9B%B4%E3%81%97">別の派遣会社でやり直し</a></h1> <p>ということで、今は幸い手取り月給24万で仕事している。</p> <hr /> <p>結局、サービスをリリースできる時点で、そいつはすでに論理的思考能力がまともでかなりの実装力もあるのだし、それを更に運営までできれば、それは立派なポートフォリオにそりゃあなる。</p> <p>ただ、私みたいに、<br /> 「20歳になっても論理的思考能力が欠落しているために正常な思考・判断ができずに、すべての選択で失敗している」<br /> 様なやつは、手を動かす前に、考え方を学ぶべきだと思うのだ(なお、現在の筆者は29歳である)。</p> <p>他人に認めてもらうための材料を作る前に、まず論理的思考能力をちゃんと身に着けて、その勘違いを矯正した方がいい気もするぞ。</p> <hr /> <h1 id="書籍紹介"><a href="#%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E7%B4%B9%E4%BB%8B">書籍紹介</a></h1> <p>とはいえ、<br /> 「論理的思考能力ってなんだよ」<br /> と思われると思うので、とりあえず筆者が、<br /> 「この本に書いてあることがなんとなく理解できたら大丈夫だろう」<br /> というものを紹介しておく。</p> <p>技術書を読んでも、技術書通りの事しかできないのなら、本当に以下の書籍をそれぞれ最低3回は読み直して理解しろ。</p> <ul> <li>考える練習をしよう - マリリン・バーンズ</li> <li>いかにして問題を解くか - G・ポリア</li> <li>論理トレーニング101題 - 野矢茂樹</li> <li>問題解決大全(サブタイトル略)- 読書猿</li> </ul> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15124 2019-06-18T17:31:13+09:00 2019-06-18T17:31:13+09:00 https://crieit.net/posts/a3ecad34bc2061b16225ef83a4b88cf7 「コンピューターオタクに青春は来るのか」というライトノベル未満の何かを書き始めた <p>いつもの就業中クオリティです。</p> <h1 id="はじめに"><a href="#%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB">はじめに</a></h1> <p>この記事では、<br /> 「なぜこんなラノベ未満を書き始めたのか」<br /> 「どんなツールを使っているのか」<br /> 「書き始めるまでの紆余曲折」<br /> について書いていく。</p> <h2 id="制作物(制作中)紹介"><a href="#%E5%88%B6%E4%BD%9C%E7%89%A9%EF%BC%88%E5%88%B6%E4%BD%9C%E4%B8%AD%EF%BC%89%E7%B4%B9%E4%BB%8B">制作物(制作中)紹介</a></h2> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://manzyun.github.io/IsYouthCommingToAComputerNerd/">コンピューターオタクに青春は来るのか</a><br /> GitHubで静的にもほどがあるHTMLドキュメントをそのまま載せている。</p> <h2 id="帯紙程度のあらすじ"><a href="#%E5%B8%AF%E7%B4%99%E7%A8%8B%E5%BA%A6%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%98">帯紙程度のあらすじ</a></h2> <p>田舎の高等学校に、その存在について懐疑されている同友会に新入部員が入る。</p> <p>そして新任講師として入った元プログラマの同友会の新顧問。</p> <p>冴えない2人と同友会員が、プログラミングコンテストで世界に問う(かも)。</p> <h3 id="もう少し詳しく"><a href="#%E3%82%82%E3%81%86%E5%B0%91%E3%81%97%E8%A9%B3%E3%81%97%E3%81%8F">もう少し詳しく</a></h3> <p>元プログラマ・ISPのエンジニアの父親の影響を受けた主人公が高校進学。存続の危うい「情報処理研究同友会」に入部するも、そのやる気のなさに期待外れな感情を抱く。</p> <p>また、プログラマから転職し、情報と数学の教員となった新任顧問も、半ば無理やり顧問を押し付けられ、その現存部員のやる気のなさに失望しかけていた時に主人公と出会い、彼をプログラミングコンテストへの世界へといざなう。</p> <h1 id="なぜこんなラノベ未満を書き始めたのか"><a href="#%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%83%99%E6%9C%AA%E6%BA%80%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%8D%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B">なぜこんなラノベ未満を書き始めたのか</a></h1> <p>知人の国語塾教師から、<br /> 「プログラミング入門 <em>以前</em> 的なラノベがあったら、僕はちょっと読んでみたいですねえ。まんじゅ(́ん`)さん、子ども達に<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://coderdojo.com">CoderDojo</a>でプログラミングを教えてるのですから、書いて電子書籍出版したらどうです?」<br /> と、収入があまりにもないことを相談したときに言われたのがきっかけ。</p> <p>それ以前から、<br /> 「なーんか、プログラミングの楽しさを伝える方法ないかなあ」<br /> と漠然と思っていたが、そこまで言われたので形にしてみるかと妄想を繰り広げていた。</p> <p>数か月後、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://sapporo.u16procon.org/">U-16プログラミングコンテスト 札幌大会</a>に、うちの道場の子が出場したので、その様子を見学してたら、 <em>プログラミングを通して人と人の交流が生まれている</em> 事象に遭遇したため、<br /> 「これは書きたいな」<br /> と思って書き始めた。</p> <h1 id="どんなツールを使っているのか"><a href="#%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B">どんなツールを使っているのか</a></h1> <p>最終的に、HTMLとCSSを<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://bluegriffon.org">BlueGriffon</a>というWysiwygエディタでゴリゴリと書く方法に落ち着いた。</p> <p>Gitの <em>分散性</em> を十二分に利用し、思いついたエピソードを思いついたところからがりがり書いていく方法をとっていく(「いく」と書いたのは、2019-06-18T16:50現在では、まだプロローグも書き終えていない状態のため)。</p> <p>また、書き始めるまでのプロットは、ひっそりと<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.world-type.com/">WorldType</a>というサービスを利用させていただいて、一部簡単にまとめている。<br /> この点に関しては、<a href="https://crieit.net/users/tRiaeZ1">iotas</a>氏に感謝である。</p> <p>このように至るまでの紆余曲折についてもっと見たいという奇特な方は、更に以下を参照されたし。</p> <h1 id="TL;DR 書き始めるまでの紆余曲折"><a href="#TL%3BDR+%E6%9B%B8%E3%81%8D%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AE%E7%B4%86%E4%BD%99%E6%9B%B2%E6%8A%98">TL;DR 書き始めるまでの紆余曲折</a></h1> <p>以下はこの書き方に至るまでの紆余曲折をだらだら書いていく。</p> <p>製作者の裏話は大抵興味を持たれないと思うのだが、誰かがうっかり見た時に何かになればいいなあと思うので書いておく。</p> <h2 id="札幌ワカモノ文学サロン"><a href="#%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E3%83%AF%E3%82%AB%E3%83%A2%E3%83%8E%E6%96%87%E5%AD%A6%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3">札幌ワカモノ文学サロン</a></h2> <p>少し話題に出した国語塾講師の方が会場を提供してくださり、プロ志望からアマチュアまでの物書きが集まって勉強会をしていたりする。