2021-05-31に更新

サーバ入門5 Webサーバのインストールと動作確認

Apache HTTP Server

世界中で最も多く使われているOSSのWebサーバソフトウェア
・信頼性が高い、Webで情報を入手しやすいといった特徴がある。
※Apacheは仕組み上Clok(クライアント1万台問題)を抱えているので、万単位のリクエストを処理するようなWebサーバでは、nginxが使われる。

Apacheのインストール

$su - →    #yum -y install httpd(CentOSではhttpdというパッケージを指定)

Apacheの起動

Windowsと異なり、インストールしてもApache HTTP Serverは起動していない。
#systemctl start httpd(インストールしただけでは起動していない)
#systemctl status httpd(本当に起動したのか状態を確認する)
※ステータスがactiveになっていれば、httpdは起動している。

Apacheを自動起動させる

OSを起動(再起動)したときに自動でApache HTTP Serverを起動させたい場合。
#systemctl enable httpd
#systemctl is-enabled httpd(自動起動が有効か確認)
※is-enabledの結果がenabledになっていれば、httpdは自動起動する。disabledの場合は、自動起動しないことを意味する。

cystemctlコマンド

Linuxの起動処理や、システム管理をコントロールするためのコマンド。サービスの起動や停止の操作する際に欠かせない。
#systemctl [サブコマンド] [サービス名(ユニット名)]

サブコマンド 効果
start 開始する
restart 再起動する
stop 停止する
status 状態を確認する
enable 自動起動を有効にする
disable 自動起動を無効にする
is-enabled 自動起動の状態を確認する
list-unit-files インストールされているユニットを表示する

etc...

ファイアーウォールの設定

以下のコマンドを入力し、外部からサーバへHTTP通信を許可にする。
#firewall-cmd --permanent --add-service=http
#firewall-cmd --reload
#firewall-cmd --list-services
「--list-srvices」でHTTPがリストに追加されたことを確認する。

firewall-cmdコマンド

CentOS7では、ファイアーウォールにfirewalldが採用されている。fairewalldをコマンドで操作できるのが「firewall-cmd
#firewall-cmd [オプション]
※オプション「--permanent」を加えない場合は設定が即時反映されるが、fairealldを起動すると設定が元に戻る

オプション 効果
--add-service=サービス 指定サービスの通信を許可にする
--remove-service=サービス 指定サービスの通信を許可しない
--permanent 永続化を指定※即時反映には--reloadが必須
--reload 設定をリロードする
--list-services 許可されたサービスを確認する
--list-all ゾーンの状態を確認する
--get-services --add-srviceで指定できるサービス名を確認する

etc...

firewalld

・・・LinuxOS用のファイアーウォール管理ツール
・Webサーバにはドキュメントルートと呼ばれる、公開するコンテンツを配置するディレクトリがある。httpdの場合「/var/www/html/」
・Webサーバにファイル名を指定せずにアクセスした場合index.html」という名前のファイルが表示される。

サーバソフトウェアのインストールフロー

パッケージのインストール(yum)

(設定ファイルの編集)(vim)※場合によっては設定しない

サービス起動と確認(systemctl)

サービス自動起動設定と確認(systemctl)

ファイアーウォールの設定(firewall-cmd)

動作確認

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