人は日々面倒くささと付き合って生活している。面倒くささというのはあらゆる場面につきまとってくる。
例えば「よし、今日はあれを頑張ろう!」と思っても、ふと面倒になって「結局今日あれやってないや……」となる。
だから人間は色々と自己マネージメントを考えてそれに対処しようとする。毎日同じ時刻にアラームをすることでリズムを作ってやり遂げようとしたり、時間を短く区切ってその中で何かやることでやる気のリズムをコントロールしたり、様々な手法があみだされ続けており、みんななんとかそれで面倒くささを克服して何かをやろうと頑張っている。
しかし、それでもなおどの場面にも最後に現れるのは必ず面倒くささ。どんなに色々をコントロールしようとしても、必ず最後の砦としてそれが待っている。人間は決して面倒臭さから逃れることはできない。だからこそ克服のためのアイデアが必要とされて次々と生まれていくのだろう。人間って大変。
しかし、逆に面倒くささを利用して生活をスムーズに進める事もできたりする。
例えば整理整頓が好きな人はいると思う。整理するのはとても良いことだ。しかし軽はずみに物事を整理するととんでもないことになる場合もある。例えば家に届いた郵送物の中に書類があり、書いてどこかに送らなければならない場合があったとする。とりあえず今はやらないからまたあとでやろう、と整理して片付けておく。
すると。忘れる。期日を過ぎても書いておらず、郵送もしてないという状況が発生する。これはわりとあり得る。僕自身も経験したことがある。
ではどうするのかというと、ここで面倒くささを利用する。実際にどうするのかというと、片付けない。具体的には、普段使うダイニングテーブルのど真ん中に、邪魔になるようにおいておいたりする。すると絶対に気づくことができ、忘れずに処理することができる。あえて放置することもできるが、それは面倒くさい。食事するときもそれを避けたり、汚さないように気をつけて食べなければならないため非常に面倒くさい。もう面倒くさいな、誰なんだよこんなところに置いたの! となる。その面倒くささはなんとしても避けたいと感じる。
もちろん無意味に邪魔に置いておいても邪魔すぎて整理してしまう可能性もあるため、例えば絶対にすぐ処理するであろうタイミングで見かける位置に置いたりすると良いだろう。例えばPCの前とか、かばんの前とか。
そのようにしてわざと汚すような形で邪魔になるように置くことで忘れずに物事を処理する事ができる。面倒くささはこういう時に便利。
同じように、PCのディスプレイに忘れてはならない内容の付箋をたくさん貼ったりしている人や、扉の前に忘れてはならないことを書いている人もいるが、あれもわりと怪しい。いつの間にか風景になってしまって無意識のうちに見なくなってしまう。そしてある日トラブルを起こすことになる。
だからもう付箋も画面に貼っておくとよいだろう。もしくはキーボードにバンと置いておくとか。扉の場合も扉に貼るのではなくドアノブに貼っておくと良いだろう。とにかくじゃまになり、放置するのが面倒になるようにあらかじめしむけておく。これで絶対忘れない。
面倒くささは絶対に逃れられないうえに頻繁に向き合わなければならないものなので、せっかくだしうまく利用していきたいところだ。
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