</p> <p>それ以前にも、昔「Onoma」という同人誌を刷って、第1回目の<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://bunfree.net/">文学フリマ</a>札幌に4作品出したりなど、持て余している妄想癖のやり場があれば書いている。</p> <p>さて、このサロンでもしっかりと「作品の提出と品評」を行っている訳だが、<br /> 私は書き始めたHTML文書を、ソースコードのまま提出した。</p> <p>そのため、<br /> 「まんじゅ(́ん`)さんは、読める形で持ってきてください……」<br /> と困惑されてしまったので、とりあえず公開することに心を決めた。</p> <h2 id="なにで書くか"><a href="#%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%81%A7%E6%9B%B8%E3%81%8F%E3%81%8B">なにで書くか</a></h2> <p>私は怠惰な人間であると自負している。なのでHTMLをひたすら手打ちするのは酷であった。</p> <p>そこでうっかり「独自規格の軽量マークアップ言語を作るか?」と思い立ったりもしたが、<br /> Markdown拡張は自分の要求を満たすには難しく、かといってreStructuredTextを使うにしてもパーサーがサクッと作れずにいた。</p> <p>そんなことをTwitterでぼやいていたら、<br /> 「ホームページビルダーっ!」<br /> というリプライが返ってきたのである。</p> <p>それでふと思い出したのがBlueGriffonで、公式ページを見に行ったら、5年前に閲覧した時とはデザインが一新されていたので、<br /> 「これだ」<br /> と思い、自宅に帰って即座にダウンロードしていた。</p> <p>もう少し見やすいデザインというものがあるのは分かっているが、私の知識不足ゆえ、現状(2019-06-18現在)はこれが限界である。</p> <h1 id="おわりに"><a href="#%E3%81%8A%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AB">おわりに</a></h1> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://manzyun.github.io/IsYouthCommingToAComputerNerd/">コンピューターオタクに青春は来るのか</a></p> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://github.com/manzyun/IsYouthCommingToAComputerNerd">GitHubで公開リポジトリ</a>で、合間を見つけては執筆中である。</p> <p>ライセンスはなぜかAGPLである。</p> <p>フォークなどによるifストーリなどの二次創作や、技術的指摘のissueなど、バシバシ投げていただきたい。なにせ、<br /> 「LINQの楽しさで勢い余って動かないコードを掲載したQiita記事を投稿する」<br /> 様な怠惰な四流物書きなので。</p> <p>うっかりGitHubのリポジトリにStarをつけて購読していただけると、作者の励みになる。</p> <p>最後に、私が未だに真に受けて勘違いして生きている要因となった、エリックレイモンド著(訳:山形浩生 + 村川泰 + Takachin)の「<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://cruel.org/freeware/hacker.html">ハッカーになろう - How To Become A Hacker</a>」の一説で締めたいと思う。</p> <blockquote> <p>母語できちんと文が書けるようになること(わたしが知っている最高の連中を含め、ハッカーの驚くほど多くは物書きとしても有能です)</p> </blockquote> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15068 2019-06-06T15:30:00+09:00 2019-06-06T15:30:00+09:00 https://crieit.net/posts/VB6 【チラシの裏】VB6みたいなプログラミング環境紹介 <p>昨日はノリと勢いでQiitaに、<br /> 「そのfor文、内包表記とかLINQで書けるぞい」<br /> な記事、<br /> 「なんちゃって関数型プログラミング(以下略」<br /> という記事を投稿したものの、サンプルコードの品質が低すぎて、投稿後1時間で削除しました。</p> <p>そんな話はどうでもいいや。</p> <h1 id="はじめに"><a href="#%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB">はじめに</a></h1> <p>この記事は、<br /> 「VB6で制作したプログラムが現役で動いている! VB6が志向の言語だ! 私がVB6しか使えないからだ!」<br /> 「しかし、今後のMicrosoftの動向で雲行きも怪しいし、急にプロジェクトで使うOSがLinux系OSになった時のためにも何か対策を……」<br /> という方が本当にいらっしゃって、かつわざわざ調べてこの記事にたどり着いてしまったのか全く存じ上げませんが、そんな方のためを <em>全く思っていない<strong>ジョーク</strong>記事です</em>。</p> <p>「大半の方が VB.net にとっくに移行して、うっかりLINQも使っているのではないか」<br /> という偏見が私にはあります。</p> <h2 id="想定読者"><a href="#%E6%83%B3%E5%AE%9A%E8%AA%AD%E8%80%85">想定読者</a></h2> <ul> <li>「VB6でいままでプログラミングしていたが、VB.netやC♯はとっつきにくい」という人</li> <li>VB6のプログラムを、ソースコードの移植の手間をなるべく少なくして、Linuxで動かしたい人</li> </ul> <p>ただし、英語の情報を読み解きながら、人柱になる気力のある人。</p> <hr /> <h1 id="VB6ライクな言語・開発環境紹介"><a href="#VB6%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%81%AA%E8%A8%80%E8%AA%9E%E3%83%BB%E9%96%8B%E7%99%BA%E7%92%B0%E5%A2%83%E7%B4%B9%E4%BB%8B">VB6ライクな言語・開発環境紹介</a></h1> <p>VB6の魅力は、そのGUIの開発の容易さ(RAD)だと思いますが。ざっくばらんに紹介していきます。</p> <h2 id="Gambas"><a href="#Gambas">Gambas</a></h2> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://gambas.sourceforge.net/en/main.html">Gambas Almost Means BASIC!</a></p> <p>エビのマスコットがかわいい。</p> <p>しかしながら、比較的VB6に近い文法かつ、GUI構築もVB6とかを使った人なら親しみやすい作りをしていると思います。</p> <h2 id="Free Pascal &amp; Lazarus"><a href="#Free+Pascal+%26amp%3B+Lazarus">Free Pascal & Lazarus</a></h2> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.freepascal.org/">Free Pascal</a><br /> <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.lazarus-ide.org/">Lazarus</a></p> <p>「おい、Pascalじゃねえか」</p> <p>でもLazarusは結構高機能だと思います。</p> <h2 id="FreeBASIC"><a href="#FreeBASIC">FreeBASIC</a></h2> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://www.freebasic.net/">FreeBASIC</a></p> <p>「おい、GUIどう作るんだよ」</p> <p>おそらくGTKを使うといいと思います。<br /> GTKのウィンドウをやるのであれば、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://glade.gnome.org/">Glade</a>が個人的にはおすすめです。</p> <hr /> <h1 id="まとめ"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">まとめ</a></h1> <p>初めにも書いた通り、<br /> 「想定読者のことを<em>全く思っていない<strong>ジョーク</strong>記事です</em>」<br /> つまり筆者の自己満足でしかありません。