2021-05-25に更新

サーバ入門3 運用体験まとめ

1.DHCPサーバの設定変更依頼(DHCPの192.168.1.0/24のスコープを削除して、新しくスコープを作る)

1.まず、DHCPのネットワーク情報を変える必要がある。DHCPのイーサネット情報から各種IPアドレス情報を変更する。
2.ネットワークスコープを右クリックして削除する。
3.新しくスコープ情報を追加する。
4.クライアントPC側のコマンドプロンプトで「ipconfig /release」で現在のIPアドレスを開放する
5.また、コマンドプロンプト「ipconfig /renew」でIPアドレスを再取得する。
6.コマンドプロンプト「ipconfig/all」で各種IPアドレスが変更されているか確認する。
※クライアントPC側でパブリックネットワークがONになってしまったときは、1回シャットダウンして、ネットワークを「NAT」に変える。そして、起動してネットワークとインターネットの設定を開き、イーサネットのプロパティを開き、「パブリックからプライベートにする」。そして、シャットダウンして「内部ネットワーク」に切り替える。

2.DHCPサーバの設定変更依頼(シナリオ1でクライアントPCに割り当てられたものを除外する)

<手順>

1.DHCPで割り当てられたIPアドレスをコマンドプロンプトで確認、静的IPアドレスとして設定する。
クライアントPC側からイーサネットのオプション変更からインターネットプロトコルバージョン4のプロパティを開き、割り当てられた各種IPアドレスを入力(IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNS)
2.静的IPアドレスで利用中のIPアドレスを除外設定する。アドレスプールを右クリックして、新しい除外範囲をクリック、開始~終了までのIPアドレスの範囲を指定
3.リースにアドレスが消えていることを確認。

3.常に同じIPアドレスを割り当てる(例)IP:172.16.0.100)

(前提条件)
・クライアントPCを特定PCとする
・シナリオ2で行った除外設定は元に戻す

<手順>

1.クライアント側のPCのアドレスをもとに戻す。(静的から動的にする、自動取得にする)
2.除外設定も削除しておくこと(アドレスプールから除外されているIPアドレスを右クリックして削除する)
3.固定に必要なクライアント側のMacアドレスを確認する(クライアント側のコマンドプロンプトipconfig/allで確認)
4.DHCPマネージャーの予約をクリックして、そのまま右クリックし「新しい予約」をクリック
5.固定するIPアドレスとMacアドレスを入力して追加
6.クライアント側のコマンドプロンプトで「ipconfig /release」で再構築する。
7.コマンドプロンプトで「ipconfig /renew」でIPアドレスを再取得する
8.表示されたIPアドレスが固定したIPアドレスとなっていれば完了

4.DHCPサーバをもう1台追加して、80/20ルール(IPアドレスの所持比率)で冗長構成にする。

80/20ルール

・・・複数のDHCPサーバが同じスコープにサービスを提供されている場合、80/20設計規則を使用して、アドレスのスコープ配布を分散することができる。2台のDHCPサーバで単一のネットワークとアドレスのスコープ範囲を分散する場合、一般的にアドレスの80%を一方のDHCPサーバで配布し、残りの20%をもう一方のサーバで配布する手法がとられる。

<手順>

1.2台目のDHCPサーバを構築(ネットワークを内部にすることを忘れない)
2.DHCP機能を追加する
3.DHCPサーバ1の予約機能を削除する
4.DHCPサーバ1のスコーププロパティからサーバ1のスコープ範囲を全体の80%とする
(例:172.16.0.1~172.16.0.80となる)
5.Winから右クリックして「すべてのタスク」から再起動をかける
6.DHCPサーバ2で新しいスコープを追加する(アドレスの範囲は20%分とする。例:172.16.0.81~172.16.0.100)※DHCPサーバ1のリース情報が紛らわしいので削除しておくこと
7.クライアントPCでアドレスを開放し、再取得する。(ipconfig /release、ipconfig /renew)
8.クライアントPCでDHCPサーバ2を停止してサーバ1からアドレスを取得できるかテストする。
9.クライアントPCでDHCPサーバ1を停止してサーバ2からアドレスを取得できるかテストする。両方取得できれば完了

片方のDHCPサーバにしかつながらない場合の対処法

1.仮想マシン(DHCPサーバ2)のネットワークアダプターが手順通りの内部ネットワークか
2.仮想マシン(DHCPサーバ2)とクライアントPCは同じネットワークアドレスか
3.仮想マシン(DHCPサーバ2)のIPアドレスは他のサーバやクライアントPC(Windows10仮想マシン)やDHCPスコープと重複していないか
4.DHCPサーバ2のDHCPスコープは上記の範囲内か
5.クライアントPC(Windows10仮想マシン)にてipconfig /releaseでDHCPサーバ1から取得したIPアドレスを解放したことを確認してから、ipconfig /renewでIPアドレスの取得リクエストを実施しているか
6.上記でもNGなら仮想マシンすべての停止と起動やVirtulaBoxを動かしているPCそのもののシャットダウンと起動を実施(これはソフトウェアの不具合・バグの対処として実施)

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