2021-04-23に更新

【Raspberry Pi】APRS I-GATE局をRaspberry PiとUSBワンセグチューナーで構築する その1【アマチュア無線】

APRSとは?

Automatic Position Reporting Systemの略。

最近マイブームとなっているAPRS。
名称の通り自動的に一定間隔で位置情報を送信してくれます。
アマチュア無線の主に144MHz帯が使われていて1200bpsは144.66MHz、9600bpsは144.64MHzを使うという慣習があります。

I-GATE局について

この位置情報をインターネット上に流してgoogleマップに表示させることができます。
ネットと無線のインターフェイスの役割を果たすのがI-GATE局で、ほかにもパケットを中継するデジピーターというものもあります。

従来はWindows PCに専用のソフトを入れて無線機や受信機に繋ぐ必要があったのですが
この方法では消費電力が大きく場所も取りPCも無線機も高価です。
そこで比較的安価で低消費電力なRaspberry PiとUSBワンセグチューナーを利用しI-GATE局を構築します。

用意するもの

  • Raspberry pi       なんでもいいですzeroでも動きます。
  • microSDカード      容量はそんなに大きくなくていいです。
  • ACアダプター      ちゃんと2A以上のものを使いましょう。
  • USBワンセグチューナー RTL2832かそれと同等なチップが積んであるもの
  • 延長USBケーブル    なくてもいいですがラズパイにチューナー直刺しだと
                 精神衛生上よくないので気になる方にはお勧めです。
    SDR
    ↑ワンセグチューナーと同じチップを積み無線受信用にカスタマイズされたUSBドングル。

ソフトウェアのインストール

rtl_sdrのインストール

Raspberry Piのセットアップはほかのサイトを見ていただくとしてこのページでは
ソフトウェアのインストールから説明します。

まずUSBワンセグチューナーを受信機として動作させるためにrtl_sdrというソフトを入れます。

sudo apt-get install rtl_sdr

正しくインストールできたかテストするためにFM放送を聞いてみましょう。
TOKYO FM 80.0MHzを受信する場合。

 rtl_fm  -M wbfm -f 80000000 -g 42 | aplay -r 32k -f S16_LE -t raw -c 1

これでラジオが流れてくればインストールは成功です。

DireWolfのインストール

次にAPRS信号の復調とパケットの転送を行うソフトをインストールします。

 sudo apt-get install direwolf

次回予告

今回はいったんここまで。やる気の糸が切れた
次回はDire Wolfの設定とラズパイを起動したときにDire Wolfとrtl_sdrが自動起動するようにします。

ツイッターでシェア
みんなに共有、忘れないようにメモ

view_list [連載] RaspberryPiとワンセグチューナーを使ったI-GATE局の構築
第1回 【Raspberry Pi】APRS I-GATE局をRaspberry PiとUSBワンセグチューナーで構築する その1【アマチュア無線】

MSK

社会人1年目 ITエンジニア修行中... 趣味はアマチュア無線、鉄道関係なんでも、Dance Evolution Arcadeで踊ること

Crieitは誰でも投稿できるサービスです。 是非記事の投稿をお願いします。どんな軽い内容でも投稿できます。

また、「こんな記事が読みたいけど見つからない!」という方は是非記事投稿リクエストボードへ!

有料記事を販売できるようになりました!

こじんまりと作業ログやメモ、進捗を書き残しておきたい方はボード機能をご利用ください。
ボードとは?

コメント