</p> <p>しかし、インターネットの海に乗って時間を潰している方の無駄知識のストックになったり、あわよくばこれらをきっかけにプログラミングを始めたり、久々にやっていただけると幸いです。フリー(自由な)ソフトウェアですから、マシンがあればWindowsでもLinuxでも動くし。</p> <h1 id="おまけ"><a href="#%E3%81%8A%E3%81%BE%E3%81%91">おまけ</a></h1> <p>「私、SmileBASIC(プチコンシリーズ)なんだけど」<br /> な方は、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://inajob.hatenablog.jp/entry/2017/07/02/8bitなゲーム環境Fantasy_Computerをまとめてみる">この記事</a>をご覧ください。</p> <p>LuaとかJavaScriptとかPythonですが。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/15025 2019-05-25T15:58:12+09:00 2019-05-25T15:58:12+09:00 https://crieit.net/posts/Web-5ce8e784c67d6 私は個人でWebサービスを作りたくない <h1 id="はじめに"><a href="#%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB">はじめに</a></h1> <p>この記事はただの愚痴のようなものである。いわば妬みの書き連ねである。</p> <p>更に言うと、一応業界には7年、VBnetから始まり、CSharpで業務支援システム制作の仕事を長くやって、<br /> その後PHPやらGoやらの案件を転々とし、またCSharpで業務支援システムを作っている者の感覚論でしかないし、下手するとマウントじみた文章も見られるかもしれない。</p> <p>そういうのに不快感を感じる人は、ブラウザバック推奨。</p> <h1 id="最近の個人プロダクトについて思うこと"><a href="#%E6%9C%80%E8%BF%91%E3%81%AE%E5%80%8B%E4%BA%BA%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%80%E3%82%AF%E3%83%88%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E6%80%9D%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8">最近の個人プロダクトについて思うこと</a></h1> <p>いや、みんなすごいよね。<br /> ポンポンWebサービス作って。<br /> 俺は怖くてできないよ。</p> <p>「学んだ事がWebを使ったものしかしらないから」<br /> というのも動機の一つとしてあるかもしれないけど、<br /> 俺は怖いね。</p> <h1 id="なぜWebサービスが怖いか"><a href="#%E3%81%AA%E3%81%9CWeb%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%81%8C%E6%80%96%E3%81%84%E3%81%8B">なぜWebサービスが怖いか</a></h1> <p>怖い、というより、自分の欲求を実現するのに釣り合わないというべきだろうか。もう少し砕く。</p> <h2 id="私のインターネッツ体験"><a href="#%E7%A7%81%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%84%E4%BD%93%E9%A8%93">私のインターネッツ体験</a></h2> <p>私の思い描いているインターネッツ体験が、10年前の、CSSがアニメーションに対応していないようなそれで固定されているからなのだろう。</p> <p>発信したい情報があったら、HTMLをメモ帳でゴリゴリ書き、無料のレンタルWebサーバーを借りて、FTPでアップロードする。<br /> いわゆる「個人Webページ」というやつである。</p> <p>私個人は、これがものすごくシンプルな情報公開の仕方に思うのである。</p> <p>公開したい情報をFTPで転送するだけで公開できる。<br /> もしも意見があれば、Eメールで受け付けるというのも手だろう。</p> <p>その代わり、無料でやろうとすると、レンタルWebサーバーに容量を制限されたり、ドメインの自由さは劣る。</p> <h3 id="余談: 初期のインターネットというやつ"><a href="#%E4%BD%99%E8%AB%87%EF%BC%9A+%E5%88%9D%E6%9C%9F%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%82%84%E3%81%A4">余談: 初期のインターネットというやつ</a></h3> <p>平成10年以降に生まれた人たちには信じられないだろうと思うが、昔のインターネット接続は電話線で、電話と同じ回線で通信をしていた。</p> <p>そのため、インターネットにつなげている間は電話が使えないという問題や、インターネットに繋げている時間、ずっと電話代が請求される(データダウンロード・アップロードの有無にかかわらず、回線を接続している時間で請求される)という問題があった。</p> <p>その頃のインターネット利用のノウハウというほどでもないが、昔のWebブラウザには「オフライン作業」という機能があった。回線をあえて切断するのである。</p> <p>なので、データのダウンロードが完了したのを見計らって「オフライン作業」に切り替えてドキュメントを読んだり、掲示板への投稿内容を打ち込んだり。ということをしていた時代があった。</p> <p>接続時間課金制のインターネットなんてそんなに存在しないが、もし利用することがあれば覚えておきたい知識ではある。</p> <p>なお、この知識は、<br /> 「某、マーメイドの描かれたコーヒーショップで、ずっとWi-Fiに接続しなければ、テキスト編集もできない」<br /> と思い込んでいる人たちのために書いたつもり。実際、コーヒーショップのWi-Fiが途切れている現在、自分はCrieitの編集画面でこのテキストを黙々と打っている。</p> <h2 id="今日のインターネッツに思うこと"><a href="#%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%84%E3%81%AB%E6%80%9D%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8">今日のインターネッツに思うこと</a></h2> <p>みんな繋がりやすくなった。むしろ、<br /> 「身の回りの家族や友達より、遠く離れた対面したこともない人達との繋がりのほうが長く深い」<br /> なんてこともあり得るのではなかろうか。</p> <p>いい時代だよ。うん。</p> <p>ただ、個人サイトというものをわざわざ立ち上げる必要もなく、有名なSNSを利用した方が情報の発信は簡単になったし、そのSNS上で交流したほうが容易い。そんな時代である。</p> <p>多分、それはそれで良いと思う。みんながみんな、<br /> 「HTMLとCSSとJavaScriptとFTPと、無料レンタルサーバーの選び方を学ばなくても情報発信できる」<br /> 情報を電話線と世界中のコンピューターを経由して発信するための参入障壁は、ガッツリ下がったのだ。</p> <p>しかし、そういうSNSを使わない、むしろそういうプラットフォームを作ろうとすると、一気にハードルが上がるのである。</p> <h3 id="今、Webでプラットフォームを作ろうとすると"><a href="#%E4%BB%8A%E3%80%81Web%E3%81%A7%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A8">今、Webでプラットフォームを作ろうとすると</a></h3> <p>じゃあ、実際何が知識として必要なのか。</p> <p>突然のサーバーサイドプログラミング(PHP, Node.js, Python, Ruby, もしかしたらCとかC++も?)である。</p> <p>そしてHTTPサーバー構築の知識も必要になる。Apache, Nginx, もしかすると自作のHTTPサーバーという場合もある。</p> <p>更に、データベースシステムについても知っておいたほうが、自宅サーバーやVPS, クラウドサービスの保存領域を無闇に食いつぶさないだろうし、データの読み書きのトラブル(ACID)対策もできるだろう。</p> <p>そうなると、次はデータベースを無闇に他者がアクセスし、他人のデータを閲覧されたり、改ざんされるようなことがないようにと、セキュリティのことも考えなくてはいけない。</p> <p>更に、いざ作ってみて自分なりの万全な構築をしたとしても、データ消失や破損・改ざん、漏洩が起こった際の保障ができるだろうか。私はできない。</p> <h2 id="だから、私は個人でWebサービスを作りたくない"><a href="#%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%81%E7%A7%81%E3%81%AF%E5%80%8B%E4%BA%BA%E3%81%A7Web%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%84">だから、私は個人でWebサービスを作りたくない</a></h2> <p>以上の理由から、私は個人でWebサービスを作る意欲が全く沸かない。