2021-07-10に投稿

STP(スパニングツリー)のポートの決め方

スパニングツリーとは

STP(Spanning Tree Protocol)とは
レイヤー2のネットワークで、円形に繋がれた状態だとトラフィックが永遠にぐるぐる周り続けます。
(たとえば、ARPリクエストをブロードキャストした時など)

いわゆる、ブロードキャストストームの状態。
そうなると、スイッチが落ちる可能性も。。。

なので、それを防ぐために、STPではどこかのポートでブロックしておく。という役割をしています。

ポートを決める方法

1. BPDUをマルチキャスト(0180.C200.0000)で送信

ブリッジプロトコルデータユニットの略。
目的は、ルートブリッジや、ブロッキングするポートを決めるための情報共有。
その中には、ブリッジIDやパスコストも含みます。

ブリッジIDとは、
ブリッジプライオリティ(自分で設定可能)の2バイトと、MACアドレスの6バイト
で構成

パスコストは、帯域幅で決定されます

帯域幅 コスト
10G 2
1G 4
100M 19
10M 100
2. ルートブリッジの選出

送られてきたBPDUから、ブリッジIDを比較します。
それが一番小さい人がルートブリッジ。

3. ルートブリッジの指定ポート(DP)の選出

ルートブリッジは全て指定ポートになります。

4. ルートポート(RP)の選出

ルートポートは、ルートじゃないスイッチなら必ず1つは持ってます。一番ルートブリッジに近いポート、(つまり、そこに至るまでのパスコストが一番小さいポート)がルートポートになります。

3. その他指定ポート(DP)の選出

指定ポートは、各リンクに1つはあります。
各リンクにおいて、一番ルート側にあるポートが指定ポートになります。

  1. パスコスト
  2. 送信元ブリッジID(ブリッジプライオリティー+MACアドレス)
  3. 送信元ポートID (IFプライオリティー+ポート番号)

という優先順位で決定します

4. 非指定ポート(BP)の選出

どちらにもならなかったのが、ブロッキングポートになります

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skyms

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