ポートフォリオのつもりで、PHPを独学して作ったECサイトを公開します。これがどの程度のものなのか、客観的な評価を頂けると嬉しいです。リツイートしてもらえるとさらに嬉しいです。トップページからメッセージを送れます。https://t.co/aYuSB4AwFpソースコードhttps://t.co/3PbIx1twII
— スペースマン -宇宙人- (@spaceman_180801) 2018年11月29日
こんなのを見かけたので、勝手に見て勝手にアドバイスします。
通りすがりのプログラマーです。仕事では主にRubyを使っていて、リモートワークな働き方でお金をもらっています。Vue.jsも最近使うようになりました。
でもこんな働き方をするようになったのは40代になってからで、20代の頃は、いわゆるIT派遣の会社から派遣されて夜中までC言語のコードを書く仕事をしていたこともありました。
スペースマンさんのツイートがRTされて流れてきて、「プログラム勉強中っていう人はよくいるけど、コード見てという人はあまりいないので見てみよう」と思ってこの記事を書いています。
もうちょっとわかりやすくいうと、「年取って、若い人になんか言ってみたくなったおっさん」だと思ってもらえばいいと思います。おっさんの説教なんて聞いても役に立たない事が多いので、興味のあるところだけ聞いたら勝手に逃げてくれてOKです。
https://github.com/spaceman2018/OriginalECSitePHP
スペースマンさんのコードを30分眺めてみました。正直いろいろ厳しい感じです。
(実装上の問題)
topPage.phpのinclude位置がおかしいので、出力されるHTMLが不正なものになっている。
htmlタグより前に内容書いちゃだめです。
(機能的な問題)
ユーザーIDがランダムなのはまあいいとして、それをユーザーに覚えておけというのは無理ゲーなので、メールアドレスでログインできるようにしたい
(セキュリティの問題)
xxxxxx(とてもまずいセキュリティ上の問題がありますが、公開で書くとすでに試したユーザーさんが危険にさらされるので、別途DMしますね)
ということで、このサイトが本当にお客さまのサイトとして動いちゃうと大変なことが起きるので、スペースマンさんのプログラムを見て、「この人がいれば仕事を一個任せられるよ!」とはちょっと思えなくて、「やる気ありそうだから、これから教えてあげたら育つかも?」と思う人がいるかなー?くらいのレベルだと思います。
残念ながら、強気で仕事の条件交渉したりできる感じではないです。
でも、そんなに落胆することはないです。ぼく新卒で入社した会社には、授業の演習以外でプログラムを書いたことないです、という人が普通にいました。あの中にスペースマンさんがいれば、たぶんトップクラスに優秀な新人さんだと思います。
理想的な職場としては、・開発ができる・フレックスタイム・服装自由・技術に敏感(枯れた・枯れそうな技術を使い続けない)(・自社サービス・受託開発が良いかなと思っているけど、上の3つ程は重視していない)という感じ。もちろん全てを満たすことはできないだろうけど、高望みですかね?
— スペースマン -宇宙人- (@spaceman_180801) 2018年11月29日
WEB業界は空前の人手不足なので、一通りのことができるレベルの人は上記のような企業を探せる状況にあります。
一方で、フレックスでリモートワークで服装自由で先進的な技術を使うような先進的な企業は、人を雇うことについても先進的なので、日本的な新卒採用とかはあまりやらないところが多いです。中途入社が当たり前、優秀な人だけ来てね、という感じですね。
この状態だと「未経験の人はどこで経験を積んだらいいのか問題」が発生します。
規模が大きな会社の中には新卒採用している会社があるので、応募してみるのは一つの手です(どのページも、今年大学を卒業した人とか書いてないのでとりあえず応募はできるはず)
ただこのあたりの名前の知られている会社は優秀な人がぞくぞく応募するので、今のスペースマンさんの実力だとちょっと厳しいかもしれません...