</p> <p>少なくとも、私がやりたいのは、僅かな人間が奇特な興味本位で自分の情報を見てくれればいい、そのための情報発信をしたいだけであり、そこに色々な機能(いいね、あしあと、色々……)は正直いらないのである。</p> <p>ついでに、自分がそんな情報発信の際に作った、爪楊枝くらいに役に立つかもしれないツールを公開できれば、それで御の字なのである。</p> <h1 id="「そんなお前は何も作れないんだろ?」"><a href="#%E3%80%8C%E3%81%9D%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%8A%E5%89%8D%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%82%82%E4%BD%9C%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%8D%EF%BC%9F%E3%80%8D">「そんなお前は何も作れないんだろ?」</a></h1> <p>そうだな。仕事以外では何も作っていないと言っても過言じゃないだろう。</p> <p>とはいえ、仕事で業務支援システムを作るくらいが、私が抱えられる責任としては丁度いい気がする。</p> <p>イントラネット内、もしくはローカルで立ち上げたデータベースにアクセスして、それを読み書きする。</p> <p>外部からの介入、規模の拡大など、そこまで深く考えなくていい(つい考えることはあるが)。</p> <p>できない理由の言い訳を連ねているだけであるが、言いたいことは、土俵が違うんだよなと言う話。</p> <h1 id="とはいえ情報を公開するのに便利なものは欲しい"><a href="#%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%88%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%92%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AB%E4%BE%BF%E5%88%A9%E3%81%AA%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E6%AC%B2%E3%81%97%E3%81%84">とはいえ情報を公開するのに便利なものは欲しい</a></h1> <p>しかしながら、情報公開するのに便利なツールはほしいなと思っている。</p> <p>言ってしまえば、<br /> 「静的サイトジェネレーター」<br /> なのだが。</p> <p>しかし、静的サイトジェネレーターに、LiteSQLやFirebird Embeddedを載せて、GUIアプリもつけ、ついでに任意のWebサーバーへのFTPなりSSHなりでのアップローダーがついてたら、割と良さげでは? と、思っている。もちろん、各ツールはなるべく粗結合にして。</p> <h1 id="まとめ"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">まとめ</a></h1> <p>ということで、私がWebサービスを作りたくない言い訳、そして静的サイトジェネレーターを作ってみたい理由を書いてきた。</p> <p>少し有益な話になるかわからないが、<br /> 「Webサービスは作れない。かといってゲームも作れない私は一体どうすれば」<br /> という人は、<br /> 「何かのファイルやデータベースの内容を突っ込んだら、どこかに公開するフォーマットのファイルを吐き出すプログラム」<br /> を作れると、ものすごく良いと思った。</p> <p>それだけ。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/14794 2019-02-13T13:45:58+09:00 2019-02-13T13:45:58+09:00 https://crieit.net/posts/66dc873cd21ce8b8e970b0743c7f9754 【妄想】「お家ネット」を構築したら家族のギクシャクがなくなった件 <h1 id="はじめに"><a href="#%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB">はじめに</a></h1> <p>私の実家は、父がX68000を所持していた程度にはコンピューティング体験に恵まれていた環境で、<br /> 家にはLANケーブルが張り巡らされていたりしました。</p> <p>時は経ち、Linuxも比較的とっつきやすいUIになり、容易に入手できる時代です。<br /> 更にいうと、素晴らしいWebアプリケーションも容易に入手できるようになりましたね。</p> <p>全てを自前で構築するのはリスクは伴いますが、家庭でもLANとイントラネットを構築して、<br /> 子供たちがコンピューターネットワークを身近に感じられる環境があると良いのではと思い、<br /> CoderDojoで発表する前に、ここで戯言を書いている次第です。</p> <h1 id="高スペックパソコンは、リビングに1台設置するだけでいいのでは?"><a href="#%E9%AB%98%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%81%AF%E3%80%81%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AB1%E5%8F%B0%E8%A8%AD%E7%BD%AE%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%AF%EF%BC%9F">高スペックパソコンは、リビングに1台設置するだけでいいのでは?</a></h1> <p>まずひとつ提案させてください。</p> <p>高スペックパソコンは拡張性の高いデスクトップマシンを、リビングに配置しておけば十分なのではないかと、ここ最近感じております。</p> <p>ましてや昨今、無線技術も飛躍的に進んだため、物理的な距離や配線に悩むことも比較的少ないように思えます。</p> <p>ここはひとつ、15万円ほどの自作マシンをリビングに配置し、そのパソコンを皆で共有する使い方を行えば、比較的ご家庭の財布の負担も少なく済むと考えます。</p> <h2 id="Remote Desktop Protocol による簡易シンクライアント運用"><a href="#Remote+Desktop+Protocol+%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E7%B0%A1%E6%98%93%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E9%81%8B%E7%94%A8">Remote Desktop Protocol による簡易シンクライアント運用</a></h2> <p>最近はVirtual Network Computing(以下:VNC) やRemote Desktop Protocol(以下:RDP) の効率化が図られているためか、Core2Duo / RAM:4GB程度のコンピューターでも、そこまでストレスを感じずにLAN内のコンピューターは操作できます(個人的な感想です)。</p> <p>なおかつ、IPアドレスが分かっていれば、あとはソフトでつなげるだけなので、結構お手軽にできます。</p> <h3 id="部屋まで戻るのが面倒くさい(よね?)"><a href="#%E9%83%A8%E5%B1%8B%E3%81%BE%E3%81%A7%E6%88%BB%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8C%E9%9D%A2%E5%80%92%E3%81%8F%E3%81%95%E3%81%84%EF%BC%88%E3%82%88%E3%81%AD%EF%BC%9F%EF%BC%89">部屋まで戻るのが面倒くさい(よね?)</a></h3> <p>しかし実際VNCなどを利用する機会なんてあるのでしょうか。それこそ遠隔地のコンピューターを操作するくらいではないかと思われるかもしれません。</p> <p>ですが、意外なことにLAN内でVNCやRDPを使ってみると、意外と利点があります。</p> <p>私の様に、<br /> 「テレビの音声をBGMに広いリビングで自室の高性能マシンのリソースを利用してゲーム開発をしたい」<br /> という、一見矛盾した希望が叶います。むしろ叶いました。</p> <p>そういった観点でも、LAN内PCをリモート操作するというのはとてもコンピューティング体験をより良いものにしてくれる気がします。</p> <h3 id="ひとつのパソコンをみんなで共有する方法"><a href="#%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%92%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%A7%E5%85%B1%E6%9C%89%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95">ひとつのパソコンをみんなで共有する方法</a></h3> <p>とはいえ、一つしかないパソコンをみんなで使うことにイメージができない方もいらっしゃるかもしれません。