2021-05-19に更新

仮想化基礎知識 ざっくりまとめ

仮想化とは

CPUのリソースが余っているサーバの内部で仮想的なサーバを複数作成してリソースの有効活用すること。
物理的には一個のサーバだけど中に複数のサーバがあるイメージ

仮想化の技術用語

仮想化ソフトウェア

CPUやマザボといったハードウェアを再現したもの(仮想ハードウェア)。
別名エミュレータ

仮想ホスト or ホスト

仮想マシンを動かすために必要な「仮想化ソフトウェア」を動かすコンピュータ
行っちゃえば今目の前にある自分のPCで仮想マシンを動かしてたらそのPCは仮想ホスト

仮想マシンorホスト

ソフトウェアで再現されたハードウェア。物理コンピュータと同じように動く。
3次元のパソコンの中にある2次元のパソコンのこと

仮想化のメリット

1.リソースが有効活用できる(リソースがある限り何個も仮想マシンが作れる)
2.省コスト(安いハードを複数買うより高いハード買ってその中に仮想化ソフトウェア作ったほうが省コスト)
3.ビジネス(システム開発)のスピードが向上(いちいち設置とかしなくて済む)
4.スナップショットが使える(今現在の仮想マシンの状態を丸ごと保存できる機能。セーブ機能)

仮想化のデメリット

1.性能は物理より悪くなる(仮想ホストの性能ありき)
2.仮想ホスト障害時の影響が大きい(冗長化必須

仮想マシンに使われている技術3選

ホストOS型

既存のOSにインストールした仮想化ソフトウェアで仮想ハードウェアを作成するタイプ
手軽だけどホストのOSを経由して仮想マシンが物理ハードウェアにアクセスするため性能はいまいち
(仮想化ソフトウェアのアプリを使って環境を作ってPCの中に二次元のPCが入ってる感じ)
代表的な製品
- Oracle VirtualBox
- VMware Player
- Parallels Desktop
-

ハイパーバイザ型

物理ハードウェア上で直接、ハイパーバイザと呼ばれる仮想化ソフトウェアを動作させ仮想ハードウェアを作成するタイプ
物理ハードウェアにハイパーバイザ対応OSをインストールする必要がある。
仮想マシンが物理ハードウェアにアクセスするのにホストのOSを経由しないので、ホストOS型と⽐較して仮想マシンの性能低下が抑えられ、⾼速化している。(ハードウェア上で完結している)
代表的な製品
- VMware ESXi
- Hyper-V, Xen(Xen Server)
- Linux KVM

コンテナ型

物理マシンをエミュレーションしないのが特徴で、コンテナと呼ばれる、アプリケーションの実⾏環境を作成するタイプ
仮想ハードウェア」と「ゲストOS」が不要の為、すぐに環境を構築でき、オーバーヘッド(負荷)も少ないのでハイパーバイザより⾼速。(コンテナってアプリだけで完結している)
代表的な製品
-** Docker**
- Windows Serverコンテナ

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