【妄想】「お家ネット」を構築したら家族のギクシャクがなくなった件

はじめに

私の実家は、父がX68000を所持していた程度にはコンピューティング体験に恵まれていた環境で、
家にはLANケーブルが張り巡らされていたりしました。

時は経ち、Linuxも比較的とっつきやすいUIになり、容易に入手できる時代です。
更にいうと、素晴らしいWebアプリケーションも容易に入手できるようになりましたね。

全てを自前で構築するのはリスクは伴いますが、家庭でもLANとイントラネットを構築して、
子供たちがコンピューターネットワークを身近に感じられる環境があると良いのではと思い、
CoderDojoで発表する前に、ここで戯言を書いている次第です。

高スペックパソコンは、リビングに1台設置するだけでいいのでは?

まずひとつ提案させてください。

高スペックパソコンは拡張性の高いデスクトップマシンを、リビングに配置しておけば十分なのではないかと、ここ最近感じております。

ましてや昨今、無線技術も飛躍的に進んだため、物理的な距離や配線に悩むことも比較的少ないように思えます。

ここはひとつ、15万円ほどの自作マシンをリビングに配置し、そのパソコンを皆で共有する使い方を行えば、比較的ご家庭の財布の負担も少なく済むと考えます。

Remote Desktop Protocol による簡易シンクライアント運用

最近はVirtual Network Computing(以下:VNC) やRemote Desktop Protocol(以下:RDP) の効率化が図られているためか、Core2Duo / RAM:4GB程度のコンピューターでも、そこまでストレスを感じずにLAN内のコンピューターは操作できます(個人的な感想です)。

なおかつ、IPアドレスが分かっていれば、あとはソフトでつなげるだけなので、結構お手軽にできます。

部屋まで戻るのが面倒くさい(よね?)

しかし実際VNCなどを利用する機会なんてあるのでしょうか。それこそ遠隔地のコンピューターを操作するくらいではないかと思われるかもしれません。

ですが、意外なことにLAN内でVNCやRDPを使ってみると、意外と利点があります。

私の様に、
「テレビの音声をBGMに広いリビングで自室の高性能マシンのリソースを利用してゲーム開発をしたい」
という、一見矛盾した希望が叶います。むしろ叶いました。

そういった観点でも、LAN内PCをリモート操作するというのはとてもコンピューティング体験をより良いものにしてくれる気がします。

ひとつのパソコンをみんなで共有する方法

とはいえ、一つしかないパソコンをみんなで使うことにイメージができない方もいらっしゃるかもしれません。
知られていないのか、はたまた利用用途が思いつかないためか私にはわかりませんが、パソコンの中にアカウントをいくつも作ることができます。

そこは各種パソコンのOS(WindowsとかMac OS Xとか、Linuxディストリビューションとかいろいろ)のユーザー追加方法を調べていただくか、詳しいお友達に聞いたほうが早いです。

念を押して申し上げたいのは、一台のパソコンに複数の人のアカウントを作り、ユーザーごとにできることを制限したり拡張できます。
また、
「この写真ファイルはお母さんには見せづらいけど、お父さんになら見せれる」
ということもできるんです。できるんですよ?!

家族の会話

「家族の間の会話がなくなった」
と悲しんでおりますか?

もしかしたら、みんなテキストチャットに慣れすぎてしまったのでは。

口頭による会話も重要ですが、文字列じゃないと上手に伝えられないこともあると思います。
ということで私は以下の提案をします。

Intranet Relational Chat

「Inernet Relational Chat(以下:IRC)って、そんな古いものを……」
「今どきL()NEとかD()scordで十分だろ」

はい、十分です。むしろ十二分だと思います。

しかし、あえてここは、
「アプリと場所を使い分けることで、気持ちのモードチェンジがしやすいのでは」
と思ったりします。

イントラネットWebページとか掲示板とか

冷蔵庫に磁石で貼り付けたメモでも十分かもしれませんが、
ここに家族内の決まりごととかをちゃんと明記しておくといいのではないかなーと漠然と。

家庭内分散SNS

もういっそのこと、MastodonとかDiasporaのサーバーをイントラネット上に立ててしまったら、独り言を発信しやすいのではと思ってしまっております。

「そうは言ったって、パソコンそんなにホイホイ買えねえよ」

そうですね。パソコンは基本的に高いです。Windows搭載パソコンやMacだったらなおのこと。ということで、

ワンボードマイコン

Raspberry Piなどのマシンを個室や家の拠点に設置すると、超便利な気がします。
RDPでリビングの高性能マシンに繋げれば、ばっちりシンクライアント運用です。

中古パソコン

また、OSのインストールされていない中古パソコンをクライアントにしてしまうのも非常に良い手だと思います。

OSをどうするか

「そうは言ったって、OSなきゃパソコンは動かせないも同然じゃん」
せやなー。

適当にクライアント側はLinuxディストリビューションをインストールしておけば、問題ないのではないじゃないですかね?(てきとー)

サーバーはWindowsにしておけば、RDPで繋げばWindowsが動くよ!(こじつけ)

まとめ

そんな感じで、
「シンクライアントとかLANとか、企業や会社でしか使わないものでしょ?」
という考え方をぶっ壊したかっただけでした。

追伸

もしかしたら挿ポンチ絵を追加するかも。

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まんじゅ(´ん`)

CoderDojo Sapporo/Sapporo East の駄メンターです。 オープンソースソフトウェア・フリーソフトウェアの布教と、それらを使った創作活動の布教をしています。

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