<br /> 知られていないのか、はたまた利用用途が思いつかないためか私にはわかりませんが、パソコンの中にアカウントをいくつも作ることができます。</p> <p>そこは各種パソコンのOS(WindowsとかMac OS Xとか、Linuxディストリビューションとかいろいろ)のユーザー追加方法を調べていただくか、詳しいお友達に聞いたほうが早いです。</p> <p>念を押して申し上げたいのは、一台のパソコンに複数の人のアカウントを作り、ユーザーごとにできることを制限したり拡張できます。<br /> また、<br /> 「この写真ファイルはお母さんには見せづらいけど、お父さんになら見せれる」<br /> ということもできるんです。できるんですよ?!</p> <h2 id="家族の会話"><a href="#%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E8%A9%B1">家族の会話</a></h2> <p>「家族の間の会話がなくなった」<br /> と悲しんでおりますか?</p> <p>もしかしたら、みんなテキストチャットに慣れすぎてしまったのでは。</p> <p>口頭による会話も重要ですが、文字列じゃないと上手に伝えられないこともあると思います。<br /> ということで私は以下の提案をします。</p> <h3 id="Intranet Relational Chat"><a href="#Intranet+Relational+Chat">Intranet Relational Chat</a></h3> <p>「Inernet Relational Chat(以下:IRC)って、そんな古いものを……」<br /> 「今どきL()NEとかD()scordで十分だろ」</p> <p>はい、十分です。むしろ十二分だと思います。</p> <p>しかし、あえてここは、<br /> 「アプリと場所を使い分けることで、気持ちのモードチェンジがしやすいのでは」<br /> と思ったりします。</p> <h3 id="イントラネットWebページとか掲示板とか"><a href="#%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88Web%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%A8%E3%81%8B%E6%8E%B2%E7%A4%BA%E6%9D%BF%E3%81%A8%E3%81%8B">イントラネットWebページとか掲示板とか</a></h3> <p>冷蔵庫に磁石で貼り付けたメモでも十分かもしれませんが、<br /> ここに家族内の決まりごととかをちゃんと明記しておくといいのではないかなーと漠然と。</p> <h3 id="家庭内分散SNS"><a href="#%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E5%86%85%E5%88%86%E6%95%A3SNS">家庭内分散SNS</a></h3> <p>もういっそのこと、MastodonとかDiasporaのサーバーをイントラネット上に立ててしまったら、独り言を発信しやすいのではと思ってしまっております。</p> <h2 id="「そうは言ったって、パソコンそんなにホイホイ買えねえよ」"><a href="#%E3%80%8C%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%AF%E8%A8%80%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%80%81%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%81%9D%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%9B%E3%82%A4%E8%B2%B7%E3%81%88%E3%81%AD%E3%81%88%E3%82%88%E3%80%8D">「そうは言ったって、パソコンそんなにホイホイ買えねえよ」</a></h2> <p>そうですね。パソコンは基本的に高いです。Windows搭載パソコンやMacだったらなおのこと。ということで、</p> <h3 id="ワンボードマイコン"><a href="#%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3">ワンボードマイコン</a></h3> <p>Raspberry Piなどのマシンを個室や家の拠点に設置すると、超便利な気がします。<br /> RDPでリビングの高性能マシンに繋げれば、ばっちりシンクライアント運用です。</p> <h3 id="中古パソコン"><a href="#%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3">中古パソコン</a></h3> <p>また、OSのインストールされていない中古パソコンをクライアントにしてしまうのも非常に良い手だと思います。</p> <h3 id="OSをどうするか"><a href="#OS%E3%82%92%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8B">OSをどうするか</a></h3> <p>「そうは言ったって、OSなきゃパソコンは動かせないも同然じゃん」<br /> せやなー。</p> <p>適当にクライアント側はLinuxディストリビューションをインストールしておけば、問題ないのではないじゃないですかね?(てきとー)</p> <p>サーバーはWindowsにしておけば、RDPで繋げばWindowsが動くよ!(こじつけ)</p> <h1 id="まとめ"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">まとめ</a></h1> <p>そんな感じで、<br /> 「シンクライアントとかLANとか、企業や会社でしか使わないものでしょ?」<br /> という考え方をぶっ壊したかっただけでした。</p> <h1 id="追伸"><a href="#%E8%BF%BD%E4%BC%B8">追伸</a></h1> <p>もしかしたら挿ポンチ絵を追加するかも。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/14696 2018-12-26T16:52:36+09:00 2018-12-26T16:52:36+09:00 https://crieit.net/posts/Brilliant-STEM 君は Brilliant を知っているか? −英語だけど、きっとプログラマ以外の知的好奇心も満たしてくれる STEM 問題集− <p>おそらくこの記事を開いたということは、あなたは知的好奇心に飢えているのだろう。</p> <p>そしてこれから紹介する Web サイトは、そんなあなたの知的好奇心を満たすにはうってつけの Web サイトだと思う。</p> <p>この記事の内容を見るまでもなく知的好奇心をくすぐられたあなたは、<br /> この記事を最後まで読まずに、ぜひ<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://brilliant.org/">Brilliant</a>に直行していただければと思う。</p> <h1 id="はじめに − Kurzgesagt で出会った Brilliant との出会い−"><a href="#%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB+%E2%88%92+Kurzgesagt+%E3%81%A7%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%A3%E3%81%9F+Brilliant+%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%84%E2%88%92">はじめに − Kurzgesagt で出会った Brilliant との出会い−</a></h1> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://kurzgesagt.org/">Kurzgesagt</a>というYoutube動画シリーズをご存知だろうか。</p> <p>Kurzgesagt シリーズのサブタイトル「In a nutshell」の名前の通り、<br /> 科学の話や国際社会問題を<br /> 「要するに……」<br /> という具合に、1 本 15 分ほどの、可愛いくてポップな鳥などのアニメーションで解説している。</p> <p>私はこの動画シリーズが大好きだ。<br /> 今日までの科学技術の発展や、宇宙そのものの一部を垣間見たり、<br /> その一部を垣間見るための数学の力を見ることができる。</p> <p>素直に書いてしまえば、<br /> 「ああ、この動画の内容を理解している自分、頭いいなあ」<br /> と自惚れているのであるが。