2021-05-21に投稿

サーバ入門2 Windows Serverの基礎知識

・Windows Serverとは、企業の社員が使っているWindowsPCを管理するために利用されているサーバOS
・Windows10との大きな違いは、クライアントサービスを提供することができる(ファイルサーバやWebサーバのサービスを提供することができる)
・企業向けのOS「WindowsNT3.1」から歴史が始まった
・最新のバージョンは現在、Windows Server2019
・Windows Serverが支持される理由は「Active Directory」が使いやすいため

Active Directory

・・・企業内で稼働している様々なITシステムに対して、アクセス可否を判断するための「認証の基盤」を提供する。ざっくりいうと、社内システムへのアクセス可能な社員、部署、PCを容易に制限することができる。

<ライセンスについて>

1.サーバライセンス

・・・サーバOS(2012R2や2019など)を使うために必要なライセンス、エディションやCPUなどで価格が変動する。

2.クライアントライセンス(CAL)

・・・サーバに接続するクライアントの数だけ必要なライセンス。OSと同様にバージョンがあるので注意。
※WindowsServerを使うには、ライセンスの購入が必須。ライセンスはサーバだけでなく、クライアントの分も購入が必要

<Webサーバについて>

・Webとは、主にインターネットで使われている「ハイパーテキスト」システムのこと。

ハイパーテキスト

・・・世の中に様々な場所に交互に参照できるようにした仕組み。ある文書の中に別の文書への参照(ハイパーリンク)を埋め込むことで、関連する情報を結び付けて即座に参照できるようになっている。
・Webでは「URL(Uniform Resource Locator)」を使って文章を一意に表す。

<URLの書式>

スキーム名://ユーザ名:パスワード@ホスト名:ポート番号/パス

種類 意味
スキーム名 プロトコルを表す名前
ユーザ名:パスワード ユーザ認識情報(省略可能)
ホスト名 サーバのドメイン名かIPアドレス
ポート番号 省略可能
パス 取得したい情報のパス(省略可能)

例:https(スキーム名)://www.microsoft.com(Webサーバ名)/ja-jp/windows-server(パス)
※パスを省略したい場合は一般的にindex.htmlが指定されたとみなすWebサーバが多い。

・コンピュータが通信するときの手順や規格を定めたものを「プロトコル」と呼び、一般的に「TCP/IP(複数のプロトコルの集まり)」というプロトコルが用いられる。
・コンピュータ同士で通信するには、それぞれに「IPアドレス」を割り当て、宛先にIPアドレスを指定して通信する。
・数字の羅列からなるIPアドレスでは、人は覚えにくいので、「www.google.com」のような「ドメイン名」で指定する。そこで16ビット(1~65535)の整数値である「ポート番号」を使って多くのサービスを区別する。
・Webで用いられるプロトコルが「HTTP(Hyper Text Transfer Protcol)」で、HTTPでは、クライアントであるWebブラウザから要求を送り、Webサーバがそれに応じて返答を返す。
・HTTPでは通常、ポート番号80番を使用する。また、HTTPを暗号化して安全に通信する「HTTPS(Hyper Text Transfer Protcol Secure)」もあり、HTTPSでは443番を用いる。現在のインターネットでは、HTTPSのほうがHTTPよりも安全なので一般的に使われている。

Webサーバ

・・・Webサービスを提供するソフトウェアもしくはコンピュータのこと。

IIS(Internet Information Services)
Apache HTTP Server
nginx

・Webサーバの基本機能は、あらかじめファイルとして置いてある文書や画像、音楽、動画などの「静的」な情報を提供すること。しかし、Webサーバの機能はそれだけにとどまらずWebサーバ自身やほかのソフトが作り出す「動的」な情報提供もできる。

デベロッパーツールの起動の仕方(chrome)

Google Chromeを起動し「F12」キーを押せばデベロッパーツールが起動する

DNS(Domain Name System)サーバ

・・・インターネットの世界では、サーバやPCといったコンピュータ同士が通信する場合、通信したい相手の指定通信してきた相手の判別に「IPアドレス」を使う。覚えにくい「IPアドレス」ではなく名前で指定された通信相手のIPアドレスを調べられる仕組みを提供するのがDNSサーバ

DNSの仕組みを電話の世界で例えると

電話帳=DNSサーバ
個人や法人の名前=ホスト名・ドメイン名(FQDN)
電話帳=IPアドレス
※電話も名前だけでは通信ができない電話帳から電話番号を特定しなくては電話はできない

・nslookupというコマンドを使用すれば、IPアドレスをDNSサーバに尋ねることができる。
例:nslookup www.google.com(コマンドプロンプトで使用)
・もし、DNSサーバで障害が起きて使えない状態の時、PCはサーバのIPアドレスがわからないので通信する事ができない。
・DNSサーバの設定が間違って設定されていた場合、本来WebサーバのIPアドレスではないから見たいWebページは表示されない。
・インターネットのDNSは、膨大な数のドメインを効率よく問い合わせるために、階層構造で名前解決を行う。
1度問い合わせしたIPアドレスは一定期間キャッシュDNSサーバに保管される。以降は、キャッシュDNSサーバが直接IPアドレスを返す。(PCやブラウザにもキャッシュ機能がある。)

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