『個人開発がやりたくなる本 ~クリエイター13人の実録エッセイ~』の一部を無料公開したものとなります。
興味を持ってくださった方は、ぜひ上記書籍をお買い求めください!
個人開発者は「個人」で活動しているためか、実態がナゾに包まれています……。
そんな個人開発にまつわるアレコレを、赤裸々に回答してもらいました!
Webサービスが5割、スマホアプリが約4割、デスクトップアプリが約1割となりました。
その他ではChrome ExtentionやSlack App、LINE bot、組み込みシステムなどの回答がありました。
ツール系が最も多く、約半分を占めています。
1つの機能に特化したツールを作れば開発コストが少なくて済むため、個人開発には向いているのかもしれません。
1つのサービスをじっくり育てるか、次々と新しいサービスを開発するか、開発者によってスタンスが分かれるようです。
最多は1〜3ヶ月で、次点が1ヶ月でした。
スピード感を持って個人開発を進めるのがリリースするためのコツと言えそうです。
一方で、半年以上かけて開発しているという人も2割いました。
「諦めなければいつか完成する」スタンスでコツコツ開発を続けていくのも大切ですね。
プログラミング言語では、リッチな画面を作れるJavaScript、WEB開発向きのPHPやRuby、iOSアプリに欠かせないSwiftが人気となりました。
その他の回答はElixir、Java (Android native)、Perl、Visual Basicがありました。
言語 | 回答数 |
---|---|
JavaScript | 39 |
PHP | 33 |
Ruby | 30 |
Swift | 15 |
Java | 14 |
C# | 10 |
C++、 Golang | 6 |
Objective-C | 5 |
Kotlin、Python、TypeScript | 4 |
Scala | 3 |
Unity C#、Node.js | 2 |
その他 | 4 |
フレームワークでは、Webサービスをサクっと作れるRuby on Rails(Ruby)、Vue.js(JavaScript)、Laravel(PHP)が人気のようです。
その他の回答にはElectron、Cordova、Ionic、Phoenix、Sinatra、Express、AngularJSがありました。
フレームワーク | 回答数 |
---|---|
Ruby on Rails | 26 |
Vue.js | 24 |
Laravel | 20 |
Nuxt.js | 9 |
CakePHP、Django | 7 |
Flask | 6 |
Spring Boot | 5 |
Bootstrap、Gatsby | 3 |
Qt、React Native、Riot.js | 2 |
その他 | 5 |
サーバでは、WEBサービスやモバイルアプリ開発に便利なFirebaseが1位に。
AWS、Heroku、VPS(さくら・Conoha・DigitalOcean)といった回答も多かったです。
サーバ | 回答 |
---|---|
Firebase | 19 |
AWS | 18 |
Heroku | 17 |
VPS | 16 |
GCP | 8 |
Netlify | 4 |
その他(S3単体利用、Cloudflare) | 2 |
データベースでは、MySQLが1位(40票)、PostgreSQLとSQLiteが2位(12票)となりました。
他にはMariaDB、Redis、MongoDBといった回答がありました。
ライブラリでは、Retrofit、Dagger2、JSoup、RxAndroid、RxJavaなどモバイルアプリ関連の回答が見受けられました。
ActiveRecord(RubyのORマッパー)やChainer(機械学習)という回答もありました。
また、CMSを活用する人もいるようです。
WordPress、concrete5、Contentful、Tumblrという回答がありました。
Gatsbyなどの静的サイトジェネレータも挙がりました。
10年以上が3割を占める一方で、プログラミング歴0年〜3年の人も3割を占めています。
個人開発を始めるのに、「自分にはまだ技術力がないから……」と怖気付く必要はありません!
今の自分が作れるサービスをまずは考えてみてはいかがでしょうか?
1年未満が4割以上の一方で、10年以上サービス運営を続けている猛者が5.9%という結果になりました。
まだこれからという人も、長く続けている人も、同じように楽しめるのが個人開発の魅力ですね。
約半分はひっそりと運営されているようです。
集客の難しさを体現する結果と言えるかもしれません……。
一方で、月間PV100万以上!というツワモノも6%いるとのことでした。
ユニークユーザー数は5000人未満が65%と最多に。
個人開発をする場合は、まずは自分の身の回りの人に届けることを考えた方がよさそうです。
一方で、回答の1.5%では100万人以上のユーザーに使われているとのことです。
そう考えると夢がありますね。
約2人に1人はマネタイズの仕組みを持っていないようです。
売上があるケースだと、月1万円未満・1万円以上が半々となっております。
ネット上では「○千万稼いだ!」という武勇伝が目立ちますが、過度に期待せず「お小遣い程度でも入ってくればラッキー」と考えるのが大事そうです。
ダメ元でも続けていれば、だんだんとお小遣いの規模が増えていくかも……?
「こんなサービスがあったら便利なのでは?楽しいのでは?」といったアイデアを実現するために個人開発を始めた人が最多となりました。
「技術の学習・実践のため」が第2位、「なんとなく楽しいから」が第3位と僅差で並んでいます。
「その他」では「他の人の役に立ちたいから」「自己実現のため」といった回答がありました。
1位は「技術力が身についた」でした。
個人開発を始めたときは「自分の技術力を伸ばそう」と意識していなかった人も、開発を続けるうちにスキルが身につくようです。
「楽しみが増えた」という人も98名おり、個人開発が毎日の生活に彩りを与えてくれている様子が伺えます!
『個人開発がやりたくなる本 ~クリエイター13人の実録エッセイ~』の一部を無料公開したものとなります。
興味を持ってくださった方は、ぜひ上記書籍をお買い求めください!
Crieitは誰でも投稿できるサービスです。 是非記事の投稿をお願いします。どんな軽い内容でも投稿できます。
また、「こんな記事が読みたいけど見つからない!」という方は是非記事投稿リクエストボードへ!
こじんまりと作業ログやメモ、進捗を書き残しておきたい方はボード機能をご利用ください。
ボードとは?
コメント