</p> <p>日本語字幕もYoutubeの動画設定から選択できるので、<br /> 威圧感の全く無いイケメンボイスの英語ナレーションが理解できなくても、内容を容易に理解することが可能だ。<br /> 私の記憶が確かであれば、有志の方々が翻訳を行っている気がした。有り難い話である。</p> <p>肩肘張らずに、ポップコーンと炭酸水を準備して見ることをおすすめする。</p> <h2 id="数学を使った動画には、Brilliant の広告が最後に入る事が多いので……"><a href="#%E6%95%B0%E5%AD%A6%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%80%81Brilliant+%E3%81%AE%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%8C%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8B%E4%BA%8B%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A7%E2%80%A6%E2%80%A6">数学を使った動画には、Brilliant の広告が最後に入る事が多いので……</a></h2> <p>まずはKurzgesagtの紹介をしたが、この動画シリーズの最後の方に、<br /> 「<em>Brilliant</em> にアクセスすると、こういった計算ができるようになるよ! そして今ならキャンペーン中!」<br /> という、善意に溢れた広告を見ることがある。</p> <p>「キャンペーンはどうでもいいや、でも Brilliant というサービスは気になるな」<br /> ここ最近自分の思考の行き詰まり・停滞感を感じていた自分は、ついBrilliantにアクセスした。</p> <p>眺めてみると、面白そうな話題がいっぱいある。</p> <h1 id="Brilliant では、どんな問題を扱っているの?"><a href="#Brilliant+%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%82%92%E6%89%B1%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%EF%BC%9F">Brilliant では、どんな問題を扱っているの?</a></h1> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://brilliant.org/courses/#featured">こーんな感じ。</a></p> <h2 id="Crieit に投稿している記事なのだから、そりゃコンピューターの話題もあるよ"><a href="#Crieit+%E3%81%AB%E6%8A%95%E7%A8%BF%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%81%E3%81%9D%E3%82%8A%E3%82%83%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%A9%B1%E9%A1%8C%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8B%E3%82%88">Crieit に投稿している記事なのだから、そりゃコンピューターの話題もあるよ</a></h2> <p>上記の「こーんな感じ。」のリンク先を見た方なら分かると思うが、化学はもちろん、<br /> ニューラル・ネットワークやコンピューターサイエンスの話題もバッチリある。</p> <p>だからこそCrieitにこの記事を投稿したのだ。<br /> こんな素晴らしい教材、今までにもあったと思うが、<br /> ここまでいっぱいある Web サイトはめったに無いと思う。英語だけど。</p> <h1 id="ふーん、でもお高いんでしょ?"><a href="#%E3%81%B5%E3%83%BC%E3%82%93%E3%80%81%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%8A%E9%AB%98%E3%81%84%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%EF%BC%9F">ふーん、でもお高いんでしょ?</a></h1> <p>無料枠がちゃんとある。趣味で独学するだけならこれで十分。</p> <p>「いや、やっぱり講師が居ないと……」<br /> 「もうとっくに理解していることばっかりだったわ」<br /> そんな方は、月額 2400 円の月間購読プランか、毎月 984 円分で済む年間購読プランがある。</p> <p><strong>※: 2018 年 12 月 16 日現在の価格です。 現在の価格は<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://brilliant.org/premium/">こちら</a>で確認できます。</strong></p> <p>もしBrilliantの無料プランを一通りやり終えてしまった方は、こちらも検討して良いのではなかろうか。<br /> 日本の書籍でも良いものはあると思うけどね!</p> <h1 id="うん、Brilliant が良いのは分かった。問題は、その運営目的だ。"><a href="#%E3%81%86%E3%82%93%E3%80%81Brilliant+%E3%81%8C%E8%89%AF%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AF%E5%88%86%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%82%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%AE%E9%81%8B%E5%96%B6%E7%9B%AE%E7%9A%84%E3%81%A0%E3%80%82">うん、Brilliant が良いのは分かった。問題は、その運営目的だ。</a></h1> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://brilliant.org/about/#our-mission">こちらどーぞ。</a></p> <p>僕の英検 3 級程度の英語力で「In a nutshell」すると、<br /> 「STEM をもっと身近に」<br /> という雰囲気。</p> <h2 id="STEM とは?"><a href="#STEM+%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F">STEM とは?</a></h2> <p>最近(2000 年代)に、教育関係者をざわつかせたワードかと思う。</p> <ul> <li><strong>S</strong>cience</li> <li><strong>T</strong>echnology</li> <li><strong>E</strong>ngineering</li> <li><strong>M</strong>athematics</li> </ul> <p><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/STEM%E6%95%99%E8%82%B2#%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3">実はいくつかバリエーションもあるらしい。</a></p> <h1 id="Web もアプリもあるんだよ"><a href="#Web+%E3%82%82%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8B%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%88">Web もアプリもあるんだよ</a></h1> <p>なんと嬉しいことに、Web に限定せず、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://play.google.com/store/apps/details?id=org.brilliant.android">Android</a>、<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://itunes.apple.com/app/apple-store/id913335252">iOS</a>それぞれアプリがある。</p> <p>デートの待ち合わせの待ち時間、Brilliantで知的演出待ったなし。</p> <blockquote> <p>「ごめーん、待ったぁ?」<br /> 「ううん。全然?」<br /> 「え、ゲームやってたの? それとも SNS チェック?」<br /> 「うーん、ちょっとソフトウェアエンジニアとしてもっと成長したいから、数学の問題を解いてた」<br /> −−えっ……なに、この人……超……(ここには任意の文字列が入ります)!</p> </blockquote> <p>妄想にお付き合いいただき、ありがとうございます。</p> <h1 id="Brilliant、良いのでは?"