タイトルはまんま逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)のパクリですが、内容としては、個人開発者がTwitterにハマるのは宣伝効果が大きいぞというものです。(ツイ廃とは、Twitter廃人の略で、ツイッターにハマりまくってやばい人を言います)
個人開発者のネック(弱点)になるのが、宣伝です。特にスマホアプリと比べてもWebサービスの宣伝は難しいです。
企業と異なり、当たるかどうかわからない状態のサービスに大きな金額の宣伝費を投入する個人開発者は少ないと思います。
その場合、個人開発者が取れる宣伝手段は限られていて、個人のブログやSNS(Twitter、Facebook、note、インスタグラムなど)になります。
そこで今回は、Twitterの宣伝効果について考えてみます。
Twitterの魅力は、140文字という制限によって簡単に投稿できることと、リツイート機能によって、多くのTwitterユーザーに自分の投稿が拡散する、その高い拡散性にあります。
インターネット上で急速に話題になることを示す「バズる」という言葉がありますが、Twitterではバズるツイートになれば数万リツイートされます。
では、実際、Twitterがどのくらい宣伝力があるかですが、私が運営しているWebサービス「メモや日記ついでに英語学習」のデータからみてみます。
Twitterには固定ツイートという機能があり、自分のアカウントページの呟きの一番最初に特定のツイートを固定することができます。
私は以下のツイートを固定しています。
新サービス作りました。その名も「メモや日記ついでに英語学習」もし自分のメモや日記が、書いたついでに英語に翻訳されて単語帳みたいになったら、その英語の文章は他の例文より覚えやすそうだなと思って作りました。英語学習にお役立てください。https://t.co/uBl9lueCL8
— かとのぼ (@katonobo1) October 5, 2019
こちらのツイートは、10月5日に固定したツイートで、11月26日現在で50日ほど経過しています。
Twitterにはツイートアナリティクスという機能があり、投稿の分析データを確認することができます。
インプレッションは、他のTwitterユーザーがこのツイートを見た回数
エンゲージメント総数は、ツイートを見たユーザーの中で、何かしらアクションをした回数です。
つまり、この固定ツイートで、2万6000人が私のWebサービスの宣伝と接触し、実際に1229人は反応をしたということです。
さらに具体的なデータを掲載します。
エンゲージメントの詳細がここで確認できます。
今回の場合、特に大事なデータは「リンクのクリック数」です。
数字は613でした。
この固定ツイートによって613人のユーザーが「メモや日記ついでに英語学習」に訪問したことになります。
次にTwitterの宣伝広告費から、この固定ツイートの価値について考えています。
Twitterは、企業はもちろん、個人でも広告を打つことができます。
広告費はオークション形式で、自分で値段設定を行うことが可能です。
広告のタイプはいくつかあり、フォローユーザーが増やす、ツイートのエンゲージメント数を獲得するなど目的に合わせて選びます。
今回考えるのは固定ツイートの価値ですから、もしこの固定ツイートと同じ効果を獲得するには、どれくらいの予算が必要だったかということです。
私が実際に広告を打って調べるのがスジですが、今回は他の広告を打った人の経験から推測します。
参考にさせていただいた以下の三つの記事は、Twitter広告を出した方のものです。
個人でTwitter広告を配信してみた。その過程と体感。|codie/マーケター|note
特に以下の記事が参考になります。
Twitter広告で2万円無駄遣いしてURLクリック単価を625円から5円まで下げた話
要約すると、
上手く拡散できるかどうかで単価は相当変動する。
URLクリック単価は、すごく上手くやると1クリック30円程度
ということがわかりました。
つまり、私の固定ツイートは、613人がURLクリックをしてくれたので、
613 x 30 = 18,390
正規にTwitterに広告を出したら、18,390円相当かかったはずだったということです。
URLリンクをクリックしてもらうのに、本当なら30円程度かかるのが、自分で呟けばタダですから、これは個人開発者にとっては良い宣伝方法になる訳です。
最後に、ここまで分析的なこと言っておいて「おい!」って感じですが、そもそもTwitterが楽しくないとずっとTwitterを続けるなんてできないですし、宣伝するためだけにTwitterするんじゃ、数多く存在する個人を装った企業アカウントみたいになって面白くないですよね笑
ということで、最初のタイトル通り、Twitterにハマっても個人開発には少なくとも悪い影響は他の人より少ないかもよ?むしろ役に立つかもよ?という結論でした。
ちなみに…ということは逆にですよ?
「Twitterにハマりすぎて時間溶ける…人生やばい…」
と思っているそこあなた!
個人開発でWebサービスを作っちゃえば、「これは将来の宣伝にためになるんだ…そうだ…だから良いんだ!」というTwitterをやりまくる心の免罪符になりますから、個人開発、とてもオススメですよ(!?)
終わり。
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