2019-04-20に更新

141人に聞いた!みんなの個人開発事情 #個人開発がやりたくなる本

『個人開発がやりたくなる本 ~クリエイター13人の実録エッセイ~』の一部を無料公開したものとなります。
興味を持ってくださった方は、ぜひ上記書籍をお買い求めください!

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141人に聞いた!みんなの個人開発事情

個人開発者は「個人」で活動しているためか、実態がナゾに包まれています……。
そんな個人開発にまつわるアレコレを、赤裸々に回答してもらいました!

  • 回答人数:141人(すべて任意回答なので、設問によって回答人数が異なります)
  • 集計期間:2019年2月5日(火)〜2019年2月15日(金)
  • 集計方法:Googleフォーム(主にSNSで募集)

Q1. どんなサービスをつくりましたか?(複数回答可)

Webサービスが5割、スマホアプリが約4割、デスクトップアプリが約1割となりました。
その他ではChrome ExtentionやSlack App、LINE bot、組み込みシステムなどの回答がありました。

どんなサービスをつくりましたか.png

Q2. つくったサービスの種類はなんですか?(複数回答可)

ツール系が最も多く、約半分を占めています。
1つの機能に特化したツールを作れば開発コストが少なくて済むため、個人開発には向いているのかもしれません。

つくったサービスの種類はなんですか.png

Q3. いくつサービスをつくりましたか?

1つのサービスをじっくり育てるか、次々と新しいサービスを開発するか、開発者によってスタンスが分かれるようです。

いくつサービスをつくりましたか.png

Q4. サービスのリリースまでにかかった期間はどれくらいですか?

最多は1〜3ヶ月で、次点が1ヶ月でした。
スピード感を持って個人開発を進めるのがリリースするためのコツと言えそうです。
一方で、半年以上かけて開発しているという人も2割いました。
「諦めなければいつか完成する」スタンスでコツコツ開発を続けていくのも大切ですね。

サービスのリリースまでにかかった期間はどれくらいですか.png

Q5. 利用技術(言語、フレームワーク、DB、サーバなど)を教えてください

プログラミング言語では、リッチな画面を作れるJavaScript、WEB開発向きのPHPやRuby、iOSアプリに欠かせないSwiftが人気となりました。
その他の回答はElixir、Java (Android native)、Perl、Visual Basicがありました。

言語 回答数
JavaScript 39
PHP 33
Ruby 30
Swift 15
Java 14
C# 10
C++、 Golang 6
Objective-C 5
Kotlin、Python、TypeScript 4
Scala 3
Unity C#、Node.js 2
その他 4

フレームワークでは、Webサービスをサクっと作れるRuby on Rails(Ruby)、Vue.js(JavaScript)、Laravel(PHP)が人気のようです。
その他の回答にはElectron、Cordova、Ionic、Phoenix、Sinatra、Express、AngularJSがありました。

フレームワーク 回答数
Ruby on Rails 26
Vue.js 24
Laravel 20
Nuxt.js 9
CakePHP、Django 7
Flask 6
Spring Boot 5
Bootstrap、Gatsby 3
Qt、React Native、Riot.js 2
その他 5

サーバでは、WEBサービスやモバイルアプリ開発に便利なFirebaseが1位に。
AWS、Heroku、VPS(さくら・Conoha・DigitalOcean)といった回答も多かったです。

サーバ 回答
Firebase 19
AWS 18
Heroku 17
VPS 16
GCP 8
Netlify 4
その他(S3単体利用、Cloudflare) 2

データベースでは、MySQLが1位(40票)、PostgreSQLとSQLiteが2位(12票)となりました。
他にはMariaDB、Redis、MongoDBといった回答がありました。

ライブラリでは、Retrofit、Dagger2、JSoup、RxAndroid、RxJavaなどモバイルアプリ関連の回答が見受けられました。
ActiveRecord(RubyのORマッパー)やChainer(機械学習)という回答もありました。

また、CMSを活用する人もいるようです。
WordPress、concrete5、Contentful、Tumblrという回答がありました。
Gatsbyなどの静的サイトジェネレータも挙がりました。

Q6. プログラミング歴はどのくらいですか?

10年以上が3割を占める一方で、プログラミング歴0年〜3年の人も3割を占めています。
個人開発を始めるのに、「自分にはまだ技術力がないから……」と怖気付く必要はありません!
今の自分が作れるサービスをまずは考えてみてはいかがでしょうか?

プログラミング歴はどのくらいですか.png

Q7. 個人開発サービスの運営歴はどのくらいですか?

1年未満が4割以上の一方で、10年以上サービス運営を続けている猛者が5.9%という結果になりました。
まだこれからという人も、長く続けている人も、同じように楽しめるのが個人開発の魅力ですね。

個人開発サービスの運営歴はどのくらいですか.png

Q8. 最大の月間PV(ページビュー)はどれくらいですか?

約半分はひっそりと運営されているようです。
集客の難しさを体現する結果と言えるかもしれません……。
一方で、月間PV100万以上!というツワモノも6%いるとのことでした。

最大の月間PV(ページビュー)はどれくらいですか.png

Q9. 最大の月間UU(ユニークユーザー)はどれくらいですか?

ユニークユーザー数は5000人未満が65%と最多に。
個人開発をする場合は、まずは自分の身の回りの人に届けることを考えた方がよさそうです。
一方で、回答の1.5%では100万人以上のユーザーに使われているとのことです。
そう考えると夢がありますね。

最大の月間UU(ユニークユーザー)はどれくらいですか.png

Q10. 個人開発で月にどれくらいの売上がありますか?

約2人に1人はマネタイズの仕組みを持っていないようです。
売上があるケースだと、月1万円未満・1万円以上が半々となっております。
ネット上では「○千万稼いだ!」という武勇伝が目立ちますが、過度に期待せず「お小遣い程度でも入ってくればラッキー」と考えるのが大事そうです。
ダメ元でも続けていれば、だんだんとお小遣いの規模が増えていくかも……?

個人開発で月にどれくらいの売上がありますか.png

Q11. 個人開発をはじめた理由はなんですか?(複数回答可)

「こんなサービスがあったら便利なのでは?楽しいのでは?」といったアイデアを実現するために個人開発を始めた人が最多となりました。
「技術の学習・実践のため」が第2位、「なんとなく楽しいから」が第3位と僅差で並んでいます。
「その他」では「他の人の役に立ちたいから」「自己実現のため」といった回答がありました。

個人開発をはじめた理由はなんですか.png

Q12. 個人開発をやっていてよかったことはありますか?(複数回答可)

1位は「技術力が身についた」でした。
個人開発を始めたときは「自分の技術力を伸ばそう」と意識していなかった人も、開発を続けるうちにスキルが身につくようです。
「楽しみが増えた」という人も98名おり、個人開発が毎日の生活に彩りを与えてくれている様子が伺えます!

個人開発をやっていてよかったことはありますか.png

Q13. あなたにとって個人開発とは何ですか?

あなたにとって個人開発とは何ですか.png


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