西暦1600年に起こった関ヶ原の戦い以後、両軍の戦略・戦術・勝敗、戦後の影響などについては、それぞれ多くのWebサイトで論じられてきた。しかしながら、それらの文章のほとんどは、歴史として「起こったこと」をベースに論じられており、「どちらが勝ったのか」は記載されていても、戦争当時においてもっとも重要だったと思われる「どちらが勝つのか」という予想部分についてはほぼ言及されてこなかった。
そこで本研究では、東軍西軍のどちらが勝つか予想できるシステムを構築する。
米Twitter社が運営するSNSであるTwitterでは、「#関ヶ原2019」(2019の部分は毎年変わる)のようなハッシュタグが使用されており、毎年関ヶ原の戦いが行われていて、筆者もこの茶番が好きであることは一般によく知られている事実である。
関ヶ原の戦い当時の様子が窺える貴重な史料であり、本研究では関ヶ原の戦いに参加した武将、一般人の会話、ノリなどを参考にした。
システムが有する機能を示す。
機能を実現するために以下の技術を使った。
関ヶ原の戦いを予想するという点において、一定の成果を挙げることができた。
課題としては、「スタイリッシュディスカッションバトル」という名前だけを先に決めて開発を進めたが、結果としてスタイリッシュでもなく、ディスカッションでもなく、ましてやバトルですらないアプリケーションになったことがあげられる。
今後、後進により上述した課題が解消されることを期待して、本稿を閉じたい。
お忙しい中、この場を設けてくださったdalaさんに厚く御礼を申し上げます。
創作支援ツールとかを作ってます。(Python) https://www.world-type.com 歴史成分多め。