個人で開発・運用しているチートシートの共有サービス「Hacker Sheet」の方針を大きく変更した理由についての記事です。
シンプルを目指してたのに、シンプルとは違う方向に向かっていたという話です。
Hacker Sheet では元々はひとつのチートシートに記述できる要素をかなり少なめに制限していました。
そうすることで、一覧表示するときにすべての要素を表示でき、詳細ページに遷移する必要がなくなり、これには、タップの手間が一つ減るという利点がありました。
小さなチートシートを必要なものだけ組み合わせてカスタマイズする、といった使い方も想定していました。誰かが作ったチートシートを組み合わせることで、自分で一から作成する手間を省くこともできます。
このために、ボードという、チートシートをまとめる機能を実装していました。
しかし、しばらく使ってみて、小さなチートシートという方針を変更することにしました。
例えば、今では、Gitに関するチートシートはリンク先のようになっています。昔はこのようなページを作る場合、「Git」というボードに「Gitのユーザー設定」「Gitのローカルリポジトリ作成」というチートシートを追加していくという方法になっていました。
このように、チートシートを作るとなると、ある程度の要素数になるため、ボードを使うことが多くなってしまいました。
結局、ボードを作成して、チートシートを作成してボードに追加して、チートシートに要素を追加して、と編集の手間が増えるだけになってしまいました。これは、利用者がチートシートを作ろうとしたとき、イメージしづらいという点でも良くありません。
なんとなく予想できそうな気がしますが、実際に動くものを触ってみないとわからないものです😢
そして、ボード機能は廃止して、チートシートに追加できる要素数を増やし、今の形に落ち着きました。
スマホでの編集をできる限り簡略化するため「小さなチートシートを組み合わせてカスタマイズ」という考え方は形にしたいと思っていて、「クリップ」という機能を作りました。
チートシートの要素だけを一時的に保存して、そこから別のチートシートに追加できる機能です。
この機能もしばらく使ってみてから、より良い形になっていけば良いと思います。
おしまい。
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