2020-11-04に更新

【Ping】MTUサイズの調査で使うpingのオプション

宛先までフラグメントさせずに転送できる、パケットの最大サイズ(MTU)を調べたい時に便利なpingコマンドのオプションです。

例えば、通信キャリア区間等の途中経路でMTUサイズが小さい機器があるなどして、BGPやOSPF等の通信が確立しない時の調査や、エンドツーエンドのジャンボフレームが疎通するかどうかの確認にもよく利用します。

MTU 1500bytesが宛先まで疎通するか確認する場合

IPヘッダ:20bytes、ICMPヘッダ:8bytesを差し引いた1472bytesのサイズを指定します

macOSの場合

$ ping -D -s パケットサイズ IPアドレス
  • -D DFビットをONするオプション
  • -s パケットサイズの指定オプション

使用例

$ ping -D -s 1472 192.168.0.1

Windowsの場合

使用例

> ping -l 1472 -f 192.168.0.1

Linuxの場合

使用例

$ ping -M do -s 1472 192.168.0.1
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arohajiro

しがない元インフラエンジニアです

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