技術系の何かしらの事を投稿できるサービスを作ってみて思ったことは、記事の投稿サービスというのはベースとなる部分は記事を投稿して表示するというだけのため、非常にシンプル。ただ、その上に何を作っていくかということになると、作る人の思惑や方向性によって全然違うものになる気がする。
Crieitを開発してちょこちょこと機能追加等を重ねる上で色々と考えることがあったので大雑把に書いてみる。(オチも流れもない)
例えばQiitaであれば恐らく方針としては、何かプログラミングをしている時に困り、それについて調べようと思い検索した時に有用な情報が引っかかるようにする、というところを目指している、というところが一番近いのではないかと勝手に感じている。事実僕自身何度もそれを経験し助けられている。
だからこそそれに沿ったコミュニティガイドラインを定めることでサービス全体としてぶれないようにしているのだと思うし、一ユーザーとしてもそれについては違和感もないし素晴らしいと思う。
その上でCrieitを作成したのだが、方針としてはQiitaで書きにくいところを書けるようにした、というところで、それ自体は多少なりともやはり需要はあるのではないかと感じている。
その後Qrunchも登場した。方針としては当サービスと似ている部分はある。とはいえうちと全く同じ方針かというとやはり全然違うように感じている。あちらは自分のスペースというところを重視しているので、ログ機能やはてブのような機能もあり、技術に興味のあるユーザーの求めるものの多くを用意してあげようという考え方が見られる。
この流れは非常に良いと思っている。というのも、Qiitaに対してやはり不満を持っている人はいるだろうし、それでCrieitを使っても物足りない人もいるだろうし、この流れは延々と繰り返されるべきだと思っている。(そもそもその前にもはてなブログがあったり、noteがあったりという前提がやはりあり、色々な流れの元に続いている流れだと思う)
個人的には他にも「ポエム専用記事投稿サービス」や、「技術メモ専用サービス」、「ポートフォリオ専用サービス」、「有料記事専用サービス」、「フロントエンド記事専用サービス」、「バックエンド記事専用サービス」等、考え始めるとキリがないくらいかなり多くのジャンルの記事投稿サービスを作ることができる。
しかもこれはどれもある程度需要はあり、利用者も集まるのではないかと感じている。書く方としても読む方としても。(むしろなんで無いんだろ、と困っている人も一定数いるのではないだろうか)
そのため、絶対的にこういったサービスを作る開発者が足りない状況なのではないかと思っている。ただ、こういうのはやはりそんな簡単に作って運営できるようなものではないので、やはりこういったものが増えるのは個人開発者の手にかかっているのではないかと思う。
また、そもそもこういったジャンルというか、大まかな方針の部分だけに違いが出てくるわけではない。細かく実装する機能についても開発者それぞれの違いがあるように思う。
例えばQiitaであれば必要な機能をしっかり用意し、且つ不必要な機能を無駄に付けたりはしない、というイメージがあるし、うちのような個人開発であれば逆にそれを利用して大手は作らなそうな機能を実装してみたりすることができるし、それによって大手以上に意味のある機能がそのうち生み出される可能性もある。Qrunchのログ機能などは他には同じものがないので、かなり使われているように見える。
これも個人開発であれば色々それぞれ特色のあるものを作ることができるということで自由度が多いし、ユーザー側としても見ていて興味深い部分があると思う。
僕自身色々とこういったサービスが出てくると面白そうなので見てみたいと思うし、ベースがシンプルな分色々と独自に面白い機能を考えて実装していくという楽しみが多い。
もちろん個人開発であれば色々なサービスを作っていくのも面白いが、みんな一つはそういうサービスを作ってみると面白いのでは…と感じている。
ちなみにこれは記事投稿サービスだけに言えることではなく他のジャンルのサービスにもすべて当てはまることではある。技術系記事投稿サービス以外で他にもこういった方針が微妙に違うサービスが不足しているものというのは結構あると思うので、目を凝らしてみると面白いかもしれない。
唐突に終わり。
Crieitは誰でも投稿できるサービスです。 是非記事の投稿をお願いします。どんな軽い内容でも投稿できます。
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