><a href="#Brilliant%E3%80%81%E8%89%AF%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%AF%EF%BC%9F">Brilliant、良いのでは?</a></h1> <p>良いと思う。</p> <h2 id="でも英語読めねえ!"><a href="#%E3%81%A7%E3%82%82%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E8%AA%AD%E3%82%81%E3%81%AD%E3%81%88%EF%BC%81">でも英語読めねえ!</a></h2> <p>そんなあなたに<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.duolingo.com/">Duolingo</a>。</p> <p>私も英語が読めないのでやってるよ!<br /> (とても露骨で酷いダイレクトマーケティング(しかもアフィリエイト目的全くなし)を読んだ……)</p> <h1 id="まとめ"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">まとめ</a></h1> <ul> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://brilliant.org/">Brilliant</a>はいいぞ。</li> <li>「英語が大分疎い……」それなら<a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://ja.duolingo.com/">Duolingo</a>。</li> <li>どっちも興味無いの?! じゃあ <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://kurzgesagt.org/">Kurzgesagt</a>を観て!</li> </ul> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/14653 2018-12-13T15:59:12+09:00 2018-12-14T01:52:40+09:00 https://crieit.net/posts/b2fa8f9298b905174336d05675775ed9 論理を煮詰めた正論は常に正しいだろうけど、時によっては鋭利なナイフにもちろんなるぞ <h1 id="はじめに"><a href="#%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB">はじめに</a></h1> <p>このポエムは、<a href="https://crieit.net">Crieit</a>の<a href="https://crieit.net/advent-calendars/2018/crieit">アドベントカレンダー</a>の、13日目の記事です。</p> <p>はい、いつもどおり就業時間中に吟遊詩人やってます。</p> <h1 id="お前誰よ"><a href="#%E3%81%8A%E5%89%8D%E8%AA%B0%E3%82%88">お前誰よ</a></h1> <p>まんじゅ(´ん`)と申します。</p> <p>ただの27歳派遣プログラマ(劣化知的生命体)です。</p> <p>しいていえば、シーシャ(水タバコ)が好きです。</p> <h1 id="本題"><a href="#%E6%9C%AC%E9%A1%8C">本題</a></h1> <p>早速ですが本題。</p> <h2 id="まずは思い出話から"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%9A%E3%81%AF%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA%E8%A9%B1%E3%81%8B%E3%82%89">まずは思い出話から</a></h2> <p>私は思い出話が好きなので、思い出話から話を始めようと思います。</p> <p>どうせポエムだし。</p> <h3 id="仕事で"><a href="#%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%A7">仕事で</a></h3> <p>M田という同僚が居ました。</p> <p>彼は常に熟考し、論理を煮詰め、正論を唱えます。</p> <p>そういう、私から見れば強く、仕事もできるやつです。</p> <p>ですが、私とリーダーが(彼いわく)頓珍漢な会話で話を完結させており、<br /> 全く何も考えていないと見受けられたらしく、彼は常に正論をリーダーにぶつけ続けました。</p> <p>そしてリーダーは屁理屈ばかり返して、その屁理屈の実証を我々に要求していました。</p> <p>そんなことが6ヶ月続き、ついに誰も言うことを聞いてくれないと諦めた彼は、会社を退職しました。</p> <p>その後、頭の悪い僕が調査すると、あっさり屁理屈の実証ができてしまったので、プロジェクトは継続されています。</p> <hr /> <p>そんな事を、たまたま電話をかけてきた親父と話したら、</p> <p>「それはなんか、M田は受けた指示を遂行しているだけでよかったんじゃねえの? それより聞いてくれ、うちで雇っているベトナム人は、言う通りに作業しないから、俺がちょっとヤキを入れたら『国に帰る』とか言い出すんだから、本当どうかしてるよ」</p> <p>とのこと。</p> <h3 id="ボランティア活動で"><a href="#%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%81%A7">ボランティア活動で</a></h3> <p>自分はとあるプログラミングクラブのメンターをやっています。</p> <p>自分は人間ができていないため、 <em>駄メンター</em> と大人には紹介しています。</p> <p>そんな私に変な興味を持ったO崎という人間が、近づいてきました。</p> <p>曰く、<br /> 「君は残酷な教育を受けてきた。社会は間違っているし家族も間違っている。僕がそれを正す」<br /> と行ってきました。</p> <p>そんな彼は、</p> <ul> <li>精神安定剤は精神の安定を揺るがし、抗不安剤は不安を煽る</li> <li>この国がここまでおかしくなったのは、明治天皇への偶像崇拝の結果だ</li> <li>量子論で考えると、すべての量子は計算能力を持っていて、僕たちはその演算結果としてここにいるんだ</li> <li>その考え方を正すには、僕の言うことを聞けば悟れる</li> </ul> <p>だのなんだの僕にべらべらと、疲れている僕の事も気遣いなく話し、まくしたて、僕を疲弊させます。</p> <p>疲弊した僕は、<br /> 「ああ、面倒くせえ。かといってこいつの機嫌を損ねるのも無茶苦茶面倒くせえ。有り難い話は聞いてやらないとなあ……」<br /> と思って12時間場所を変えてひたすら洗脳されておりましたし、今もほぼそんな状態です。</p> <h2 id="自分の心境"><a href="#%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E5%BF%83%E5%A2%83">自分の心境</a></h2> <p>誰も彼もそうなるに当たっての背景があり、そういう人間になったわけで、その背景を汲み取らずに、<br /> 「あれは使えん。それは卑怯。これは間違っている」<br /> というのは、なんだかなあ、と。</p> <p>頑なに否定するか、と。</p> <h2 id="思想の自由と反発; 裏を読め"><a href="#%E6%80%9D%E6%83%B3%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%A8%E5%8F%8D%E7%99%BA%EF%BC%9B+%E8%A3%8F%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%81">思想の自由と反発; 裏を読め</a></h2> <p>「思想は多様であるべき」<br /> と世の中言われるようになりました。</p> <p>しかしながら、どこかでついた <strong>常識</strong> というものに囚われていると、全く反対の考え方に遭遇した時に、泡を食います。</p> <p>そこで、その表面だけを見て、<br /> 「いや、それは違う」<br /> と即座にレッテル貼りをするのは、早計ではないかとここ最近思います。</p> <p>物事には過去がありますし、人には意図があります。</p> <p>その背景を察することを端から放棄して否定するのは、どうなんだと。</p> <p>「すべて読め。察しろ」</p> <p>とまでは我慢して言いませんが、このごろそう思うことが多々あったり。<br /> 「それは傲慢だ」<br /> というのなら、そのとおりでしょう。ええ、開き直るくらいに私は傲慢です。</p> <p>「だけど、そうやって何も見ないで言った一言がその人間を死に追いやる結果になっても良い覚悟があるのか?」</p> <p>なにとなくそんな事を思ったりします。</p> <p>そりゃあ、論理を煮詰めた正論はぐうの音も出ないほど正しいでしょう。</p> <p>でも、その正しさ通りに動けないから苦労しているのに、<br /> 「お前は正しくない」<br /> って、<br /> 「出来損ないめ、死ね」<br /> と言ってるも同然では? ではでは?