2021-06-22に投稿

PAT(NAPT)ざっくりまとめ{コマンド集込み}

PAT(Port Address Translation)とは

– 1つのIPアドレスを複数のコンピュータで共有する技術のことで一般的にはNAPT(Network Address Port Translation)、またはIPマスカレードとも呼ばれる。PATはCisco独自の言葉。
– スタティックNATでもダイナミックNATでも、IPアドレスを1対1で変換するので、例えば複数のコンピュータが同時にインターネット接続したいということであれば、グローバルIPアドレスが接続したいコンピュータの台数分必要
– PATではIPアドレスの他にポート番号も動的に変換することでそれぞれのコンピュータの通信をポート番号で識別し、1つのグローバルIPアドレスを共有しながら同時接続することを可能にしている。

まとめると1個のIPアドレスを複数のコンピュータに割り当てられる。ポート番号で識別してる。

コマンド集(手順書)

大体ダイナミックNATの設定と一緒。大きく違うところはアドレスプールの最初と最後を一緒にする点。

【STEP1】内部グローバルアドレスのIPアドレスプールを定義
Router (config)#ip˽nat˽pool˽<IPアドレスプールの名前>˽<先頭のIPアドレス>˽<最後のIPアドレス>˽netmask˽<サブネットマスク>
↑最初と最後のIPアドレスを一緒にする
【STEP2】変換対象となる送信元IPアドレスを標準ACLで定義
Router (config)#access-list˽<リスト番号>˽permit˽<送信元IPアドレス>˽<ワイルドカードマスク>
【STEP3】ACLとIPアドレスプールをひもづける
Router (config)#ip˽nat˽inside˽source˽list˽<アクセスリスト番号>˽pool˽<IPアドレスプール名>˽overload
↑「overload」はもともと過負荷をかけるという意味
ツイッターでシェア
みんなに共有、忘れないようにメモ

tobara

Crieitは誰でも投稿できるサービスです。 是非記事の投稿をお願いします。どんな軽い内容でも投稿できます。

また、「こんな記事が読みたいけど見つからない!」という方は是非記事投稿リクエストボードへ!

有料記事を販売できるようになりました!

こじんまりと作業ログやメモ、進捗を書き残しておきたい方はボード機能をご利用ください。
ボードとは?

コメント