でも他にも新卒採用している会社はありそうだから、普通に「WEB制作会社 新卒採用」でググって探してみる手もある...?
続き企業の形態としては10社が客先常駐。3社が受託開発だけど、その内2社はHPが(良く言えば)シンプル過ぎるし、更新されていない。言語は客先常駐、受託開発問わずJavaがメインみたい。
— スペースマン -宇宙人- (@spaceman_180801) 2018年11月29日
世の中にWEB開発会社は無数にあります。小さな会社の中には、忙しくて求人してる暇もないわ、という会社もたくさんあります。
「HPが(良く言えば)シンプル過ぎる」会社も、たぶんそんなんじゃないでしょうか。紺屋の白袴という言葉があるように、熱心に仕事をするあまりホームページの更新のことなんてすっかり忘れている会社はよくあります。
社員数人とかの小さな会社になると、広告費も払えないし(求人にはお金かかるんですよ!)、誰かいい人が天から降ってこないかな、と思いながら過ごしている会社が普通にあります。
ということで、「WEB制作会社」ってググって出てくる会社を片っ端から見て、良さそうな会社に片っ端からメールしてみるというのも一つの手です。「こんなサイト作りました。WEB制作会社に入りたいので会ってください」ってメールすれば、何社かに一社くらいは会ってくれると思います。
小さな会社は立派な勤務制度とかまだできていないし、福利厚生とかやってる余裕もないので、そういう意味では、あんまりいい会社とは言えないかもしれません。人手に余裕がないから残業とかありそうだし。
でも、人数が少ないということはいろいろ融通がきくことも多いし、その会社の人とウマが合えば意外と楽しくやっていけることもあります。
なにより、一人で何でもしないといけない場面が多いので、一二年頑張れば、圧倒的に成長できる可能性があります。
スペースマンさんも言われているように、「未経験のタグが外れたら一気に増えたりする」というのは明らかにあります。とりあえず潜り込んで経験を積んで、成長したところで更に条件のいい会社にジャンプするというのはいかがでしょう?
ただしこの方法、失敗するとヤバい企業を引き当ててしまうので、体が危ないと思ったら逃げてくださいね。この業界、履歴書の過去なんて気にしない会社はいっぱいありますから...
ECサイトは、授業かなんかで習ったことを応用して作られたのでしょうか?自力で一個作ってみたのはとてもいいことだと思うのですが、テーマとしては微妙だなあという感じです。仕事で作るものに近すぎるので、どうしても仕事で使うときのことを考えて減点法で見ちゃうのですよね。
おもしろジョークサイトとか、一発アイデア勝負みたいなサイトだと、人はまずそのサイト自体を見てくれるので、もうちょっと前向きな評価をしやすくなるように思います。
ということで、財力やご家庭の状況が許すのであれば、もうちょっと頑張ってなんか作って、Twitterで「こんなん作りました。未経験だけど誰か雇って」っていえば、声かけてくる会社も出てくるかもしれません。
(こんな記事を書いたのも、ぼくが書いた記事がバズってスペースマンさんを見る人が増えたら、そういうことがやりやすくなったりしないかなあ、と考えたのもちょっとあります)
お腹がすいていますという人に、「ジャングルで石を投げたら果物が落ちてくるかもしれません」みたいなアドバイスなので、これもどうかと思うのですが。意外とこれで就職した人がいるんですよね...
コードは駄目だけどいろいろ希望はあるよ!みたいなことを書こうと思っていたのだけれど、失敗して単なるダメ出しになっていたら申し訳ない。
最初にも書いたけど、githubに公開して俺のコードってどうなん?と聞くのはとても面白いと思ったので、うまくいくことを祈っています。
あと、この記事がちょっとくらいバズって、「じゃあおれもアドバイスしちゃろ!」みたいな人が現れるといいんじゃないかなあ。ぼくよりもっとうまい方法を知ってる人とか、いっそ「じゃあ俺が雇おう」みたいな人、いませんか?(ちらっちらっ)
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