</p> <h1 id="まとめ"><a href="#%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81">まとめ</a></h1> <p>結局のところ、<br /> 「僕はそういうのは気に入らないが、そういう考え方もあることは認める。理解していないけど、そのうち理解できると良いね」<br /> という、他人に対しても自分に対しても寛大な気持ちが、この先重要になってくるのかもしれませんね。</p> <hr /> <p>また就業時間中くだらんこと書いたわ……。</p> まんじゅ(´ん`) tag:crieit.net,2005:PublicArticle/14612 2018-11-27T17:00:21+09:00 2018-11-27T17:00:21+09:00 https://crieit.net/posts/658967b6f9adc8c3bd4b32225b6d378c 我々は、常に万物から学び続けなければいけない(自戒をこめて) <h1 id="至極当然の事を言うけれど"><a href="#%E8%87%B3%E6%A5%B5%E5%BD%93%E7%84%B6%E3%81%AE%E4%BA%8B%E3%82%92%E8%A8%80%E3%81%86%E3%81%91%E3%82%8C%E3%81%A9">至極当然の事を言うけれど</a></h1> <p>私達は、万物から常に学び続ければいけない。<br /> そう思った。</p> <h1 id="こんな話もある"><a href="#%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E8%A9%B1%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8B">こんな話もある</a></h1> <h2 id="10年経っても色褪せることは無いだろう記事"><a href="#10%E5%B9%B4%E7%B5%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%82%E8%89%B2%E8%A4%AA%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E7%84%A1%E3%81%84%E3%81%A0%E3%82%8D%E3%81%86%E8%A8%98%E4%BA%8B">10年経っても色褪せることは無いだろう記事</a></h2> <ul> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="http://www.geekpage.jp/blog/?id=2008/1/29">人生の全てはTCP/IPに学んだ:Geekなぺーじ</a></li> </ul> <h2 id="たまたまQiitaのタイムラインを眺めてたら見かけた"><a href="#%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%81%BEQiita%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%92%E7%9C%BA%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%9F%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%9F">たまたまQiitaのタイムラインを眺めてたら見かけた</a></h2> <ul> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/techpoem/items/b2e670114216384e7a50">年をとって考えるのをやめるエンジニア - Qiita</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/wakaba_bbq/items/2cc790639eacf28b8da4#comment-d2ccabc10f3f06429bb5">田舎のエンジニア事情 - Qiita</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/timtam95/items/ee0c24ed03001e16258f">プログラミングについて語るときに僕の語ること - Qiita</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/techpoem/items/ac732ae8a0ac44190df1">子供たちへのプログラミング教育のこと - Qiita</a></li> <li><a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://qiita.com/tomotomospot/items/4f35d7afb3698d7ce96a">プログラミングを子供に教えていて感じたちょっとした時代ギャップ - Qiita</a></li> </ul> <hr /> <p>後は「情熱プログラマー/Chad Fowler」や「ハッカーと画家/Paul Graham」とか、それと「ライフロング・キンダーガーテン/ミッチェル・レズニック他」読めば、この記事は <strong>TL;DR</strong> だ。</p> <h1 id="TL;DR"><a href="#TL%3BDR">TL;DR</a></h1> <p>おや? 書いてあることは大体察しがつくだろうに、読むのかね。そうか。</p> <h2 id="若い(幼い)と吸収は爆速"><a href="#%E8%8B%A5%E3%81%84%EF%BC%88%E5%B9%BC%E3%81%84%EF%BC%89%E3%81%A8%E5%90%B8%E5%8F%8E%E3%81%AF%E7%88%86%E9%80%9F">若い(幼い)と吸収は爆速</a></h2> <p>悲しいことかもしれないが、これはおそらく事実だ。<br /> 若いとなんでも吸収できる。大人が褒めてくれることでも咎めることでも、その子にとって楽しければなおさらだ。</p> <p>なので27歳の僕なんかは、純粋に物事を楽しめなくなってしまったので、学ぶ対象への興味がなかったら、本当に何も学ぶことができない。</p> <h2 id="歳を取ると「おきかえ」ができる"><a href="#%E6%AD%B3%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%80%8C%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%88%E3%80%8D%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B">歳を取ると「おきかえ」ができる</a></h2> <p>だからといって絶望することはない。大人は大人の強みがある。</p> <p>「おきかえ」「たとえ」<br /> こういったものが頭の中で容易にできる(やりにくい人もいるが、それは個性だ。そういう人は確実に学ぶ対象の事をはっきりと理解できるだろう)</p> <p>「人生の全てはTCP/IPに学んだ」はまさにそういう話ではなかろうか。<br /> 「人とのコミュニケーションはTCP/IPそっくりだ。むしろTCP/IPが人とのコミュニケーションを参考に作ったのでは」<br /> そんな発想から来たからこそ、あの記事が書けたのではと、私は勝手に思う。</p> <h2 id="だからなんやねん"><a href="#%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AA%E3%82%93%E3%82%84%E3%81%AD%E3%82%93">だからなんやねん</a></h2> <p>学ぶことを、諦めては行けない。<br /> 学ぶことを、止めては行けない。<br /> 学ぶことは、楽しければなお良い。</p> <p>学ぶことで知識の広がりと、共通の概念がおぼろげに見えてくる。<br /> (特にコンピューターサイエンスの世界はそうかもしれない)</p> <p>知識・教養はその人の個性にもなりうる。<br /> どうせならその知識や教養で自分という人間の振る舞いを学び、変え、彩っていってはどうだろうか。</p> <h2 id="ジェネレーションギャップも飛び越えられる"><a href="#%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%82%E9%A3%9B%E3%81%B3%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B">ジェネレーションギャップも飛び越えられる</a></h2> <p>深くて広い知識と教養を得れば、若い人の考えにもついていけるはずだ。<br /> しかし気をつけなければいけないのは、<br /> 「過去に学んだ事に執着しすぎること」<br /> だろうか。</p> <p>クラスありきのオブジェクト指向でカチカチになった頭で、リアクティブプログラミングを学ぶのは難しいと、私は思う。</p> <p>固い頭は、理解を妨げる。<br /> 固い頭は、ものを尋ねられなくなる。<br /> 固い頭は、恥を忍べなくなる。</p> <p>と思う。</p> <hr /> <p>そんなことを、自戒をこめて書いてみただけ。</p> まんじゅ(´ん`)